何とかナルナル?!プリキュア５コミュの　【トロプリ⑥】第８話『初めての部活！お弁当でトロピカっちゃえ！』

　【トロプリ⑥】第８話『初めての部活！お弁当でトロピカっちゃえ！』

まだまなつが起きていない早朝、ママ（夏海碧）はキッチンで忙々とママとまなつの昼食のお弁当２つをせっせと作っていた。新しいお魚が水族館に来るから、早めに出勤するという。「…水族館のお仕事って、大変だなぁ。」と、寝ぼけ眼で見送るのだった。
午前の授業が終了！まなつはさんごちゃん、みのりん先輩、あすか先輩を誘って屋上で一緒に昼食を採り、今後の「トロピカる部」の活動のミーティングをしようとしていた…しかし?!何とまなつのお弁当は、２段重ねの上も下も白ご飯の「ごはん弁当」だった（笑）！ママが慌てて、間違えたのだった。

同情した３人は、自分の弁当のおかずを一つずつ分けてくれたのだが、それぞれ特徴的で笑える。みのりん先輩は、モロヘイヤ、納豆、まぐろの目玉、卵の殻をミキサーで砕いて混ぜたモノ…栄養価は高いらしいが、まなつは食べると悶絶（笑）。さんごちゃんはカワイイ「ハムの花」♪ハムに切り込みを入れて作る…でも時間がなくて、おかずはそれしか出来なかった（汗）。あすか先輩はだし巻き玉子で、まなつも味を絶賛！普段から家では「料理担当」と言うコトで、まなつはあすか先輩に「弁当の作り方を教えて」と頼むのだった。
コレが「トロピカる部」初の部活となり、土曜日に家庭科教室を借りての調理実習となった。あすか先輩は３人の要望（ローラは参加しない）を取り入れて、献立を「くるるん弁当」にした。まなつはハンバーグと、ママがスキなかぼちゃの煮つけ、さんごちゃんはタコさんウィンナー、みのりん先輩はブロッコリー。（だし巻き玉子は、まなつが気に入ったからか）

みのりん先輩は、玉子を割るのも苦戦中。でもコレ、初めて料理する時あるあるなのでは。ボクも初めて玉子を割る時は、塩梅が判らなくってグシャグシャにつぶしてしまった（汗）。さんごちゃんのハムの花とか、丁寧にやり過ぎて時間が掛かり過ぎてしまったりとか。朝食とお弁当の準備は時間との戦いだから、手際よくやらないと失敗してしまう。始めは無関心だったローラも、途中から興味が出だしてみのりん先輩の玉子をきっかけにして飛び入り参加したみたい。
桜川先生も土曜日出勤でタイヘンだが、初めての部活を楽しみにしてたみたい♪本当は付き添っていないといけないはずだが、まあそれをするとローラが出て来れなくなるので（汗）。

悪戦苦闘して、お弁当は完成！でも街にヤラネーダが（涙）?!４人はプリキュアに変身して戦うが、お腹が減って大苦戦！ローラが「作戦がある」と言うので、ヤラネーダの氷攻撃を凍ったキッチッンカーで弾き返してヤラネーダ自体を凍らせて一時的に戦闘不能にした。ローラの作戦とは、「一口でもいいから、お弁当を食べる」コトだった（笑）。皆は自分のスキなモノを食べたが、「スキなの後で食べる派」のフラミンゴ（あすか）は。誘惑に耐えてプチトマトを食べた（笑）。（ボクも「後から食べる派」なので、あすか先輩に激しく同調笑）
元気を取り戻した４人は、連携でヤラネーダをノックアウト！フラミンゴのぶっとびフラミンゴスマッシュでフィニッシュ♪水族館のプールで、仕切りなおし。でもみのりん先輩は、こちらを見ているくるるんが気になってくるるん弁当が食べられない。結構無頓着なクセに、この時は神経質。まなつは、全く無頓着（笑）。

ママ（碧さん）が仕事から帰って来ると、まなつが夕食の準備をしていた。皆で作ったくるるん弁当を、家で自分で作って復習していたのだった。見てるだけでなく、全部を自分の手でやってみるコトは大事。ママも感激して「本当に忙しい時に手伝って」と言う。まぁ、朝のバタバタで足引っ張られたら困るのもあるよね（笑）。でもまなつはコレをきっかけに、ママから料理を色々習うかもしれない。
「家族は、チームだから。助け合わないとね。」
あすか先輩の声マネまでして、カッコつけるまなつ。でも先輩のコトバが、ココロに染みたんだろうね♪お弁当の時のあすか先輩との会話。あすか先輩は「後から食べる派」だが、
「今度、スキなのを先に食べてみようかな？」と。ソレを聞いてまなつは、
「じゃあ私も、今度後から食べてみようかな？」と答えた。

後のママとの会話でも、まなつは「今度は（ママのスキな）かぼちゃの煮つけから食べてみようかなぁ？」
と言った。何気ない、この会話がスキだ。多様性だ何だと大仰なモノではなく、ちょっとしたコトバ使いでお互いのココロの交流が出来て行く。「あなたのスキなコトも、ちょっとやってみようかな」と言うだけでいい。実際に体験してみて、自分に合わなくてもいいのだ。頭ごなしに「私はこう」と決め付けるのではなく、相手のコトも体感してみるという、その姿勢が大事なのだ。
まなつは始めに、「料理は、お母さんがするモノだと思ってた。」と言う。コレは誰でも、子供の時はそう思っていただろう。何気なく「母さん、メシ。」と言ったり、母が遅くに起きて弁当を作ろうとしだすと「おもういい！」と言って怒って出掛けてしまったりとか。トロプリのスバラしいトコロは、「お母さんはタイヘンだから、代わりにご飯作って親孝行しろ」と押し付けるのではなく、「ご飯は、自分で作ってもいいんだよ」と言っているトコロ。

実際に慣れるまでは、中学生の子でも自分で毎日料理をするのはタイヘンだ。ほとんでのヒトは、独り暮らしを始めて自分で料理をしなければならなくなった時、始めてお母さんの苦労と素晴らしさを身に染みて感じるコトになるはずである。義務感で強要されるのではなく、友だち同士で協力してスキルを上げていく。理想的な学習ではないだろうか。
この回を観た時、ボクは「トロプリはいい作品になるな」と確信した。