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こころとサイエンスコミュのSPFの高い日焼け止めほど効果は高いのか?

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SPFの高い日焼け止めほど効果は高いのか?

あることについて整理しておこう。日焼け止めは絶対に使うべきだ。
太陽からの紫外線(UVA とUVB)は肌にダメージを与え,皮膚がんを引き起こす可能性がある。
UVBは日焼けの主な原因 だが、UVAは皮膚のもっと深いところまで届き,しわやたるみ,かさつき,加齢に伴う嫌な諸症 状の原因となる。
SPF が15以上の日焼け止めならUVBから実によくあなたの肌を守ってくれる し,UVAについても大部分は守ってくれる──というわけだから,日焼け止めを使おう!
本当に肌を守りたかったら,できるだけSPFの高い日焼け止めをぬるのがよいだろうか?
いや,必ずしもそうではない。
まず,SPF30,45,50,60の日焼け止めには1.6%かそこらの違い しかない。
SPF15 の日焼け止めはおよそ94%のUVBをカットしてくれる。SPF30なら96%,SPF40 なら97%カットする。
確かに SPFが高いほど紫外線を防ぐ効果も高いが,SPF50を超えるもの に関して相応に効果が高くなるのかどうかははっきりしていない。
SPFに頼りすぎると多くの肌トラブルを抱えかねない。強さに関係なく,どんな日焼け止めで もぬり直さなければ2時間以上効果はもたない。
SPF15か30の日焼け止めを2時間おきにぬり 直す方が,SPF50+の日焼け止めをぬって一日中日に当たるよりいい。
加えて大量の日焼け止めが必要だ。体全体にぬるには少なくとも1オンス(約28cc),ショットグラス(強いお酒用の一 口グラス)一杯分相当の日焼け止めが必要だ。
日焼け止めのSPFのテストは1cm2あたり2mg使 って行われている。
これは指2本分の長さの日焼け止めを体の11の各部位にぬったときに相当 する。
もしあなたが1日中ビーチにいるとき,この推奨に従うのなら,6オンス入りの日焼け止 めをまるまる1本使うことになる。

そのため,ほとんどの人は正しい使い方に従うわけもなく,実際に日焼け止めが使われているときの防護効果は,実際容器に書かれているものの半分かそ れ以下になっているだろう。

できるだけ確実に肌を守りたいなら,別のルールがある。成分を肌に吸着させるため,日焼 け止めを外出の30分前にぬることだ。

理想的には20分後にもう一度ぬる。ある研究によると,
早めにぬり直す方が,2時間待ってぬり直す(一般的に奨められている)よりいいという。

この ガイドラインに従うのなら,泳ぎに行ってタオルで体を拭いたり,大量に汗をかいたりしたと きにだけ日焼け止めをぬりなおせばいい。
簡単にまとめると,日焼け止めのSPFは15か30あればよく,数字の違いによって効果は大 きく変わらない。
SPF の一番高い日焼け止めを使っても害はないが,本当に違いがあるのは,外 出の30分前にしっかりと日焼け止めをぬり,外に出た20分後にぬり直すことだ。

※これは「Don't Swallow Your Gum: And Other Medical Myths Debunked」(ガムを飲まないで、体と健康にまつわる迷信 ) という本から役に立ちそうだったのでとりあげました。
回答しているのは英国医師会の専門医です。

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