生活保護者の集いコミュの生活保護の受給経験者が暴露する良かったこと・悪かったこと

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「生活保護」と聞くと皆さんはどんなイメージを持たれますか？

ねこまちは、「国の税金を使って生活している人」という認識だったので、正直あまり良い印象を持っていませんでした

その印象からか、身内が多額の借金を重ねて生活していけなくなっても、生活保護だけは絶対に受けまいと頑なに思っていたぐらいです

ところが、体を壊して仕事ができなくなり、生活保護をもらう側になってしまいました

ここでは、生活保護を受けた経験を元に、良い点と悪い点を書いています

一部、職員（ケースワーカー）に対する批判的な文章もありますが、自分が経験した中でお話ししていますので、こういう事例もあるんだということをご理解ください

また、保護費用の金額や職員の対応はその地域、管轄によってまちまちです

必ず自分の地域の保護課で、自分の目で確かめてください

きちんと対応してくれる職員もいますし、その反対もいます

生活保護中に辛いと思ったこと
職員（ケースワーカー）の対応
ケースワーカー

身体上や精神上などの理由によって、日常生活を送るうえでさまざまな困りごとを持つ地域住民の「相談援助業務」に就く人のこと

本来のケースワーカーは上に記述されている通りですが、実際はすこし違います

相談に乗るというよりは、「保護は受けられないよ」というマイナスからの質問で始まります

管理人の場合は、保護を受ける理由が「病気」だったので、診断書もあり審査には時間はかからなかったですが、職員の事務的（威圧的？）な態度には、体調も悪いこともあって辛かった記憶しかありません

保護が受理されたあとも、保護課に行くときは常に緊張していましたね

保護課内には小さなブロックの部屋がいくつもあって、そこで手続きや今後の方針などを相談するのですが、壁が薄いので声が筒抜けなんです

隣から怒声（職員も受給者側も）が聞こえることもあって、さながら警察の取調べ室のようでした

担当者との相性もありますが、合わない人が担当になった場合、機嫌の良し悪しで態度が変わることもあり得るので（本来はあってはいけないと思いますが）

充分に気を付けてください

※因みに知人の話では、申請時に「ホームレスになったほうがいいよ」と笑いながら薦めてくれた職員（ケースワーカー）もいたそうです

生活保護職員が抜き打ちで訪問してくる
玄関
抜き打ちにしているのは、一部で問題になっている不正受給などの対策だと思いますが、訪問は連絡なしに突然きます

時間はその月によってまちまちですが、保護課も公務員なので16時以降にはなぜか来ません

訪問時は、最近の様子の聞き取りや部屋のチェック、病院への通院確認や、自立支援機関でのワーク確認などです

保護課と病院、支援機関はお互いが頻繁に連絡し合っているので、通院しなかったり、ワークをさぼっていると注意を受けます

また３ヶ月に１度、収入申告書というものを提出しなければいけないので、それを書かせるための訪問でもあります

抜き打ちは、受給しているお金を節約してちゃんと使っているかを見るもので、高価なものが部屋にあったりすると用途を聞かれ、最悪その分を返還する形になるんですね

旅行なども、OKが出る保護課もあれば、ダメだと注意を受ける保護課もあります

ねこまちの場合、最初の地域ではお墓参りもダメだと言われましたが、引越し先の保護課では旅行はＯＫと言われました

実際には、お金の余裕なんて全くないので行きませんでしたが、そこの違いが未だによくわかりません

引越しは訳アリ物件を紹介されることが多い
保護法ではアリなのかナシなのかは疑問ですが、実際に訳アリ物件を数件紹介されてしまいました

訳アリ物件は相場より安いのと、保証人を付けられない受給者に貸すには丁度いいということなのか、

・夜逃げ物件
・そこでお亡くなりになった物件
・心霊的なものが住んでいる物件

などの、いわゆる事故物件と呼ばれるものを薦められましたね

全然気にしない方であればその物件に住んで問題ないと思いますが、実はこれには盲点があるんです

保護で支給される住居費は増減も縮小もできない
例えば

単身者の住居費用は、平成３１年度「東京都の１級地」で見た場合

月に支給される住居費用は53,700円

もし、相場より安くなっている事故物件と言われるものに住もうとしたとき

仮に、38,700円の事故物件が見つかったとして

53,700円ー38,700円＝差額15,000円になりますね

差額15,000万円も出たんだから、他に使えるかもと喜んでしまいますが、実際には貰えないんです

実際に受給される住居費は38,700円に下げられ、53,700円は貰えなくなります

要は、安い事故物件に済んで家賃を節約できると思ったのに、ピッタリの金額しか貰えなくて何も得しなかったってことになるんですね

そうなると、上限53,700円までの家賃で探したほうがお得なんです

家賃の上限を超えた場合はどうするのか
生活保護受給者でそれはまずないと思いますが、保護費用の上限を超えた物件に住みたい場合には、超えた分の金額を自分が払っていけるならOKは出ます

ただし、貰える受給額の中から出していくことになるので、余計苦しくなることは必須ですが、、

担当によっては連絡のミスが目立つ
ねこまちの場合、子どもの学区の都合があり、途中で保護課の管轄地域を変えなくてはなりませんでした

そのため、引越しをしてわかったのですが、事故物件は本来、見学のときに告知する義務があるそうなんです（別の不動産会社から教えていただいた）

保護受給者の場合、保証人などを付けられない事情があるため、物件を探すこと自体が難しくなりますよね

そのため不動産側としては、なかなか借り手がつかない事故物件を薦めたりするそうなんです

事前に告知しなかった不動産もいけないですが、この事実を保護課があとから聞いても驚かなかったのは、暗黙の了解だったのでしょうか

わからなければ事故物件を契約させられるところでした

精神的な疾患がある場合の対応
生活保護受給者になる人の事情はそれぞれにありますが

病気で働けなくなった
高齢のため年金では暮らしていけなくなった
精神疾患で働けない（うつなど、他）
仕事がなかなか見つからない
ひきこもりで外に出られない
その中でも、

③の精神疾患で働けない場合も、①と同様、医師の診断書が要るんですね

それを元に受給されるか判断されるんですが、このときに、心療内科もしくは精神科選びは慎重にしたほうがいいと経験からではそう言えます

精神疾患の場合、完治までの期間が長期になることがありますよね

長期になればその分長く通院することになるので、良い先生に当たれば通院も苦にならないですが、そうでない場合には長期間通院は精神的に苦痛になってきます

精神科に行っているのに、精神的に苦痛になってくる･･･

なんとも矛盾が出てくるわけですね

職員からのイジメはあったか
ハッキリいってありました

数え切れないほどの陰湿な笑

受給の審査が通る最終判断は、保護課の上司に当たる方が直接面接するのですが、そのときに、「目を見ろ！」といきなり怒鳴られましたね

またあるときは、新年度の職員の移動の引継ぎで、連絡事項が上手く行ってなかったため、書類が提出できなかったのですが、そこでも暴言を吐かれたりがありました

単なるとばっちり、ストレス発散の場にされている感じでした

意外なところで差別や偏見もあった
ねこまちの場合、身内の借金があまりにも膨大だったため、離婚後も弁護士にお世話になることが多かったのですが、新規にお世話になる弁護士などは、生活保護を受けているとわかると態度が変わり、仕事にもやる気がなくなっているのが一目瞭然でした

もう１つは某有名大学病院などの先生でしたね

やはり生活保護を受けているのがわかると、明らかに態度が変わるのがわかりました

言葉の端端にも、ちょっとした差別的な発言もあり、正直ガッカリしたのと、先生と呼ばれている人達はこんなにもわかりやすい態度を取るんだと、ある意味勉強になった経験でした

偏見や差別はやっぱりお金なんだと思う
先生と呼ばれている人達は、高い税金を払っていて、逆にお金がない人は、ない中で絞り出しながら税金を払っている

お金を出している側からすると、きちんと使われているかわからない生活保護者にいい印象がないのは当然と言えば当然なのかもしれないですね

ねこまちも受ける前まではそうでした

絶対に生活保護のお世話にはならないと頑なに思ってたんですから

それでも受ける側になってイジメもあって、心から思うようになりました

早くこの生活から抜け出さないと、と

生活保護を受けて良かったこと
手を繋ぐ
出だしから悪かった点ばかりを書きましたが、もちろん良かった点もたくさんあります

一つは、子どもを連れて路頭に迷わなかったことですね

病気になる前に、多額の借金を身内が抱えてしまい、全財産全てを無くしてしまったので、病気で働けないとわかったとき、正直どうやって生活していこうか目の前が真っ暗になりました

ですが、お金を頂けることで子どもを学校に行かせることもできたし、何より安心感が生まれたのが大きかったです

子どもが寮生活の高校は注意が必要
シングル家庭の場合にですが、義務教育までは贅沢しなければ生活保護でやっていけると思います

でも高校進学時、寮生活がある学校に入れるときは注意が必要になります

世帯が別々になるので、子どもの分の保護費は貰えなくなるんですね

そして一番困るのは40日以上もある夏休み

子どもの分は貰えないので、大人1人分の保護費で生活しなければならなくなるんです

児童扶養手当も出ますが、高校の維持費に取られてしまうのでほぼ残りません

高校の維持費は、校納金といって、PTA会費や修学旅行積立金その他諸々で月に25000円も払わなければいけないんですね

児童扶養手当が1人43000円だとしても、半分以上は持っていかれる計算になります

そうなると、夏休みは今までよりかなり過酷な苦しい生活になります

高校生はアルバイトも出来ますが、アルバイト代が保護費の一部になり収入認定になるので、翌月から費用が調整されてしまうんですね

また、生活保護世帯の大学進学は、現状では喜ばれていないようです

むしろ、高校卒業後に就職を急かされますので、その世代のお子さんがいる方は真剣に考えたほうがいい時期になるかと思います

医療費がタダになる
子どもがいると病院にかかる率も高くなりますが、全て無料になるのでその点は安心ですね

でも、全ての病院にはかかれないので注意が必要です

病院には、生活保護者を受け入れてくれるところもあれば、受け入れてくれない病院もあるからです

そして、その病院探しは自分でしなければいけないんですね

保護課に聞けば受け入れ可の病院は教えてくれますが、保護課から直接連絡をしてくれることはないんです

なので病院にかかるときにはこのどちらかをしてから受診しなければいけません

病院を探し→病院へ電話連絡→保護課に連絡→受診

保護課で病院を紹介→病院へ電話連絡→受診

手順が少し面倒ですけど、無料なのでそこは我慢しなければいけないところですね

最後にまとめ
自身の経験で書きましたが、生活保護にはまだまだ偏見や差別がたくさんあります

働けるのに働かない場合や、不正に受給をしている人がいることでイメージを悪くさせているからですね

経験した側の気持ちとしては、抜け出す準備ができたら辞めるべきだと思っています

それでも現実は、なかなか思うように抜け出せないし、もがいている人もたくさんいるのはわかっています

自分がそうでしたから

本当に生活保護を受けなければいけない人たちが、一部の情報だけを見て受けるのをためらっているのなら、我慢せず、ダメなときは頼ってみるのもありですよ

コメント(7)

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[1] mixiユーザー 11月07日 01:33

ねこまちの文章を読ませて頂きましたが私には全て当てはまりません。
地域によっての違いがこんなに有るとは思いませんでした。
私の受給地域は大田区ですがまず私が関わりを持った職員の対応は全て良かったです。
差別偏見はあり得ません。
私の場合は相談に乗る以前に役所側から救いの手を差しのべてくれました。
住む所もなく所持金もない状態でしたので緊急避難の処置としてＮＰＯ法人の施設に入れて頂き、そこから審査が始まり１週間も用さずに通り受給が開始されました。
何ヵ月か施設で療養し就労支援の力を借り職も得ました。
後にアパートを借りて施設を出ましたが、それまでの間の住宅扶助費は変動でした。
「保護で支給される住居費は増減も縮小も出来ない」と書かれていますが、それは間違いです。
先程書いた様に私の居た施設は１泊１８００円の変動制、すなわち１ヶ月が３０日も有れば３１日も有る。
２月で言えば２８日や２９日。
２８日=５０４００円
２９日=５２２００円
３０日=５４０００円
３１日=５５８００円と変動してこの金額を役所側が臨機応変に支給し、自腹を切る事は有りません。
アパートの件も事故物件を商会される事は有りません。
大家側としては保護者の入居の方が取りっぱぐれがなく安心な様で稀に家財を置いて逃げちゃう人もいる様ですが、剃れでも一般入居者みたいに滞納したり夜逃げしたりする人より良いみたいです。
ですので対応が悪いって事は有りません。
私は独身が故お子さんを持った方の苦悩は分かりませんが、弁護士や医師の生活保護者に対する態度の急変とかも有りませんでした。
この筆者は余程最悪な地域に住まわれたのにだと思います。
決してそうでないと、筆者の間違った情報だと認識して頂けると幸いです

[2] mixiユーザー 11月07日 11:37

私も都内（23区内）ですが、こちらの記事ような状態ということはありません

少なくとも生活保護を管轄している福祉事務所に職員さんに関してもいままでの
関わり合いがあった中でどの方も親身に丁寧な対応してくださっており、差別
的な対応とはありません

生活保護申請時においても、貯金の残高の問題だけであり、相談の形で何度か
福祉事務所で相談員の方（担当ワーカーとは別）とは、半年に1度くらいの面談を
してをして現状の報告はしていました。
その方からは、病気もたくさんあるので、貯金残高が規定内になれば、申請
すれば問題なく受理でき受給できると思いますよ。と言われていました
また、抜きうちでの担当員による訪問もされてはおりません
事前に、連絡をくださり日程調整をしてからの訪問になっています

医療扶助に関しても、基本的にかかりつけ（定期的にかかっている）病院に
関しては、役所と病院側でのやり取りをしてくださっています
（入院分がある場合で、医療券を取りに行く時間がない場合には、その旨伝え
れば、病院への郵送してもらえています）
新規というか、どうしても急に受診しに行く必要が出てきた病院に関しては、
役所に連絡をして医療券を発行してもらっています。
ワーカーさんも同じ地域担当の係間で連携を取られておられているようで、
担当者が不在でも、提出書類を預ける、伝言してもらうなどは可能状態で、
体調なども気にかけてくださいます

収入申告書は、受給者毎に提出する間隔はことなっています
私の場合には、毎月提出になっています（就労はしておりません）
通院確認書（通院費保護申請書）の提出もありそのとき一緒に合わせて提出
資産報告書は、原則、年1回誕生月に提出ということになっています

現在の住居は、保護受給前からの賃貸物件ですが、不動産屋側も生活保護受給者
に対しての差別的な扱いはできないそうです。
受給する少し前に不動産屋さんに保護受給になる場合には、今の物件に住めなく
なると困ると思い相談に行ったところ、上記のような回答で、生活保護だからと
差別的に扱うことはできませんから、そのまま物件に住むことができますよ。
と言われていました
現在の物件に関しての家賃は、クレカ引き落とし（不動産屋指定の保証会社
の提携先のもの）になっています。この保証会社・カード申し込みの職業区分
には、諸々の職種の他に無職というのもありますが、生活保護受給中という欄
もありました

受診先の医師は、生活保護に関しての偏見はないようで、差別的な扱いを受ける
ことはないですね
収入がない状況であれば利用するしかないよね。という感じでの反応です

また、病院は指定病院にしか受診できませんが、生活保護の場合もきちんとお金
(治療費)が入ってくる点では、医療機関側は安心できる患者ではあると思います
医療券発行してもらってという手間と手続きは面倒ですが、健康保険適用の診療
内容での治療を全て受けることができますので、重い病気や長期療養が必要な
病気で医療がかかる場合には、生活保護故に医療費負担がない分でも安心して治療
を受けることができる点は助かる点だと感じます

私には子供はおりませんので、そのあたりはわかりませんが…

役所にしても　病院にしても、不動産屋にしても、こちら側は誠実な対応をして
いるかどうかでも相手の反応は変わってくるのでは？とも思いますが…

ねこまち氏の内容にような酷い扱いを受けたことはないので、逆に驚きです

[3] mixiユーザー 11月07日 21:35

神奈川県の自治体で受給しています。

自治体や担当者によって対応は変わるかもしれないですね。

そもそも生活保護を受けようとして、役所の窓口に行って相談員と小さな部屋で話しをしてるときに
相談員：「この自治体から出ていきなさい」「うつ病なんて何年通院しようがたいした病気じゃないんだよ」
と言われました。（体験しました）

その後にどうにか受給することまでこぎつけました。

そうなると今度はＣＷとのやり取りですね。
こちらの話しをきちんと聞いてくれるＣＷ、まったく話しなんて聞こうとしないＣＷ、相手も人なのでいろいろなＣＷがいます。

何人かのＣＷが交代しましたが、いままで一度も訪問前に連絡してくるＣＷはいません。
毎回「抜き打ち訪問」です。

玄関のピンポン連打、ドアノック連打してくるＣＷもいますよ。
「ピンポン♪　ピンポン♪　ピンポン♪　ガンガン！ガンガン！ガンガン！」
こんな感じで初訪問してくるＣＷいます。（体験しました）

僕：「法律で○○となってますけど・・・」
ＣＷ：「関係ない！」←法律に関係なく行動してる時点で違法だし、もはや公務じゃない
ＣＷ：「今までの担当者が全員いい加減な仕事してた！」
と暴言を吐くＣＷいます。（体験しました）
僕のアパートの部屋の中でこの暴言です。怖くて仕方ないです。

ピンポン連打のＣＷと、部屋に来て暴言を吐くＣＷは別の人です。

[5] mixiユーザー 11月07日 22:56

>>[3]
うつ病が大した病気じゃないって頭おかしいです。
うつ病で自殺する人を多数いるのに。
チャイム連打とかノック連打ってヤクザの借金取り立てみたい。
調べたら抜き打ち訪問も違法です。

[6] mixiユーザー 11月07日 23:19

>>[4]
話しを聞く限りだと地方は予算も少なく職員の質も悪い様です。
これもまた私の経験と話しを聞く限りですけど２３区で対応が良く親身になってくれるところは大田区、杉並区、足立区です。
今私がお世話になっている大田区は予算たっぷりで職員の質も文句無し。
受給者の質が若干悪いんですが(笑)
杉並区は昔お世話になりましたが担当ケースワーカーがお爺さんだったせいか態度が悪かったけど仕事はきっちりしてました。
足立区は話しを聞いただけですので不確かですが対応は普通で仕事はきっちり。
ただ受給者の質が最悪らしいです。

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