工業製品の場合には、その製品を作り、販売する会社が開発に要した費用等自社が費やした費用に適正な利益が得られるように価格を決めて販売します。この場合の価格決定権はその製品を生み出した側にあります。
このように生産者が価格を決定する権利を持っていることが一般的と思いますが、農家には一般的に価格決定権がありません。漁師にも価格決定権がありません。農家が野菜や果物やお米を農協に出荷する時には、自分のところにいくら収入があるのかわかりません。漁師の場合も、市場に出荷しますがそこで決められた価格の収入しか収入が得られません。魚を収穫するために、自分たちはこれだけの費用がかかっているのでこれだけの価格で購入して下さいと交渉できるようにはなっていません。
工業製品の世界で生きてきた私の目から見た場合に、農家にも、漁師にも価格を決めることができないということは非常におかしなことに見えるのですが、このような意見を述べている人は少ないと思います。
この点を解決しない色々な策は小手先の解決策だと思うのです。最近、農家に売り場を提供し、いい物を適正な値段で提供する動きや、市場には出回らない魚を買って、消費者へ提供し、少しでも漁師の収入を増やしてあげようという動きが出てきたことは喜ばしい限りです。
もう少し物事を原点に立ち返って考えてみる必要があるのではないでしょうか。
|
|
|
|
|
|
|
|
４Ｍ・福禄ちゃんの気ままな一言 更新情報
-
最新のイベント
-
まだ何もありません
-
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
４Ｍ・福禄ちゃんの気ままな一言のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています
人気コミュニティランキング
- 1位
- 音楽が無いと生きていけない
- 195997人
- 2位
- マイミク募集はここで。
- 89470人
- 3位
- 写真を撮るのが好き
- 208279人