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ロコミ★医療!介護・福祉コミュの聴覚処理障害(APD・CAとは

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聴覚処理障害(APD・CAとは
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聴覚情報処理障害 (Auditory Processing Disorder: APD)とは,末梢聴力には明白な難聴を呈さないが,中枢性聴覚情報処理の困難さによって難聴に似た症状を呈する状態である.しかし,APDの疾患概念は比較的新しく,臨床場面での具体的な診断および介入方法には若干の混乱も見受けられる.本稿では,自験例のAPD症例について報告し,この疾患の診断を中心に概念と介入方法についても概説する.提示した症例は,初診時11歳8ヵ月の女児で,騒音下で会話が聴き取れないことを主訴とし本院来院となった.画像所見では,両側側頭葉後部内側の局所脳血流量の低下を認め,DLTでは単音節,単語とも正答率の有意な低下と顕著なREA傾向を認めた.CSTではS/N0dBで受聴困難であった.APDの診断のために,他疾患の除外診断と画像診断,聴覚的検査を併用することが必須であるが,日本語の特性に根差した診断および介入方法を確立するためには,今後の研究の進展が望まれる.
聴覚処理障害とは?

 聴覚処理障害(Auditory Processing Disorders, APD)とは、“聴力の低下はみられないにも関わらず、ことばを処理する段階での障害”です。簡単に言うと、“聞こえているけれども、分からない”というものです。
私達がことばを聞き取る場合、耳から入ってきたことばは、外耳、中耳、内耳と処理が行われます。これらの段階では、音の大きさや高さなどの基本情報の処理が行われます。その後、いくつかの中継点を経て、脳の聴覚野(ことばを聞き取る脳の場所)へ運ばれます。脳の聴覚野での処理が行われて初めて、そのことばが何であるかを知ることができます。聴覚処理障害は、内耳以降の、ことばを処理する段階での障害と考えられています。内耳までの機能は正常な場合が多いので、聴力は正常とされています。

 聴覚処理障害のタイプや重症度によっても異なりますが、静かな場面での聞き取りには問題がみられなくとも、教室などの騒音のある環境になると途端に聞き取れなくなる場合が多くみられます。また、複数の人から話しかけられるような場面では同時に聞き取れません。このような特殊な状況下で、聴覚処理障害の子どもや大人は、耳からの情報しょりも、目で見て判断することとなります。

 もう少し具体的に考えてみましょう。近くで犬が“ワンワン”と吠えているのが聞こえるとします。聴覚処理障害の人の場合、この音を聞き取ることができます。しかし、その聞こえている音が、何の音であるか分かりません。猫なのか、鳥なのか・・・。または、お母さんが子どもに話している場面を考えてみましょう。お母さんは、「今日の夕飯は、オムライスにしようね」と言いました。聴覚処理障害のある子どもは、お母さんが何かを話しているのが聞こえます。しかし、何と言っているのか分かりません。知能は正常なので、お母さんが料理しているのをじっと観察します。その過程を見て、“オムライスを作っているんだ”と分かります。


 このように、聴覚処理障害の場合、重症度やタイプによっても症状は異なりますが、環境音や言語音など、様々な音を聞き取ることが困難です。また、上記の例が示すように、聞き取りにくさは聴覚障害を持つ方と類似した悩みを抱えていることが分かります。

聴覚処理障害のサブタイプ

聴覚処理障害のサブタイプ
 聴覚処理障害、といっても一概に同じ症状を示すのではなく、いくつかのタイプがあります。Bellis, T. J.は、聴覚的符号化障害(Auditory Decoding Deficit)、プロソディ障害(Prosodic Deficit)統合障害(Integration Deficit)という大きく3つのタイプをあげています。また、その他にも関連障害(Associative Deficit)、出力-組織化障害(Output-Organization Deficit)という2つのタイプがあるとしています。これらのタイプによって、その症状や原因が異なっています。

APDのサブタイプの詳細

聴覚処理障害の症状

聴覚処理障害の症状は?
 症状も、タイプによって様々ですが、比較的多いタイプである聴覚的符号化障害の場合、“雑音のあるところで聞き取りにくい”、“聞き返しが多い”、“聞き間違いが多い”、“聴力は正常であるのに、聴覚障害のような様子がある”などの症状がみられることが多いといわれています。
 子どもの場合には、聴覚処理障害のために、言語発達が遅れる場合もありますし、国語や英語などの言語に関連した学習が苦手な場合があります。聴覚処理障害の子どもの場合、学習面での困難さにつながることがあるため、“学習障害”とされている場合があります。大人の場合には、高齢者の聞き取りにくさの原因であったり、中年期以降の男性や、閉経後の女性にもみられることがあるようです。

☆ 下記の症状がある場合には、APDの可能性があります。

・ 聞き返しが多い(「えっ?」「何?」と度々言う)
・ 雑音下での聞き取りが困難
・ 何と言われたのかしばしば誤解する
・ 要求された事柄についてたえず確認する
・ 言語情報が減少するとことばの理解が困難
・ 音声指示に従うのが困難
・ 言語音の弁別や識別が困難
・ 聴覚刺激に対して的外れな反応を示す
・ 聴覚的注意力の欠如
・ 音素や言語音の弁別が困難
・ 聴覚的な記憶力が弱い
・ 理解語彙や表出語彙が少ない
・ 言語指示に対しての反応が遅れる
・ 読みや書字、学習面において問題を有する
・ 音韻的に類似した単語について混乱する(聞き誤る)
・ 聴覚経由での学習が困難
・ 行動的な問題を示す

聴覚処理障害の原因は?どんな検査をするの?

聴覚処理障害の原因は?
 聴覚処理障害のタイプによって、原因は異なります。聴覚経路の機能的障害や、半球間の情報伝達の問題が関係すると言われています。後天性の場合には、頭部外傷や脳梗塞などによって聴覚経路に影響し、聴覚処理障害になる場合もあります。

聴覚処理障害は、どんな検査で分かるの?
 特殊な聴覚検査が必要になります。例えば、両耳分離聴検査(Dichotic Listening Test, DLT)のような検査があります。両耳に同時に異なることばを聞かせ、それを両方とも聞き取ってもらう検査です。その他にもいくつかの検査がありますが、比較的この検査は検出率が高いといわれています。ただし、標準化された検査ではないので、特定の機関でしか行えません。

両耳分離聴検査とは?
両方の耳に違うことばを同時に出す検査です。両耳にことばが入ると、右手利きの成人であれば、右耳の方が答えやすくなります。このことを、右耳優位(Right Ear Advantage, REA)といいます。これは、右手利きの人の場合には、左半球に言語野があると考えられていますので、その反対の右耳の方が聞きやすくなるのです。耳から脳に伝えていく経路には、同じ側にある半球に送る経路(同側経路)と、反対側の半球に送る経路(対側経路)の2つがあるのです。同時に、両耳にことばが入った場合には、対側経路のみでことばの処理が行われます。
では、左耳から入ってきたことばはどうなるのでしょうか。左耳からのことばは、一度右半球に送られて、その後左半球に伝えられます。このため、左耳よりも右耳の方が聞きやすいのです。このように、左右半球で、機能が異なっていることを、大脳半球機能差といいます。
 聴覚処理障害の場合には、片側の耳から入ってきたことばはよく聞き取れるのに、もう片側から入ってきたことばは聞き取りにくい、または、両方とも分かりにくい、などの様子がみられます。


APDの検査バッテリー(試案)の配布は,標準化作業のため,一時中断しております。ご了承下さいませ。  

APDの評価に関する詳細

聴覚処理障害の対応など

聴覚処理障害を疑う前に・・・
聴覚処理障害ではないか?と疑う前に、聴覚処理障害以外の障害が考えられないかどうか、考える必要があります。聞き取りにくい、という症状は、他の障害にもみられます。
子どもの場合には、発達検査や知能検査、言語能力の検査などを行い、知能・発達・言語の遅れが関係していないかどうか、調べる必要があります。言語発達の問題は特に大きく関係します。そのお子さんの持つことばの遅れが、言語機能自体の問題なのか、聴覚処理障害なのかを見極める必要があると思われます。
 大人の場合には、聴覚検査を細かく受けることが必要です。耳鼻科を受診して、聴力検査だけでなく、中耳の検査(インピーダンスオージオメトリー)や、ことばの聞き取りの検査、などの多角的検査を受ける必要があります。

聴覚処理障害はどれ位いるの?
 アメリカでは、聴覚処理障害は、聴覚障害の1つとして考えられています。おおよそ2〜3%の子どもに聴覚処理上の問題がみられると考えられています。日本でも少しずつ調査が始まっております。APDの周辺領域のお子さんも含めるとアメリカと同様な割合になるかと思いますが、純粋なAPDについてはもっと少ないものと思われます。

どんな対応をすればよいの?
 まずは、適切な検査を行い、聴覚処理障害であることがわかる、ということが大切です。その後は、子どもであれば、適切な聴覚・言語訓練を受ける必要があります。ことばを聞き分ける課題により、聞く力を高めたり、言語発達を促す働きかけを行っていくことです。

 また、環境整備も重要な課題となります。FM補聴器の使用によって、S/N比を変化させるだけで聴取良好となる子どももみられます。そしてAPDのお子さんに関わる人達が、難聴のお子さんに話しかけるのと同様に、”大きな声で、はっきりと、短いことばで、視覚的手段も用いて”働きかけるとより理解が促進されます。

コメント(3)

英語は全くわからない私ですが、翻訳ソフトを使いのHPを翻訳してみました。 直訳なので、英文の意味を取り違えているところもあると思います。あくまでも参考のひとつとして見てください。(^-^;A) (英語がわからんのにこんなもん載せて!)

通常の聴覚処理能力では、人が話を聞く時、バックグラウンド・ノイズ(周りの音)がある状態でも、会話を聞き取り、理解することを可能にします。
(人が持っている、聴覚処理能力とは、周りに様々な雑音があっても、それに惑わされるずに必要な音だけ選別して聞き取れるということを可能にしているということですね・・・)

聴覚処理混乱を持った子供の特性

1. これらの子供は正常なヒアリングを持っているが、軽い難聴のように感じる。

2. 多くの場合、これらの子供は未熟児だったかもしれません。

3. 処理問題を持っている子供の85.90%は、慢性の中耳炎を持っていました。

4. これらの子供には、スキルに参加するには貧しい聴衆です。

5. 子供は質問を理解しないかもしれません。 (その子の聞き取れるレベルの内容の話しでないと、理解が難しくなります。 また大勢いる部屋では尚更聞き取りにくくなります。)

6. IQは、通常平均である、または、平均以上である。 (息子は、文字を習得してから、本を読んだほうが言語理解が良かったです。 視覚性言語理解のほうが良かったため、聴覚性言語理解での言葉の発達だけでは不十分で、視覚性言語理解で補うことにより発達検査結果等が上がってきました)

7. 言語発達にしばしば影響して、言語遅延を持っています。 (アルファも言語発達遅滞でした)

8. 時間概念は、理解することが困難です。これらの子供は現時点のために生きます!彼らは前もって考えません! (聴覚記憶が困難な為、ワーキングメモリ・短期記憶がうまくいかない。そのため、物事に対する考え・行動が、その場その場での瞬間的な考えに基ずく行動や考えになってしまうのでしょうか?)

9. 音楽、あるいはTVの音が、大きいのを好みます。 (アルファを見ていて感じることは、周りの雑音を少しでも排除するために聞きたい音を大きくしているのでしょうか?)

10. 重要な音を気に止めない、全く気にしない。 (アルファを見ていて感じることは、目覚まし時計・アラーム等の音が鳴り続けても、平気でいられる)

CAPD(APD)の子供への学校での指導

1) 教室内では、子供に直接話しかけることを可能にする先生の近くに子供を着席させます。これは、背景雑音の妨害を縮小することを支援します。

2) 肩を軽く叩くことのような触覚のプロンプトを使用して、指示を与えるか、子供の名前を呼ぶか、アイコンタクトを確立するに先立った子供の十分な注意を得ます。

3) 子供の注意集中を混乱させる聴覚の刺激および視覚的な刺激をなるべく減らしてあげます。大勢での会話の中では、多くの刺激の中で最悪の事態です。

4) あまりに多く話すことが子供への注意集中を混乱させてしまうので、言葉を多く使用せずに、明確に話したほうが良い。

5) 指示を前もって予告したり、指示を単純化します。読むことができる学生のためのキーワードか割り当てを書き留めてあげる。

6) 子供に指示、会話をした時、再度言葉で表させます。これは、子供が何を聞かれたか、教師が理解をモニターすることと、子供が言われた事を確認するのを助けます。

7) 一貫した学習プログラムを使用して、できるだけ環境を組み立てます。

8) 視覚教材は学生のためによい補強に、そして弱い聴覚処理能力を助けます。

9) 日中の発散は子供がリラックスするのに必要かもしれません。子供が自分のまわりで起こっているものに参加しおよび理解しようと絶えず努めている場合、緊張と疲労が生じているからです。
APD(auditory processing disorder)(中枢性聴覚処理障害)とは、耳からの情報がつかえない、他の子のように聞けば解るという仕組みになっていない 「中枢性聴覚処理障害とは、音の情報処理をする脳の回路がうまく働かない状態をいう。耳から脳までの間の障害、あるいは知的な障害を除く」 耳からの情報が使えないと当然困ることがたくさんでてくる・・・。

話がわからないので、注意力が散漫になる、手際がわるい、友達づきあいが上手くいかない、自信がもてない等、、、 ADHD(ADD)とAPD「中枢性聴覚処理障害」の状態はとてもよく似ています。。
そして、APDとADHD(ADD)を両方持っている子も多いということで、真性のCAPD(APD)ならば、様々な訓練によって聴覚処理能力を向上させてゆけるそうです。ADHD(ADD)ではないので、薬物治療はおこなわれないそうです。ただし、ADHD(ADD)が合併している場合は、ADHD等の薬を服用することがあります。

アルファは、紙に書いてある話のほうが理解しやすいようです。普段のSHUーとの会話でかなりの話を聞き間違えているのを感じます。そのつど、ゆっくり話しているのですが、、、

多動で、注意転導性が強いので、話を聞くのが苦手なアルファは、日常では聞くことに意識を向けるのが難しいようです。。。これだけ多動や注意転導が強いのですから、アルファは、ADHDは確実に持っていると思います。CAPD(APD)「中枢性聴覚処理障害」だけなら、こんなにも多動が強くは、ないずですし・・・。

授業では、口答よりプリントを併用した授業のほうがアルファにはわかりやすいようです。視覚的手がかりを使うというのは、ADHDとCAPD(APD)も似ているなぁと思いました。下に載せたCAPD(APD)の子供の状態は、まさにアルファにあてはまるものばかりです。(大きな音を好む、重要な音に気づかない、なども・・・)
幼稚園の頃、アルファは、WPPSI(5歳時)、WISC−III(6歳時)、K−ABC、ITPA等の検査を年中、年長、と検査していました。その検査結果と指導内容の中で、先生からADHDと聴覚認知の問題があると言われました。 聴覚認知の問題、聴覚処理の問題があると言われ、それはどういう状態ですか?と聞くと話しを聞いても理解できないということですよと言われ、ますます私はその状態が理解できずにいたのでした。

この聞いても理解できないというのは、そのお子さんによって状況がいろいろあるそうですが、おおまかにいうと、言葉は聞き取れるけど、その言葉の意味がわからない・意味をはきちがえてしまうという状況(こういった状態はPDD・広汎性発達障害を重複している場合が多いそうです)と

アルファのように、言葉じたいがうまく聞き取れなて、相手の言っていることがよくわからないという状況があるようです。
アルファはまず聴覚短期記憶がとても苦手なので、相手の話す言葉を、保持することがうまくできないのがあります。言葉の意味の履き違いがないのと、視覚短期記憶が良好なので、文章などを読んだりする視覚言語理解のほうで、聴覚言語理解を補うことが多いのです。

「子どもはなぜ親の言う事を聞かないのか」E・ハロウェル著の本で、聴覚認知の問題、聴覚処理の話を読み、この本で、CAPD(APD)(中枢性聴覚処理障害)という言葉を知りました。日本では、「中枢性聴覚処理障害」という言葉は、ほとんど聞いたことない言葉でしたが、とても興味があったので、これについてWEBで調べてみました。その調べた内容を下記に載せました。
(すでに、聴覚認知の弱さを指摘されてるので、CAPD(APD)でも、聴覚認知のLDも、同じような意味なんですけど・・・・)

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