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JUGG BOXコミュのMicro Jugg一生モノ化計画

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皆様あけましておめでとうございます。
mixi初心者なので、こんな個人のブログ的なトピック作っていいのかどうかわかりません。もし不適切なら削除してください > 管理人様

別トピックにも書きましたが、正月早々Micro Jugg MJ-3の程度の良いレストア品をゲットしました。
以前からジャムセッションのお店で何度か使わせていただいて、いつかは欲しいと思っていました。しかし程度の良い物はなかなか出て来ず、半分諦めていましたが、久しぶりにヤフオクを検索してみたらたまたま見つけたものです。

早速音を出してみましたが、もの凄くいい。自分のギター(フルアコ)との相性もバッチリです。最近流行りのFenderを模したミニアンプヘッドも持っていて、かなり似た音が出ますが、最後の所で柔らかさというか、何とも言葉では表現できないんですがやはり違います。逆にミニアンプヘッドがかなり頑張っているとも言えますが。

音はいいけど、いくつか問題もあります。

■Reverbツマミを上げると「ガー」という大きなノイズが出る。リバーブの掛かりも悪い:これは別トピックで長田(猫舌)さんにアドバイスをいただき、解決の目途が立ちました。

■電源をONにするとStandbyスイッチがオフでも「ブー」というノイズが出る。最初は電源トランスのうなりかと思いましたが、スピーカーから音が出ています。これについてはく原因が分かってほぼ解決しましたので、後ほど書きます。

■ラジオの混信が聞こえる。先程は中国語講座らしきもののが聞こえました ^^)::: よくある症状ですがこれは対策がわかっています。

■レストアに少し問題がある。パーツの選定がちょっと雑なところがあります。元の設計もちょっと?なところがあるので直したいです。

■スピーカーはFenderっぽい音がするのがいい:交換するだけですね。


以前、FenderのVibrorverb(Vibrolux Reverbではない)という結構大型のアンプを所有していたこともありますが、重くて持て余したのと音もそれ程ではなかったのに比べるとずっと良いので、自分で徹底的にレストアして一生モノのアンプにしたいと思い始めました。とは言ったって、どんなに頑張ってもギターがまともに弾けるのはあと30年無いと思うんですが ^^);;;

以前は真空管オーディオにハマり、直熱管アンプを自分で設計して作ってたりもしたんですが、もう10年以上も前のことなので色々忘れてますし、道具もかなり処分してしまいましたが、久々に燃えています。思い出しながらゆっくりやろうと思います。

なお、長田(猫舌)さんの描き起こしてくださった回路図がなければ、とてもこんな気にはならなかったと思います。本当にありがとうございます。

コメント(20)

正月休みで電子部品は注文しても届かないので、まずは出来ることから手を付けようということで、StandbyスイッチOFFでもスピーカーから出る謎のハム対策です。目指すはレコーディングレベルのアンプなので、こういうのも潰しておきたいです(将来、YouTubeデビューしようと密かに企んでいます:やらないかもしれないけど)。

電源トランスからの磁力線が根本原因であることはまず間違いありません。ちなみにオリジナルのMicro Juggはスピーカーのケーブルはシャーシから直接出ているようですが、レストアされた方が写真のようにExt. SPジャックから接続するように変更してくださっていました。おかげでミニアンプヘッドとの聴き比べも簡単に出来て、これはこれで便利です。

話を元に戻して、電源トランスの磁力線がスピーカーに回りこむ経路としては、以下が考えられます。

1.電源トランスと出力トランスと電磁結合している:これだと対策は難しいです。

2.スピーカケーブルと結合している。撚ってあるとは言え4芯対向撚りではないので、磁力線の影響はある程度受けます。

3.スピーカーのボイスコイルに直接飛び込んでいる:これも対策が難しいです。


どれが原因か探るために、まずスピーカーケーブルをExt. SPジャックから抜いて、フォーンプラグをミノムシクリップコードでショートしてみました。何とこれでもハムは出ます。これで1.は消えました。

次にスピーカーの端子の所にスズメッキ線をからげて、スピーカー端子をショートしてみました。音は少し小さくなりますが、これでもハムは出ます。結局電源トランスとスピーカーが近すぎて、電源トランスの磁力線がボイスコイルに直接飛び込んでいるのです。

しかし、さぁ、困りました。どうしよう。と、ここで神のお告げが...

スピーカー端子をショートすると音が小さくなったということは、スピーカーケーブルにも飛びついてるわけだから、ボイスコイルへの飛び込みと逆位相になるようにして打ち消せばいいんじゃないの!?

早速、スピーカーの端子に挿さっているファストン端子を抜いて、+と−を逆にしてみました...やった! かなり小さくなりました。あとはスピーヵーケーブルの撚り具合を変えて調整すれば、ほぼゼロに出来そうです。
もう一つ問題発見。

レストアした方が選んだ出力管はSOVTEKの5881/6L6WGCで、音質的には良好なんですが、写真の通り「ハカマ」の部分がほとんどありません(コインベースというらしいです)。

そのせいで、抜け止めのバネ金具に引っかからず、気がついたら1/4位抜けてきていました。これは他の球に交換しないとダメですね。JJにしようかな。

しかしコンボアンプは上下逆さに球が挿してあるアンプが大多数なのに、SOVTEKはなんでこんな設計にしたんでしょうね?
あ、これ。私もこのコインベースの 5881 を使ってた時期があります。
実は7、8年前ペアで \3,000 を切る値段で売ってたんです。(^^;)

抜け止め金具も真空管を必ずしも固定できるとは限りません。
ハカマがあってもユルユル、というアンプに良く出会います。
最近はガラスの頭の部分にかぶせる金具も出回ってきていますので、
それを使えばあまり問題にはならないと思います。

それにつけても最近の真空管の高価なこと... 円安なのかなぁ。
>>[3]

ペアで \3,000 以下ですか! 今じゃ信じられませんね。


> ハカマがあってもユルユル、というアンプに良く出会います。

ハカマのサイズや形状もいろいろあるようですからね。


> 最近はガラスの頭の部分にかぶせる金具も出回ってきていますので、
> それを使えばあまり問題にはならないと思います。

ググりましたが初めて見ました。球交換するよりずっと安いですね。
ギャレットオーディオさんでも扱ってるようなので、部品と一緒に注文します。

ありがとうございました。
やっと部品が届きました。

2つのネットショップに注文したんですが結構時間掛かりました。
大体、以下のような方針で徹底レストアします。

■カップリングに使われているタンタルコンやケミコンはフィルムコンに交換
■直流の掛からない所に使われているケミコンは無極性に交換
■ケミコン類はできるだけ125℃ 2000時間の高温仕様のものに交換
 (10℃で寿命2倍と言われている)
■プリアンプIC TA7136Pはヤフオク入手時にレストアした人が交換
 したそうなのでそのまま
■INPUTジャックから抵抗を介した先のところを、ラジオ混信防止用の
 100pのセラミックコンデンサでGNDに落とす
■チューブラー型ケミコンや高耐圧トランジスタは予備を買っておいた

ケミコンは10個単位でしか売ってないものもあり、また余計なパーツが増えてしまいます ^^);;;


さて、いつできるかな?
Micro Jugg で故障しやすい部品としてはパワー・アンプ部 PW-66 基板上の
R11 820kΩ  1/4 W があります。
これを交換しておいた方がよいと思います。

ここには直流 300V 以上の電圧が加わっています。
おそらく抵抗のディレーティングの考え方が薄かった時代なのかと思いますが、
ここは 1/2W のものにすべきです。1/4W だと定格を超えないものの、
永く使うには問題があります。

ちなみにこの抵抗が劣化・断線しても音が出なくなることはありません。
が、しかし。
片側の真空管しかドライブしないので、音量が小さい状態でも大きな歪みが
生じます。クリーントーンが出ないアンプになってしまいます。
同様に R19 680kΩ も劣化・断線すると歪みが生じます。

これらの抵抗も交換しておくことをお勧めします。
>>[6]

済みません、コメントいただいてるの気が付かず、お返事が遅れました。
抵抗はノーマークでした。

忙しくてまだ取り掛かれていないのですが、その2本の抵抗は買っておこうと思います。
ありがとうございました。
今日、時間があったのでレストアを敢行しました。

基本的にケミコンは全部交換、カップリングコンデンサでタンタルやケミコンが使われていたところは可能な限りフォルムコンにしました。

また故障疑われていたリバーブユニットの駆動側は、倍電圧整流回路のダイオードを2本とも交換、パワーアンプICのBA521(ローム)も入手出来たので交換しました。

ただ、パワーアンプ部は長田(猫舌)さんからアドバイス頂いた抵抗がまだ届いていないので、ケミコン交換も今回は見送って次回にすることにしました。

リバーブはレストア前は薄く掛けるつもりでもREVERBツマミを8くらいにする必要があったものが、2でもちょっと掛け過ぎな感じになりましたので、やはりどこか壊れていたことは間違い無さそうです。

ただリバーブからのノイズは減ったものの、私の許容範囲には収まりませんでした。REVERBは2でも「ガー」というノイズが結構聞こえます。実用的なレベルでリバーブをかけても、掛けない時とノイズは殆ど変わらないで欲しいんですが...

しかしリバーブ部の部品は抵抗とフィルムコン等以外ほぼ全とっかえしましたので、これ以上どこかが壊れているとは思えません。最初からこんなものなのでしょうか...

試しにリバーブユニットに刺さっている赤いピンジャックを抜いて、ノイズの電圧を測ってみました。以前はミリバルも持ってたんですが処分してしまったので、デジタルテスタのAC電圧レンジで測ってみたら350mVも出ていました。アナログテスタでも150mV程度です(アナログテスタの方が帯域が狭いんでしょう)。

出来の悪い真空管オーディオアンプだって、出力端のノイズは数mV以内であることを考えると、これは大きすぎます。ノイズ源は電源くらいしか考えられないので、リップルをテスタで測ってみたらやはり数100mVあります。BA521のリップル除去比がどれ位だか知りませんが、普通に考えてこれは大きすぎるように思います。

こうなったら3端子レギュレータをかましてみようと思うんですが、これが結構難しい。BA521の電源電圧はアナログテスタで約14V。これにさらにリップルが乗っているので、電圧の底の値を考えると12Vの3端子レギュレータは無理そうです(あぁ、オシロスコープで波形を見たい)。

9Vか10Vの3端子レギュレータなら大丈夫そうですが、BA521のデータシートの完全なものが入手出来ていないので、電源電圧の下限がわかりません。互換性のありそうなBA532のデータシートは入手出来て、それによると電源電圧の範囲は9〜16Vとなっています。BA532はBA521とピンコンパチなので、万全を期すならこれに交換した上で9Vの3端子レギュレータを入れれば解決できそうです。


...なんていろいろ妄想してますが、本当に原因はそこなんでしょうか。悩みが増えてしまいました。
リバーブノイズはなかなか悩ましいですね。

電源のリップルノイズを疑うようであれば、
BA521 の 10 pin に DC12 ~ 15V の AC アダプタからの電源を
直接接続して試してみてはいかがでしょう。念のため、 D4 を取り外します。
これでノイズが止まれば電源関係。
BA521 のデータシートは入手できていませんが、互換品の
Philips ECG1165 のデータシートによると電源は最大 18V。
Vcc = 13,2 V での各種特性が定義されているのでこのあたりが使用推奨電圧なので
しょう。というか、車載オーディオ用の IC なので 12 V で動作するはず。
3端子レギュレータで平滑するならば、以下のもののような低ドロップタイプの
ものを使えば12V でも大丈夫。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-09264/


ただ、ノイズレベルが大きいことからリップルノイズではないのかも
しれません。発振している可能性があります。
BA521 を含め(TA7136 も)この当時の OP アンプは位相補償回路が内蔵されて
いないので、いろいろとコンデンサが付けられています。
電解コンデンサは交換しているでしょうから、C23, C25, C29 をチェックして
みてください。
また、発振を起こしそうな抵抗 R21, R19, R20 の値もチェックしてみて下さい。
>>[9]

いつもありがとうございます。そうですね。切り分けが必要ですね。

もうオーディオやギターいじりをやめて久しいので、ちょっとしたものでも手元になく、結構困ってます。

ACアダプタは秋月で売ってるので、まずはそれを買ってみようと思います。006Pのバッテリーも考えたんですが、9Vという電圧は1個だと動かないかもしれないし2個だと最大定格超えてしまい(新品は9V以上あるので)、帯に短したすきに長しです。

BA521のデータシート、やはり無いですよね。日本語の一枚だけのやつは見つけたんですが、最大定格と基本的な特性位しかわかりません。ピンアサインすら載ってません。

BA521はBA511A、BA532とほぼ互換であることはわかりました。形状もピンアサインも出力も同じ。最大定格が違うようですが、他にも違いあがあるかもしれません。そうでなければわざわざ型番の違うものを作る意味が無いでしょうから。

低ドロップアウトのレギュレータも考えたんですが、それでもドロップアウト電圧が1Vはあるので、リップルの底まで考えると余裕が無さそうに思えてとりあえず候補から外しました。大丈夫そうな気もしますが。

BA532は何とか入手できそうです。これなら9Vで動作することがわかってますので安心して9Vのレギュレーターが使えます。

多分発振ではないと思います。ノイズは明らかに電源周波数由来ですが、基本波のブーではなくてちょうど半端整流で高調波成分を多く含んだようなガーという音です。いつも同じ音で安定してます。発振だったらもっとふらふらすると思うんです。

しかしそれなら、私の持ってる個体だけノイズが大きいってことは無いですよね。何か謎めいてます。リップルを抑えなければならないとなると、設計がおかしいって話になってしまいます。

アドバイス頂いたR19/20/21もチェックします。ここの回路は電流負帰還ですよね。これだと出力インピーダンスが上がってしまうので、なぜこういう設計になっているのかよくわかりません。リバーブユニットをドライブする上でのノウハウがあるのかもしれません。

ちなみに長田(猫舌)さんがお持ちのMicro Juggでは同じような現象は出ないですか?
>>[9]


> 低ドロップアウトのレギュレータも考えたんですが、それでもドロップアウト電圧が
> 1Vはあるので、リップルの底まで考えると余裕が無さそうに思えてとりあえず
> 候補から外しました。大丈夫そうな気もしますが。

AC100Vが多少低い場合のことも考えなきゃいけないので、やはり余裕が足りないと思いました。
> ちなみに長田(猫舌)さんがお持ちのMicro Juggでは同じような現象は出ないですか?

これまで10台以上のMicro Jugg を修理していますが、この症状に
出会ったことはありません。
>>[12]

そうですか。やはり個体の問題なのですね orz
いろいろ腑に落ちませんが、気長にやってみます。
ありがとうございます。
リバーブのノイズの原因を探るために、リバーブユニットを駆動しているパワーアンプIC BA521の電源をバッテリーから供給してみました。

ホームセンターで単3×8個の電池ボックスと電池スナップを買ってきて、電源トランスからのAC6.3Vのラインを基板から外して直接バッテリーから電源供給してみたところ(トランスからのリード線の先はちゃんとビニールテープで絶縁して浮かせています)、リバーブからのノイズは皆無と言っていいほどになりました (^^)

ついでにバッテリーを006Pに代えてみましたが、リバーブは正常動作します。BA521は一応9Vでも動作するようです。BA521とピンコンパチで、9Vでもちゃんと動作することがデータシートからわかっているBA532が入手出来ましたので、一応交換しておきました。

もちろんこのままバッテリーで動作させるわけには行かないので、どうやって改造するかを考えてみました。

1.9Vの三端子レギュレーターを使って元々ある倍電圧整流回路からBA532に電源を供給する。

2.大胆だけど、秋月で売っている超小型の12V 0.5AのACアダプタをシャーシ内に設置して
  置いて、電源スイッチの後ろから配線して100Vを供給し、12VをBA532に供給する。

普通に考えれば1.なんですが、大嫌いでいまいましい半波倍電圧整流回路を排除できる2.の方が段々良いような気がしてきました。そもそも何で電源のリップルがノイズの原因なのが個体の問題なのが全く理解できないので、2.くらいに常識はずれのことを演ったほうがいい気がしてきています。

>>[12]

大変失礼ながら、Micro Juggの回路図に小さな誤りを発見しましたのでお伝えします。

例の半波倍電圧整流回路のC34の極性が逆だと思います。
>>[15]

ありがとうございます。
ご指摘のように極性が反転しておりましたので、回路図を更新しました。

この回路は Micro Jugg だけでなく、 Stuff 060G, Stuff 020G に共通の
回路ですので、それらの回路も検証しました。
回路図と実際の3機種の回路を確認した結果、
Micro Jugg だけの誤りということを確認しましたのでご報告します。

例によって、鮮明な PDF ファイルはこちら

Jugg Box 全般
http://juggbox.blog.jp/archives/cat_59735.html

Micro Jugg 回路図 PDF
http://juggbox.blog.jp/JuggBox/MicroJugg/PDF/MJ-3.pdf
リバーブのノイズの原因がリバーブユニット駆動部のアンプの電源にあることがわかったので、シャーシ内に12V 0.5AのACアダプタを配置して、そこから電源を供給するように改造しました。

また、夜になって電波が飛ぶようになると、AMラジオの混信が聞こえるので、初段のプリアンプICの前にRCのローパスフィルターを入れました。10kΩと1000pFの1次のLPF(カットオフ周波数15.9kHz)ですが、初段は反転増幅なので入力インピーダンスがやや低く、カットオフ周波数は計算よりやや高くなるものの、効果はそれほど変わりません。

その他、基板に直接ハンダ付けされている配線の劣化している部分は、一旦カットして被覆を剥いてハンダ付けし直しました。ただ、線材そのものが錆びていて、普段使っているKesterのハンダではうまく予備ハンダできません。困ったなと思ったら、工具箱の中にアルミットのハンダを発見。これに使われているフラックスは強力なのに腐食性が低いという優れものです。これで予備ハンダしたところ、無事に付けることができました。

音を出してみたところ、リバーブのノイズは解消しました。またラジオの中国語講座^^);;;も聞こえません。何とか目的は達成できました。

ただ、何となくまだノイジーな感じは否めません。シールドを抜くと静かなんですが、シールドを介してギターをつなぐとハム音が少し大き目に聞こえます。まぁ気にするなと言われれば気にならない程度ですが、他のアンプではそのような事はないので、まだ改善の余地はありそうです。ちなみにギターはハムバッカー搭載なので、ピックアップからのノイズでは無いと思われます。

試しに別のアンプで音を出しているすぐそばでMicro Juggの電源を入れみましたが、ノイズが増えるということはありませんでしたので、輻射ノイズが大きいというわけでもなさそうです。

おそらくアースのとり方の問題だと思います。どこかシールド線のGNDが外れているとか(遠回りにGNDにはつながっているが)、入力のフォーンジャックのコールド側の絶縁ワッシャが効いてなくてシャーシにタッチしてしまってグラントループが出来てしまっているとか、その辺りを調べてみようと思います。
ノイジーな原因をいろいろ調べて、対策できそうなところは対策しました。前面パネルが反っていたので入力ジャック、ポット類、電源スイッチ、電源ランプを一度全部外したのですが、その際に入力ジャックの絶縁ワッシャの穴に入る短い筒の部分がつぶれて用をなさなくなっていました(取り付けを相当慎重にやらないと、ジャックの雄ネジ部分がシャーシーにタッチしてしまい、シャーシに落としたくないところで落ちて1点アースではなくなってしまう:ノイズの原因に成り得る)。そこでまずは入力ジャックをプラスチックモールドの絶縁型に交換しました。しかしこれはあまり効果がありませんでした。

次にシャーシ内部にACアダプタを設置するために100Vの配線をプリ部の基板の近くまで引き込んだのがまずいのではないかと疑って、その辺りを試しにアルミホイルでシールドしてみたところ、明らかにノイズが減ります。そこで写真のようにACアダプタへの100Vの配線をマイクケーブル(太い2芯シールド線:耐電圧も問題なし)に交換し、覆いきれないところには銅箔テープを使ってシールドしてみました。

これはかなり効果がありましたが、まだ実用レベルにはちょっとノイジーです。ボリュームを上げると「ジー」というノイズが気になります。

こうなったらということで、リバーブ回路に電源を供給するために設置したACアダプタを撤去してみました。その結果、実用レベルでは問題が無い位まで静かになりました。

結局、ちょっと大胆な改造が仇になったことになります。なのでリバーブ回路の電源は考え直しです。ACアダプタをシャーシの表側に設置するか、あるいは元の電源回路を活用して3端子レギュレータを追加するか思案中です。
外出自粛ってことで絶好の改造日和^^);;; なんですが、MicroJuggのシャーシを何度も引っ張り出しているうちに、シャーシをキャビネットに取り付ける穴が一部ネジ馬鹿になってしまったので、まずはそこから直すことにしました。

この取付穴は鉄板にただタップを立てただけなので、受け側は1~2山くらいしかなく、簡単にネジ馬鹿になってしまいます。本当はバーリング加工といって穴の周りの鉄板を凹ませて押し込んで厚みをもたせ、タップのネジの山数を確保するのが良いのですが、普通は何度もつけたり外したりするものじゃないのでそこまでやってないのでしょう。

https://www.conic.co.jp/tech/punch/practice/3_2.html

修正方法をネットで調べたところ、比較的手軽にできる「ちょっとナッター」という製品を見つけました。

ネーミングがナニですが、これがなかなかの優れもので、写真のとおり見事に修復できました。
シャーシのネジ馬鹿を直したのに続いて、リバーブ回路に電源を供給していたACアダプタをシャーシの表側に移動してみました。

結果は上々で、これでノイズは実用上問題ないレベルまでぐっと少なくなりました。音もスピーカーをEminenceのLil' Buddyに交換したのが効いていて、艶と味があって大変満足です。ビンテージ系の音とはまた違った魅力があります。

ただ、夜の電波のよく飛ぶ時間になると、中波か短波かわかりませんがRFIがひどくてラジオの音声がかなり聞こえてしまいます。最初に対策したつもりだったのですが、RFIは日や時間帯で程度がかなり変わるので、よくなったと思ったのはぬか喜びだったようです。我が家の環境がRFIを受けやすいのかもしれません。

シールドを抜くとラジオの音声は聞こえなくなりますが、シールドをシャーシのどこか(例えば裏側のフットスイッチを挿すフォーンジャックのGND側)にタッチさせただけでもモゴモゴ言い始めます。

これはシールドが拾った電波がコモンモードノイズとして入ってきてどこかでノーマルモードノイズに化け、さらにそれが回路内のちょっとした非線形性で検波されて音声信号に化けるんですが、対策はかなり難しく、RCのフィルタを入れたくらいでは収まりませんでした。

オールチューブのアンプだとこういうことは起こりにくいように思うんですが、オペアンプの類を使ったアンプではダイオードと同じPN接合が存在するので起きやすいのではないかと考えられます。

ネットで調べても決め手となる対策は見つかりませんでした。電源にコモンモードチョークを入れる等が考えられますが、効く箇所を探したりする労力を考えるとやる気になりません。GNDの引き回しを変えるとよくなるという話もあるので、その辺はやってみようと思いますが、モチベーションが下がってしまいました。

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