【小説作ろうの会】コミュのナナの小説「ＲＰＧ」

ファンタジックホラー？？
でしょうか？

すいません！
入っていきなり、ﾄﾋﾟｯｸを作るなんて

読んでもらえたらうれしいです。

コメント(2)

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【ありがとう。あなたのおかげで国が救われたわ。】
「いやいや～、それほどでも。」
【これからあなたは伝説の勇者として語り継がれていきます。本当にありがとう！】

　一瞬画面が真っ暗になり、エンドロールが流れ始めた。
　僕はコントローラーを床に置き、あくびを一つと大きな伸びをした。
「いや～、良かった。国は救われたぞ。でも、このゲーム簡単だったな～。」
　エンドロールを眺めながら、ゲームの批評をどんどん述べていく。もちろん、部屋には僕しかいない訳だから、誰も聞いていない。
「さ、次のゲームを探さないとな～。」
　エンドロールが終わると同時にゲーム機の電源を切った。
　プツン、という音で『Fin.』と出ていた画面は消え、画面は完全に真っ暗になった。
　どうやらこのゲームには、よくありがちな『その後』は設置されていないようだ。
　僕は部屋に置いてあるパソコンの前に座り、マウスを動かして新作ゲームの検索を始めた。

　僕は新井陽太(アライヨウタ)。
　一日中部屋にいてゲームをしている。部屋にある窓はカーテンがかかっていて、日の光が入らないようになっている。
　肌は不健康なほどに白いし、髪はべったりしていて長い。服はよれよれのジャージで、足は裸足だ。
　部屋には鍵が付いているから誰にも邪魔されずにゲームが出来る。
　大好きなゲームの買い足しは、全部ネットでやっている。随分、便利な世の中になったもんだ。
　僕的には、すごく充実した毎日を送っている。
　ま、世間一般では僕のことを『閉じこもり』と言うらしいけど。
　名前と行動が合ってないのは、気にしたら負けだと思う。

「お、これ、なんか気になる。」
　検索をかけて数分。
　たくさん出てきた中に、気になるその題名はあった。

　
　

[2] mixiユーザー 10月20日 00:23

【ロールプレイイングゲーム～ＲＰＧ～】

「え～っと、なになに・・・。ここは魔物に占領された荒れた世界です。主人公である少年は幼馴染の少女と共に魔王を倒すために旅に出ます。このゲームでは、あなたが主人公です。使命を背負い、冒険し、魔王を倒すのはあなた自身です。」
　僕は少しの間考えた。
　確かに面白そうなゲームなのだが、最近大堂モノばっかやっているし、そろそろ変わったものがやりたいと思っていたんだけど・・・
　ああ、でも、これ気になるよな・・・
「よし、決めた！買おう！」
　僕は悩んだ末、このゲームを買うことにした。もし今、ここでやめても、どの道、後で欲しくなるのを見込んでのことだ。
「さっそく、購入っと。」
　僕は購入ボタンをクリックした。パスワードを打つ場面へと変化し、料金支払いの画面へと移っていく。
「おし、終了！」
　商品発送は１週間後。
　
　僕はとてもその日が待ち遠しくなった。

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