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上方歌舞伎コミュの坂東竹三郎の世界

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大阪松竹座 6月13日夜の部 16:00開演 二等席 三階一列6番

 竹三郎の自主公演を見てきた。今回の公演は三回のみ。13日が昼夜二回、14日は昼のみ一回。今回は竹三郎の喜寿記念と言うことだ。番付にお祝いの言葉を載せているのは、坂田藤十郎、片岡仁左衛門、この二人は上方歌舞伎の言うなら同窓生だ。それに、玉三郎。同じ「坂東」と言う姓だが、玉三郎は大和屋、竹三郎は音羽屋と屋号が違う。玉三郎と竹三郎とどういうつながりがあるのか、よくわからない。

 最初は「名物喧嘩茶屋〜お種と仙太郎」。これは松竹新喜劇の名作である。今回松竹新喜劇の女優さんも参加しての公演となった。竹三郎は、いぢわるな姑お岩の役であった。この芝居は初めて見るが、言葉が綺麗だった。松竹新喜劇で使われていた言葉はここまで綺麗だったと改めて認識した。今ではここまで上品な大阪言葉を使える人は希になったのではないだろうか。
 次は、「怪異 有馬猫」。これは実に44年ぶりの上演だそうだ。これは鏡山のパロディーで、鏡山で言う尾上の飼っていた猫がお初にのりうつって仇を討つと言う話しとなっている。最初は御殿、この場が「竹刀打ち」「草履打ち」にあたる。岩波(鏡山の岩藤)に薪車、それについている奥女中はすべて立ち役だった。お藤(鏡山の尾上)の部屋、ここでお藤が殺され、猫が竹三郎演じるお仲に憑く。この場で化け猫が本物の鯉を玩ぶ場面があって驚いた。全体のこの芝居はケレンで見せる芝居となっている。次の長廊下で、化け猫が奥女中を玩ぶ場はアクロバットになっていた。勿論、猫があんどんの油をなめる場面もあった。それから、相撲小屋の場となる。相撲取りが猫を退治すると言う趣向になっていた。
 最後は踊り、まずは壱太郎の「櫓のお七」。これはいつもの人形振りではなかった。ついで薪車のお祭り。これも「待ってました」はなかった。それから、竹三郎の踊りの弟子の舞踊、最後に竹三郎の挨拶となっていた。
 珍しいものを見られて良かった、と言うのにとどまる。

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