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ラジオ深夜便(明日へのことば)コミュの地獄のニューギニア戦線

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以下は昔の「いのちの風」通信?361に書いたものです。 この時も感動で胸が一杯になりました。


「NHKラジオ深夜便・こころの時代」で地獄のニューギニア戦線から生還された造形作家、三橋さんの話がありました。 部隊は全滅し四度も死線を乗り越えられた体験は想像を絶します。 その極限状況で多くの不思議体験をされている。   

私が米軍の至近爆弾で体が宙に飛ばされていた時、もう一人の自分が横でそれを見ていたと。 また重態で治療所で死にかけていた時、自分の父がすでに亡くなっている姿を見ている。 また父も死ぬ間際に「あの子はは死んではいない、今も生きている」と言っていたという。 父子が重態の時に互いに心と心はつながっていて相手のことを見ていたのだ。 不思議な体験だ。

(これは臨死体験でよく言われる分身体験です。 雪山で遭難した時もう一人の自分がそばにいて、言葉はなくとも励ましてくれ無事下山ができ生き延びられたという体験を聞いたことがある。 また映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」に登場したラインフォルト・メスナーという世界的に有名な登山家は、山からまっ逆さまに転落した時もう一人の自分が冷静にそれを見ていたという。 

以前「いのちと出会う会」の話題提供者になっていただいた渡辺さんは沖縄で「こんな馬鹿な戦争で殺されてたまるか」と脱走し海を漂っていたときに死にかけた。 そのとき目の前に現れたのは家の玄関だった。 魂が抜けて日本の自分の家まで帰っていたのだった。 戦死者の魂が戦死報告が来る前に家に帰っていたという話と同じ類です。 

また日露戦争の激戦地二〇三高地でロシア兵を悩ませた白い日本兵の話があります。 撃ち殺しても撃ち殺しても死なず攻め上ってくる日本兵たちにロシア陣地はパニックに陥ったという。 白い軍服を着た日本兵などは存在しなかったのに。 亡くなった兵士の霊が白い姿でなおも攻め上っていったのだろう、とのうわさが立った。 勇ましくも哀れで悲しい逸話です。

 病院で「ご臨終です」といわれた病人が別の透明な体で病室の天井まで上がっていって死体となっている自分を見たという典型的な臨死体験はこれらの多くの報告から考えて本物と思う。

人は極限状況になって死にそうになった時、突然にもう一人の魂をいうべきものが体から抜け出すのだ。 私の次男がお通夜の晩に長男の体に入ったのもこの透明な生命体だったのだろう)

  三橋さんは高齢になってもニューギニアへの思い絶ち難く慰霊、鎮魂のため再び訪れられた。 そこで聞いたのは現地の人が旧日本兵の亡霊を見ると。 またそこの知事が言うのには「今の日本人は何を考えているのか。 まったく慰霊のことを忘れてしまっている。 国のためと思って亡くなった兵士たちの亡霊がでるのは当たり前だ」。 

四十年ぶりの慰霊団など遅すぎるのだ。 知事はオランダからの独立闘争の勇士で、戦後二千人もの日本兵が家族を日本に残し残留し、独立戦争をともに戦ってくれ、千人もインドネシアのために命を捧げてくれたことに感謝している。 そして慰霊塔のための土地を提供してくれた。 

知事が言われた「日本人はなにか勘違いしている。 慰霊と戦争の罪悪とはまったく別のものだ。 また戦争が正当化されることはありえない。 しかしそれをごちゃごちゃにしてしまって、亡くなった方々に手を合わせることを忘れるようでは駄目ですよ。 今は昔のような日本人がどこかにいなくなったんじゃないですか。 しっかりお参りしてください」 

また知事は日本統治時代の日本の教育を受けた方で非常に親日家であり、材木の輸出についても日本ならいくらでも売ってあげよう、他国は駄目だと言われる。 亡き英霊がインドネシアに残してくれた親日感情に日本人は感謝しなくてはならない。 

『鎮魂は行動で示さなくてはならない。 いま戦争を知らない子供たちに戦争の姿を知らせ、自分の意見を持たさなければいけない。 それが亡くなった人々への唯一の鎮魂である。 私は近くの小学校などへ戦争の語り部として行っている。 「

昔私が小学校で日露戦争の二〇三高地での体験を聞いた時教えられたのは 『塹壕のなかで一週間、食料の生のナス一本手に持ち顔も上げらなかった。 まわりは皆んな亡くなった。 ひどい目にあわされた。 兵士さんは勇ましいとか日本は強いとか、そんなもんじゃないんだよ』 

その話を聞いたあと十年後に私が戦場に立つとは思わなかった。 あなたたちもうかうかしていたら、いつそんな目に会っているかわからない。 だからしっかり戦争がどういうものか自分の意見を持ちなさい。 特に女の子は母として一番つらい目に会うんだから。 

しかし平和ボケの大人と違い、純真な若者たちは身近な人間関係を拡大した形で戦争をとらえ「侵略された時に単にLOVE&PEACEだけでよいのか」と問い直してくる。 『叩かれたら叩き返したらいいじゃなの』と無抵抗主義に対する反発もある。 暴力を受けた時、いじめられた時にどう対処したらいいのかという所から発想している。 

「戦いが始まっても武力攻撃してはいけない。 お話し合いで解決できるんですよ」という教師がいるが、「先生そんなこと言っていたら戦場ではたちまち殺されてしまいますよ」と答えている。 きれい事では済まない。 実際に戦争を仕掛けられてきたら、占領されたら、そんなのんきなことでいいのか。 私は戦争反対だが、この危機の時代に過去の数百万戦死者の命の教訓を生かしてほしいと思う

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