生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク　事務局長　瀬戸大作さん　日記

9月２８日（木）
❶貧困ビジネスや無料低額宿泊所から逃れたり、入所を嫌がる相談者、仕事を失い家賃滞納で住まいを失う相談者、犬猫と一緒のケースも増えている。家族からの虐待から逃れてきた相談者、働くことも許されず公園で野宿している仮放免の外国人、ＳＯＳが続いている。福祉事務所に相談しても案内されるのは制約だらけの施設、仮放免の外国人は放置状態、反貧困ネットワークのシェルターは３２部屋とサブリース2軒、もう限界だ。満室状態が続き受け入れができない。何故、行政が充分なリソースを用意せずに民間の支援団体の膨大な経費負担に依存するのだろう。台東区は言う。「居所がない方は生保決定しても3か月間は様子を見たいので、その間はアパート転宅を認めません。」私たちが勝手にシェルターに入居させたのだから、うちは関係ない。ムテイやドヤに移動させてほしいとの暴論を吐く。「生保決定しても3か月間は様子を見たい」このような対応をおこなう福祉事務所が増えている。リベラル区長の福祉事務所もそうなんです。経営的事情で、もうこれ以上のシェルター増設はできない。でも野宿させられない。当面はビジネスホテルに泊まって頂く。もうヤバいよ！ヤバいよ！今日の相談者は全員が女性だった。
❷夜は埼玉県＊＊市に車を走らせる、所持金７００円の20代の外国人女性、特定技能ビザを持っている。せっかく日本に来て、就職も決まったのに、会社都合で3か月以上働けず、家賃滞納で追い出される直前だった。明日までに払わないと退去させられる。「手元にそれほどのお金もないので、多分その以降は公園とかで過ごします。その後訴訟を起こされると思います。最悪の場合はビザを取り消しで出国命令や中国へ強制送還になります」家賃支援をおこなった。追い出されてはいけないから、、何とか間に合ったね。
●彼女は、市役所や福祉協議会にも問い合わせしましたが、すでに就職先が決まり、また永住者ではないので、支援や補助金は全部申請不可で、最後に私たちに連絡をくれた。
生活保護で外国籍で対象となるのは永住者、定住者、日本人の配偶者など、特別永住者、難民認定を受けた者等に限定されている。路頭に迷ってもこの国は助けることはしない。
（画像はソーシャルワーカーでつくろい東京ファンドの大澤優真さん作成の資料を転載させて頂いています。）