何とかナルナル?!プリキュア５コミュの【今頃笑トロプリ⑦】映画『トロピカルージュ☆プリキュア～雪のプリンセスと奇跡の指輪』感想

【今頃笑トロプリ⑦】映画『トロピカルージュ☆プリキュア～雪のプリンセスと奇跡の指輪』感想

公開日：２０２１年１０月２３日
放映館：東映系

＜あらすじ＞
浜辺で暴れるヤラネーダをプリキュアに変身して撃退したトロピカる部の皆は、雪の国シャンティア王国の王女シャロンの招きで戴冠式に招待される。雪を始めて見るまなつは大はしゃぎ、他の皆もそれぞれのトロピカる理由で（あすか先輩は「付き合ってやるか」）シャンティア行きを決めた。

専用列車はシャンティアに着き、雪を見てはしゃぐ、まなつ♪同じ様にはしゃぐあすか先輩（笑）。シャロンとの謁見の後雪合戦をするトロプリメンバーに、「ハートキャッチ！プリキュア」のメンバーが参加して来る（何故ハトプリのメンバーがシャンティアに居るのかは、一切説明されていない笑。同じ様に　を倒して、シャロンに気に入られたのか？）。まだ頼まれてもいないのに自分の歌を披露する気でいるローラは、衣装まで作って他のメンバーはバックダンサーと使命する（笑）。
そこに来たハトプリのえりかちゃんが、「全然ダメ」とダメ出し。スケッチブックを出して衣装のデザインを書き始めるが、ローラは「自分のポリシーがある」と怒り出してその場を去ってしまう（しかしあの衣装じゃあ…えりかちゃんの方が正しい笑）。中庭で池を見つけたローラは、くるるんと一緒にウサばらしを兼ねて泳ぐ。同じく中庭でシャロンの歌っていたのを聴いたローラは、お互いに女王の夢を語り合い、シャロンより指輪も贈られシャンティアの歌も教えてもらい、交流を深めた。
いよいよ戴冠式が始まり、女王となったシャロンはシャンティア国の開国を宣言する。余興として、招待されたマジシャン、大道芸などのショーも行われ、会場は和やかなムードに包まれた。シャンティアに招待された芸人たちはシャロンに感謝を述べ、「また会える日を…」と言うとシャロンの態度が一変。「…まさか、帰る気ではないでしょうね？」と不穏になり…。

コメント(2)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 06月09日 01:34

＜感想＞
レンタルで改めて観たが、ビジュアルがとにかく美しい♪シャンティアの街はロシア系の建築で、内装はもロシア調の幾何学模様が美しい。そしてシャロンの美しさ♪かなり作画も気合が入っていて、彼女を際立たせる為にローラの顔のレベルを落としたんじゃないかと思うぐらいだった（笑）。担当した松本まりかの声も、シャロンの雰囲気にピッタリだった。髪は白くて（シルバー？）しかし高齢者の様にはならず、茶系の赤紫の衣装と唇の組み合わせが絶妙で、はかない雪の女王を描いていた。

雪の国での、トロプリのメンバーたちの弾けぶりもいい♪プリキュアになる女の子は大体中学生が主で、実際には小学生の延長の様な無邪気さがあるモノ。歴代でも雪合戦ぐらいはするが、このぐらいハシャぐのは意外と珍しい。年長のあすか先輩も、まなつのいたずらに反撃して来るし、独りで雪だるま作ってしまっているトコロとかも微笑ましい。女の子女の子していた歴代への、アンチテーゼ的なアプローチをしているのが、トロプリのいいトコロである。
これに追随出来る歴代と言えば、もうハトプリしか（あ、スマプリもか）いない。ファッションやメイク道具で変身するトコロなど、イメージ的な共通点もある。ローラとえりかのつばぜり合い（笑）、オロオロするつぼみちゃんに笑ってしまった。

[2] mixiユーザー 06月09日 01:35

今回の映画のテーマは、『追悼』なのではないだろうか。
シャンティア、シャロンは勿論であるが、地震・台風・コロナなどの災害、戦災も含めたいわれのない災難で命を落としてしまった全ての人々に対しての追悼。それらの事例を観客に連想させない為に、かなり設定に苦慮されたものと想像している。それによって、映画の秘めたテーマに気づいたヒトは少ないかもしれない。しかし何故今（２０２１年１０月）、この様なストーリーを映画で描く必要があったのか。プリキュアでこれ程明確に、かつ多くの人々の死を描くというのは初めてのはず。この重いテーマをフォロー出来るのは、トロプリとハトプリのメンバーあってのコトと思われる。

２０１１年３月東日本大震災後、津波や地震がトラウマになってしまい夜眠るのを怖がる子供たちが多く居るとのTVニュースを観て、ボクは東映アニメーションに「プリキュアに震災を救って欲しい」と投書したコトがある。津波・地震を食い止め、瓦礫の中や分断されている人々を助け出す、これらのミッションを全て出来るヒーローは、プリキュア・オールスターズしかいないと。アニメの仮想世界とはいえ、それらの災害に立ち向かう彼女たちを観れば、子供たちの心も少しは救えるのではないかと。
ただ実際には、被災者のヒトたちにそれらを思い出させない様、津波のシーンなども映像ではカットされるなど、震災自体を描写するなどご法度だったのが現実だった。例えスーパーヒーローであっても、実際の災害にはなす術もない。しかし祈るコトだけは出来る。歌、そのヒトたちの生きた証、我々が記憶に留伝え続けるコト。これが、プリキュアの制作者たちの応えだったのではないだろうか。
シャンティアの歌の様に、人々がそれらを想い伝えていくコトを願うばかりである。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ