『君と僕』の言葉たちコミュの『最低な僕の最低な君へ贈る詩』

北風と太陽のおとぎ話
そんな教訓聞きあきた
嫌われ者の努力なんて
無駄だって言いたいんでしょう

寒さに凍える君を見て
一目ぼれ風邪でもひけばいい
動けなくなったら捕まえて
どこかに売り飛ばしてしまおう

寂しいのなら今すぐに
切り刻んであげましょう
カッターナイフで一筋
赤いしるしでマーキング

最低な僕が奏でるメロディ
不幸の連鎖へと巻き込んでく
君も道ずれ悪くない
そうさ僕は悪くない

シンデレラに白雪姫
最後は救われてしまうんでしょ
僕は人魚姫が好き
泡になって消えてしまえ

涙を流す君を見て
綺麗だねもっと泣けばいい
声が枯れたなんて言わないで
嫌われたくないんでしょ聞かせてよ

触れてほしいなら今すぐに
殴り飛ばしてあげましょう
鉄拳制裁一発
顔の青あざもチャーミング

最低な君が大好きなメロディ
悲劇のヒロインを気取ってる
そんな顔も悪くない
そうさ僕は悪くない

マッチ売りの少女が見た
夢をおしえてくれません
淡い希望は消え去るよ
やがて冷たくなってしまう

頑張れば報われるなんて
胸糞悪いストーリー
幸福な王子は不幸だ
誰がなんてったって不幸だ

死にたいなら今すぐに
死ねば見届けてあげましょう
線路に向かってひとっ飛び
飛び散るショッキングピンク

最低な僕のプロポーズ
いつか死んでくれませんか
バッドエンドも悪くない
そうさ僕は何も悪くない

最低な僕が歌うこの詩（メロディ）
最低な君へとプレゼント
きっと不幸も悪くない
そうさ誰も悪くない