【イングランド代表】コミュのイングランド、新ウェンブリーでもドイツに敗北

イングランド、新ウェンブリーでもドイツに敗北

22日に８万6133人の観客を集めたウェンブリー・スタジアムで因縁のイングランド対ドイツの親善試合が行われ、大西洋を越えてやって来たデイヴィッド・ベッカムが代表97試合目をフル出場で飾った。

しかし、試合は開始９分のランパードのゴールでイングランドが先制したものの、ドイツは25分にGKロビンソンのミスをついてクラニーが同点ゴール。さらに、40分にはパンダーが逆転弾を決め、２－１で勝利した。
　
2000年10月に行われた旧ウェンブリー最後の試合で、イングランドを０－１で下しているドイツは、新ウェンブリーでイングランドを破った最初のチームとなった。
　
ドイツ代表のレーヴ監督は主力に負傷者が続出し、チーム構成にも頭を悩ませたが、「非常に若いチームで（イングランドを破ったから）、ロッカールームではお祭り騒ぎだ」と喜んだ。

ロビンソン、自身のプレーに失望「自分のプレーにショックを受けている」

イングランド代表ＧＫポール・ロビンソンは、精神的なダメージを受けているとコメントした。

同選手は２２日に行われたドイツとの国際親善試合で決定的なミスを犯している。トッテナムに所属するロビンソンは、自身のパフォーマンスに対する失望感を語った。

「自分のプレーにショックを受けているよ。我々は負けることが大嫌いだ。そして、ウェンブリー（試合会場）では良い記録を作っていきたい。世界最高のチームでありたいと思っているから、ドイツとの対戦はいつだって白熱するだろう。僕は不運に見舞われたね」。

右サイドからのクロスボールは、直接ゴールに向かっていった。ロビンソンは何とかボールをかき出したものの、相手ＦＷクラニーに渡してしまう格好となっている。

「誰も同情はしてくれない。その理由はわかっている。だから、僕はつらい気持ちになっているんだ」。

同選手は、ベテランＧＫデイビッド・ジェイムズのプレッシャーを受けている。久々に代表復帰を果たした彼は、ロビンソンと交代で後半から出場した。

正ＧＫの座を狙うジェイムズ「チャンスがあるということは候補の一人」

ポーツマスに所属するＧＫデイビッド・ジェイムズは、イングランド代表の正ＧＫの座を手にしたいと考えている。久々の代表招集に満足していた同選手だが、２２日に行われたドイツとの親善試合でポール・ロビンソンが決定的なミスを犯したことで、その思いは強くなったようだ。

ジェイムズは次のように語っている。

「イングランド代表では誰もがプレーしたいと思っている。監督から声が掛かることに期待しているんだ。チームに戻ったことが大きな成果だと感じていたから、プレーする機会はないと思っていた。でも、期待を持って戦っているよ。ベンチウォーマーではありたくない。チャンスがあるということは、候補の１人だということだろう」。