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中戸屋コミュの2009新酒

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久しぶりの更新です。
ごめんなさい。

しかも新酒の案内です。
どの酒屋さんもとっくの前から予約を始めてるというのに・・・。


状況見聞は以下の何でも版に書き込みしました。
ご一読頂ければ幸いです。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=26490337&comm_id=2385210

今年は12種類を扱います!
ご予約は中戸屋までお願いします<(_ _)>
先着順とし、それぞれが販売数に達し次第予約は締め切らせていただきます。
よろしくおねがいします(^^)


●赤 ○白


●Guy Breton Beaujolais Village Nouveau -Cuvee Fanchon-
ギィ・ブルトン 2009 ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー キュヴェ・ファンション
量り売り
\8,500:5000ml \6,900:4000ml \4,700:2700ml \3,500:2000ml \3,170:1800ml \2,650:1500ml \1,780:1000ml \1,350:750ml \1,320:720ml \930:500ml \580:300ml \410:200ml \390:180ml \200:70ml \180:50ml
 ジュール・ショヴェの理念を受け継ぐボジョレー地区の自然派グループは、自然派の原点です。彼らは共通した理念でワイン造りをしていますが、ギィ・ブルトンはひときわミネラルの際立った味わいが特徴です。自然派特有の柔らかく飲み心地のよさと同時に、たっぷりの果実味とミネラルのバランスが、ギィ・ブルトンの美しいワインを生み出しています。

 チャーミングで高いポテンシャルが人気のボジョレー・マリルーの畑から、日本用に造っていただいております。わずか1ヘクタールの小さな畑、Le Py de Bulliatは樹齢40年を向かえ、素晴らしいブドウがなります。砂と岩石質の土壌からこのミネラルが生まれます。

 木製垂直型のプレス機で圧搾し、伝統のマセラシオン・カルボニックで発酵。終了後、濾過(冷却せずに)を行います。熟成は1ヶ月前後とわずかな期間ですがエポキシ樹脂のセメントタンクで行います。亜硫酸添加は醸造時0、瓶詰め時に1Lあたり10mlと極わずか。



●Karimu Vionnet Beaujolais Villages Primeur
カリーム・ヴィオネ 2009 ボジョレー・ヴィラージュ プリムール
\2,900

 ボジョレーの街ヴィル・フランシュから西へ7km、急な坂道を登りきる手前、標高250mほどの位置にするカンシエ・アン・ボジョレー村。その村をさらに上へ登るとカリーム・ヴィオネのドメーヌがあります。総面積2haの畑はボジョレーの中では比較的標高が高く傾斜にも恵まれています。さらに南南東に面している分、日当たりが良く、カリーム自身、「酸とボリュームとのバランスがとれた素晴らしいボジョレーが出来上がる」と言います。
気候はコンチネンタルで、夏は大変暑く、冬はその逆。東西南北に広がる丘陵地帯によって、冷たい風や多量の雨からブドウ畑が守られています。

 カリーム・ヴィオネのドメーヌは、2005年に起ち上げたばかりの新しいワイナリー。1990年からジャンポール・テヴネの兄のドメーヌで働き、いつしか自分のドメーヌを持ち、そしてビオロジックに専念しようと決意。働きながらボジョレーの醸造学校に通い、マルセル・ラピエールやジャンポール・テヴネ、ギィ・ブルトンでも指導を受けました(現在も自身のドメーヌと並行して、収穫期はジャンポール・デヴネとギィ・ブルトンの畑仕事を手伝う。噂では彼が自ら起ち上げた人材派遣労働サービス会社の仕事としてギィ・ブルトンの畑から醸造まで全て任されているという話もある)。

 2ヘクタール所有する畑の樹齢は平均60年以上で公的機関の認証はありませんが100%ビオロジックです。収穫は10人前後で手摘み。その際厳重な選果を行います。収穫後、ゆっくりと(1日)ブドウを10〜15℃まで冷やします。そして密閉式セメントタンクで自然発酵。ルモンタージュ、ピジャージュは一切行いません。ある程度落ち着いたら、垂直プレス機で半日かけてゆっくりプレスします。フリーランの部分とプレスの部分を予め分け、プレスの方は14〜15℃まで下げて最後の醗酵を終わらせてから瓶詰めします。コラージュ、フィルター、シャプタリゼーション一切行いません。


●Ch.du Montceau= Frederic Cossard Beaujolais Villages Primeur -Les Lapins Monopole-
シャトー・ドュ・モンソー = フレデリック・コサール 2009 ボジョレー・ヴィラージュ プリムール レ・ラパン(モノポール)
\3,180

 リヨンの北20km先にあるボジョレーの街ヴィル・フランシュを、さらに北西に10kmほど北上すると、ブルイィの丘の麓に位置するサン・テティエンヌ・ラ・バレーヌ村。その村の少し外れた標高300mほどの山間に面した場所に、フレデリック・コサールとニコラ・テスタール、2人の醸造所シャトー・デュ・モンソーと1.3haの単独所有畑「レ・ラパン」があります。畑名は、昔、この区画だけウサギがたくさんいたことから名付けられたそう。南向きで日当たりが良く、また位置的にもボジョレー地区の南に当たることから、成熟が比較的早く、ヌーヴォーを造るには最適な環境が整っています。

 「レ・ラパン」の、初リリースは2004年。「ブルゴーニュ以外でも、シャソルネイスタイルのワインを!」というフレデリック・コサールの新たなコンセプトの下、知人のバグダ・サリアン氏(Saintgeorgesde Reneinsの現市長)所有のシャトー・デュ・モンソーと「レ・ラパン」のワイン醸造まで全て彼が手掛け実現。翌2005年に右腕となる人物として、ドメーヌ・プリューレ・ロックで働いていたニコラ・テスタールを引き抜き、フレデリックがコンサルタント、ニコラが畑&醸造の管理という現在に至ります。ちなみに、ニコラは1996年からボーヌで醸造を学びながら、ポマールのティエリ・ヴィオロ・ギィマールで2年間、オート・コートのジャイエ・ジルで2年間研修。2000年に、当時、アンリ・フレデリック・ロック宅で家事手伝いをしていたニコラの母の紹介で、プリューレ・ロックに入ります。2001年までプリューレ・ロックの醸造責任者であったフィリップ・パカレとも1年間重なり、彼からも醸造哲学を学びました。パカレ退任後、2005年まで実質醸造責任者としてプリューレ・ロックのワインを支えました。

 100%ビオロジックで、樹齢は60年から100年を超えます。基本的にブドウの栽培からワインの醸造までニコラが管理しますが、収穫日、瓶詰日、その他醸造に伴う事はフレデリックが指示します。
収穫前日に酸素クラスター装置で、タンク内をマイナスイオン化酸素で除菌殺菌を施します。収穫後、房のままセメントタンクへ。状況に応じてピジャージュ(時にルモンタージュ)を数回施します。醗酵がある程度落ちついた後、フリーランとプレスをアッサンブラージュ。その後マロラクティック醗酵が終わるまでセメントタンクで熟成し、ガスを少し残したまま瓶詰めします。SO2添加、コラージュ、フィルター、シャプタリゼーションは一切行いません。


●Jean Foillard Beaujolais Villages Primeur
ジャン・フォワイヤール 2009 ボジョレー・ヴィラージュ プリムール
\3,070

 マコンからリヨンへ南下する途中、右手に一面に広がる大小起伏のある山々の連なる光景を抜け、ボジョレーの街ベルヴィルから西へ6kmほど緩やかに登りきったところに、クリュ・ボジョレーのひとつであるモルゴンの産地ヴィリエ・モルゴン村があります。その村の中心地から少し外れたところにジャン・フォイヤールのドメーヌはあります。

 畑の総面積は11ha。そのうちの6haはモルゴンの中でも評価の高い区画の「コート・ド・ピュィ」とその近辺に所有。その他の畑もモルゴンとボジョレー・ヴィラージュを挟む境界付近に点在し、テロワール的には非常に恵まれた環境でブドウを栽培しています。

 現オーナーであるジャン・フォワイヤールは、以前はワインの瓶詰め会社で働いていましたが、当時、瓶詰め設備の無い小さなワイナリーを回る機会の多かった彼は、マルセル・ラピエール、ギィ・ブルトン、イヴォン・メトラ等、現在活躍する生産者と深く知り合い、次第に彼らのワイン造りに興味を抱くようになります。特にマルセル・ラピエールに影響を受けたという彼は、ジュール・ショヴェの本を片手に、マルセルのカーヴに足繁く通いながら独学でワイン醸造を勉強。1981年、彼の義父が老年により辞めたのをきっかけに、畑を譲り受け本格的にワイン造りのスタートをきりました。

 現在、ジャン・フォワイヤールは4人で11haの畑を100%ビオロジックで管理しています。樹齢は27〜70年。とにかくブドウの質にこだわる彼等で、収穫時の選果においては粒レベルで選果するほど。タンクにブドウを入れる前に、タンク内に「ピエ・ド・キュヴェ」と呼ばれる、先に熟したブドウを敷いて醗酵を促す方法を採用。キュヴェの温度を14℃まで下げて、低温で発酵させます。ルモンタージュ、ピジャージュは一切行わず、垂直プレス機で時間をかけてプレスをした後、フリーランとプレスをアッサンブラージュし、再びセメントタンクに戻し低温状態のまま出荷ぎりぎりまでワインの清澄を待ちます(清澄の具合によってはフィルターをかける場合もあります)。


●Philippe Pacalet Beaujolais Vin de Primeur
フィリップ・パカレ 2009 ボジョレー プリムール
\3,400

 自然派ワインの祖ともいえるジュール・ショヴェに師事し、ショヴェの哲学やエスプリを引き継いでワイン造りに向かう1人です。酸化防止剤や農薬に頼らないでワインを造り、しかも熟成によってえもいわれぬガメイを生み出したマルセル・ラピエール、ジュール・シュヴェの弟子ジャック・ネオポールからワイン造りを学んだヤン・ロエル、その他にもフレドリック・コサール、イヴォン・メトラ、ジャン・フォイヤールなどジュール・ショヴェの残した書物から学んだ生産者は多くいます。そのジュール・ショヴェ最後の愛弟子がフィリップ・パカレ。彼はジュール・ショヴェと6年間寝食を共に過ごし、その哲学を学びました。

▲自然酵母を用いて発酵させる  ▲SO2を醸造中に用いない
▲農薬や除草剤は、畑に生きる  ▲自然酵母を殺してしまうため用いない
▲化学肥料を用いない        ▲完熟した健全な果実を用いる

 上記のワイン醸造の基本手法は現在のように技術や手法がまだ発達していなかった時代に行われてきた「昔のスタイル」。しかしながら近年、より自然な栽培・醸造方法で、その土地のテロワールを忠実に表現したいと考える生産者が増えてきています。ショヴェの想いを継ぐフィリップ・パカレも勿論その1人です。ジュール・ショヴェも「ただの非科学的な理論のように思えるだろうが、科学的なことを十分に理解していないと、このような事には取り組むことはできない。この理論は、自然科学に基づくものである。」と語ります。プリューレ・ロックでの経験と自らのワイン造りによってフィリップ・パカレはさらなる進歩をとげ、より完成されたワインの道を歩んでいます。

 醸造においてはSO2を用いず、ブドウに付いた天然酵母の力で発酵させます。ブドウ本来の風味を損なうと考えているルモンタージュ等の作業も行いません。同様の理由で新樽の使用にも慎重で、過剰な樽由来のロースト香を避けます。補酸や補糖といったことも行いません。


●Marcel Lapierre Beaujolais Primeur
マルセル・ラピエール 2009 ボジョレー プリムール
\3,150

 現在「自然派」と呼ばれるワインの礎を築いた人物であり、ボジョレーをはじめフランス各地で、彼の影響を受けた生産者が活躍しています。中でも今やブルゴーニュを代表する醸造家の一人であるフィリップ・パカレは、彼の甥にあたる事も広く知られています。「自然派ワインの巨匠」という彼の代名詞は、この地に深く根ざした素朴で伝統的な生産者で在り続けているからこそ。3世代にわたってモルゴンでワイン造りに携わり、この土地の個性を表現することに努めてきたラピエール家は、その歴史と経験に裏打ちされた手法でモルゴンの、そしてボジョレーのテロワールを描き出します。

 ラピエールのボジョレーは、ピュアな味わいで繊細、濃密。名実ともにボジョレーのワインを代表し、自然派ワインをも代表するマルセル・ラピエールのワイン。彼のワインを飲んで、真に美味しいボジョレーの存在を知り、自然派ワインの意義と、本当の素晴らしさを初めて感じたという人が日本にも多くいるというのも頷けます。それだけの、実力と伴った魅力を持つ生産者です。

 師匠は、ジュール・ショヴェ。ショヴェのボジョレーは、彼らにとっては今も記憶に残る最上のワインであったそうです。しかしその味をただ真似るのではなく、彼ら自身の哲学によって最高のボジョレー、すなわちその土地の個性を表現する素晴らしい味わいに仕上がった時、かつてのショヴェのボジョレーをふと思い起こさせる事があると言います。これが恐らく、彼らにとっての原点となる、本物のボジョレーなのかもしれません。ラピエールは、その村や畑ごとの酵母にこだわります。ワインに本当の個性やテロワールを映し出すには、とても大事なものだからです。その為に畑では出来る限り自然な農業を行い、自然環境やその中にいる微生物を大事にしています。その自然酵母によって健全なブドウを発酵させる事で、人々の心を動かすほどの素晴らしいワインが生まれるのです。

 健全で質の高いブドウを得る為に1981年からビオロジックによる栽培を行っており、収穫においては完全な手作業を実践。収穫されたブドウは、印象的な天井画が描かれた醸造所に運ばれ、果皮などに付着する自然酵母の働きによって発酵させます。醸造における全ての過程で、酸化防止剤となる亜硫酸は用いません。瓶詰めはノンフィルターで行われ、顧客の要望に合わせて若干の亜硫酸を添加します。


●La Grande Collinue Vin Nouveau Rouge
○La Grande Collinue Vin Nouveau Blanc
ラ・グランド・コリーヌ =大岡弘武 2009 ヴァン・ヌーヴォー ルージュ / ブラン
両方とも各\2,300

 大岡弘武さんは、明治大学理工学部を卒業後フランスへ渡り、ボルドー大学醸造学部でワイン全般を学んだ後にローヌ最大手GUIGAL社の、ジャンルイ・グリッパが所有していたサンジョセフの区画における栽培責任者を務めました。その後、北ローヌ地方を代表する自然派ワインの生産者で最高のコルナスを造ることで知られるティエリー・アルマンに師事、最後は栽培長を任されるまでになりました。

 師アルマンとの出会いは、大岡さんが後にワイン造りを始めるにあたって決定的と言えるもので、ブドウ栽培から醸造に至るまでのほとんど全てにおいて影響を受けたようです。醸造での人的関与を必要最低限に留める自然なワイン造りを実践するために最も大切なことは良いブドウを育てることに尽きるのですが、花崗岩に覆われた急斜面で夏は極めて暑く冬が寒いこの地においては、畑仕事に費やす労力はいっそう厳しいものになります。大岡さんは、アルマンの下で働くことにより栽培や醸造に関する考え方だけではなく、厳しい労働に耐える強靭な精神力も身につけたと言えます。自分の本拠地を北ローヌと決めた理由について、畑における労働が最も厳しい土地であったから、と語っていたことが印象的です。

 栽培はビオロジックを実践しており、除草剤や化学肥料は使用しません。農薬は化学合成薬品ではなく,硫黄(ビオディナミの認証団体である「デメテール」で認可されているもの)に限定し、使用回数も極力減らしております。また、2月から3月にかけて行う遅い時期の剪定で徹底して不要な芽を取り除き、遅霜の影響を大きく受けるリスクは高まりますが、青刈りが不要となる理想的な収量制限を実現できることも栽培における特徴的なことでしょう。「少量でも構わないから良いブドウだけを育てたい」、大岡さんの畑仕事における考えです。

 醸造においては、その土地に育つブドウが醸し出す、純粋かつ繊細な果実味を楽しんでいただくことを目的として、野生酵母による自然な発酵とビン詰めに至るまでの全ての過程において酸化防止剤を使用しないことが特徴です。そのため、単に収量が少ないだけではなく、収穫されたブドウを更に選別して傷んでいない果実だけを使った醸造を心がけています。


○EURL Thierry Puzelat Vin Nouveau Blanc
テュエリー・ピュズラ(ネゴシアン) 2009 ヴァン・ヌーヴォー ブラン
\2,300

 パリのワイン専門店やビストロで大人気のクロ・デュ・テュエ=ブッフ。美しい酸と品種の個性がきわだつワインの造り手で、パリやアンジェの試飲会では、ここのブースはいつも多くの熱心なファンで溢れています。

 ピュズラ家は15世紀から続く家で、ジャン=マリーとテュエリーのピュズラ兄弟がワインを造ります。彼らは、個性が明確に表れるワインを造るには、風土の特徴を大切にしなければならないと考えています。栽培は昔からの伝統的な有機農法、収量は大変低く、補糖、酵母を加えず、発酵はゆっくり時間をかけて行われます。

 ネゴシアン・ティエリー・ピュズラが造るトゥーレーヌ・ソーヴィニヨンの新酒。弟のティエリー・ピュズラが買いブドウで作り、ドメーヌの隣にあるネゴシアン用セラーで造っています。そもそも、このワインが生まれたきっかけは、2005年の夏、彼らのワインの輸入元であるラシーヌさんへ何人かのお客様から、「白のヌーヴォーは大手生産者がほとんどで、テュエリーが造ってくれたなら・・・」という声があり、テュエリーに相談したそうです。「いいよ、フレッシュ・ジュースのような味わいだけど。」と試しに120本だけ出荷。その反響があまりにも凄かったことからリリースに至っています。

 2009年も夏前からオーダーをし、「野生酵母で発酵、二酸化硫黄を使用せず醸造、ノン・フィルター、ノン・コラージュでビン詰め」、ティエリー流の醸造で造ります。上品できどらず、親しみやすい、やさしい味わい」、どのような料理にもそっと寄り添って、食事を盛り上げてくれること間違いなしです。


●Mas de Janiny Le Temps des Gitans
マ・ド・ジャニーニ 2009 ル・タン・デ・ジタン プルミエール ジョワ
\1,500

 ニームとベジエの間にある人口約700人のサン・バジル・ド・ラ・シルビー村に位置するマ・ド・ジャニーニ。1980年代の終わりに、パスカル氏が父親から畑を引き継ぎ、ビオロジック栽培を開始。現在はパスカル氏の弟と二人三脚で経営されています。

 ガリグが生い茂る畑は粘土石灰質土壌で、除草剤・化学肥料は使用せず、雑草を除く事と、表面の根を切って真ん中の太い根がさらに深く張るようにするためブドウの木の畝を耕し、堆肥を使用しています。テロワールの味を最大に引き出すよう、ブドウの根が地中深く張るような栽培を心掛けています。ジュリアン兄弟は「私たちのドメーヌでは、ブドウの樹が自分自身でバランスの良いように実をつけるため収量は問題にならない」と言い、房の数を減らすための作業は行いません。

 当店ではまだ取扱いはありませんがこのワイナリーの通常商品である「ジタン カリニャン(ピンクのラベル)」は初リリースの2006が、第20回シグナチュール・ビオ・ラングドックルーション地方コンクールで銀賞を受賞した他、2007は第22回ヴァレ・ド・レローコンクールで金賞を受賞するなど現地での評価はかなりのもの。日本でもリリースするや否や、輸入元在庫はすぐに無くなった模様。

 コミカルなデザインが印象に残るラベルですが、ジュリアン兄弟が音楽好き、という理由からだそうです。もちろん、このコミカルなラベルはヌーヴォーにも採用。ワイン名も「最初の喜び」という意味で、まさに新酒らしい新酒です。今回、初取扱いのヌーヴォーです。中身もこのエチケット同様、呑んだら踊りだすような味わいなのかな?(笑)


●Badia di Morrona Novello di Toscana Gulebbe
バディア・ディ・モローナ 2009 ノヴェッロ・ディ・トスカーナ ジュレッベ
\1,800

 イタリア、中部に位置するキャンティ・クラシコ、ブルネロ・ディ・モンタルチーノ、ボルゲリといった有名産地を抱えるトスカーナ地方。ワイナリーがあるピサ地区はD.O.C.G.キャンティ地域になりますがこの広大な産地の中の一つとして捉えられて、ピサ地区自体の評価も高くはあ
りませんでした。実際イタリアの評価誌でも「鳥の水飲み場にしかならない」程度の評価でした。しかし、ここ数年の目覚しい変化で世界各国より注目を集める地域となっております。バディア・ディ・モローナはその躍進の原動力となったワイナリーの一つです。

 バディア・ディ・モローナは貴族が所有するワイナリーで所有畑も醸造所もこの辺りでは一番大きなワイナリーです。2005年に新しく建てた醸造所兼熟成庫は衛生的で温度も徹底して管理されています。ちなみに畑はこのあたり一帯を所有しており、畑の周りには民家も無いために、自然環境、畑の環境共に良い条件を満たしています(自然があり過ぎて返って、イノシシ等の獣害があるほど)。評価の躍進に繋がった中心人物が2002年まで醸造家だったコラード・ダル・ピアッツ氏。コラード氏の後が育った事で、コラード氏は違ったスタイルのワイン造りを新たに求めて行きましたが、現在は、サシカイアの醸造家だったジャコモ・タキス氏の弟子でもあるジョルジョ・マローネ氏が指揮を執っています。

 ジュレッベとは、アラビア語を起源とする言葉で「甘くて美味しい果物」という意味があるそうです。その名の通り、完熟のブドウを選りすぐって造られます。毎年オーダーがあった分のみ新酒用に収穫をし、醸造するワインです。ブドウ品種は年の状況によって、収穫するブドウが違うので、直前にならないと分かりません。



以上、インポーターさまの資料を基に作成させていただきました。

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