FOOTBALL【指揮官達の闘い】コミュのプレミアリーグ、名将達の言葉

※ヴェンゲル、ブラックバーンの“暴力的”なプレーを批判「我々は正しい態度を示した」

１９日に行われたプレミアシップでアーセナルはブラックバーンと対戦し、１?１のドローで試合を終えている。

アーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲル監督は、ブラックバーンの戦い方を快く思っていない様子。イエローカード８枚、レッドカード１枚が飛び交った試合は、相手が作ったものだと考えている。同監督は次のようにコメントした。

「私は暴力に対する欲求を感じていた。過度にフィジカル的なチームに対し、我々は良く戦ったよ。私のチームは正しい態度を示していた。３ポイントを手にしたかったけど、残念だね。２点目を挙げるチャンスは何度かあったのだが…」。

だが、ブラックバーンを率いるヒューズ監督は、ヴェンゲル監督と正反対の主張をしている。

「最悪のタックルはファン・ペルシーがスティーブン・ワーノックに見舞ったものだ。あの態度には驚かされたよ」。


※エリクソン監督：「我々はラッキーだ」３連勝に大満足

マンチェスター・シティを率いるスベン・ゴラン・エリクソン監督は、チームが運に恵まれていると感じている。１９日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチに勝利した同監督は、以下のように語った。

「素晴らしい試合だったね。難しい試合だったけど、我々はラッキーだった。予想どおり、シュートとポゼッションでは負けてしまった。でも、ゴールの数が違ったんだ。我々がゲームに勝ち、３連勝を飾った」。

「私は彼ら（ユナイテッド）が不運だったと思うよ。非常に多くのチャンスを作っていた。でも、シーズンはまだ長い。必ず戻ってくるだろう」。

開幕３連勝を飾ったシティは、順位表の一番上にいる。この状況を維持できるかと尋ねられたエリクソン監督は、次のように答えた。

「誰もそんなことは期待していないだろう。多くの新しいプレイヤーを加え、好スタートを切れたことは良いことさ。信頼は高まっているからね」。


※ファーガソン監督：「パフォーマンスはとがめられない」チャンスを逃しすぎた

１９日に開催されたマンチェスター・ダービーは、シティが１?０で勝利している。

試合後、ユナイテッドを率いるアレックス・ファーガソン監督は、チームがチャンスを無駄にしすぎていることを指摘。パフォーマンス自体は悪くないと見ている。同監督は以下のように語った。

「我々には十分なチャンスがあった。素晴らしいフットボールをしていた時間もあったね。あまりに多くのチャンスを逃してしまった。パフォーマンスをとがめることはできない。ゲームを完全に支配したのだからね。しかし、試合に勝つべきだった」。

クリスティアーノ・ロナウドを出場停止で欠いたユナイテッドは、ルーニーとサハが負傷中。よって、ストライカーは人材不足となっている。それでも、ファーガソン監督はこの点を言い訳にしたくないようだ。

「ストライカーがいなくて寂しく思っているのは確かだ。しかし、我々には決めるべきチャンスがたくさんあった。ポゼッションでは勝っていたんだよ」。


※モウリーニョ：「フェアな結果」審判を擁護

１９日に行われたリバプールvsチェルシーの大一番は、１?１の引き分けに終わった。

チェルシーのゴールはＰＫによるもの。このゴールで同点に追いつき、勝ち点１を手にしている。同クラブを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、ＰＫに頼るつもりはなかったが、結果は妥当なものだととられているようだ。

「リバプールは前半に良いプレーをした。後半は我々のほうが良かったと思う。よって、結果はフェアなものだろう。良いプレーをするチームとの対戦だったから、我々も手こずってしまった。勝つことができなかった理由はそこにある」。

「でも、８５分までは勝利を目指して戦っていた。（ＤＦ）アレックスを投入したのは終盤の僅かな時間だけだ。彼らが（ＦＷ）クラウチを入れてきたからね」。

また、同点ゴールとなったＰＫについては、自身の見解を述べたくない様子である。

「私にはわからない。ただ、多くの不運はあるものだ。レフェリーにとって難しい試合であることは間違いないだろう。ピッチ上の選手すべてがレフェリーの手助けをしようなんてことはない。アンフィールドで２つのビッグクラブが戦っているのだから、簡単じゃないはずだ。全体的に、スタイルズ（主審）は良いゲームを作っていたと思う」。