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好きです『北海道』コミュの★旭川エリア★

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 北海道の中心にあたるこのエリアは、大雪山や十勝岳の山岳地帯を中心に、美瑛・富良野周辺のパッチワークの丘が広がり、ダイナミックな北海道らしい風景が展開する。これらの山々の麓に広がる旭川盆地には、屯田兵が開拓して築いた町がいくつもある。美瑛川、忠別川の清流が石狩川に合流するところに築かれた旭川はその代表。道内第2の都市に成長したこの街は、開拓の歴史を今に伝え、芸術と文化の香りが漂う魅力的な観光地だ。また、山の中に一歩足を踏み入れれば、至る所に温泉があるのもこのエリアの魅力。層雲峡温泉や白金温泉などの温泉郷から、吹上温泉のような秘湯までお好みしだいだ。

※ 歩き方

  JR函館本線は、旭川と札幌との間に約30分間隔で、旭川から北の京芦別がある芦別に行くには、滝川駅を経由していった方が早い。富良野方面に行くJR富良野線はいつも十勝岳連峰が車窓に見える進行方向に向かって左側の席がお勧め。中富良野付近で一面のラベンダー畑が見られる。この富良野線には美瑛、上富良野、中富良野、そして富良野と、観光地への下車駅が次々と現れるが、観光シーズン中は、どの駅も、駅舎や駅前広場に臨時の観光案内所が開設されているので、安心して観光に回れる。なお、美瑛の石造りの駅舎は絶好の被写体として人気がある。また、夏の観光シーズン中の土曜・休日は、美瑛止まりの列車が富良野まで延長運転されるほか、リゾート車両を使った臨時列車が走る。層雲峡の玄関口にもなるJR石北本線の上川駅。特急列車は1日5本、普通列車は1日8本の運行。このほか夏に臨時列車が走るので、事前に確認した方がいい。また、この上川は、札幌、旭川に次いでラーメンの街をうたっている場所。大雪山の浮流水が美味しさの秘訣だとか。列車やバス待ちの時間に試してみるのもよい。

※ バス
  
  大雪山・十勝岳の山麓の温泉地には、旭川駅をはじめJR沿い線の駅から櫛の歯のようにバス路線が延びている。旭川駅前から天人峡温泉・旭岳ロープウェイ(旭岳温泉)を結んでいる旭川電気軌道バスの「いで湯号」(1日2往復、夏期は1日3往復、所要時間1時間30分)は、旭川から天人峡温泉・旭岳ロープウェイまで乗車すれば運賃が無料というのがありがたいバス。帰りのバスも、天人峡温泉か、旭岳温泉の宿に宿泊するか、2000円以上の買い物をすると無料の券がもらえる。もちろん旭岳ロープウェイを使用して姿見の池を往復しても(往復運賃2700円)この券がもらえるので、ロープウエイの発券窓口に申し出よう。また、天人峡温泉〜旭岳ロープウェイ間の乗車も無料だ。旭川から出発する定期観光バスの中で、旭川電気軌道バスの旭川市内観光1日コースは、午前運行の旭川駅前・旭川空港・美瑛駅〜富良野駅のコース(往復)と、午後運行の富良野駅〜美瑛駅・旭川空港・旭川駅前のコース(往復)に分けて利用することが可能で、観光をしつつ、旭川と富良野の移動に使える。なお、旭川駅前から各方面に向かうバス乗り場は、駅前周辺に分散しているので要注意だ。

※ レンタカー

  このエリアでは、旭川空港や旭川市内、富良野市などに、レンタカー各社があり、JR函館本線の旭川駅、JR富良野背の美瑛駅、富良野駅にも駅レンタカーがある。大雪山系や、丘巡りなどの観光には、レンタカーの利用が一番効率的だろう。しかし、なにぶん広い大雪山一帯。旭川でレンタカーを借り、2泊3日で層雲峡、然別湖、富良野、旭岳と1周しても、レンタカーの制限距離をオーバーしてしまうほど。どうせ借りるならば、レール&レンタカーで距離無制限のSDクラス(1日単位)や、料金のお得なマイドライブを活用したい。

※ プラニングのヒント

  富良野のラベンダーの一番の見頃は7月中旬〜下旬。この頃、中富良野や上富良野ではラベンダー 祭りが開催される。

※ ドライブアドバイス

  国道38号の層雲峡にある大函・小函付近は、トンネル部分の延長工事が完成したため、大函や小函の迫力ある岩壁ばかりでなく、銀河の滝や流星の滝も国道から隠れてしまった。滝見台の駐車場や大函の駐車場に立ち寄らないと、せっかくの景観も見そこなってしまうので注意しよう。また、三国峠を抜けて糠平温泉・帯広方面に行く国道273号は、道路の改良工事も終了して冬季も通行できるようになり便利になった。旭川と富良野を結ぶ国道273号の沿線には、お花が咲き乱れる観光農園が次々に現れる。特に深山峠布巾は、ラベンダー畑とうねる丘陵、そして十勝連邦の峰々が眺められて見事だ。

◎ 旭川

  人口36万人の北海道第2の都市旭川。屯田兵による開拓の中心地として始まり、一時は軍部として発展した歴史をもつ。現在、層雲峡・大雪方面、また富良野・美瑛方面への観光の玄関口として、さらに、道北、同等エリアへ向かうジャンクションとして重要な役割を担っている。旭川駅前から正面にまっすぐ延びる平和通買物公園は、昭和47年(1972)に日本で最初に恒久的な歩行者天国になった所で、道の両側には、大型店や専門店、地元の老舗などが軒を並べており、食事処や宿を探すのに便利。通りのところどころには、噴水や佐藤忠良の「若い人」をはじめとするブロンズ彫刻像が設置され、トウモロコシを食べながら通りをそぞろ歩くのも楽しい。主な見所は郊外に散らばっており、旭川からバスを利用する。これらはJR旭川駅をはさんで北の平和通買物公園と南側の2つの方面に分かれる。

● 旭川の交通

  旭川市内の移動は道北バスと旭川電気軌道バス、中央バスの路線を利用。バスの乗り換えは、路線によって旭川駅の宮下通と約50m離れた1条通に分かれている。(特に1条7と1条8は使用頻度が高い。)ので、駅前の表示板で確認すること。タクシーは駅前に常駐している。レンタサイクルは、常磐公園の市立体育館で無料で借りられる。(5〜10月の9〜16時)ほか、台数は少ないが、駅構内でも貸し出しを行っている。この場合は、改札口を出て左側にあるツインクルプラザ内の駅事務所で申し込む。市内中心部の道は碁盤目状になっているが、郊外の道は放射状に広がっているので、車を利用する場合は、安易に道を変えると方向感覚がずれやすいので要注意。

● 旭川の宿

  旭川市内は、駅前を中心にシティホテルやビジネスホテルが数多く集中しているが、シーズン中の平日にビジネスホテルを利用する場合は、満室の場合が多いので早めの予約を。

● 旅のポイント

  旭川駅の構内に観光案内所がある。ここでもらえるトラベラーズマップは、旭川駅前のバス停案内や、駅周辺のお店の1などが分かって便利。
  
● 旭川市博物館(旭川周辺の自然、歴史と人々の生活がテーマ)

  大雪クリスタルホール内にある旭川市博物館は、上川盆地周辺の自然や、先土器時代から現代までの人々の生活を、復元した家屋やはく製、収集した遺物など、実物大の資料を使って見せてくれる近代的な博物館。常設展示場は、入り口がある上層階と下層階の2層構造になっており、上層階には、堅穴式住居、チセ、屯田兵屋、現代の家などの住居が復元移築され、厳寒の北海道に暮らす人々の住居の工夫や、住居の変遷を知ることができる。ここに展示されている屯田兵屋は永山屯田の第332号で、天井もなく、六畳と四畳半の和室、炉を設けた板の間と流しつきの土間、といった質素な造りで当時の苦労が忍ばれる。また、ササで壁と屋根を葺いただけのチセが、伝統に培われた寒さ対策を行うことによって、開拓使が建てた小屋よりもずっと温かく、快適な生活ができたことは面白い。中央部の吹き抜けの部分には、旭川地方の森林を代表する樹木のイタヤカエデ、トドマツ、ヤチダモの木が吊り下げられ、木々の間にとまった10種類の小鳥たちを、階段の途中のフロアに置かれた双眼鏡で観察する工夫がされている。下層階は、自然と人々の暮らしをテーマにしており、旭川周辺に生息する動物たちや、各時代の生活道具などが展示されている。遺跡から発見された遺物や、アイヌの人々の生活道具などにも興味が引かれるが、昭和20年代の手廻洗濯機など、少し昔の一般的な生活道具の展示にも心が引かれる。また、上層階にあるインタラクティブハイビジョンシステムは、大雪山への五つの登山ルートから一つのルートを選択し、質問に答えながら登山をするもので、クイズの成績優秀者には遊覧飛行の映像体験ができる。

● 外国樹種見本林(小説「氷点」の舞台となった静かな森)

  美瑛川の川岸に明治31年(1898)に設けられた1万8000?の実験林で、外国の樹木が北海道でどう育つのかを観察するため、ストローブマツ、ヨーロッパカラマツ、ヨーロッパトウヒ、ニセアカシアなど、約30種、1万2000本の外国の樹木が植裁されている。旭川在住の小説家・三浦綾子の小説「氷点」の舞台として有名だが、美瑛川の堤防に上がれば、小説の主人公”陽子”と兄の”北原”が樹木の名を上げながら歩く場面など、小説の中と同じ光景が目の前に広がる。林の中には小さな売店が1軒。時折、近くの人が犬と散歩に訪れたり、子供たちが釣り竿を持って遊びに来たりきたり、観光地化されていない静かな空間だ。訪れる前に「氷点」を一読しておけばより印象が高まる。

● 優佳良織工芸館(縦糸と横糸が生み出す北海道の自然美)

  旭川から国道12号で札幌方面に向かうと、高台に大きなヨーロッパ風の建物が見えてくる。これが、優佳良織工芸館、国際染め織美術館、雪の美術館の3階からなる北海道伝統美術工芸村。そして、最も早く開館し、中心的な施設となっているのが優佳良織工芸館だ。昭和37年(1962)に工房が発足し、版画家の棟方志功によって名付けられた優佳良織工芸館は、長い年月をかけて、何百色にも色を染め分けた羊毛を素材に、北海道の美しい自然と風土をテーマに織り上げるもの。木内綾氏、木村和博氏の創作によって生まれた作品は、ハンガリー国際織物ビエンナーレ金賞など、海外や国内で数々の賞を受賞し、高い評価を受けいる。展示された作品は、何色もの羊毛を織り上げることによってできた油彩のようなタッチで、北海道の様々な自然を見事に表現し、優佳良織独自の世界を作り出している。館内では、作品の機械織り工程の実演も見ることができる。イメージ通りの色彩を表現するために、何百色もの糸を染色することから始まり、創作されたデザインに基づき一本一本織り込まれていく工程を見ると、作品の一点一点がさらにいっそう輝きを増して見えてくる。

● 国際染織美術館(我が国初めての染織の専門美術館)

  世界各地、日本各地の優れた染め織り工芸が分類・整理され、それぞれの特徴を対比しながら、その美しさを鑑賞することができる美術館。世界約90カ国と日本各地の染織美術約5000点が収蔵されている。主な展示物としては、エジプトのコプト人によって3世紀から10世紀にかけておられたコプト織裂をはじめ、シルクロード出土の中国唐時代の茜染め、聖徳太子の時代に中国から渡来した法隆寺古裂などがあり、古い時代からの世界の多彩な染色文化を知ることができる。さらに、1500〜1525年頃にベルギーで制作された、縦397cm、横445cmの大きなタペストリー「女神の凱旋」なども展示されている。空間を隙間なく埋める画面構成や登場人物の服装、遠近法の追求などに注目して、この大作を鑑賞してみよう。このほかに、ペルシア、インド、アジア、アフリカ、ヨーロッパと中国の順に展開する世界の染織や、国内各地の特色ある染織が展示、紹介されている。中でも一枚の布の表と裏に犬と猿を写実的に表した中国の蘇州刺繍は不思議に思う一方で、見事な刺繍技術に驚かされる作品だ。

● 雪の美術館(雪をテーマにしたスノーホワイトとスカイブルーの世界)

  白い外壁にエキゾチックな尖塔がどこかの教会を思わせる雪の美術館。エントランスホールから、道内の作家たちが雪をテーマに描いた絵が飾られている螺旋階段を降りていくと、まず、氷の回廊が現れる。回廊の両側のガラスで仕切られた壁内には、松尾隆司画伯の原型デザインをもとにして制作された「大雪の自然・冬」と題する見事な氷瀑の世界が描き出されている。この氷の世界は、常時マイナス15度からマイナス20度に保たれているが、昇華によって氷の形が変わるため、毎日水をかけて氷の造形を維持する努力が重ねられている。スノー・クリスタル・ミュージアムは、雪の結晶の研究に生涯を捧げた、北海道大学低温科学研究所の小林教授と、同研究所の古川教授が、大雪山の天女ヶ原で雪洞を堀り、20年以上の歳月をかけて撮影した雪の結晶写真で構成されたもので、結晶の美しさと種類の多さに驚かされる。このほか、200席ある音楽ドーム天井には、松尾隆司画伯を含め7名の画家による油彩28000号の巨大な作品「北の空」が描かれている。

● 神居古潭(奇岩怪石が続く石狩川の渓谷)

  石狩川が上川盆地から石狩平野に流れ出る境にある峡谷で、樹木が長い年月を経て石と化した奇岩怪石が続く景勝地。ここの地層は、1億年以上を経過したとみられる輝緑片岩の地層として世界的に知られており、河原の岩にはおう穴群がみられる。また、紅葉が美しい所としても知られ、ちょうど紅葉が見頃になる10月上旬には、水路の安全祈願の伝承に基づくコタン祭りがアイヌの人々によって行われる。市の中心部の旭西橋から神居古潭まで全長19.37kmのサイクリングロードが石狩川に沿って整備されており、常磐公園内の市立体育館で貸し出しされる自転車で訪れることができる。このサイクリングロードは、かつて函館本線が通っていた線路跡。吊り橋を渡った先に、旧神居古潭駅の駅舎とプラットホームがそのまま残されており、この線で活躍したD51やC57、9600型の3両の蒸気機関車が保存されている。また、近くには堅穴式住居跡やストーンサークルがある。ストーンサークルへは、案内板にしたがって急な山道を登っていくことになるが、その規模はあまり大きくない。自然の野山を歩きたい人にはよいかも。途中には、夢殿観音と新四国八十八カ所巡りの石仏が並んでいる。

● 常磐公園(芸術と緑に囲まれた市民のオアシス)

  石狩川に架かる旭橋のほとりにある常磐公園は、千鳥ヶ池を中心にした緑が溢れる広さ約6k?の市民公園。公園内には、道立旭川美術館の周辺を中心に、ザッキンの「人間の森」、ブルーデンの「雄弁」、本郷新の「風雪の群像」などの彫刻作品や、中原悌二郎賞受賞の彫刻作品が芝生の中に設置されていて、みずみずしい緑の中での芸術鑑賞が楽しめる。スイカの一片のような半円の上に小さな人間の行列が続く三木俊治の作品「行列」は、少し近づいて鑑賞してみよう。道立旭川美術館の中には、旭川生まれの砂澤ビッキの彫刻をはじめ、木工の町・旭川にふさわしく、現代木彫の優れた作品や伝統木工芸、木工クラフトが展示されている。公園内には、この美術館の他に、H−?ロケットや知能ロボットなどが展示されており、プラネタリウムを備えた旭川青少年科学館や手に触れて楽しみながら川に関する知識が得られる川のおもしろ館などの施設がある。

● 川村カ子トアイヌ記念館(上川アイヌの文化を伝える私設資料館)

  上川地方のアイヌを代表する旧家として知られる川村家第8代目の故川村カ子ト氏が、大正5年(1916)にアイヌ文化を紹介するために設立した私設資料館。館内には多数の資料がズラリと展示されており、花ゴザ「チタラペ」や民族衣装「アツシ」をはじめ、風俗や習慣を伝える衣服・生活用具や神器類が約500点あって見ごたえがある。また、川村カ子トアイヌ自身が測量技師として、長野県の現JR飯田線の建築に携わっていた当時の写真資料などもあり、アイヌの伝統を継承するばかりでなく、当時から社会に積極的に進出して、活躍していった姿が見られ、アイヌの生活に対する認識を新にさせられる。他にも、当時の首長の姿や顔写真、熊送の儀式の様子を写した写真などは、アイヌの私設資料館ならではの資料だろう。さらに、6〜9月の夏期には毎日、定期観光バスの到着に合わせて(団体の場合は臨時)、国の重要無形民俗文化財であるアイヌ古式舞踊の実演が行われる。また、無料で貸し出されるアイヌの民族衣装を着て記念写真を撮ることもできる。野外には、ササを葺いたチセがあり、実際に炉に火が入った内部に入れば、実際のチセでの生活が実感できる。

● 北鎮記念館(軍部として栄えた旭川の一面を知る)

  明治34年(1901)に旧陸軍第7師団が旭川に移転し、軍部として栄えた旭川。師団が置かれた春光町界隈には、官舎や師団関係の私設が今も残っている。北鎮記念会館は、この春光町の自衛隊敷地内にある私設で、屯田兵と旧陸軍第7師団の資料を中心にした資料館。普段なかなか入る機会がない自衛隊の敷地に入るだけでもちょっとした体験だ。正門の警衛に見学を申し出てから敷地に入る。資料館の展示物の数は、約2700点。屯田兵が使用していた機械類や、大正2年(1913)当時の第7師団を中心に春光町周辺を再現した大きなパノラマ模型などもある。2階の資料室には、満州事変・ノモンハン事件の資料、各種勲章や遺書などが展示されている。戦前の歴史などに関心がある人には興味深い資料館だろう。

● 中原悌二郎記念旭川市長国美術館(白亜の洋館旧偕行社と中原悌二郎の彫刻の世界)

  この美術館は、日本近代彫刻に大きな足跡を残した旭川市ゆかりの彫刻家中原悌二郎(1888〜1921)を記念して1994年に開館。美術館の建物は、旧大日本帝国陸軍第7師団が旭川に設営された際、将校たちの社交場として明治35年(1902)に建てられた偕行社のもの。昭和43年(1968)から私立旭川郷土博物館として使用されてきたが、1993年の博物館移転に伴い、新に開設されるこの美術館に転用され、平成元年(1989)には国の重要文化財に指定された。この美術館には、中原悌二郎の代表作品の「若きカフカス人」をはじめ現存するすべての作品、全12点のほか、悌二郎に影響を与えたロダン、萩原守衛、悌二郎の友人であった石井鶴三、堀進二などの作品や、中原悌二郎の受賞作品などが収蔵、展示されている。悌二郎の作品などが並ぶ2階展示室の横には、中原悌二郎資料室もあり、わずか32年の生涯で25の作品を残した彼の年譜とともに、明治43年(1910)頃の作品「女の顔」の石膏原型や「若きカフカス人」の石膏原型、デッサン、書簡などが展示され、彫刻ファンならずとも興味が引かれる展示になっている。

● 井上靖記念館(旭川ゆかりの作家井上靖の記念館)

  作品「闘牛」によって第22回芥川賞を受賞、その後も歴史小説の「天平の●」や「敦煌」「おろしや国酔夢澤」「孔子」などの作品を発表し、昭和51年(1976)には文化勲章も受章した日本を代表する作家、井上靖の記念館。井上靖は明治40年(1907)5月6日旭川市春光町の旧陸軍第7師団宿舎で生まれる。1年足らずで旭川を離れるが、母の語る5月の旭川の美しさを聞き、「私は誰よりも恵まれた出生を持っていると思った」と、生誕の地である旭川への想いをしるし、多忙な作家活動の合間を縫って旭川の町を訪れていたという。この資料館には、自筆原稿をはじめ、旭川を思って作った詩の原稿、創作にまつわるエピソードを物語る資料が数多く展示されており、特に映画化されておなじみの「氷壁」の創作メモ、「敦煌」の取材旅行のメモなどは興味を引く。また、万年筆や眼鏡などの遺愛品も展示されている。なお、入館する場合は、旭川市長国美術館との共通入場券がお得。

● 旭川兵村記念館(旭川を開拓した屯田兵の歴史資料)

  旭川は、明治24年(1891)に氷山、そして明治25年(1892)にはこの旭川兵村記念館がある東旭川にそれぞれ400戸の屯田兵が入植し、本格的な開拓が開始された。旭川神社の境内の一角にある旭川兵村記念館には、屯田兵に関わる生活用具や資料が約900点展示されている。館内には、上兵村北4丁目の寺門氏が入居していた住宅の一部が復元され、当時の生活が再現されている。当時、屯田兵によって開拓された土地は、2年目にして水田に変わっていき、今では旭川周辺は道内でも屈指の稲作地帯になっている。収集された資料の中でも開拓器に工夫された数々の道具類が面白い。当時は霜の害を防ぐため籾の直撒きが行われていたが、その籾の直撒き効率を30倍に高めたといわれる蛸足と呼ばれる糠撒き器もその一つ。また、仕事中に赤ん坊を常に自分たちの身の回りに置いておくために考え出された、屋代子という屋根付きのベビーベットは御輿のような形で運べるようになっていて楽しい。その一方で、水田の中に大きな切り株が林立ちする写真資料をみると当時の大変な苦労が忍ばれる。このほか、広澤徳治郎氏が当時の屯田兵の生活や入植当時の旭川周辺の様子、開拓に使用された道具類などを思い出して描いた絵巻物は、当時の生活をよく伝えていて興味深い。

● 男山酒造り資料館(浮世絵にみる名手”男山”の歴史)

  今から約300年前の寛文年間(1661〜1673)、清酒「男山」は伊丹の木綿屋山本三右衛門によって創製された。男山の酒銘は明治になって各地に分散したが、ここ旭川の山崎酒造が木綿屋山本の酒銘を正当に受け継ぎ、現在も名酒”男山”を造り続けている。資料館の見学は、まず3階の酒造りの歴史から。ここには、男山の由来や存在などを裏付ける子文書や、歌暦や国偵の描く浮世絵の中に登場する清酒”男山”などの資料が展示されている。2階には、桶や酒造りの道具が展示されており、ヨダレカケ、キツネ桶、ザブトンなど、独特の名が付けられた道具が多く面白い。また、11〜月3月にかけての時期は、ガラスの向こうに仕込みの風景を見られるチャンスもある。1階の売店では、無料の利き酒もできる。厳寒の脇には延命長寿の水と呼ばれ”男山”の仕込み水となる大雪山の浮流水が出ている。なお、屋外にも樽小屋などの展示があるのでお忘れなく。

● 当麻鍾乳洞(マカロニ鍾乳洞が必見の鍾乳洞)

  昭和32年(1957)、石灰岩の採掘中に発見された当麻鍾乳洞は、全長135m、高さ7〜8m。1万5000年前のジュラ期の石灰岩の地層が浸蝕されてできたもの。鍾乳洞の内部は、上、中、下の3段に分かれ、5つの部屋からなっており、この内部の形状から発見当時はエゾ●龍洞と呼ばれていた。当麻鍾乳洞の大きな特色は、鍾乳洞に不純物がなく結晶度が高いこと透明度が高く、氷砂糖のように白く輝く鍾乳洞は、本州の鍾乳洞で一般に見られるものとは明らかに違って見える。また、天井から同じ太さでパイプ状になって下がっている珍しい鍾乳管はマカロニ鍾乳石と呼ばれ、女神の間と遊仙の間で見られる。しかし、その直径は5mmほど、他にも細い鍾乳洞が無数に下がっているので、筒状になったこのマカロニ鍾乳洞を探すのは宝探しの気分だ。

※ 穴場発見(実物と標本と写真で知る世界の昆虫)

  山小屋風の外観のパピヨンシャトーには、標本の展示室、実際に自然の中で生活する様子をそのまま再現した生態観察があり、日本や世界各地に生息する昆虫たちと触れ合える施設だ。展示室では、15cmもあろうかというタイワンオオウスバカミキリやアジアで一番大きなカブトムシといわれるマレーシア産のコーカサスカブトなど、その大きさに圧倒される甲虫をはじめ、光沢のある青い羽が魅力的な南米のモルフォチョウやフクロウチョウなど、世界各国の珍しい蝶の見本などが展示されている。ガラスで覆われた生態観察室では、2週間ごとに沖縄から空輸されてくるツマベニチョウ、リュウキュウアサマダラ、イシガキチョウなど、常時7種類の蝶が飛び回っており、アゲハチョウの幼虫や木の枝にナナフシ、タイワンクツワムシ、コオロギなどの昆虫が放し飼いにされている。

コメント(12)

初めまして!好きです北海道のコミュに参加させていただきたいと思い書き込み致しました!

この7月に上旬に旭川空港へ降り立ち美瑛・富良野・夕張と周り小樽から定山渓に入りニセコ・洞爺湖・最後に函館へとレンタカーで4泊5日の旅を満喫してきました!

このトピックを参考に又!来年北海道へチャレンジしてみたいと思います!

コメントありがとうございます。

また、こちらからのレスが遅くなり大変失礼しました!

7月上旬と言えば一番北海道らしい時期だと思います。

4泊5日の北の旅、満喫されてなによりです!

まだまだ始めたばかりで中身がありませんが、ゆっくりと充実させていきたいと思っています!

これからもよろしくお願いします!


● 層雲峡(勇壮な自然の中で日本一早い紅葉を楽しむ)

 層雲峡国道30号を上川町から石北峠へ向かう途中、道路を挟むように険しく切り立った断崖絶壁が見えてくる。かつて降り注いだ火山灰が岩となり、石狩川の流れによって長い年月をかけ削られた「層雲峡」は、まさに自然が創造した大渓谷。大雪山国立公園の玄関口として知られるほか、日本で一番早く紅葉が訪れることでも有名だ。
 紅葉スポットが随所に点在する層雲峡の中で、最も美しいといわれているのが、温泉街から約30kmほど離れた場所にある銀泉台。針葉樹の緑が残る標高1490mの緩やかなキャンバスに、燃えるような朱色と、ぬくもりのある黄色が幾重にも重なり、その景色はまるで一枚の絵画を見ているよう。自然の作り出す芸術的な美しさが人々を魅了してやまない。
 また、ロープウェイで黒岳の7合目に登って眺めるのもおすすめ。艶やかな樹海の下に石狩川や大峡谷がが広がり、華麗でダイナミックな競演を満喫できる。四季を通じて人気の高い大函や、銀河・流星の滝でも1月上旬には紅葉のピークを迎え、一年の中でも特に幻想的な景色を見せてくれる。

● 層雲峡
  長い歳月をかけて形成された柱状節理の周囲をナナカマドの赤、ダケカンバの黄、ハイマツの緑がぐるりと囲む。絶妙なバランスが岩肌をアーティステスックに染め上げている。

● 黒岳
  標高1984mから望む紅葉は地上とはまた違う景色。

● 銀河の滝
  そびえ立つ岸壁の間を、まるで白糸のように細く流れる銀河の滝。秋はカラフルな紅葉とのコントラストが絶妙で、その姿は冬を前にしたはかなさを表現しているようだ。 
◎旭山動物園
 旭川は北海道のほぼ中央にある盆地の街。冬の冷え込みは厳しく、12〜3月の平均気温はマイナスだ。この旭川に、入園者が右肩上がりの動物園として全国に知られる日本最北の動物園がある。この話題の動物園にあえて『冬』に出かけることをおすすめする。日本最北の動物園には、冬ならではの豊かな景色が広がっている。

●旭山動物園の冬の魅力
1、積雪期限定の人気イベント「ペンギンの散歩」
 運動量が落ちる冬の健康管理のため、11時と14時30分の1日2回、雪が積もった園内を歩く「ペンギンの散歩」が行われる。ペンギンの意思に任せた自由参加。
2、寒いほど生き生きする北国の動物たちに注目
 旭山動物園には、ホッキョクグマやアザラシをはじめ、ペンギンにユキヒョウなど寒冷地に生息する動物がいっぱい。冬は、彼等にとってまさに本領発揮の季節ともいえる。
3、昨年オープンした、冬の見学も暖かな施設
 06年8月にオープンした「チンパンジーの森」は、チンパンジーが冬期間でも屋内で遊べる、ターザンロープなどを備える。雪が降っていても元気に遊ぶチンパンジーの観察ができる。

0166−36−1104
住所:旭川市東旭川町倉沼
交通:旭川駅前「アサヒビル」より旭川電気軌道バス旭山動物園行きで、40分。
◎旭川冬まつり(2/7(金)〜11(火))
 旭川冬まつりのシンボルである大雪像をはじめとして、花火、ジャンボすべり台、レーザーショー、スノーアトラクション、世界の氷彫刻家が集結する氷彫刻世界大会などを開催。売店コーナーでは寒さを吹き飛ばす、旭川ラーメンやジンギスカンを味わえる。

会場:石狩川旭橋河畔(大・中・小雪像、オープニングショー、売店コーナー他)、常磐公園(雪あかり、スノーアトラクション他)、平和通買い物公園(氷彫刻世界大会)等。
時間:9:00〜22:00
0166−25−7168(旭川冬まつり実行委員会)

◆オープニングと最終日夕刻から大雪像をバックに花火が打ち上がる。

◆ギネスブックで認定された大雪像には、昨年約6000台の雪を使用。

◆あさひかわ雪あかり2007ではオブジェのライトアップやファンタジックレーザーを開催。
どうも、ご無沙汰しております。
16日の夜に旭川に行き、翌日、旭山動物園を見て帰京するという強行軍の予定ですが、甥っ子が楽しみにしていて・・・というか、甥っ子はたんなる言い訳で、ほんとは自分が見に行きたいだけなんです・・あせあせ

旭川は、何年振りでしょうか・・十年位経ちますかね・・・
この時期だと、まだ、雪は、そんなに積もってないんでしょうかね?

風邪ひかないように、準備はしていくつもりです!
タツ さん

甥っ子さんを口実に旭山動物園!笑)いいですね!

旭川の雪の情報はまだありませんが、これからの時期は、いつ雪が降ってもおかしくない状況です!
また、雪がない分、冷たい風がこの時期の特徴です。
くれぐれも防寒の準備はお忘れなく!

最低コート、手袋、マフラーは必携です!

雪の情報はまだ日にちがありますから、近くなりましたら、旭川の雪の情報をメッセージしますね!

楽しい体験談を期待してます!

ちなみにホテルとかは手配済みなのでしょうか?

もし、まだでしたら参考にしてみてください!

「ホテルパコ旭川」
0166−23−8585

一見ビジネスホテル風ですが、造りも綺麗で風呂も充実していて、旭川駅からも歩いて3〜5分。6000円くらいだったと思います。
ありがとうございます!
安く押さえるために、パックにしたんです。だから、三人で10万になってしまいました冷や汗宿泊は、旭川 グランドホテルです。
夜遅くに着くので夕食をどうするか考え中。甥っ子は、蟹たべた〜いと申しております。まぁ、本屋で探してみます。
事後報告しますね!!
何てったって10年振りの旭川なんですから・・
タツ さん

 旭川の情報については疎いので、雑誌などから適当なものをピックアップしてみました。甥っ子さんがカニが食べたいとのことでしたが、私の情報不足で旭川にはカニの専門店は見あたりませんでした。
 居酒屋が主になりましたが参考にしてみて下さいませ。

●旭川「さんろく街」(ススキノに次ぐ第2の歓楽街)
 旭川駅から徒歩5〜10分ほど、3条6丁目界隈を中心に、レストランや居酒屋、バーなどが集まる歓楽街を「さんろく街」という。
 北海道では、札幌のススキノのに次ぐ賑わいをみせ、「第2のススキノ」とも呼ばれている。

◆居酒屋「暮四季」(くれしき)
 旬の魚を中心に、季節の料理が味わえる居酒屋。脂ののった羅臼産のキンキをあっさりとした塩味のスープで食べるキンキ鍋は、ぜひ食べてみたい一品。団体客が利用できる座敷も用意されている。また、小上がりのほかにカウンターもあり、少人数でも気軽に利用できる。

0166−25−0588
旭川市3条6丁目右6号
旭川駅から徒歩5分
営業:17:30〜0:00
休 :日曜
予算:3700円〜

◆居酒屋「せんや」
 新鮮な魚介類をはじめ、北海道の海の幸、山の幸が堪能できる。11〜3月の間はオホーツクから直送の甘いカキが食べられる。どの食材も女将さんの妥協のない仕入れのたまもので、日替わりの刺身などが味わえる。

0166−22−5320
旭川市5条7丁目右1号
旭川駅から徒歩10分
営業:17:30〜23:00
休 :日・祝日
予算3500〜

◆ホタテの店サロマ湖
 身が締まり歯ごたえのある、サロマ湖産の新鮮なホタテが味わえる専門店。3日おきに佐呂間町へホタテを買い付けに行くが、不漁などの時は閉店するという徹底ぶり。ホタテは刺身や浜焼きなどで一年中楽しめる。肉厚で甘みのあるホタテは一度食べたら忘れられない。また、10〜1月にはカキも登場する。

0166−22−6426
旭川市3条通6丁目右1号
旭川駅から徒歩10分
営業17:45〜21:00
休 :不定休(食材がないときは閉店)
予算2500〜

◆うまいもの屋 魯庵(ろあん)
 季節の食材を使ったオリジナリティに溢れるメニューが、約70種類と豊富に揃う。その時どきの新鮮な魚介類が盛られた魚介のサラダは特製ドレッシングで食べる人気料理でボリュームも満点。アルコール類も充実している。

0166−22−9678
旭川市3条8丁目サンライズビル2階
営業:17:00〜0:00
休 :不定休
旭川駅から徒歩8分
予算:3000円〜

◆旬香(しゅんか)
 旭川の3・6街(さんろくがい)にあり、観光客などで賑わう。旬の魚介料理はボリュームがあり旨い部位が惜しみなく出されるので地元客の信頼も厚い。週末は予約を。

0166−24−3155
旭川市3条通7丁目
旭川駅から徒歩5分
¥:お通し320円、タラバガニ(小)2500円、サケルイベ550円、刺身盛り合わせ1800円〜、イクラ丼800円、北海丼(ウニ、イクラ、カニ、サケなど)2000円
営業:17:00〜翌1:00、不定休

◆スープカレー串音KUSHINE
 スープカレー専門店。道産食材のうまさを最大限に生かしたカレーをゆったりと堪能できる。じっくり炒めたタマネギの他、約20種類のスパイスを加えたスープは、甘さと辛さのバランスが逸品。スープカレーの初心者には、とろけるほど柔らかいチキンレッグをトッピングにした「皮ばりチキン」820円がおすすめ。

0166−26−6320
旭川市2−8サンケイビル1階
旭川駅から徒歩3分
営業:11:30〜21:00
休 :不定休
予算:L800円〜、D1000円
ありがとうございます!!是非、参考にさせていただきます!
行ったお店の事後報告もキチンとしますね雪雪雪

ホタテの店は、まだやってるんですね・・十年前のマッブル札幌にも情報がありました。
子供と一緒だとどうかな・・・
行ってきました!

旭山動物園は、小さいながらも、工夫がなされた動物園だと思いました。
来るなら、やっぱり真冬にくると楽しいのかもしれませんね!

まだ雪が、ちらほら降る程度でしたから、それほど、寒くはなかったですよ!!
旬香は、無かったので、別の店にしました。

次は、来年の今頃、釧路を予定してます!

いろいろと、お気遣い頂きありがとうございましたm(__)m
タツ さん

コメントありがとうございます

レスが遅くなり失礼しました。

短い旅程でしたけど10年ぶりの旭川をそれなりに満喫されたみたいで良かったですね。

そうですか 来年は釧路なんですね。

それまでに、役に立てるような釧路の情報をアップしますね。

知りたいことなどありましたら遠慮無くコメント下さいね。

お疲れ様でした!

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