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pdfX12+photojournalismコミュの2008年度のピュリッツアー賞フィーチャー写真部門受賞者のインタビュー記事

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今年のピュリッツアー賞、ブレーキングニュースの受賞については長井さんのトピックhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=23375868&comm_id=2201044のところに関連記事ということで紹介していましたが、このフィーチャー写真の部門において、"Remember me"が受賞しました。受賞したのはPreston Gannaway(現在30歳)、現在Rocky Mountain Newsのスタッフフォトグラファーで、Concord Monitor在籍時に取り組んだプロジェクトが対象になっています。

この受賞について、Behind the Lens with Preston Gannawayと題したインタビュー記事がpopphotoにあり、興味深かったのでご紹介します。
http://www.popphoto.com/photographynewswire/5274/behind-the-lens-with-preston-gannaway.html

がんと闘う家族の姿を2年にわたって取材した長期のドキュメンタリープロジェクトですが、このインタビューはこれから写真家を目指す人、新聞社や通信社のスタッフフォトグラファーとして働くことを将来の希望としている人たちが、是非読まれるといいのではないかと思いました。

スタッフフォトグラファーが5人という小さな新聞社に身を置きながら、新聞の仕事と、自身が長期で取り組むプロジェクトとの比較や、どの様にこのプロジェクトが可能になったかなど、感情移入なしではこのプロジェクトに取り組むことは不可能だったということ、技術的なところでは、マルチメディアの可能性や、使用する機材などにも触れています。
そして、何より、この賞を受けた事で、自分でも想像出来ないほど多くの人がこのストーリーを知ることになり、家族を応援する読者からの多くのメールが届けられ、彼女はそれが、ドキュメンタリーの仕事の力の素晴らしい部分だと言っています。

個人的に面白いと思って読んだのは、地元の新聞で働くことの意味、国外で取材活動を行った事はあるのですか?という問いに対して、
I love working domestically; there are so many fascinating things here and so many stories that need to be shared.
I think a lot of photography students feel pressure to shoot internationally - that that's the way to become a photojournalist. I don't think that's true at all. The St. Pierre family lives two miles from the Concord Monitor office. So that's, pretty literally, telling a story in your own backyard.
自分のいまいるところに、魅力的な事柄や共有すべきストーリーは沢山ある。
多くの写真を学ぶ学生がフォトジャーナリストになるために、世界で撮影するというプレッシャーを感じているが、それが全て真実だとは思わない。自分が取材をしたこのピエール一家は職場から2マイル離れたところに住んでいたし、まさに文字通り「裏庭で起きてるストーリー」だった。と返事をしていた箇所。

それから、機材についての質問に対して、
At the Rocky Mountain News where I am now, the paper provides all my equipment. Currently, I shoot with two Canon Mark II bodies. For documentary stories, like "Remember Me," I don't want to draw too much attention to myself so I usually stick with one body and a wide-angle zoom. I use my 16-35mm for 90% of my work, I would guess. I think your equipment needs to be good enough and reliable enough to not distract you from the job. But other than that, it's just equipment.
現在の職場、Rocky Mountain Newsにおいては、全機材が支給されていて、使用しているのはCanon Mark II。ドキュメンタリーの仕事の時には、あまり機材のことを気にしたくないので、ボディを一つに広角レンズを1本。通常90%は16-35mmを使っている。ただ、機材というのは自分の仕事を邪魔しない程度に信頼出来るものであれば、結局、単なる機材だ、と言う認識の様です。

このpopphotoのインタビューのページでは、受賞した"Remember me"のスライドショー作品も公開されています。

それから、新聞社で働くことに興味がある人たちに対し、何か参考になる情報源などがあれば、という質問には、
There are tons of great resources for photographers! Aphotoaday.org is an excellent online community -- especially for those starting out. The Missouri Photo Workshop is a great hands-on training ground for documentary storytelling. The National Press Photographers Association also provides great resources. The Atlanta Photojournalism Seminar has always been one of my favorite conferences. I could go on and on...
写真家にとって有効な情報源は山ほどある。と始まり、下記が彼女が勧めているオンライン上の情報源ですので、リストしておきます。

http://aphotoaday.org
The Missouri Photo Workshop
http://www.mophotoworkshop.org/
The National Press Photographers Association
http://www.nppa.org/
The Atlanta Photojournalism Seminar
http://www.photojournalism.org/

以上、ひとまずは是非、インタビュー記事を全部読んでみて下さい。

コメント(1)

月曜の飲み会でちょっと話題になったので、見てない人はぜひ!!

REMEMBER ME : Preston Gannaway
http://www.conmon.com/slideshow/rememberme/

右下にあるRead the Storyをクリックすると、実際新聞に掲載された紙面が見られる。これはいい!全部プリントアウトしちゃった。「コミュニティジャーナリズム」と呼びます。
写真よりカメラが好きな方、機材はMark IIに16-35mmだそうです。

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