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クラシックマジック研究コミュのフローティングイフェクト FLOATING EFFECTS

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浮揚現象。又は浮遊現象。観客から見たときにその物体が空中に浮いているように見えるという現象。
なおこの現象は、混乱を避けるためにサスペンション(SUSPENSION)、レビテイション(LEVITATION)とは区別して考える事にする。
たいていは小さな物体が多い。ボール、コルク、電球など。
フローティングボールは大変古くからあるマジックである。そしてたくさんの手順や方法が考案されてきた。細くともしっかりしたスレッドを使って行うものが初期の頃には考案された。しかし照明の暗さなどに助けれたとは言え観客にそのタネを推察され易かった。それを高度に洗練し、進化させたのがデビットPアボット(DAVID P. ABBOTT)である。そしてそれを教わりマスターしたのが、かの有名なオキト(OKITO)である。
今ではこのオキトの方法と呼ばれるものがクラシックとなった。
後にこの方法を進化させ演じてきたのが、ダグ・ヘニングであり、カッパーフィールドである。近年ではランス・バートンが鳥かごの浮揚として得意技にしており現在でも見る事が出来る。
違ったバージョンとして良く知られたフローティングボールには、ゾンビボール(ZOMBIE BALL)がある。
これを考案したのはジョー・カーソン(JOE KARSON)。
大きなスカーフ(FOULAND)を用いてその空間をボールが浮揚するものである。
特徴としては、スレッドを使わない、という事につきる。
そしてアシスタントも使わず、舞台に面倒なセッティングも必要ない。その為に多くのソロで活躍するステージマジシャン達に重宝された。
リコーの手順は現在ではスタンダードとなり、チャベツスクール校長デール・サルワックの手順は名人芸と称される。意外なところではコインの名手アル・シュナイダーがこれを得意とし、レクチャーノートも出している。
また浮遊する物体もボールに限らず、その演者の個性に合わせて行うようにもなった。特に有名なのはノーム・ニールセン(NORM NIELSEN)の”白いバイオリンの浮揚”であろう。
クリストファー・ハートは、”女性の手のアクト”を開発する以前はゾンビボールを得意技としていて、現在ではレクチャービデオを出している。
スレッドを用いるものの発展系はフィン・ジョン(FINN JON)のシルバースティック(SILVER STICK)がある。スレッドの張り方に斬新なアイデアがあり、関係者であっても容易に見つける事は出来ないだろう。
ゾンビ式にしてもトミー・ワンダーやロザンダーはそれまでのギミックをさらに発展させている。
特に現在ではロザンダーのフローティングテーブルは世界的大ヒットとなった。
こうしたフローティング現象のほとんどがステージで行われていたが、クロースアップでも行えるように研究されていた。
特に優れたスレッドが開発された事が重要である。
フレッド・カップス(FRED KAPS)によって有名になったが、フローティングコルク(FLOATING CORK)である。もともとの考案者はブルーノ・ヘニング(BRUNO HENNIG)。このマジックによって観客のほんの目の前、鼻の先であっても奇跡を起こす事が出来る事を証明した。
カップスの手順に影響を受け、それをより実用的に改良したのがジョン・ルクレアであり、ルクレアアニメーターとして普及した。
しかし、なんといっても独自のスレッドの開発に成功したジョン・ケネディ(JOHN KENEDY)の功績は計り知れない。フローティングダラービル(FLOATING DOLLAR BILL)として世界的ヒットとなった。
マイケル・アマーなど著名マジシャン達も独自のスレッドや方法を考案している。
しかし、なんといってもインビジブルスレッドリール(I. T. R)にとどめを刺すのではないだろうか。1990年代に考案されたこの道具が、技術的に困難だったスレッドマジックの弱点を克服したために爆発的流行をよんだ。

ダンシングハンカチーフ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15488600&comm_id=236730

コメント(27)

どこまでが、ここでいう、「フローティング」なのかは、これまたムズカシイですね。

いわゆる人体浮遊や空中浮遊はちょっとまた種類が違いますし、

スレッド系でも、ダンシングハンカチ(正式名称知りません・・ブラックストーンの演じてたモノ)や、和妻の「胡蝶の舞」あるいは、「ひょこ」はまた違います。
ゾンビ系、でもハンカチを操るヤツ(これも正式名称知りません)
ありました。

そういえば、僕は、「ゾンビ」はあんまり不思議とも思わず今まで生きてきましたが、それは、あんまりうまい演技を見てなかったからだということが最近わかりました。「リコー」の演技も見たことがありません。ただ、アルシュナイダーの演技を昨年入手して見て、僕の知っているあの「ゾンビ」もこんな扱いができるのかと感心しました。生きているように動いていましたからね。
>どこまでが、ここでいう、「フローティング」なのかは、これまたムズカシイですね。

正直その部分でも悩みます。
人体不要などはレビテーションやサスペンションで別項を立てたい、と思っています。
ダンシングハンカチなどは亜流として同じマジックだとは思いますが、現象としてはアニメーションになるのだと思っています。そこで今回は省きました。

ゾンビボールが当時衝撃的だった事は、厚川先生のエッセイからも伺えます。まさに逆転の発想だったことに感心していた、という内容だったと思います。

リコーの演技に関しては、マーク・ウィルソンの『マジックサーカス』で見ることが可能です。
しばらく前に、リコーの演技を見て度肝を抜かれた。やっていることがほんの数種類の繰り返しだったのだ。つまり、腕に乗って、布に乗り換え正面に来ると布をかぶって浮かび上がる。これが2回(途中腕にかけた布前を下がって上がるだけ)。で、消えて終わり。ガチョーン!直後、続けて布を取り出し束ねて、ドカンとシャンデリアが出て終わり。えぇーっ!!

いや、あの山男のような体躯のリコーが、正装をして浮かび動き飛んでいくという不思議を自信満々に提供する、というあの演技スタイルは、とても他には真似のできない濃厚な雰囲気をかもし出しており、手順が単純だなどと馬鹿にできる筋合いのものでは全くなく、あくまでもすばらしいものだ。

どうしても学生マジシャンのように、自分でゾンビ手順を作ることを考えて物を見てしまうのだが、リコーで衝撃だったのは、実はゾンビはこれで十分なのだという事実だった。もちろんもっとやっても構わないのだが、果たしてそれがゾンビを活かしているのかといえば、疑問といえば疑問だ。

一応、ここまで書いたらトミーの鳥かごを思い出したことも書いておきます。

さらに、ある時期オキトのフローティングボールをやるぞ!と決心し、やったことも書いちゃう。これが実に面白い。どう手順を探しても、ワンマンでやると成るとオキトになっちゃう。いみじくもランスの鳥かごが完全にオキト手順であることが実に腑に落ちる結果となったのだ。

と思ったら、ブラックストンジュニアが、電球で、最後に客席上にどーんとぶっ飛ばすのを思い出した。2本張っていたのだと、たった今思い至った。
ランスのは、個人的にゾンビのバージョンの方が好きです。
というか、オキト版の方は吊っているようにしか見えなかった。
クロースアップにおける浮揚現象でもそうだけど、
アンカーから吊られてピクンピクン,プランプランと
上下に緩く振動する様は、どうしても糸にしか見えない。。。

唯一浮いている!と感じたのは、
フィンジョンのフローティングボール。
特有の、「振動」の挙動が皆無だったからだと思う。
映像を確認すると、DCのミラーボールにもこの振動は無い。

もう消してしまったけど、先日書いた浮揚感の秘密、
原則の証拠だと思う。支えが見えないから=浮いてみえる
のでは無いという事ですね。


>2本張っていたのだ
ほえ? ずっと2アンカーの1本では?
ステージの上下に一本、ステージセンターから客席に向かって一本、じゃないの?

ダンシングハンカチの、両袖にいる二人はジャリを張った釣りざおを持っているが、その釣竿とジャリの連結部には輪ゴムがかませてあっていい感じのテンションがかかって動く、という技を聞いたことがある。DCのミラーボールには、カネがかかってそうだから連結部に『ステディカム』が装着してあるのではないか。うそ。
ああ、二演目分って事ですか!
完全に勘違いしてました。

仰る通りです。ハンカチーフのアクトで上下に1本。
電球の方で演技者から客席に1本ですね。

以下追加:

DCですが、驚くなかれローテクです。
スレッドの適切な部分に棒が付いており、それをコントロールする
だけなのですが、まずコントローラーの人が棒を持ち、
舞台袖にあるイマジナリーな「仮の舞台空間中」を
動かしてあげると、舞台上でも、それをトレースするが如く
ミラーボールがその通りに動くと言う構造の面白い
張り方になっています。
おかしな振動や揺れのない、あのスムーズな挙動の秘密です。

アンカーの張り方、コントロールの仕方まで、
複雑版、簡易版という感じで、1冊に複数バージョンが
書かれ、商品として(ドン・ウエイン)発売されています。

一方ゾンビですが、ジョーカーソン+ニールフォスターによる
ノートには、ゾンビ以外にジャリを使った、まるでアストロ
スフィアのようなバージョンまで解説されていました。
ドンウェインの玉は買ったんだけど、それにフローティングシステムの解説がついてなかったんだよなー。一緒だと思っていたのだが。

それと、オキトでなければ、どうやっても『ステージ上がアストロスフィア』な張り方になってしまう。ドンウェイン天才。とはいえ、何しろワンマンじゃできない。
ジャリの張り方もそうなんでしょうけど、最大の障害は背景ではないか、と思っています。
同種のタネであるダンシングシルクの場合においても演者の背後の幕、もしくは照明がネックとなり演じる場所が限られてくるのではないでしょうか。
私自身はそういう理由です。
ゾンビボールはその点が改良されているのだと思います。
基本的にはどんな背景でも可能ですから。
舞台、セット、背景、そして音響、照明等を網羅する
トピックがあると良いかもしれませんね。

背景幕は、バトンで吊るものは非常に高価ですし
運搬やセットアップ+撤収に不便ですが、最近ですと、
あっという間にセットできうフレームや、
ジャリを不可視にしやすいキラキラした生地も
マジックショップにて紹介されているので、
ここで情報交換するのも良いと思います。
そう云えば背景幕の事を英語でバックドロップって言うんですよね。どうしてここでプロレス技が出てくるんだ、と悩んだ事があります。
お・お・お、ジャリと背景ですか。
ラメ入りのバックドロップを波打たせる、というのがステージの場合の最高のジャリ隠しだが、ここではそれができない皆様の為に、取って置きのライティングをお教えしましょう。

それは、ホリゾントを使うこと、です。ホリを緑一色(場合によって青も配色)に染め、その前でダンケンを振らせて見ると分かります。かろうじて、目がいい人はジャリ本体を見極められますが、通常はこれが一番ジャリを隠せる。
私はこれで1分ダンケンを振ったし、4分弱、なんとフローティングボール(しかもこれは完全素人客相手)をやった。どちらも4,500人の箱で。もちろん客席から「糸〜っ、糸ーっ」等という正直なヤジは一切なしで!
もちろんステージの奥、ホリのできるだけ近く、客席からできるだけ離れる、のは鉄則。ピンも、けちして半照で使う。その他の明かりはほとんど普通か、ちょっと弱め程度でオオケイ。

どうしても大黒、中幕の黒バックじゃないと見えるように思えるのが普通だが、これが落とし穴、実は、ジャリは本体が見えるのではなくて、キラリと反射する光が、見えるのだ。
緑ホリは反射光を目立たなくした上に、ジャリ本体も若干は見難くしてくれる。今度のステージでお試しあれ。

もちろん、使うジャリについてもその素材を選ぶことはいうまでもない。テグスを使っている人はよもやいないと思うが、私は、手芸屋で普通に売っているミシン糸のようなのをつかってます。これは、天然素材のものではなくて、化学繊維性のもの、本体も細いが、何よりこの素材には粘りがあって、まるでゴムかというほど(それほどでもないが)の収縮をするのだ。この粘りが、ジャリの強度を担保しており、まず切れない。
実はこのジャリのことについては、10年位前、大阪の方から極秘裏に聞いたことで、確か『公然の秘密』といった微妙な言い回しをしていたと思う。

ちなみに、ステージ上でホリを背にする、というのはどうもフィンジョンも同じようなことを言っているらしく、要は反射を隠す為、という肝については同じことらしい。

さらに、クロースアップのジャリは全くこれと異なり、元はといえばパンストで、しかもこれから取れるジャリには2種類あってその用途も異なる、という話はつい最近知るにいたったことで、それでもせいぜい10年位前にやっと活字になったほどのことらしい。

まだらに塗る、というのも、反射に関しての対処という面はあるかも。あるいは、細かくデザインがしてあるシャツを着る、というのも。ジョンケネディの例のタバコが浮かんで火がつく、というネタにつかわれるべき『ジャリ隠し』は、ステージ、クロース問わず、再度見直す価値があるエポックだったと思う。

先にも書いたが、釣りざおの先に輪ゴムをかませる、というショック干渉手段以外に、誰かプルプルぴくぴく感をなくするやり方を聞いたことがある人はいませんか?そうでなければ、本当にステディカムを応用できはしまいか考えてしまう羽目に陥る。それとも、DCのシステムで、しかも『ゆっくり操作する』のがコツだったりするのだろうか。
本当に勉強になります。

クロースアップ、というかサロンでは、スティーブ・フィアソンのフローティング・シガレットが、本当の魔法のようで好きです。最近、ジョン・ケネディでしょうか?火のついたマッチが浮かんでタバコに火がつくという商品の動画を見て感動しました。タバコが嫌いな人も多いので、私はフライドポテトをフライさせたり、ティンカーベルを飛ばしたりしています。いつかピーター・パンのコスチュームで、自分も一緒に飛びたいものです。

テーブルホップでは、小川心平さんの、「リトル・ゾンビ」が最高だと思います。初めてギミックを見たときは、テンヨーのある商品を自分で改造したものに良く似ていたのでがっかりしましたが、実際に使ってみると驚くべき効果があります。面倒な準備もいらず、いつでも借りたタバコを浮かばせることができるので、最近再び愛用しています。
ダンシングハンカチについては、スティングさんが最近日記に書いておられました。
久しぶりにこちらにやってきましたら、実に濃いお話が進んでいますね。今まで知らなかったことをたくさんお聞きしました。

458maさんがご紹介くださいましたが、2/12のYMGマジックフェスティバルで演じた「ダンシング・ハンカチ」について連載日記を書き始めました。日記は友人の友人までしか公開していませんが、一般の方もいるため、ネタに直接触れる内容は書けないので、分かる人しか分からないような表現にしています。

今後、日記に書けないネタ情報については、こちらに書こうと思っています。
やっぱりダンシングハンカチのトピックを立てたほうがいいのかな。
今まさにこの演目組み立て中です。ジョンカルバートのキャスパー
というジャリ使いも単純で効果的です。ただハンカチの動きに自由
度はありません。アシスタント一人で操作でき、ハンカチ自身にお
辞儀させる動きができるのが好きです。単純さ故に一番実践的かも
しれません。
大型のガラスボトルは国内では中々見掛けないので、Sean Bogunia
お薦めのミネラルウォーターの4ガロンボトルで代用してます。

一応Sean Boguniaのシステムで陰の操作に関しては全てメカ任せに
できますが、トラブった時が恐ろしいです。ただ動きに関しては
文句無しに自由です。仕込みの際、客席に仕掛けるケーブル処理が
課題になります。客席の上を飛ばさなければいいのですが、やはり
より立体的な演技を望んでいるので、実現したい!

ゾンビタイプのダンシングハンクネタはMAGIC HANDSでも以前販売
されてましたね。こちらの方は本に解説されているオリジナルの構
造そのものでした。考案者本人の販売してるタイプの方が形状も
改良され、操作性がアップしておりました。Sean Boguniaの物が
耐久性、操作性兼ね備えており、やはり究極です。
>>今まさにこの演目組み立て中です

奇遇にも、同じく組み立て中です。
実にタイムリー(笑)(ジャリを使わない方のですが)

4ガロンなんてあるんですか!
5だと、ちょっとデカイな?なんて思ってたのですが、
もしよろしければ、入手経路をお教え頂けませんか?

ゾンビタイプですが、ダンウエインの頃の物を長く
使ってましたが、あれはケアが面倒でしたね。
耐久性についても、お世辞にも良いものとは言えませんでした。
一個余分に取り寄せてありますので、近い内に実物画像アップします。余分にあっても邪魔なので、これでよろしければお分けしますよ。未使用品なので無傷です。実物をご覧頂いてご判断下さいませ。
おお!それは嬉しいです!
5ガロンは大きいな、と思いつつもなんとか手に入らないか?
と右往左往していた矢先でしたので、天の助けです。
是非、お譲りくださいませ!
ガロンの壺って、ワンマンでできたっけ?ぁ、ボグニアのビデオには初っ端に入っていることを思い出した。ただ、抜けて出てくるだけだったような気がする。

カルバートのそれは、フローティング文献を探す中で奇術研究の30数号だったか、浮揚ボール手順解説(高木著、インド系)をようやく入手した折に、そこに『ジョンのはいまいち』という感じであったのを見て、しかもジョン手順が30000円台という高値であったこともあり遠慮したのですが、ナカジさんの話によれば助手必要の様子、実に浮きものでは、ワンマンか否かというのは大きなファクターだと思うのですが、助手つき手順はDCかダグヘニングかしか見たことがなく、ジョン手順について更に詳しくお教えいただきたくお願い致します。
ワンマンでも、ハイテク機器を使わずとも、
ボトルを使うシーンを盛り込む事はできますね。

ゾンビ式を中核に据える場合でも、
(最近のは実に出来が良い!)
中に飛び込むシーンと、ボトルから飛び出すシーン
これが適切に用意されていれば、アシスタントを使った
オーソドックスな演技と、さほそ遜色無い印象に仕上げる
のは可能だと思います。

ジョンカルバートは、レクチャービデオがリリースされていて、
以前見せて頂いた事があるのですが、確かハンカチの解説は
入ってないはずです。
演技だけで良ければ、以下のリンクで配信されていました。

http://www.hocus-pocus.com/static/theatre_page.html
遅ればせながらトピックを作成しました。

ダンシングハンカチーフ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15488600&comm_id=236730
長谷川智著「日本の奇術」には、ゾンビについて驚くべき記載があった。

以下引用。
この奇術は、現在米国において斬新優秀なものの一つとして尊重されて居り、、(略)、、我が国へは終戦直後、アシヤ・M・ゴールド・リンクなる米人がアメリカより取寄せ、小生の前で演じたのが最初であり、高級な演技を広く公開したのは昭和23年6月毎日ホールに於ける奇術大会で原田寛君の実演による。
 米人がタネアカシをする折『タネの秘密を大切にする様』特に注意したので、吾々はみだりに演じないやうにした。然るに昭和23年9月頃より松旭斉○洋氏は、練習不足の不慣れなこの演技を全国で上演、各地でタネアカシ的演技を公開し、その価値を甚だしく失墜せしめた。事情を知らぬ米人奇術家達は『ゾンビが日本に於て価値を失ったのは長谷川がタネを尊重しなかったからであらう』と誤解し、私は一時非常に困ったことがある。(以下略)

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