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生活保護者の集いコミュの「冷蔵庫はからっぽ…」「今、助けて」 コロナで追い詰められる困窮子育て家庭の「悲痛な声」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/eb95012839248b392a3898618ebe23ba94d5f225

「冷蔵庫はからっぽ」、子どもたちのリアル
写真:現代ビジネス

 まずはこのはがきを見てください。

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「沢山の野菜、ありがとうございます。冷蔵庫がからっぽの状態が続いていましたが、いっぱいになり心もお腹も満たされました。冷蔵庫に食べ物が入っていると嬉しいです」

【写真】夕飯にお菓子を食べる…「相対的貧困」に陥った、子どもたちの厳しい現実

「お正月に食べることができると思っていなかった、おもち、おそば、新米に新鮮な野菜、子ど もたちの笑顔 そして”おいしい“のひとことで辛い心も苦しみも少しふっとびました」
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 これは、私が運営するNPO法人キッズドアが、日本全国の困窮子育て家庭970世帯に年末年始の食糧支援を行なった際、同封したはがきに綴られた保護者からの言葉です。まさか今の日本で満足にご飯も食べられない子どもがいるとは信じられない方も多いでしょう。しかし、現実は非常に多くの子どもたちが満足にご飯を食べられていません。

 NPOでは新型コロナウイルスよりも以前から困窮子育て家庭への支援を実施しています。一見普通の、洋服や持ち物からは困窮には全く見えない子どもたちが、実は非常に厳しい環境に置かれている場合があるからです。

 例えば、家が非常に狭いために子ども部屋はおろか自分の勉強机もなく、家庭で落ち着いて勉強することが難しい子どもや、月末になるともやしの頻度が多くなる子など、ケースは様々です。

 パートで家計を支えるシングルマザーも多いのが実態ですが、そこに新型コロナウイルスの影響が直撃しました。緊急事態宣言や自粛で仕事に行けなくなるとすぐに収入が減り、それに備える蓄えもないために、日々の食事ですら事欠く状況となったのです。

 2020年3月の一斉休校も大きく影響しています。突然の休校で給食がなくなり、子どもの昼食代に頭を悩ませるご家庭が多く出ました。そして、1年以上がたった今もそのような困窮子育て家庭が十分な支援を受けられず、親子ともに追い詰められています。

「文房具」も買えない国…日本
 食事すらままならない環境の中、当然ながら子どもの学習にも大きな影響が出ています。私たちは休校期間中の2020年5月、そして年末の12月に文房具を送りました。子どもたちからたくさんの感謝のはがきが届いていますが、それを見るとかえって悲しくなるのです。

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「定規が壊れていたけど買えなかったので、定規がもらえて嬉しいです」

「筆箱がボロボロだったので、新しく筆箱がきて嬉しいです」

「キャンパスノートが一番ありがたいと思っています。休校中も課題は出され続けるためノートの消費は激しいからです」
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 塾代や参考書の購入という話ではないのです。ノートや定規、消しゴムや筆箱など、最低限必要な文房具も買えない、そのような家庭がたくさんあるのです。

「死んでしまおうか」、当事者の“SOS”
写真:現代ビジネス

 私たちは、2020年10月にコロナ災害で苦境に陥る日本全国の子育て世帯に登録してもらい、支援を行う「ファミリーサポート」という事業を開始しました。登録された困窮子育て世帯(2020年12月8日時点で1233名)の状況は大変厳しいものでした。

 約半数が、世帯年収200万円未満、300万円未満を加えると8割を超えます。56%が非正規雇用で正社員は2割しかいません。貯蓄も10万円未満が4割で、働きたくても働けず、収入が減ればすぐに生活に行き詰まります。

 その結果、直近1年間で、必要な食料が買えなかった方が37%、家賃・電気・ガスなど生活に必要なインフラの支払いができなかった方が30%、学校関係の引き落としができなかった方も27%です。切実な声も多く届きました。

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「光熱費、携帯代、学校関係のお金、全てがきちんと払えず、クレジットカードも利用停止になりました」

「ひと月丸々あった収入がない時もあれば減額もあり、支払いが滞り、首が回らない状況になり、どうしたら良いのかわからず死んでしまおうかと思ったほどでした」
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子どもたちが“春”を迎えられるように
 食事や子どもたちに最低限必要な教育のためのお金がまったく足りていない…あまりに深刻な日本の実態が当事者から寄せられたコメントからもデータからもおわかりいただけたかと思います。

 この状況が続く中、3月は卒業、4月からは新学期、進級という時期を迎えます。子育て家庭の支出が一番多い時期です。制服や体操服、上履き、文房具など様々なものを揃えなければなりません。日々の食事も満足に取れず、学校関係の引き落としもできないような状況では、新学期を乗り越えられないのです。

 せっかく入った高校を中退する、新学期の準備ができないから不登校になる、そんな子どもが出てしまうことを大変危惧しています。

 そのため、私は今、「コロナで困窮する子どもたちを救おう! プロジェクト」(https://www.change.org/kodomowosukuou)の発起人として、政府に困窮子育て世帯への3月中の現金給付を求める署名活動や政府への要請活動を行なっています。

 私たちが求めている金額は困窮子育て家庭に5万円、子どもが2人以上いる家庭には子ども1人につき3万円を上乗せして、とりあえず1度でいいから3月中に給付して欲しいという、とても控えめな要望でした。

 2月5日のインターネット署名開始から約40日、3月16日に緊急事態宣言による雇用環境の悪化を受け、低所得の子育て世帯に子ども1人当たり5万円の特別給付金の支給が決定しました。大変喜ばしいことですが、もう少し早く決まっていれば新学期に間に合ったかもしれないと思うと残念です。具体的な支給時期などはまだ発表がなく、気を揉んでいらっしゃる保護者の気持ちを思うと1日でも早い支給を願うばかりです。

 日本政府は、緊急小口資金や総合支援資金など各種貸付金などの利用を促していますが、今の貸付制度だけでは不十分だと感じます。キッズドアが2021年2月5日から7日に行なった困窮子育て家庭を対象にした緊急アンケートでも、今必要な支援として現金給付を求める声が圧倒的で、貸付はすでに借り切っている方も多く、また貸付を拒否されてしまう子育て世帯も少なくありません。

 さらに貸付はあくまでも借金であり、限度額が拡大されても、利用をすれば困窮子育て世帯の借金が増えるだけなのです。子育て家庭は子どもの成長に伴い、これから教育費の負担も増えます。

 月1万円の返済は重くのしかかり、子どもの教育に長く影響する可能性が高いのです。子育て家庭には大胆に返済免除を行うなど、子どもの将来を損ねることの無いような対応が必要です。当事者たちの“SOS”が聞こえていますでしょうか。

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「小口も総合貸付もしてしまった。貸付ももう出来ない。そのため現金給付が一番ありがたい」

「貸付金も含め、役所に相談してもダメでした。生活保護に関しても、年齢的に働けるでしょ、と言われ、話すら聞いてもらえませんでした。コロナ禍だろうがなかろうが、役所に行っても話すら聞いてもらえなければ打つ手がない」

「困窮世帯に金を借りろって死ねって言ってるのと同じだと思っています。貧乏人は日本にいらないということでしょうか」
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子育て家庭、「これ以上もたない」
photo by iStock

 最後に改めて困窮子育て家庭の切実な声を紹介します。もう時間はありません。追い詰められているのです。

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「本当にお金がほしい。お米でもなんでもいい、食べるものを支援してほしい。とにかく生活できない」

「今、生きていけないと、1ヶ月生きていない。今を生きていける支援それは、現金の支援です。先々ではなく、今、助けて欲しい」

「安心して眠りたい。助けて下さい」
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 コロナで日本国民全員が大変な思いをしていることを否定はしません。しかし、私は、日本という国が1年以上もお腹をすかせた子どもを放置しているような国だとは思いたくありません。少子化が深刻な日本ならなおのこと、まずは子育て家庭を最優先に給付金を出してほしい…これは日本国民皆の「想い」だと信じたいです。

 まずは3月を乗り越えられるよう、迅速な現金給付が行われることを切実に願います。

 署名活動は現在も続けています。ぜひ、今からでも皆様の子どもを想う気持ちを署名への協力で表していただければ幸いです。

 すべての子どもが笑顔で新学期をむかえられることを心から願っています。

渡辺 由美子(NPO法人キッズドア理事長)

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