FOOTBALL【指揮官達の闘い】コミュのファーガソン監督、就任21周年

***********ファーガソン監督、就任21周年**********************

アレックス・ファーガソン監督が６日、就任21周年を祝った。
　
ファーガソン監督は1986年11月６日、ロン・アトキンソン前監督の後を継いでオールド・トラッフォードの指揮官に就任。しかし、なかなか結果を出すことはできずに、解任の憂き目を味わう可能性もなくはなかった。
　
それを救ったのが1990年FAカップのノッティンガム・フォレスト戦でのマーク・ロビンソンの決勝点だったと、ファーガソン監督は言う。これでこの年、初のトロフィを手にすると、翌年はカップウィナーズカップに優勝。93年には26年ぶりのリーグ優勝をもたらし、1999年にはCL、国内リーグ、カップの三冠を達成したのだ。
　
５年前には一旦、引退を決意したが、それを翻意してからは引き続き大きな情熱を持ってチームの指揮を執っている。
「昨年、私は20年間というのは画期的な出来事だと思った。それをさらに１年増やすことができたんだ。このクラブにいることを誇りに思う」とファーガソン監督は、７日のCLディナモ・キエフ戦を前にした記者会見で話した。
　
また、この快挙について、リーグの監督協会の長を務めるフランク・クラーク氏は、「彼にしても、マンチェスター・ユナイテッドを立て直すには時間がかかったんだ。それを教訓としなければならない。現在では、それだけの猶予を与えられることが少ないんじゃないか。チームを立て直すには監督に時間を与えるのが大切なんだ」と語り、すぐに監督の首をすげ替える現状に苦言を呈した。