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Save the Children Centreコミュの156

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156

プルナスを枯らさない!
テーマ:かんきょう

2009-04-21 01:12:34


マトマイニのプルナス・アフリカーナ。
ケニア商業銀行が机や椅子を寄付した時、記念植樹した。5年も経つのにまだ直径3センチ!


マトマイニの15エーカー(18000坪)の敷地には、22年間いろんな木を植えてきた。乾季にも緑が絶えない。だが、今回の大旱魃には若い木が数本枯れた。やっと雨が降り始めたが、苦しい乾季だった。


どんなに乾いても決して枯らしてはならない木がある。プルナス・アフリカーナもその一つだ。樹皮が肝臓や便秘、あるいは牛の炭疽病に効用があるとして、プルナス・アフリカーナは伝統的に使用されてきた。キクユ族はムイリ、ルイヤ族はムニャマと呼び、大事に守ってきた森の薬の木だった。


それが、十数年前だったろうか「前立腺癌に効く」とブームになった。地元の人々が知らぬ間に、自然林の木の皮が剥ぎ取られる事件が続いた。お金になると知った地元住民も盲目的に皮を剥いだりしたのだろう。結果として多くの木が枯れ、プルナス・アフリカーナは絶滅の危機に瀕する運命になった。


今はワシントン条約附属書?にリストアップされたり、FAO(国際連合食糧農業機関)でも緊急に保護すべき樹種として取り上げられている。象牙やサイの角の密猟しかり、アフリカの固有種が消える裏には、必ず人間の、それも北の欲望が渦巻いている。


マトマイニは12本のプルナス・アフリカーナを植えた。この木の材質は非常に堅く、成長は実にポレポレ(ゆっくり)である。木が育ったら、ほんの少しだけ樹皮を削ってヤカンで沸かしていただいてみようかしらと、その日を楽しみに見守っているところだ。


* ワシントン条約「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する 条約」

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