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おとなのミクシーコミュのバトン小説 「絶句」

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みんなで小説を書いて見ましょう。

重なった時は管理人の判断で選択又は枝分かれをします。

タイトル   「絶句」

登場人物

主人公  男
     人格 別トピック大人の小説の「出張列車」を参考
     年齢 39
     仕事 編集者
     環境 独身、月収60万、独身一人暮らし
     趣味 酒、

     
     女 美しい聡明そうな女性
       その他設定はなし

     バーテンダー
       曲者、実直そうだが人を馬鹿にしている
       女好き
    先客
       大学教授、途中で帰宅


さあ、はじめましょう

気楽にゆっくりと
     
     

コメント(15)

仕事で煮詰まった夜、私は家とは別な方向へ歩き出した。

何軒かある馴染のショットバーのうち、一番小さい店がその方向にあったのだ。

店の扉を開けると、マスターと知らない男がカウンターの奥で話し込んでいた。

「しまった」と胸の中で呟いたが、開けてしまった扉は軽薄なカウベルを鳴らした後だった。
「いらっしゃいませ、仕事帰りですか」

バーテンダーの決まりきった台詞にうんざりしながら

先客から離れたスッールに身を落ち着けた。

「何になさいましょうか」

「ラムをロックで」

疲れたときは甘めの酒が恋しくなる。

いつもの事だ

バーテンダーは奥の客のほうに戻り、ラムのロックを作り始めた。

琥珀色の液体は大きな氷に絡まり

グラス生命を吹き込む。

さあ、来るんだ。

しかし、バーテンダーは話しに盛り上がり俺のラムは来る気配がない。

それでは・・・・・・

ラムの水割りになってしまう。
俺は健康で聡明な女性のほうが

いや、そんな事考えている場合ではない。

おれのラムロックは、

「マスター、ラムロックは?」


ようやく薄くなったラムを持ってバーテンダーがこちらにやってきた。


「失礼しました。昨晩、すごい美人が来たんですよ。それでね、また来るってね、言ってたんでね」

「マスター、女の話しはいい、ゆっくりラムを飲ませてくれないか」

「はい、はい、・・・・・好きなくせに。」


俺はやり場のない怒りとラムを一緒に飲み下した。
耳障りなバーテンダーの会話から逃れるために

無意識に中指のつめで机をたたき始めていた

コツコツコツ

俺は冷たいんじゃない、

コツコツコツ

正直なだけだ

コツコツコツ

俺は変わったのか

コツコツコツ

変わらない奴なんて居るわけがない

コツコツコツ

くだらない繰り返しだ

コツコツコツ

出口の無い

コツコツコツ

コツコツコツ、カランカラン!

入口はあったのか。

彼女は綺麗な身のこなしでスツールに滑り込むと

満面の笑顔のバーテンダーに

「ラムロックをいただけるかしら。」

と歌うように言った。

きた!!

俺は自分の口角が緩むのを抑えるのに必死になった。

右手で口全体を塞ぐ様な仕草でカウンターに肘をついた

これで、最初のピンチは回避できる

と思った瞬間、バーテンダーが

「むちゃくちゃうれしそうですね、よかったですねぇ〜〜、おなじラム好きでぇ、」

軽薄で、知性のかけらもない台詞が、静かな月曜の夜を切り裂いた。

俺は、冷静な口調を意識しながら

「ら ら らむがぁ、 お好きですか?」

もし今ここに、ガンがあれば、俺は自分のこめかみを打ちたかった。

もちろん、バーテンダーを始末した後だ。


「むかし付き合ってた人の影響なんです。」

    俺は耳を疑った。

仕事の疲れが、まるで浜辺の砂の城の様に消え去り

彼女の香水の香が意識できるようになってきた。

冷静にマニュアルだ、いつもどおりに。

「では、その彼の変わりに、わたくしに一杯、ご馳走させてください。」

「うれしい、遠慮なくいただこうかしら。

  もし良ければ、おとなりに行ってもよろしいですか?」

「いけません。」

「えっ」

「私が隣に移動します」

「優しい方なんですね。」

月曜の甘味な夜、シグナルはブルーに変わった。
そしてこの微笑みは、今夜、俺の物となる。

生命の営みが起すリアクションの抗いようのないテーゼだ

ふふふふ。まずはラムの由来から説明しよう。

この大事な時にアホバーテンダーが

「ああ、気お付けたほうがいいですよ、そのお客さん、薀蓄ばかり言って、女性を口説くんですけど、話がくどくて、口説けない、なんてね、しゃれ、しゃれ。」


バーテンダーの言葉は神の雷の様に俺の心を切り裂いた。

「マスター、でも可愛いじゃない。 お ・じ ・さ ・ま。」

おじ・・・・・彼女の言葉は、夜明けの来ない黄昏に俺を引きずり込んだ。

シグナル、レッド・・・・・
俺はこの女から男としての地位を与えられてないのだ

単なるおじさんでしか・・・・・・

もう無駄な労力の消費はよそう。

このラムを飲み干せば

家のベッドが待っている。




あたらぬ神にたたりなし

帰ろう。


しかし、神は許さなかった・・・・

「私、おじさまみたいな人が理想なの。仲良くしたぁーーい」


女は胸を俺の上腕二頭筋に押し付けながらしがみついてきた


もう行くしかない。

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