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生活保護者の集いコミュの「生理の貧困」日本国内に潜む問題、生理用品マイスターの切実な訴えとは?

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https://news.yahoo.co.jp/articles/bb765beee24720d373eeabf72fcac82898ef1190

ここ最近、日本でも「生理の貧困」が取り上げられること増えてきた。生理の貧困とネットで検索してみると、2次検索で上位に表示されるのが<違和感><意味不明><嘘>という言葉だ。

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「日本では生理の貧困などない」「どうせ海外だけ」という意見も多いが、生理の貧困には「親が生理用品を買ってくれない」や「パートナーが生理用品を使わせてくれない」といったネグレクトやDVの問題が潜んでいるケースもある。

 北海道で雑貨屋を営みながら、生理用品無料配布プロジェクトに取り組み、生理用品マイスターという肩書きでTikTokやツイッターなどで生理と生理用品についての情報発信中の佐々木絵美さんに話を聞いた。

■貧困という言葉だけで片付けられない問題

「『生理用品を必要とする人みんなが当たり前に無料で使える社会に』をコンセプトに、2021年3月から、生理用品の寄付を集めて誰でも無料で持って行ってもらえる場所を広げる活動【生理用品無料配布プロジェクト】を続けています。過去に親に生理用品を購入してもらえず、『今、同じ境遇にある人に渡してください』と寄付してくださる方がたくさんいます。現在、小学校から大学、DVシェルターや自立援助ホーム、海外からの技能実習生にもお届けしていますが、『今まで誰にも言えなかった』『自治体に言えないけど貴方になら言える』という声が連日届きます。

 裕福な家庭環境なのに『生理が汚らわしい』と罵られて困っている人もいました。単純に貧困という言葉だけで片付けられない問題が潜んでいます。また父子家庭等で自分のお小遣いで生理用品を購入しているものの、お金が全く足りないとか、足りないことを話すことが出来ないという状況の子供もいます。皆様が想像している貧困と実態が全く違うことをわかって欲しい。ようやく今、声が出せる雰囲気になりつつあります。しかし、自治体が何度か無料の生理用品を配布したからといって、この問題は終わりません。それくらい根深い問題だと思っています」

生理用品はポケットティッシュではない
活動で配布している生理用品(提供写真)

 佐々木さんは活動を続ける中で直面している問題があるという。

「生理用品を配布する中で、一番多い意見が『ひとりの人が20〜30個持って帰っている』というもの。しかし、生理週間で必要なナプキンの数は人それぞれ違います。ポケットティッシュの様に『1個、2個で我慢しなさい』と見えない圧をかけている方々がいますが、根本的に数の問題ではないことを理解していただきたいと思います。ただ、中にはラッキーと本当に困ってない方が無料の生理用品を持ち帰っていることがあるのも事実なので、それを今後の課題としています」

 生理の貧困問題に対し、「安い生理用品を使えばいい」という意見もよく目にする。しかし、先ほどの佐々木さんの指摘にもあったように、人によって生理時の経血量も期間も全く違う。筆者はとても量が多く、本当は安い羽根なしナプキンを買いたいが、羽つきじゃないと漏れてしまうという実情や、ついさきほどナプキンを変えたばかりなのに、すぐ変えなければならない時は軽く絶望的な気持ちになったことが何度もある。

 中にはアレルギーでかぶれてしまうので、特定のブランドしか使えない人もいるのだ。

■生理をめぐる環境や状況は人それぞれ

 たった1000円に満たない生理用品が買えないなんて嘘に決まっているという発想が出ることこそ、生理をめぐる環境や状況は人によって違うということに理解が乏しい証拠だと感じる。

「私も活動をするまで知らないことがたくさんあり、連日届いている当事者や支援者の声を聞いて、少しでも必要な方々にお届けしたいと思っています。どんな事情があろうと生理の来る人に生理用品が手に入らず、汚れたナプキンを替えられないとかティッシュやラップなど別のもので代用しなければならないなんて絶対におかしい。生理用品はトイレットペーパーのように誰もが必要な時に無料で使えるべきだと考えています。そして、生理に対して『恥ずかしい』『隠すべき』みたいなネガティブなイメージを持ち、普段から気軽に生理の話をすることができないことも根強い原因だと感じているので、そこをなくし、正しい生理用品の使い方等を発信していきたいです」(佐々木さん)

 社会に表出している問題には、根深い原因が隠れている。単純に貧困の問題だけでない、生理の貧困。よりよい社会のための、相互理解を促す一端を担う問題といえるかもしれない。

(取材・文=SALLiA/ライター)

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