■[論文]母乳育児は子どもの喘息やアレルギー発症を予防しない Breastfeeding does not protect children against developing asthma or allergies 11-Sep-2007 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-09/bmj-bdn091107.php BMJに発表された大規模無作為化試験の結果によれば、長期間母乳のみで育てることで子どもが喘息やアレルギーになることを予防することはない。 母乳育児がアレルギーや喘息発症の予防になるかどうかは70年間にわたる熱い議論の対象であった。研究結果は相反するものでこれまでの根拠は全て観察研究によるものであった。 この研究では31のベラルーシの母子病院と1つの総合病院で1990年代後半に17,046人の母乳を与えている女性を募集して2群に分けた。一つのグループには母乳を与えることを推奨し、もう一方のグループには通常の方針を継続した。 実験群では3ヶ月間母乳のみで育てた女性の数が大きく増加した。母乳を与える期間もより長くなった。13,889人の子ども達が6.5歳の時に喘息やアレルギーの検査を行った。その結果母乳育児推奨群で、喘息や花粉症やアトピー性皮膚炎のリスクが下がることは無かった。皮膚プリックテスト陽性率も下げなかった。 Effect of prolonged and exclusive breast feeding on risk of allergy and asthma:cluster randomised trial Michael S Kramer et al., BMJ,doi:10.1136/bmj.39304.464016.AE (published 11 September 2007)