生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク　事務局長　瀬戸大作さん　日記　2/1

2月1日（木）
午後から横浜市＊＊区の悪質貧困ビジネス「スマイルリリーフ」の被害者の救出に向かいました。現在でも悪質貧困ビジネスが多くの被害者を生み出し続けています。厚生労働省は何故いまだに何の規制もしないのでしょうか。「スマイルリリーフ」は昨年秋に私も登場したＴＢＳ報道特集で摘発した業者、身分証明や通帳キャッシュカードを取り上げ生活保護費を搾取する業者です。
アパートに到着したら本当に驚きました。急坂だけでなく転げ落ちそうな急な階段の上に、築60年を超えて、洗濯機も置くところのない狭い物件で、家賃52000円（住宅扶助費の上限）共益費7000円。何と窓には紙のカーテン！カーテンじゃなくて目張りでしょ、相談者は派遣会社で働いていた貯蓄が少しあったので契約書や覚書もなく、その時手持ちのお金10万5000円を前家賃やもろもろの経費で払わされた。用意されたのは、薄っぺらい布団と、紙のカーテン。中古のTV、冷蔵庫、インスタントラーメン、蕎麦、うどん、そうめん、お米5キロ。これで保護費が支給されるまで1か月との事無理やり所持金を減らさせて数日後に生活保護申請にスマイルリリーフが同行、区役所も何でしらんぷりするのでしょうか。。あまりにも酷い対応、薄っぺらい布団で熟睡もできません。具のないインスタント食品ではお腹満たされません。
来週の保護決定日後の初回保護費支給日にスマイルリリーフが同行するようです。私は面談中に担当ケースワーカーに電話で状況説明「スマイルリリーフに保護費支給日を絶対に知らせないように！」と伝えた。保護費支給日前に相談者と一緒に福祉事務所を訪問、相談者の人権を守るよう協力を求め福祉事務所公認の失踪をはかる。