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生活保護者の集いコミュの「助けて下さい」と紙に書いて路上生活…コロナで仕事がない41歳の叫び/コロナ禍の日本

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https://news.yahoo.co.jp/articles/7f6b685ce3559e41ac0894a23397a8def329604f

コロナ禍のまま2度目のゴールデンウイークに突入。これまで取材してきた新型コロナの影響が直撃し困窮した人々を今一度振り返りたいと思う。2020年6月7日掲載記事より、新宿駅前で「助けて下さい」と書かれた紙を持っていた男性の叫びだ。

⇒【写真】小川さんの荷物は、たったこれだけだ

元ネカフェ難民:激務、失業、新型コロナ。ネカフェ代すらなくなった
「普通の会社員より感染しにくいと思います。だってずっと屋外にいますから」

 2020年4月初旬、緊急事態宣言が出る直前の新宿駅前で「助けて下さい」と書かれた紙を持ち、路上に立つ男性の姿があった。小川康英さん(41歳・仮名)は、すでに半年以上、失業状態にあるという。

「前職は訪問介護の会社で正社員でした。毎日14時間ほど拘束される激務でしたね。12年間勤めていましたが昨年8月に倒産してしまって。驚いたのは毎月雇用保険料が天引きされていたはずなのに実際には加入されていなくて、倒産しても失業保険がおりなかったことです。社員寮も2週間以内に退去となり、収入だけでなく部屋まで一緒に失いました」

 実家は貧しく幼い頃から父親に虐待を受け、地方に暮らす親兄弟とは母親が亡くなったのを最後に連絡はとっていないという。

「路上生活にまでなったのには、少しでも経験を評価してもらって条件のいい仕事に就こうと、職探しを焦らなかった影響もあると思います」

 数か月間、ネットカフェを拠点にしながら職を探したが、貯金がゼロに。1月半ばからは新宿中央公園やバスタ新宿のタクシー乗り場を寝床に路上生活をしていたという。

「役所に生活保護のことを相談しに行ったら水際作戦であしらわれ、炊き出しがどこでやっているのかも教えてもらえませんでした」

緊急事態宣言で日払いの皿洗いもなくなる
 貴重品入れ、歯磨きセットやコンタクトなど生活用品、楽な服の上下1セット、下着、ユニクロのダウンジャケット、それにコンビニの割り箸やスプーン。それらを詰め込んだ手提げかばん2つが所持品のすべてだ。キャッシュカードの入ったリュックは、路上生活になって日が浅い頃、公園で寝ている間に盗まれてしまった。

「ただ、外出自粛が本格的になるまでは個人経営の居酒屋に頼み込んで忙しい時間帯に皿洗いをさせてもらっていたんです。その日働いた分を現金でもらい、まかないも出てありがたかったですね」

 しかし、都内で新型コロナウイルスの感染が拡大し緊急事態宣言が出されたことで繁華街の賑わいも消沈。頼りにしていた飲食店での日銭稼ぎもできなくなった。

「皿洗いばかりでは先のことも見えないので寮や住み込みで働ける求人に当たっていますが、コロナの影響でどこも『これからどうなるかわからなくて採用どころではない』と門前払い。以前は話くらいは聞いてもらえましたが……」

新型コロナ感染よりも風邪やインフルが怖いですね
 今では一日1回食事ができればいいほうだという。空腹に加え、人の多いターミナル駅周辺で過ごすことで否応なく感染リスクにさらされるように思えるが、何らかの感染対策はしているのか?

「2時間おきに必ず手洗い、うがいをします。今はこの身一つが資本なので、コロナよりもむしろインフルエンザや普通の風邪のほうが怖いですし。コロナの最新情報は図書館の新聞でチェックしています。ただ、図書館も休館になったときはそれもできなくなりました」

 しかし、諦めずに求職活動をしていたところ、なんとか働けそうな口が見つかったという。

「こんな時節だからか、看護助手職でいい返事をいただけた病院があります。ただ、身分証明のために運転免許証が必要なのですが、有効期限が切れていて。1か月以内なら猶予期間内で更新も間に合うんですけど、食べられるかどうかの毎日で、とてもそのお金を用意できずにいます」

「助けて下さい」と書いた紙を持って駅前に出たのは、その免許証更新代を工面するためだった。

「ここ最近は『これでダメならもう死のうか』と思ったりします。そういうことを考える時間だけはいくらでもありますから」

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[コロナ禍の日本]―

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