東日本の美術館・博物館コミュの【十和田市現代美術館】チェ・ジョンファ　ＯＫ！

チェ・ジョンファ　ＯＫ！
十和田市現代美術館４月２５日～８月２３日

http://artstowada.com/ok/jp/ok.html

一人である、チェ・ジョンファの個展を開催します。

チェ・ジョンファは、ソウルオリンピック・スタジアムを使用した国家的プロジェクトを成功させるなど、現代韓国アート界を代表するアーティストです。当館では、十和田市に縁の深い「馬」をテーマに、色とりどりの花で飾られた馬の彫刻《フラワー・ホース》を制作し、美術館のシンボルとして親しまれています。

チェは、芸術や文化は限られた人々のものではなく見る者だれにでも開かれている、ということを一貫して訴え続けています。本展では、プラスチックやビニールなど、日常にあふれる素材をアートに変えていきます。

また美術館を飛び超えて、街全体にチェの作品が展開され、作品を楽しみながら、十和田市のまち歩きを堪能することもできます。

日本発となるチェ・ジョンファの多彩な仕事と活動をご紹介する本展が、無限の可能性を秘める「アート」そして、まちの魅力を再発見する機会となれば幸いです。

チェ・ジョンファ Choi Jeong Hwa http://www.choijeonghwa.com/

1961年韓国生まれ。韓国を代表する現代アーティスト。アート・ディレクションやインテリア・デザインも手がけるなど多様な分野で国際的に活躍するチェは、日常の中から作品の着想を得ており、韓国文化と密接な関係のあるモチーフや街にあふれるイメージを用いながら、ダイナミックで非日常的な作品を作り上げる。作品が放つカラフルな色彩、強烈なデザインは、見るものにポップアートのような印象を与えるが、チェの作品は表面に現れる美しさではなく、その下に潜む作品や物事の本質的な部分を探ることに焦点をあてている。外見の内に潜む彼の美学は、現代美術に対する固定観念に縛られた我々に疑問を投げかける。