何とかナルナル?!プリキュア５コミュの【ヒープリ④】第１３話『辞める？辞めない？迷えるひなた』コメント

【ヒープリ④】第１３話『辞める？辞めない？迷えるひなた』コメント

兄のようた、姉のめい。何でも出来る兄と姉にコンプレックスを持っている、平光ひなた（キュアスパークル）ちゃん。ついでに、プリキュアも辞めようとしている？！この時ののどかちゃんの驚き顔が凄まじい（笑）。

苦労して苦戦してやっとメガビョーゲンを倒しても、バテテモーダの様なさらに強い敵が次々と出て来る。「（ジブンたちのやってるコトに）意味があるのか」と、ひなたちゃんは言う。
ヒーローものを見慣れているボクらにとっては「けしからん」となってしまうが、彼女たちは中学２年生の女の子たちなワケで、本来はこの様な会話がどのシリーズでも何回も仲間の間で交わされていても不思議ではないのである。そしてひなたちゃんの場合は、兄と姉が優秀であるが故に追いつこうとしても永遠に追いつけない現状を知っているが為に、より強くそう思ってしまったのだ。

「これは、ヒトが何と言っても仕方がないコト」とちゅちゃんが言い、ひなたちゃんのコトバに理解を示した。それは彼女が、高跳びの競技者として同じ様な壁にぶつかり、何度も対処して来た経験によるモノだと思われる。「プリキュアは危険だから、ムリにさせない方がいい」と言うぺギタンもいいヤツだ。「すぐ辞めるとは言ってない」と、ニャトランに「ウリウリ♪」と頬ずりするひなたちゃんがカワイイ。ボクもやって欲しい♪

グワイワルは、ドローンをメガビョーゲンにして、空からすこやか町を攻撃して来る。正体の判らないのどかちゃんたちは、ラテの言う場所に移動してもメガビョーゲンが見つけられない。ひなたちゃんは、「行っても意味なくない？メガビョーゲンはさらに強くなって、もっと見つけられなくなる」と言い出す。
のどかちゃんは、さっき飲んだひなたちゃんのジュースを「美味しかった」と言う。お姉さんのジュースと味が少し違うだけで、「美味しくないワケではない」のである。「自信がない」と言うひなたちゃんに、ニャトランは「オレたちがついてるだろう！」と言う。
兄さんや姉さんと同じフィールドでやり合う必要はない。チカラが足りないなら、みんなでやればいい。

お姉さんがメガビョーゲンの攻撃で車に閉じ込められた時、ひなたちゃんは真価を発揮し始める。
SNSでメガビョーゲンの目撃情報を追跡し、その居場所を着き止めたのである。SNSを使うトコロが、情報通のひなたちゃんらしい発想だ。ジブンのお姉さんがピンチになり、それを救えるのがジブンしかいないと自覚したスパークルは強かった！

「アタシがガンバれば、みんなを助けられる…意味なくなんかないんだよね！」と、笑うひなたちゃん。実際にメガビョーゲンの危機が身内に襲い掛かり、優秀な兄や姉であってもジブンが役立てるコトを実感するコトで、明確なモチベーションを見出したのだろう。その後ひなたちゃんは、エレメントさんに「遅くなってゴメンね」といい、のどかちゃんたちやニャトランに「ありがとう」と言う。コレがスゴク大事。エレメントさんもお姉さんも、遅くなった事情なんて知らないのに、ひなたちゃんは「ジブンのせいで遅くなった」という自覚があって率先して謝っているのである。
ジブンがミスった時には謝る、世話になったらありがとうと言う。コレが出来ないヒトは、意外と多い。ボクもそうらしく、「他人の世話になったら礼を言え」と教えてくれた友人がいた。ソレ以来全てではないが、日常で「少し手間を掛けてもらった」と感じた時は、極力礼を言う様にしている。

「ジブンを他人と比べない」。コレは、誰でも競争社会の中でぶつかる壁から導いてくれるコトバである。ナンバーワンは成り代わるヒトはいるが、オンリーワンはそのヒトだけしかいないのである。最近やっと気づいたのであるが、個人の能力や才能は大事だが、「ジブンとのつきあい（扱い）方」「ヒトとウマくやっていくチカラ」も、同じかそれ以上に大事なモノであるなぁと。
観てわかる通り、ひなたちゃんにはもうその才能はあるのである♪