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moving (movies and musicals)コミュの孤島の王

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映画KONGEN AV BASTOY
いすマリウス・ホルスト

ステラン・スカルスガルド/院長
クリストッフェル・ヨーネル/ブローテン寮長
ベンヤミン・ヘールスター/エーリング/C-19
トロン・ニルセン/オーラヴ/C-1

メモ 1900年から1970年までノルウェーの孤島“バストイ”に実在した少年矯正施設
を舞台に贈る衝撃のサスペンス・ドラマ。1915年に実際に起こった少年たちの大規模な
反乱事件を題材に、大人たちによる矯正という名の非人道的な虐待の実態と、
極限の状況下で繰り広げられる少年たちの心の葛藤、そして脱走計画の顛末を、
丁寧な心理描写と力強い映像でサスペンス・フルに描き出す。(by allcinema)

えんぴつ当日の感想 by twitter

<孤島の王>孤島の更生施設に収容されている少年達の、生きる事に対して真摯な者が
持つ表情は、大人達より成熟した人間性を感じさせる。『見ないフリをする』ことの
是非がテーマの1つ。見ないフリがもたらす平穏、事態を打開する摩擦、どちらを選ぶのか。

*************

良かった、
こういう映画を映画館で観れるって、幸せだ。

実話ベースの話で、あまり装飾がついてない印象の作風。
だけど、所々で語られていく鯨の物語が、作品を物語として
まとめあげている感じ。

バストイ島に収容されているのは少年達なのだけれど、
彼らの表情は、独立した大人の持つ力を宿している。
ちゃんと自分の存在を把握している人間の持つ力。

そこがかっこ良くてねぇ。
なんか、・・・惚れたよ、彼らに。

テーマは、見ない振りをできるかどうか、かな。

少年たちと管理者達と、どちらが正しいのかは、
はっきり言って判断が難しい。

長いものには巻かれろ的な行動の方が、
全般的・表面的には平和だし、負傷者・被害者も少ない。
でも、悪行を見過ごしていくことは許容するということと同意義。

史実は「収容所の少年達が暴動を起こした」だろうけど、
この作品は少年達の視点に立っているので、
彼らの行動の方が正しいように思える。

でも、管理側の大人達が悪い奴とも言い切れない。
少なくとも、院長は理想と現実の間で
渡るべき部分を慎重に選んで行動している。
その灰色の判断は、少年たちの立場に寄り添えば、
限りなく黒に思えてくるのだが。

孤島に9年も寮長として勤務している男。
彼の狂いっぷりも許せないけど、分からないこともない。
・・・いや、やっぱり許せないけどさ。
少年たちを最後まで番号で呼ぶ寮長。
あくまでも彼らの人間性を認めない姿に心が冷えた。

優等生と新入問題児の交流が素敵過ぎた。
人間的には成長を見せる優等生が、
客観的にはダメ人間に戻ったように思えるパラドックス。

かわいかったなぁ、Ivar。
がんばったなぁ、Olav。
かっこよかったなぁ、Erling。

物事は、どこから観るかによって、どれだけ知るかによって
捉え方が変わってしまうものだよなぁ。

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