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ルイ・ヴィトン哲学コミュの横目で見るヴィトン

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こんにちは。新参者のシッポです。

 鞄の企画に携わる立場の人間としては靴や時計やアパレルにまで進出している昨今のルイ・ヴィトンの方向性は些か寂しい気がするものの,モノグラムのトランクを基盤とした一連のバッグ・ラゲージ類はやはり無視できない存在です。

 古き良き時代のヴィトンを知らない(世代よりも経済的な理由ですが)私にとって,こちらのコミュニティは非常に興味深く,一も二もなく参加させていただきました。

 たまたま現時点で自身の仕事として某社のウッドフレームアタッシェケースの企画が進行中です。これ自体は以前から販売していた製品の焼き直しなのですが,ついでに新規の製品も作りたいと思っており,ますますヴィトンが気になるこのごろです。まぁ,影響されすぎて物真似になることだけは避けたいところですが。

 この仕事とヴィトンをからめて書けることがあればと,ちゅうすけ様の許可を得てトピックを立てさせていただきました。改めて宜しくお願いします。

コメント(62)

>ふうたろうさん

ご用心、ご用心。
アンリ・ルイ・ヴイトンにせっかくの『ルイ・ヴィトン その秘密と全製品カタログ』を忌避された理由はねお話ししましたが、もしかしたら、上記---39ページの向こう側撮影もお気に入らなかったかもしれません。

まあ、L.V.J.とはコンタクトなしにお仕事をおすすめとのことでしたが、今後のことを考えると、やはり、撮影時、向こう側にお気をつけになりますように。百もご承知でしょうが---。
>ちゅうすけ様,まりな様。
 豊富な資料と実体験に基づいたお話,興味が尽きません。

 しかし,正面から背面が一枚生地,もしくは恰も一枚生地の体であることを前提としたものはまだしも,構造上別パーツであることが明らかでも,あえて上下逆のものもあるのですね。どのようなポリシーに基づいているのか気になってきました。

 近いうちにショップに赴き現行品を観察してみます。(場合によってはスタッフへ質問を)
?177、216のトランクですが…
平らにおいてファスナーを開けようとする時に
自分(使用者)から見て正面になるようにしたのでは?
と思ったのですが、いかがでしょうか。
>ゆりのちん さん

この?177、216のトランク、わが家でも持ってまして、夫婦でで外国旅行するとき---といっても、最近はめったにありませんが---携行しますが、蓋がきつくて、ファスナーで爪を割るときがあります。
もっとも、日本人的に、1ホテル1夜なんてあわただしい旅行をする者がもってはいけないのがヴィトンかも知れません。

ところで、向こう側を手前にして撮影したのは、不注意としかいいようがありません。ほかは全部、向こう側は向こうになっていますから。

 銀座通りの松屋デパート1・2Fのショップを冷やかしてきました。

>ゆりのちん様
> 自分(使用者)から見て正面になるようにしたのでは?
 正解です。とはいえ,私は箱物について質問したのですが,「横にしてものを出し入れする際に,使用者から見て正立するように。」とのことです。
 さらに「持ち運び時に(万が一)錠前が外れてしまった際に,蓋を外に向けていると開いてしまって中のものが出てしまう。蓋を内側に向けて持っていれば,蓋は体で止まって開かずに済む。」という理由から蓋側は裏面とのことです。ものを出し入れする際に上になる側が背面で,下になってしまう側が正面というのは感覚的に馴染まないのですが,筋は通っているようです。

 まぁ,「横にして・出し入れする際に・正立する」と言うのであれば,コンセイエやフェルモワールでも同じでは?とも思いますが,通常これらは立てた状態で開閉して書類を出し入れしますから。
シッポさん

先の、松屋デパートでのお話し、「持ち運び時に(万が一)錠前が外れてしまった際に、云々、、、」。私も10数年前にトランクを手にしたとき、確か銀座店でしたが、スタッフT氏から教わりました。件の彼は握り手が汚れないように白い手袋を付け、実演してくれました。

このことが、今もしっかり伝達されていることに、ホッとしています。私もこの考え方に行き着きました。初代ルイ・ヴィトンが一箱一箱のトランクに込めた想いが伝わってきます。


T氏は現在、都内の或る店舗で店長をされていらっしゃると聞きました。
まりなさんのNo.049の抱えケース、36×25cmなのか、30×23cmなのか、24×20cmなのか---知らないけれど、蓋のLVが絶妙の位置にきてますねえ。

No.54の「大臣の書類入れ」も、向こう側は逆LVだけど、蓋は縁にLVがきれいに一列に4個。
>シッポさん

松屋のショップの説明は、苦しいなあ。
かっこうつけだと思います。
ハードなぼくの小型フライエルだって、持ち運んでいるときにフタが開いたら、足の横っ面にあたって、飛びあがりますよ。
それほど、ハードなんです。
だいいち、尾錠でとめてるのに開いちゃったら、不良品ですよ。
ま、いろいろ、もったいつけのマニュアルがあるんでしょ。
日本人向きの。
>シッポさん

松屋のショップの人の説明がウソだという証拠。
ぼくのハードのフライエル、真横の写真です。
どこかおかしいでしょ?
松屋のショップの人の言葉どおりだと、横はヴィトンの手抜き?

そんなバカな説明よりも、ヴィトンのすごいところは、フタの裏側。モノグラムの布地をここまでまわしてます。
サイドはご愛嬌。

もっとすごいのは、小さな写真ではわかりませんから、いつか実物で示しますが、本体の内側の合成樹脂の素材貼りも、端を釘でとめていること。このくぎの先端は表に出るはずだから、これも丁寧に打って折って、それから表にモノグラム布地を貼ってるんですね。
これはすごい! 作業だ。
>ちゅうすけ様
> どこかおかしいでしょ?
 これは左が上ということですね。同じ面で上下(左右)のロゴがあっていないのは残念な気がします。しかしながら,この画像が
> 松屋のショップの人の説明がウソだという証拠。
にどう繋がっていくのか???皆さんと違って本物に慣れ親しんでいないからピンとこないのでしょうか・・・
 しかし,ぴょん吉様が実体験の末に「私もこの考え方に行き着きました。」とおっしゃるからには,トランク・アタッシェの大きさや内容等の状況次第では実効もあるのかと。

> だいいち、尾錠でとめてるのに開いちゃったら、不良品ですよ。
というご意見に関しては大いに賛成で,もともと「28」の書き込み
> 「持ち運び時に(万が一)錠前が外れてしまった際に,
の「(万が一)」は,まりな様おっしゃるところの「キレイなオネイさんスタッフ」の説明に私が勝手に挟み込んだ部分。
 どんなに丹念に作られた製品も故障と無縁ではないとはいえ,使用中に意に反して開いてしまうという状況が,錠前等の不具合を前提とするならばLVサイドとしてはあってはならないこと。
 使用者が錠前をきちんと掛けていないかったというお客様の失敗ありきの話はショップ側も心苦しいかもしれませんが,いずれにしても,「キレイなオネイさんスタッフ」が当然起こることのように「持ち運び時に錠前が外れ・・・」と言われたので,説明として何か足りないなぁと勝手に考えて()にくるんで付け足してみたのでした。

> 小さな写真ではわかりませんから、いつか実物で示しますが、
> 本体の内側の合成樹脂の素材貼りも、端を釘でとめていること。
 あぁ,これは機会があれば是非拝見したいものです。
>シッポ さん

こだわっているわけではないんです。
小さな写真ではお分かり難いとおもいますが、このフライエルの手前錠前のある面と、側面の本体側とは、別々の表地が貼ってあります。
そして、いつか実物をお目にかける機会があったら、見ていただきますが、手前錠前側の表地の端---エッジのところに5本の釘を打って留めています(先日書いた、内側の合成樹脂地を留めた釘とは別です)。

ふた側面の表地は、ショップの人のいう提げた時の内側(開ける時の上側)からの表地がまわってきています---そして、先日、感心して書いたように、ふたの内側まで折りこまれています。

でも、使用者の見た目をいうなら、どうして側面本体側のLVを見た目LVにしていないのでしょう?
そのわけは、ショッブの人のいうとおりに提げ方をした時の、他人目側になる面の表地をまわしているからなんです。

つまり、使用者の見る側説は、ウソだといった根拠です。
ウソというより、日本側のもったいつけですね。

ぼくが、飾られた言辞が嫌いすぎいするのかも知れません。有名品(一流品ではなく)の輸入元のつくられた虚言をいやってほど聴かされたもので、つい、神経過敏になっている面もあるとおもいます。
どうか、気になさらないでください。
こだわり過ぎの性格は、ブログ---
[『創造と環境』38年前&いま]に紹介しているクリエイティブというものをニューヨークへ数年間にわたって取材ににいった記録
http://d.hatena.ne.jp/chuukyuu/
にもでていますし、
もう一つのブログ---
[『鬼平犯科帳』Who's Who]
http://onihei.cocolog-nifty.com/edo/
にも、出すぎています。
困った性格だと、自嘲しています。

> 有名品(一流品ではなく)の輸入元のつくられた
> 虚言をいやってほど聴かされたもので、・・・
> どうか、気になさらないでください。
 いえいえ,ここは気にさせてください。
 私の身近にも良いものを作っているのにもかかわらず,無理に背伸びをし不確かな理屈の厚着をして,肝心の製品の良さを台無しにしている例があります。

 誇るべき点を謙虚に誇っていれば見る人は見てくれるというのも甘い幻想なのかもしれませんが,煌びやかな「虚」よりも実直な「実」の方が評価されるという当然のことを,ヴィトン(の歴史)とちゅうすけ様の文に見出してはわずかな希望を繋いでいるのですから。
>シッポさん

くどいみたいですみません。
カタログNo.55(現在はM53305にモデルチェンジ?)、
正面、背面、側面---すべてLVは上向き。
ショップの人説だと、立てたまま開閉するからってことになるのでしょうか。
初めてコメントさせていただきます。ぴょん吉さんに誘われて入会させていただきました茶茶です。皆様の話が、大変高度なので、なかなか参加することができませんでした。今後ともよろしくお願いします。さて、M53305に関して一言。この書類鞄は、現在はどうかわかりませんが、飛行機の座席の下に立てたまま入れて、中身を出したいときに、座席の下に置いた鞄から、蓋を開けて、そのまま書類などが出せるように、また狭い空間での動きも、考えてあるようです。そんな話を聞いたことがあります。従って、立てたまま使用するように作られているので、モノグラムの柄は正位置なのだそうです。もうひとつ、柄が剥げるということでしたが、昔のものは剥げると思います。時代と共に改良を重ね、あれだけ強い素材は、やはりすごいと思います。以前に知り合いのキーケースから柄が跡形もなくなっていて、驚きましたが、消しゴムで擦ったら、見事復活しました。剥げることがないとは、言いませんが、手垢などで汚れている場合もあると思いますので…。
>茶茶さん

ようこそ、仲間に。
茶茶さんコメントで、書類バッグ---カタログNo.55が、T@M53305にモデルチェンジした理由が納得できました。
53305は、ふつう、パイロット・バッグあるいはキャプテン・バッグと呼ばれ、操縦席の横にフタをあけたまま立てて置き、フライト・プランなどを取り出しやすくしたバッグのヴィトン版なんですね。
パイロット・バッグは旅行業界の人から流行がひろがりましたが、ヴィトンの53305は、ビジネス・クラスやファースト・クラスでよく旅行する人、あるいは、著作をする人向きですね。
いまと著作している分野の資料を53305につめて、机の脇に置いてキーボードを打ち、中から資料を取り出しては戻す。足元がすっきりします。

ぼくのばあいですと時代ものはモラビトのパイロット・バッグにまとめ、クリエイティビティ関連は53305につめておく---そんな使い方ですね。やってみます。
>茶茶さん

いまの旅客機の座席の寸法は知りません。
25年ほど前に、飛行中にJALの客室乗務員に頼んで採寸してもらったことがあります。
その図です。
M53305は、40×30×8CM ですから、当時のままだと、立てては座席の下には入りませんね。
ですから、足元に立てて、出し入れですね。

JALのキャビン・メモ---
「いつも笑顔で 頼まれたことはすぐに」
が泣かせますね。


 さて,国産アタッシェケースの企画にあたりヴィトンに学ぶというのがトピックの目的なのですが,前段階であるアタッシュケースがようやく出来ました。こちらはよくある国産のケースの作りであり特記すべき事はなく,新しい工房との仕事だったので腕前拝見といったところ。若いスタッフが多いためか荒い部分も見受けられますが,この点を修正出来れば本番を任せてもいいかなぁと。

 その本番は幾つか新しい試みも取り入れたいので形になるのはかなり先。その先達としてヴィトンがあり,真似る気はないが学ぶ気は充分なので,やはりというか,とうとうというか,買ってしまいましたヴィトンの箱物。当然新品ではなくオークションで。

 品物はふうたろうさんの力作「プミアム・モノグラム大図鑑」にも取り上げられているタボールM47114,縦横約26cm,マチ幅約15cmの小さな箱物。40cmクラスのアタッシェを日常の仕事で持ち歩いたり,更に大きなトランクで旅行に出かけたりすることは考えられない私にとって,ヴィトンのエッセンスが凝縮されたうってつけの一品かと。しかし,実際に手にしてみると,感心する部分と安心する部分があり複雑な気分。

 錠前サガリのバネ折れとキー無しという問題があるので,相談がてら並木通りのヴィトンに持ちこむと「バネ折れについては修理対応可能だが,キーはお作り出来ません。」ときっぱり。
 「顧客名簿に登録された正式なオーナーからの譲渡書類がなければ,キーを作ることも錠前ごと取り替えることも出来ない。」のだそうです。錠前のナンバー登録の意味がやっとわかりました。(後日,購入先に確認するも元のオーナーは判らず。まぁ,教えられないということでしょうが。)
 キーは諦めバネ折れ修理に関しては後日検討としましたが,その他の不具合としては内部の汚れと使用に伴う外回りの傷でこれは気にならない。それと,内部に貼られているべきナンバーシールが無いのですが所定の場所に剥れ痕があり,対応していただいたヴィトンスタッフ(きれいなオネイサン)の口ぶりでは偽物ではないようで一安心。

※内部構造確認のために分解も辞さずと思っていましたが,この作りは戻すのが大変そうだなぁ。
>シッポさん
合鍵はそういうことなんですか。30年前に、パリの本店で合鍵を求めた時は、するっと出してくれましたけどねえ。

パリへ行くのは大変てすしねえ。だれか、パリへ行く人に持っていってもらうのテかも。
しかし、向こうで、日本の(きれいなオネイサン)と同じことを言われたら迷惑がかかるし。
>ちゅうすけ様
> するっと出してくれましたけどねえ。
 それはちゅうすけ様がそのキーナンバーのオーナーとして正式に登録されていることを確認したうえで,ということではないのですか?
 可能性があるなら,あちらにいる知人に送って試してもらおうかな。

>まりな様
 でかでかとイニシャルでもペイントしてもらいましょうか。
 ちなみに並木通りのオネイサンは弾丸入れだとおっしゃってました。
> 顧客リストに載せられているキーナンバありの製品を
> よそから入手するのは、大変ですね(笑)
 私としては正当な手続きで入手したつもりですが,その購入先業者に辿り着くまでに不正があった可能性までは否定できないし,ヴィトン側としては理に適った態度だと納得せざるをえません。

> 鑑定済みでもニセものを売ってしまうことだってありますから。
 そのためヴィトンのショップに鑑定を依頼する人も多いのでしょうか。私が持ち込んだときもリペア受付のオネイサンが初めに「真贋の鑑定はいたしません。」と釘をさされました。原則として「修理でお預かりして贋物であれば修理をせずに返却します。」と。
 話の流れで「これは贋物ではないと思いますが」という台詞を引き出したわけですが,入店時に入り口のオネイサンに「これが本物であれば修理をお願いしたい。」と見せた時点で,「私どもの製品かとお見受けします。」という返事もあり,そのへんは各自の判断というか,ヴィトンとしての正式な見解ではないよ!ということなのかな。

※ちなみにオークションといってもヤフオクなのです。
> ヴィトンショップ以外で手に入れて、ヴィトンに鑑定を依頼するなど、
> 以ての外。愚の骨頂。本末転倒。他力本願。
> それを恥も外聞もなく、堂々と悪智恵として、他人に勧める。
> バカとしか、申しあげようがありません。
 これは,私のことなのでしょうねぇ。あいたた。色々な意味で気をつけなければ。

 さてと,近々,今回のアタッシェを作った工房のメンバーと,タボールを肴にしてあーだこーだと勝手なことを言いながら,次回作の企画に取り掛かろうかと思います。
>シッポさん
次の企画も、期待してます。
>ちゅうすけ様
 ありがとうございます。ヴィトンと国産を見比べると,当たり前の作業を当たり前にこなすことの大切さと難しさを痛感します。
 次のアタッシェの企画は時間がかかりそうです。表素材・錠前・蝶番と試したいポイントは決まっているのですが,初めての作りに手を出すのは比較的若手の作り手さんでもハードルが高いようで。
 ところで,ヴィトンから特大トランクが発表!なわけでは無いけれど目を惹きますね。近々隣にブルガリタワーが完成し,高さでは負けるので横幅で勝負といったところでしょうか。とはいっても大部分はヴィトンではなく松屋デパートですが。
>シッポ さん
派手にやれば、しぼみも早いかも。

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