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差別の根源は「否定的な連想を持ちやすい感受性」:研究結果
2007年11月20日
Brandon Keim

Images: Macroninja
[『Discover』の記事によると、白人のうち、黒人に対してなんらかの偏見を持っている人の割合は80%以上というのがある。

しかし、ノースウェスタン大学のRobert Livingston博士とウィスコンシン大学のBrian Drwecki博士によると、偏見テストで測定される「偏見度」が顕著に低いという人たちも存在し、このような人は白人のうち約7%を占めるという。彼らは、これらの人たちがなぜ偏見度が低いのかを研究した。その結論は、これらの人は、人種問題に限らず一般的な物事に関して否定的な連想をすることが少ないというものだった。

実験では、人々にまずなんら良くも悪くもない印象の図??この実験では中国の漢字??を見せ、その直後に(花や滝や、アシカの赤ん坊のような)良い印象の写真か、(うなり声を上げる犬や排泄物のような)悪い印象の写真を見せた[以前の実験において、漢字は英語圏の人間にとって中立的な価値を持つものということが判明していた]。
博士らは、漢字に対して人々が肯定的な印象を抱くか否定的な印象を抱くかは、漢字の直後に見た写真の性質に影響されるだろうと予測していた。

結果はまさに予想通りだった。ところが、一部に、肯定的な連想の場合については他の人たちと同じだったが、否定的な連想はしない人々がいた[Livingston博士は、彼らは「バラ色のフィルター」を持っていると述べる]。そしてこういった人々は、人種差別の度合いを測る他のテストでも低い値を示した。

これらの理由は、どのように説明できるのだろうか。以下に、Discoverの上述記事から引用する。

研究者らによれば、進化の過程において、人は良い物事よりも悪い物事に注目していたため、否定的な印象の方が多くの人の心を支配しやすいのだという。

「茂みの中に隠れているライオンには気づきやすい。ところが、マンゴーの木があったとしても、それに気づかなければ不運だが、自分の生存にとってさほど重大なことではない」とLivingston博士は説明する。

否定的な印象はどれも脳の中で大きな比重を占めるため、中立的な状態に戻るには、人は多くの肯定的な連想で、過剰なほど埋め合わせをする必要がある。

一部に、否定的な連想をしない人々がいる理由について、心理学者らはまだ解明していないが、その答えにつながるような遺伝的要因と社会的要因を探しているところだ。

残念ながら、別の研究によれば、否定的でいたくない、あるいは、人種差別主義者になりたくないと思うだけでは、うまくいかないことがわかっている。これは何とかしなければならない[Livingston博士によると、「差別はいけない」と教育してもうまくいかず、肯定的な連想を作ることが重要という]。

心理学者らによれば、人々の人種差別主義者的要素を少なくする最良の方法は、自分がまさに反感を抱いている人たちと一緒に時間を過ごすことだそうだ。

資料:『Psychological Science』掲載の「論文」
[日本語版:ガリレオ-佐藤卓/合原弘子]

コメント(1)

イルフはかねがねテレビを見てよく感じてたんですが、
「TOKIOの国分太一くん」なんか「何に対しても肯定的な連想をするバラ色のフィルター」を持っているような気がします。うらやましい。。。(T_T)  

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