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文芸の里コミュの永遠への入場

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             Tchaikovsky - The seasons - june (barcarolle)

   ☆

 消えて行ったと思っていた魚が、三、四尾、いや数尾、帰還してきて、近くの湾内を回遊しているのを見かけます。失われたわけではなかったので、大変な朗報と言えます。
 ただまったく別名になっていたり、中に新しい魚も交じっていたりして、識別に骨が折れます。だいたい特定はされていますが、それが本人には分って、他の人には気づかれないように書く表現力がないため、もたついています。
 虚無の対義語となれば、充足とくるのが一般でしょうが、それがいきなり、永遠としているあたりは見据えていて、さすがと感心させられます。また雌雄を決するかに逆回りする魚がいるかと思えば、やたら跳ね回る超現代魚もいて、それら大きな魚たちが、背鰭だけ見せて回遊しているなかに、まったく引けを取らずに新しい魚がついています。東京湾という舞台に、かくも大きな魚が深海から浮上して、ものものしくも、勇壮に回遊するなど、この世紀末でもなければ、考えられない現象でしょう。彼等に栄光あれと祈らずにはいられません。

   ☆

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