100人村「スイミー作戦」コミュの【６】プロジェクトについて

このトピでは、「概要」の「６」にあたる「プロジェクト策定」
などについての話題を皆で共有します。
どのようなプロジェクトにするのか（その中身）、
どのようなプロセスでプロジェクトを決定するのか、
資金力との兼ね合いや実現可能性はどうか…
などなど、アイデアを出し合って共有し、ブラッシュアップしていきましょう！

「概要」
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コメント(1)

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[1] mixiユーザー 09月28日 15:40

参考になるかと思いましたので、スモーキーマウンテンで感じた改善すべき点を列挙します。

以下4点、「収入」「衛生環境」「教育」「立ち退き」が挙げられると思います。

　「収入」：スモーキーマウンテンの周辺に住む世帯が少ない時は、一人の大人がもし一日１２時間働いたとして、一度に250ペソ（約625円）を稼ぐことが出来ました。しかし、世帯が増えていきましたが、ゴミの量は変わらないため、今では一人の大人が一日に稼ぐことが出来るお金は、たった120ペソ（300円）です。高価なゴミは、スモーキーマウンテンに積まれる前に、取り除かれます。その理由は、ゴミを運びこむドライバーが、ガベッジピッカーとして働いているからです。そして住民のガベッジピッカーは、少ないゴミの中から拾い上げ換金しなければなりません。
　台風や大雨の日であっても、その日の食事がかかっているため、休むことができません。

　「衛生環境」：ゴミ集積所近くでは、ゴミから拾った、木の角材や亜鉛、ビニールシートで出来た簡単な家があります。生活環境はダンプサイトからひどい悪臭が立ち込め、たくさんのハエが飛んでいます。
水はコンテナーに入った水を購入します。人々は、通常２．５ペソでコンテナーに入った水（飲むのに適していない）を購入しなければいけません。
　コミュニティーの公衆衛生は低く、多くの人が病気に悩まされています。下痢や、嘔吐、皮膚の病気、気管支炎がスモーキーマウンテンから出る煙の影響であります。そして、同様に何人かの人々が慢性的な栄養失調が原因で、よく病気になります。
人々は、働いているときに割れたガラスで足を怪我します（彼らの多くは長靴を持てず、裸足で歩く子どもたちを目にすることは決して珍しくありません）。しかし、十分な衣着や治療が難しければ、ケガはひどくなります。さらに、病気や怪我の状態が深刻でも、彼らの少ない収入では病院までの交通費を払うことが出来ず、歩いていくことが出来る病院はありません。そして、彼らの状態はどんどん悪くなります。住民組織は、メンバーから少しずつお金を集め貯蓄し、このようなケースの患者生活の危険に対し、交通費や治療費を支給します。しかし、数人の患者はこのようなサービスを受けても亡くなってしまいます。

「教育」：スモーキーマウンテン周辺のコミュニティーの中で運営させているのは、たった一つのデイケアーセンター（就学前教育施設）しかありません（※2007年8月よりSSDNが新たにデイケアセンターを運営開始）。子どものたちは、基本的な読みと計算を学ぶことができます。しかし、デイケアーセンターを修了することが出来たとしても、小学校に行くことは簡単ではありません。子どもが小学校に行くことが出来るのは１０～２０％です。理由は、学校が遠く、両親が学校に行くための交通費を持っていないことと、幼い頃から家族を助けるために働いているからです。
私のインタビューした家庭では、怪我で働けない夫に代わってガベッジピッカーをしている母親一人で3人の子どもに小・高の教育を受けさせている方がいました。ですが、もしその母親が病気や怪我で倒れたら、その時にはもう教育を続けさせることができなくなります。

「立ち退き」：歴史のところで説明した通り、この地域は現在も立ち退きの恐怖から逃れることができていません（そして、この立ち退きは開発計画を支持する日本とは決して無関係ではありません）。
つまり、いくら今ここで「安定した」生活ができていたとしても、それがいつまで続くかという保障がないのです。

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