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農業経済学コミュの農業経済学の特性

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農業経済学が経済学の一つの応用分野であるとしても、一般的に言われる経済学とは異なる性質を農業経済学は持っています。それはどんな性質なのか。『農業経済学』(荏開津典生)の「第1章経済学と農業的世界」によると、次のようにまとめることができます。

一般的な経済学では、生産要素として「労働」と「資本」が主に取り上げられ、土地はほとんど取り上げられていない。しかし、農業では土地が極めて重要な要素である。農業は、工業などと違って、土地を重要な生産要素として用いる、土地集約的産業である。したがって、農業経済学では、他の経済学と違って土地を重要視することが多い。

土地の特質として、以下の5つが挙げられている。
1.生産不可能性
2.移動不可能性
3.外延性
4.不可滅性
5.地域性
これらの多くは直感的に理解できると思う。

また農業の世界では市場経済が十分に機能しているわけではない。そのような農業的世界の特質が3つ挙げられている。
1.前近代的所有制度
2.自給自足
3.インフラストラクチュアの不足

最後にこのように書かれています。「農業的世界の経済を考えるためには、それをただ経済の面だけ切り離して都市的世界を想定した理論で説明するのでは不十分である。農業経済は農業的世界の生活の1断面であり、都市的世界の生活とは生活全体のありかたが違うからである。」
(資料:『農業経済学』荏開津典生)

コメント(6)

確かに、一般経済学がまったく土地を無視しているということはないと思います。農業ほどは、明示的に取り上げられることが少ないということだと思います。

農業経営を安定化させるために、政府は農地集積を推進していますね。果たしてこれは日本農業にとってよいことなのでしょうか。私は農政に関してはよく知りませんが。
そうですね。農政やWTOの問題は、他の農経の問題とは切っても切れない関係がありますね。私も修論に向けて勉強しなければなりません。白書は授業で読んだことがありますが、もう一度読んでみます。

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