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生活保護者の集いコミュの明日は我が身の“アラフォー貧困”7つのキッカケ

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http://joshi-spa.jp/314283

 プライベートでも仕事でも、30代までならやり直しがきくけれど、40過ぎたら厳しそう――そんな危機感を持っている人は多いのではないだろうか。実際、40代で生活が破綻して「貧困」に陥る人が増えているという。

40代貧困 体を壊したり、転職しようにも求人がグッと減ったり、婚活でも諦めの境地になる年代、40代。今、40代で生活苦に悩む人が増えている。40〜44歳の「貧困率」は男性13.2%、女性15.6%(平成25年※)。30代より一段高い貧困率で、年々高くなっている。

 40歳すぎて7〜8人に1人は生活苦と聞くと、これは他人事ではない!

 子供の頃からずっと貧しくて……というシビアな貧困ももちろんあるのだが、今回は、「何かのキッカケで40代で転落してしまった」というケースに注目したい。そのキッカケとは一体何だったのだろうか?

キッカケは「転職失敗」と「給与カット」


 以下は、「40歳を過ぎてから困窮し始めた100人」(全国の41〜49歳男性)に、そのキッカケをアンケートで聞いたもの。女性からすると、夫または自分自身の身に起きるかもしれないリスクだ。

==========

40歳を過ぎてから困窮し始めた100人に聞いた
「あなたの生活が困窮した理由は?」
(複数回答可)

1位 転職に失敗した 32人
2位 給与カット 27人
3位 肉体的な病気やケガ 18人
4位 リストラされた 16人
4位 メンタルの病気になった 16人
6位 浪費をやめられない 10人
7位 教育費がかさんで 8人

==========

 3人に1人は「転職に失敗」し、4人に1人は「給与カット」をキッカケに生活苦に陥ったと答えている。女性なら、これに「離婚」が加わるだろう。

 夫が転職に失敗したり給与が減ったことで、家庭もろとも生活苦に叩き込まれることも当然ある。

「貯金がないと、ちょっとした臨時出費にも耐えられないんです。生活費を補填するために数万円キャッシングしたことがきっかけで、多重債務者になってしまうケースも後を絶たない」と言うのは、数多くの家計相談にのってきたファイナンシャル・プランナーの藤川太さん。

 20〜30代からの備えがないと、40代で何かあったときにすぐ破綻してしまうというわけだ。耳が痛い……。

※平成25年「国民生活基礎調査を用いた相対的貧困率の動向の分析」(首都大学東京・阿部彩教授による貧困統計ホームページ)より。
http://www.hinkonstat.net/
相対的貧困率とは、平均的な所得(中央値)の半分以下の所得しかない人の割合

貯金してる? 40歳過ぎて貧乏になる人の共通点

 20〜30代のうちは「まぁ、どうにかなるだろう」と思って貯金もせずに過ごしてきたら、いざ40歳を過ぎたときに「どうにもならなかった!」という人は少なくない。

40代貧困 心身を壊す、なんとなく会社で居にくくなる、転職しようにも求人が少ない……そんな現実がドッと押し寄せる40代。いま、40代で生活が破綻して「貧困」に陥る人が増えているという。

生活苦に陥った“先輩”たちの教訓は?


 それでは、40代で生活が破綻してしまった人は、今までどのような生活と金銭感覚で過ごしてきたのだろうか?「40歳を過ぎてから困窮し始めた100人」(全国の41〜49歳男性)に、アンケートを取ってみた。

 夫や、あなた自身が当てはまる場合は、要注意だ!

=========

40歳過ぎてから困窮した100人に聞く生活と金銭感覚
(%はYESと答えた人の割合)

・臨時出費用に貯金をしていない 96%

・経済的に困窮し始めたとき、見て見ぬふりをしてしまった 81%

・今の収入が維持できるという根拠のない前提で貯金をせず浪費していた 78%

・「将来はどうにかなるだろう」と楽観視してきた 72%

・次が決まってないのに会社を辞めたことがある 52%

・その場しのぎでした借金の返済に苦しめられている 21%

・一攫千金を狙って投資や儲け話に手を出し、失敗したことがある 13%

=========

 100人のうち、実に96人が「臨時出費用に貯金をしていない」と答えている。

 また、生活が苦しくなってきても、「見て見ぬふり」や「どうにかなるだろう」とスルーしたことで事態が余計悪くなってしまったようだ。

 数多くの家計相談に乗ってきたファイナンシャルプランナーの藤川太さんは、「一言でいうと『見通しが甘い』。現実から目をそらし、根拠なく『自分だけは大丈夫』と思い込む。早めに手を打てば何とかなった問題を先送りし、どうにもならなくなるのです」と指摘する。

 もし30代で「いつか金持ちの男を捕まえるから大丈夫」と楽観していたり、「給料いっぱいいっぱいのローンを組んでいる」というような人がいたら、生活破綻した“先輩たち”の教訓を思い出そう。

婚活市場にいるヤバい男…キャバ通いで借金250万

 婚活パーティやマッチングサイトに居残っている人で、「うーん、この男性は大丈夫だろうか」と疑念がわくことがある(まあ、女性にもヤバい人はいるのでお互い様ですが)。

 お互いに“正体”を隠しがちな婚活だが、実際にはこんな人も……という一例をご紹介しよう。

婚活市場にいるヤバい男
写真はイメージです
理想の女性が見つからずヤケクソに


年収300万円
奥野俊宏さん(仮名)43歳・製造業のケース

 オタク傾向にあった20代をゲームやアイドルに没頭して過ごした奥野さんは、30歳で慌てて婚活を始めるも理想の女性が見つからず、ヤケになって、「くだらない女にカネや気を使うくらいなら」と風俗やキャバクラで散財するようになる。

 地元では比較的安定している企業に勤めながら、現在、貯金はないに等しく、消費者金融などからの借金が250万円。破綻を先送りしている状態だが、本人は現実逃避気味にこう語る。

「既婚の同僚を見ても、ちっとも羨ましいとは思わない。小遣いが少ないのをグチってるのを見てると、ああはなりたくないと思いますよね……」

 婚活してみたら「実は結婚したくなかった」と悟るパターンだろうか?

 若い頃から「自分で稼いだカネを自由に使えないなんて働いてる意味がない」という考えで、「欲しいものは我慢しない」でやってきた。ひとり暮らしのワンルームには、物があふれる汚部屋だが、「なくても困らないものがあるってのは、生活レベルが高い証拠でしょ?」と本人は言う。

「ヴィトンの財布やG-SHOCKの限定品も衝動買いしてました。愛車のセルシオも内装とか足回りに300万円くらいかけました。ゲームソフトや服なんかも常に流行を追ってましたね。でないと話に入れなかったりするし。

 貯金? 昔からしてこなかったですね。カネは使ってこそ価値があると思うんで。ああでも、昔付き合ってた女に使ったカネは無駄だったな。メシとか誕生日プレゼントとか。超もったいなかった」

婚活も仕事もあきらめると人間こうなる!?


 仕事に対しても、婚活と同様にあきらめムードが漂う。

「今の時代、どうせ報われないので、最低限やるべきことしかしませんよ。つか、会社にキャバクラの人間がツケの回収に来たり、消費者金融から督促の電話がかかったりしてるんでどうせ出世は無理なんです。結果、万年平社員ですよ。僕の年齢だったら、もっと給料をもらえるはずだったのに、完全にアテが外れた」

「仕事への意欲が感じられない」などの理由で、上司から「社会不適格者」呼ばわりされたことも。

「将来設計の甘さなんかを指摘されました。僕としては退職金と年金でやっていくつもりです。今にして思えば、ちょっとは貯金しておけばよかったかな、とも思いますけど……。

 いざとなったら老人ホームにでも入りますよ。そんで能年玲奈みたいなかわいい介護士に死に水を取ってもらえれば最高なんですけどね……」

 この男性と婚活市場で出会っていたら、「安定した会社だし」「セルシオ乗ってるし、気前がいいし」と感じていたかもしれない。いや、彼も婚活で成功していれば、ここまでヤケにならなかったのだろうか。

転職のたびに給料ダウン…気づけば“転職貧困”に落ちていた

 転職すると収入が上がる、下がる、どちらの確率が高いかご存知だろうか?

 もちろんどちらの人もいるのだが、全体として見ると下がる人のほうが多いのだ(※)。

 以下に挙げるのは男性のケースだが女性でも傾向は同じ。夫や、あなた自身が転職を繰り返しているうちに、気づけば生活苦に陥ってしまうことも……。

転職のたびに給料ダウン…気づけば“転職貧困”

カッとなって転職6回、気づけば月収14万円に


年収220万円
山本英明さん(仮名)45歳・既婚・運送業のケース

 これまで6回もの転職経験がある山本さん。転職を繰り返した結果、年齢を重ねるにつれ、年収が下がるスパイラルにハマった。

「辞める理由はいつも同じ。下のヤツをかばって、上に意見して煙たがられる。これが数か月も続くと、最後は言い争いになり、『もういいですよ! 俺、辞めます』って衝動的に言っちゃうんですよ。後で『しまった』って頭抱えるんだけど」

 山本さんは自他共に認める“兄貴気質”。レコード店の副店長や設備会社の所長にまで上り詰めるなど、ある程度まで出世すると、決まって上と衝突するのであった。

「今の職場でも女性上司と折り合いが悪いんですよね。“このままいくと、また辞めるパターンかなあ”って薄々思っているんですが……。その人は、好き嫌いで仕事を割り振るタイプで、生活が苦しいと訴えているのに自分には短時間の仕事しか振ってくれないから、5年前の入社当時と比べて、年収が150万円も下がって……」

 今の月収は14万円。口座に給料が振り込まれた翌日には、もう残高が数千円、というような月もあるほど困窮している。

「ごますったり、これ見よがしにアピールなんてできない。『誰か見てくれてるだろう』と思っても、結局誰も見ていないんですよねえ」

趣味につぎこんで貯金もほとんどナシ


 羽振りのいい時期もあったが、趣味にお金をかけてきたがゆえに貯金もほとんどしてこなかった。

「クラシックカーが好きで、15年ほど前にフォードを400万円で、ワーゲンを100万円ちょっとでローンを組んで購入しました。どちらもエンジンが故障し、ここ15年ほど実家のガレージで埃をかぶってるけど、おじいちゃんになったらまた乗りたいから、手放すつもりはありません」

 車好きの山本さんだが、交通事故を何度も起こしており、その修理代も家計を圧迫している。

「昨年だけで3回も事故っちゃって。ブレーキが間に合わなくて右折車に追突したり、オカマを掘ったりして、1台は廃車。

 残り2台は修理代に各々50万と30万かかって、なけなしの貯金がなくなっちゃいました。目先のお金をケチって、車両保険に入っていなかったのが運の尽きです」

 実は、山本さんの現職は運送業なのだが、これまで2度も会社の車をグシャグシャにしている。

「『今度事故を起こしたら契約更新しません』と言われているので、マズイんですよねえ」

 友人からは「優しすぎる」、妻からは「外面がいい」と言われる性格。数人に数万円単位でお金を貸したが、一度も返ってこなかった。

「あげるつもりで貸しているからいいんですけど、たいてい音信不通になっちゃうのが悲しいです」

 日々のストレスからか、節約せねばと思いつつ、缶コーヒーを一日2本飲む習慣をやめられないでいる。格安のバラックに住んでいたが、立ち退きにあい、アパートに妻と暮らす。「家賃が1万5000円上がる予定。痛いです」

==============

※厚生労働省の分析によると、2011年に転職した人の賃金の変化は、増加=28.9%、変わらない=38.6%、減少=32.5%と、減る人のほうが多い。

 ここから前職パートを省いてフルタイム労働者だけで計算すると、もっと「減少」が多くなり(増加=23.5%、減少=37.7%)、分析した2000〜2011年のすべての年で「減少」が上回る。

 つまり、正社員などフルタイムの転職は収入ダウンするほうが普通で、年齢が高くなるほどそのリスクは高くなる。

(出展:厚生労働省「転職入職者の賃金変動に関する状況」平成25年7月30日)

そのトッピングは必要?プチ浪費も積もれば“貯金ゼロ中年”に

 心身を壊す、なんとなく会社で居にくくなる、転職しようにも求人が少ない……そんな現実がドッと押し寄せる40代。いま、40代で生活が破綻して「貧困」に陥る人が増えているという。

貯まらない人に共通する“プチ浪費”ぐせ


 40代になって生活苦に陥った人を取材すると、何度も出る言葉が「もっと貯金しておけばよかった」。カツカツで貯金できなかった人もいるだろうが、長年のクセになった浪費を後悔している人も多かったのだ。

“プチ浪費”ぐせ そこで「40歳を過ぎてから困窮し始めた100人」(全国の41〜49歳男性)に、アンケートを取り、今までの金銭感覚を探ってみた。彼氏・夫や、あなた自身に以下のような傾向があれば要注意だ。

 まず「あのとき浪費しなければよかった」に69%の人がYESと回答。さらに、「『やりたいことを我慢する人生なんて嫌だ』と趣味や娯楽にお金を使い続けてきた」は76%にも達した。

「カメラ好きが止まらず、クラシックカメラにも手を出していた。今でもライカだけはどうしても手放せない」(45歳・派遣)

「晩酌の楽しみくらいはいいでしょう」(49歳・メーカー)

 確かに人間は食べるためだけに生きているわけではない。けれど、ファイナンシャルプランナーの藤川太さんは次のように指摘する。

「“聖域”にしてしまうんですね。これがなければ生活が楽になるはずなのにやめられない。普段は節約していても、趣味や娯楽で大きく使ってしまう。これでは貯蓄もできません。

 また、晩酌やコーヒーなど習慣性のあるものは、年齢が高くなるほど習慣も強化されてしまい、やめにくいんですよ。結果、ちょこちょことお金を使ってしまうことになる」

 そして、消費スタイルにも、ある傾向が見て取れる。

「割安価格帯のものより、欲しいランクのものを手に入れたい」と「オプションをつけないと気がすまない」は、いずれも72%。

オプションをつけないと気がすまない「家電のオプション機能はいらないという人もいるのはわかる。でも、いつか使いたくなるかもしれないし、そのときになって追加できるものでもない。最初につけておいたほうが割安でしょ」(47歳・求職中)

 これにも、前出の藤川さんは苦言を呈する。

「共通するのは、何が重要なのかの判断基準・取捨選択が抜け落ちていることです。『これで十分』のラインがない。よければよいほどいいと考えている。そして、オプションをつけて、ちょっとずつ浪費してしまう。

 これは、売る側の心理学的な手法なんですよ。700円のラーメンを食べることにしたら、100円のオプション煮卵が安く思える。それって商売の手法にまんまと乗っかっちゃってるんですよ。私は、牛丼店では一番コスパが高い、『牛丼』しか頼まないですよ」

 また、安いもので済ませるのではなく、「欲しいものはローンの手数料を払ってでも買う」という人が66%。余計な金利まで払ったうえに、「カードの支払金額は、明細がきて初めて把握する」が60%。いかにも貯金とは縁遠そうだ……。

※生活苦に陥った人が後悔する“ムダ遣いあるある”15 http://joshi-spa.jp/316979

生活苦に陥った人が後悔する“ムダ遣いあるある”15

⇒【前編】そのトッピングは必要?プチ浪費も積もれば“貯金ゼロ中年”に

●「40歳を過ぎてから困窮し始めた100人」の金銭感覚(アンケート結果)

<4人に3人が当てはまるプチ浪費ぐせ>=======

「やりたいことを我慢する人生なんて嫌だ」と趣味や娯楽にお金を使い続けてきた 76%

長く使えるようメンテナンスするのを怠ってしまう(車、機械類、家など) 75%

「今買わないともう買えないかも」という焦りから買い物をすることがある 75%

オプションをつけないと気がすまない(ラーメンに煮卵など) 72%

割安価格帯のものより、欲しいランクのものを手に入れたい 72%

浪費癖<わかっちゃいるけどやめられない>========

はやっているものは欲しくなる 70%

絶対に損するとわかっていても、面倒くさくて放置しておくことがある(使っていない有料サービスを解約しない、など) 69%

「あのとき、浪費しなければよかった」と思うことがある 69%

テンパリ癖がある 69%

欲しいものはお金が貯まるまで我慢せず、ローンの手数料を払ってしまう 66%

いくら使ってもいいと思える趣味を持っている 63%

カードの支払い金額は、明細がきて初めて把握する 60%

これをやめたらいくぶん余裕ができるとわかっていてもやめられないことがある 53%

<お金に対して“おおらか”すぎ?>=========

toto BIGや宝くじをよく買っている 39%

手数料のかかる分割払いやローンを複数回利用したことがある 36%

友人知人に10万円以上貸して、返ってこなかったことがある 15%

うつ病、金銭トラブル…“アクシデント型貧困”が恐ろしい

 心身を壊す、なんとなく会社で居にくくなる、転職しようにも求人が少ない…そんな現実がドッと押し寄せる40代。いま、40代で生活が破綻して「貧困」に陥る人が増えているという。

予想外のアクシデントで転落


 転職の失敗や給与カットに次いで多いのが、病気や予想外の出来事をきっかけに困窮してしまう「アクシデント型」。自分ではどうにもできない発病などもあるが、一方で、若いころから健康的に過ごしていれば防げたものもあるだろう。

過労 そこで、「40歳を過ぎてから困窮し始めた100人」(全国の41〜49歳男性)に、アンケートを取り、今までの生活ぶりを探ってみた。彼氏・夫や、あなた自身に以下のような傾向があれば要注意だ!

 まず、「ストレスに弱い」「健康にあまり気を使っていない」は70%以上がYESと答えている。「食費しか切り詰めどころがなく、夕食を週に一回しか食べずにいたら、栄養失調になって通院費に余計お金がかかった」(49歳・警備員)のような悲しいケースも……。

 病気のなかでも増えているのが、うつ病だ。

「ずっと過労と不眠が続いていて、42歳のとき、ある朝突然ベッドから起き上がれなくなった。人に会えなくなって会社を辞め、この1年ほど無収入です。本当に突然ドンッと落ちたんです」(44歳・無職)というようなケースを、とてもよく聞く。

 また、約4割が「歯を磨かないで寝てしまうことがよくある」と回答。「今ではほとんど歯がなくなってしまった」(45歳・資材)という声も複数あった。

「新しい会社に慣れた頃、決まって病気になる」(46歳・運送)とくれば、「自分は運が悪いと思う」(83%がYESと回答)と言いたくなるのもわかる。

「原因としてどちらが先かはわかりませんが、貧困と不健康はセットになっていることが多いですね。逆に、稼いでいる人は、健康への意識が高いものです」(ファイナンシャルプランナー・藤川太氏)

 また、約7割が「自分はお人好しだと思う」と答えている。お人好しほど、「連帯保証人になって借金まみれ」(43歳・飲食)というようなアクシデントに巻き込まれやすいのかも。

 体を壊す、うつ病になる、金銭トラブルに巻き込まれる……こういったアクシデントが起きたときに、備え(貯金)がなければ一発アウトになるのが厳しい現実なのだ。

============
<40歳過ぎて困窮した人の共通点>

・自分は運が悪いと思う 83%
・ストレスに弱い 78%
・健康にあまり気を使っていない 70%
・自分はお人好しだと思う 67%
・体が弱い 63%
・臨時出費が多い 63%
・歯を磨かないで寝てしまうことがよくある 39%
・生命保険に入っていない 31%
============

※「40歳を過ぎてから困窮し始めた」という全国の41〜49歳男性100人にアンケート

幸せ家族が、たった3年で離散して生活保護に…【不運のドミノ型貧困】

 心身を壊す、なんとなく会社で居にくくなる、転職しようにも求人が少ない……そんな現実がドッと押し寄せる40代。いま、40代で生活が破綻して「貧困」に陥る人が増えているという。

 突然ふりかかってくる病気やリストラなどのアクシデントに見舞われた人のケースを取材した。

離婚、リストラ、事故、病気…ここまで重なるのか!?


●友田哲成さん(仮名)47歳のケース
年収:生活保護170万円

 4年前まで18年間勤めていた中小企業の広告代理店では、社内で5番手の地位である次長を務め年収550万円ほどだったのが、突然リストラされてしまったという友田さん。クビ切りに遭う1、2年前までは、奥さんと都内で幸せに暮らしていたのだが、子宝に恵まれた時期から「少しずつ人生の歯車が狂いだした」という。

ドミノ型貧困「子供ができるまではラブラブでしたが、妻が重度の育児ノイローゼになってしまい、僕への愛情は一気に冷めてしまったようでして。そんな頃に東日本大震災が起きたものですから、妻が『東京を離れる!』と言いだし、子供とふたりで実家に帰ってしまったんです」

 ほどなくして妻側から離婚してほしいと言い渡されたそうだ。一方、仕事では、社用車を運転中にトラックに突っ込まれるという交通事故に遭ってしまう。

「震災の影響で会社の業績はだいぶ悪化していて、人員削減をしたかったんでしょうね。過失は10:0でトラック運転手側が悪かったにもかかわらず、給料が高く、ちょうど事故を起こした僕が真っ先にリストラ候補に挙がったんだと思います」

 不当解雇だといって抵抗しなかったのか?

「しませんでしたね。解雇通告書に書かれていた解雇理由が、震災の影響による経営悪化のためだったので、労働基準監督署に相談しても難しいと言われてしまいまして。それに僕の代わりに部下の誰かがクビを切られでもしたらかわいそうだと思い、僕が潔く解雇を受け入れようと」

貯金ナシで一気に生活保護へ


 不幸の連鎖はまだ続く。2013年のことだ。

「ある日、就活中に突然殴られたような衝撃が胸に走って……。ストレスが原因で、片肺が破裂していたんです」

 緊急入院し一命を取りとめたが、20万円ほどの入院費を払うことができなかった。

「医療保険には入っておらず、貯金もなかったんです。若い頃からずっとバンドをやっているぐらいロック好きだったので、独身時代は宵越しの銭は持たない主義でしたからね」

 入院費が払えない事情を説明すると、病院側が行政の生活保護担当者に働きかけてくれたため、申請が受理され、現在に至る。

「生活保護の受給額は月13万円で、家賃が6万5000円なので、カツカツです。スーパーの値引きシールが貼られるのを待っているときに貧乏を感じます」

 カツカツながら、冷蔵庫の上にはダース買いされた韓国製の第三のビールが並んでいた。「1本70円。一日4本飲みます」というのが、いま唯一の楽しみなのかもしれない。

 天災、リストラ、離婚、事故、病気。ひとつ歯車が狂うと、ここまでドミノ式に不運が連鎖するのか。せめて貯金があればもう少し状況はマシだったかも……。

コメント(5)

人生40年時代に突入ですね。
江戸時代より短い寿命です。
四十代って男の四〇と女の四〇では、いろんな意味で違うと感じます。私も四〇過ぎて1からやり直すのはちょっと体力的にも若さもありませんね!女の花の時代は短いです。

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