Martin OM ＆ 000コミュのMartin 000-45 JIMMY ROGERS

1997年、ジミーロジャース（1897-1933）氏の生誕百周年を記念し、ジミー氏が愛用していた1928年製の000-45を復刻させた限定100本のリミテッドエディションモデルです。

この限定モデルには、ジミーロジャース本人のギターと同じようにバックに「THANKS」とペイントが入れらたものとペイント無しのものがあり、今回の楽器は、その稀少な「THANKS」ペイントモデルです。
97年当時にはまだ良質なハカランダ材、アディロンダック材のストックがあったため、この楽器も美しい材が厳選されています。
000の12フレットモデルらしい伸びやかでいて艶やかな美しいサウンドで、音の良さはバツグンです。
トップはアディロンダックスプルース、サイドバックはハカランダ、エボニーの指板、エボニーブリッジです。
ボディトップ、サイド、バックのパーフリング、ロゼッタに45スタイルアバロンインレイが施されています。指板にはホワイトパールによるネームインレイが施されています。
ナット、サドルはオリジナルのままのマンモスアイボリー、ブリッジピン、エンドピンもマンモスアイボリーの特製品です。
フレットはオリジナルのままでほとんど消耗はありません。
ペグはウェイバリー製でスムーズで正確に動作します。
ネックヒールにストラップピンが打ってあります。
表面的な演奏跡とかはわずかにありますが、20年以上経過した楽器ですが、大切保管されていて、新品時の雰囲気そのままの極上品です。
ナット部幅45.3ミリ程度の気持ちVシェイプのネックです。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕があります。
12フレット上で6弦2.4ミリ、1弦1.6ミリ程度で弾き易いセッティングです。
フラットピックでガンガン弾くギターでは無いと思いますので、これ以上高いセッティングにする必要は無いと思います。
粒立ちが綺麗で、繊細かつ艶やかなアディロンダックスプルースらしいトーン、ハカランダボディらしいレスポンス抜群の、量感たっぷりな箱鳴りが素晴らしいです。
軽いタッチでも音量があり、表情豊かなトーンは弾いていて気持ち良いです。
1997年の発売当時のプライスは\3,600,000（税別）でした。現在ではハカランダオプションの制作そのものが無く、高いプレミアムがついています。
大変貴重なプレミアムなギターですね。
カールトン社の専用サイズハードケース付きで、若干重いですが、バツグンに丈夫なツアー対応ケースです。