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近鉄バファローズの灯モバイルコミュの【名選手】vol18.大石大二郎

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80年のドラフト2位で亜細亜大学から近鉄に入団した大石大二郎。
攻走守3拍子揃った好選手ではあったが、身長が166センチとプロ野球選手としては小さかった。そんな小兵選手がまさか後に近鉄の歴史に名を残す大選手になるとはこの時誰も思ってはいなかったのではないだろうか。

大石は1年目から頭角を現し、規定打席不足ながら3割をマークすると、2年目から完全にレギュラーに定着。
この年新人王を獲得すると、3年目からは不動の1番打者に。そしてこの年に初の盗塁王に。しかもあの阪急福本豊の14年連続盗塁王を阻んだ価値あるものだった。

走力だけでなく、打たせれば小さな体からは想像出来ないパンチ力で84年には29本塁打を放っている。
そして守らせれば類稀な打球判断と肩の強さで驚異的な守備範囲を誇った。
更に当時流行っていたトミーとマツのトミー似の甘いルックスで女性ファンから圧倒的な支持を受け、毎年のようにファン投票1位でオールスターに出場。
オールスターでは江川卓の9連続奪三振を阻止したりとちゃっかり目立っている。
近鉄だけでなくパリーグの顔として80年代後半のプロ野球を盛り上げた。
いつからか球場で大石の打席に回ると「大ちゃん」コールが響きわたった。
個人としては地位を確立した大石であったが、優勝とはなかなか縁遠かった。 ちょうど大石が入ってきた頃がチームとして戦力の過渡期に入っていた事もあり、大石の活躍は線ではなく点となってしまっていた。

大石にとって分岐点となったのが新井宏昌の移籍であった。
南海でいぶし銀の活躍を見せながら球団方針から近鉄にトレードされた新井は早速大石との1・2番コンビを組むと、これが大当たりとなる。
大石が塁に出ると、新井が確実にバント・進塁打を放ち、クリンナップで大石を返すという得点パターンが出来上がり、近鉄の得点能力はめざましく上がった。
当然成績は十分優勝を狙える戦力になる。86年に129試合目で、88年は伝説の「10・19」で西武の前に涙を飲む。
そして89年、選手会長としてトップバッターとしてチームを引っ張り続けた大石は10月14日、念願の優勝決定試合に臨む。
3点リードの9回表1アウト。次のバッターのセカンドへの当たりはイレギュラーして大石の前で大きく弾む。
しかし、大石はまるでそれを知っていたかのように軽くジャンプしてそのボールを捕球。ファーストリベラへ軽やかに送球する。大石本人がガッツポーズを見せ興奮する。数分後、エース阿波野秀幸が三振で締め大石が待ちに待った歓喜の瞬間が訪れた。

大石は90年代前半もトップバッターとしてチームを牽引した。
さすがに年齢には勝てず大村直之ら若手成長株が登場すると徐々に試合出場は減り、代打起用が多くなり97年の大阪ドーム元年をもって引退となった。
盗塁王4回、ゴールデングラブ3回、ベストナイン3回、オールスター出場10回・・・
紛れも無く猛牛きってのスター選手は大ちゃんだった。

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