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こころとサイエンスコミュの人はクレジットカードで、2倍も浪費する。(行動経済学)

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人はクレジットカードで、2倍も浪費する。(行動経済学)

マサチューセッツ工科大学でマーケティングを教えるドラーゼン・プレレック教授とダンカン・シメスターの両教授が、クレジットカードが人間におよぼす心理作用を証明する実験を行なった。

この実験は、被験者にじっさいにオークションに参加してもらう形でおこなわれた。オークションで競り落とすのは、「ボストン・セルティックスの試合のチケット」。

これはめったに手に入らないプラチナチケットである。

それを競り落とす際、被験者の半分は現金で支払い、あとの半分の被験者はクレジットカードで支払わなければいけない、という条件だった。

このルールにもとづいてオークションをおこなった両教授は、じつに驚くべき実験結果を得た。なんと、クレジットカードのグループの提示した入札価格の平均は、現金のグループの約2倍に達していた。

ドラーゼン教授とシメスター教授は、あらかじめ、このような傾向はあるだろう、と予想はしていた。それでも“2倍”という数字は、両教授を驚かせるにじゅうぶんだった。

この数字は以下のようなことを雄弁に物語っている。

「クレジットカードを使うと、支出の機会が増えるだけでなく、1回の支出においても現金で払うときよりも多くのお金を使ってしまう可能性が高くなる」ということだ。

この心理は、それほど複雑なものではない。お札やコインの形をとっていないお金を使うのは、現金を使うより“支出の現実感(実感)が薄い”のだ。

じっさい、アメリカの消費者は平均してクレジットカードによる負債を7000ドル以上(約80万円以上)かかえているという。

アメリカの風潮は何年か遅れで日本に上陸するといわれる。そのうち日本がカード破産大国にならなないことを祈りたい。

<行動経済学とは>

「経済学」+「心理学」=「行動経済学」だと思えばいいです。人間の経済行動を心理学的側面から分析する経営、経済学の一派。

2002年ノーベル経済学賞を受賞したカーネマンの理論で有名になる。

現在主流の経済理論は皆が『合理的な経済人』であることを前提としてきが、人間が時に非合理な行動をとることが脳研究で明白になり、経済理論も修正する必要ができてている。

従来の経済理論であった「効率的市場仮説」*1とは異なり、人間が不確実性下では合理的な判断をするとは限らないという点に対する分析を行っている。

1:すべての利用可能な情報は瞬時に価格に織り込まれる


(これは『人はこうしてみすみす損をする・森川 洋昭著』を編集してあります。)

コメント(1)

実はイルフは今、「行動経済学」と「神経経済学」にハマってます。 あはっ o(≧∇≦o)

「神経経済学」は「行動経済学」より少し、先を行っている感じです。「経済学」+「脳神経科学」=「神経経済学」だと思えばいいです。すごい、おもしろい!

おすすめしまぁ〜す! (・ω・)ノ   

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