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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのアイビスSD【1】/過去の傾向

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■直千競馬の特徴

[全体ラップ]
01年 12.0−10.0−10.3−09.8−11.8 0.53.9 良
02年 12.0−09.8−10.2−09.6−12.1 0.53.7 良
03年 11.8−10.0−10.4−10.0−12.0 0.54.2 良
04年 11.9−10.1−10.2−10.5−11.2 0.53.9 良
05年 11.7−10.0−10.7−10.2−11.4 0.54.0 良
06年 11.8−10.2−10.8−10.3−12.6 0.55.7 良
07年 11.9−09.9−10.7−10.5−12.1 0.55.1 重
08年 11.8−09.9−10.4−10.5−11.6 0.54.2 良
09年 11.9−10.2−11.0−10.3−12.8 0.56.2 重
10年 11.6−09.9−10.3−10.1−12.0 0.53.9 良
11年 11.8−10.0−10.5−10.0−11.5 0.53.8 良

アイビスサマーダッシュが、2回新潟の開幕週(7月下旬)に移行したのは2006年。
それまでの2001〜2005年は、連続開催となる3回4日目(8月下旬)に行われていたので、約1ヶ月ほど日程が繰り上がったことになる。
当然、8月下旬に開催されていた頃のほうが馬場は傷んでいるはずなのだが、良馬場での平均勝ちタイムは05年以前が53.9秒、06年以降が54.4秒と、なぜか開幕週に移行した近年のほうが遅い。
今年は開幕週ではなく、1週繰り下がって2回4日目の開催となるが、果たしてこの移行がどこまでレースに影響するか。
コーナーリングによる内外の距離ロスが一切ないため、05年以前も06年以降も、基本的には馬場がほとんど荒れていない外ラチ沿いを通れる外枠馬が有利だ。

[3着以内馬の斤量]
01年 54.0 → 56.0 → 53.0
02年 56.0 → 56.0 → 54.0
03年 54.0 → 54.0 → 53.0
04年 56.0 → 54.0 → 56.0
05年 51.0 → 54.0 → 56.0
06年 51.0 → 51.0 → 54.0
07年 54.0 → 56.0 → 51.0
08年 54.0 → 57.0 → 53.0
09年 55.0 → 56.0 → 54.0
10年 54.0 → 56.0 → 56.0
11年 54.0 → 56.0 → 56.0

アイビスサマーダッシュは、とにかく牝馬の活躍が目立つレース。
過去11年の勝ち馬9頭中、実に8頭が牝馬という圧倒的な強さを誇っている。
唯一、牝馬を抑えて勝利したのは、後にスプリンターズSの覇者となるカルストンライトオのみ。
まさに『夏は牝馬』という格言通りの結果が続いているわけだが、何故ここまで牝馬の活躍が顕著かと言えば、やはり斤量面でのアドバンテージがあるからだろう。

[ラップの加減速]
01年 ▲2.0 − ▽0.3 − ▲0.5 − ▽2.0
02年 ▲2.2 − ▽0.4 − ▲0.6 − ▽2.5
03年 ▲1.8 − ▽0.4 − ▲0.4 − ▽2.0
04年 ▲1.8 − ▽0.1 − ▽0.3 − ▽0.7
05年 ▲1.7 − ▽0.7 − ▲0.5 − ▽1.2
06年 ▲1.6 − ▽0.6 − ▲0.5 − ▽2.3
07年 ▲2.0 − ▽0.8 − ▲0.2 − ▽1.6
08年 ▲1.9 − ▽0.5 − ▲0.1 − ▽1.1
09年 ▲1.7 − ▽0.8 − ▲0.7 − ▽2.5
10年 ▲1.7 − ▽0.4 − ▲0.2 − ▽1.9
11年 ▲1.8 − ▽0.5 − ▲0.5 − ▽1.5

新潟直千は、一直線のコースゆえに淡々とした持続ラップが刻まれる印象を抱いてしまうが、実は他のどのレースよりも急激な加速と減速が要求される舞台。
上記は、各ハロン間でどれだけラップが加速、あるいは減速したかを図式化したもので、▲は加速を示し、▽が減速を示している。
04年を除くすべてのレースで、アクセルとブレーキが交互に踏まれているのが分かるだろうか。
以前、私は『短距離戦はスタミナが完全に切れる前にゴールを迎えるため、中盤でペースを緩めずに行き切ったほうが先行馬が残りやすい』と書いた。
しかし、直千競馬で刻まれるような1ハロン9〜10秒台という究極の高速ラップを、5ハロンにもわたって継続させることはさすがに厳しく、どこかで減速して息を入れる必要があるのだ。

まずは、テン1→2ハロン目の加速に注目してみた。
最速で2.2秒、遅くとも1.6秒の急加速ラップが刻まれているが、この数字は春秋スプリントG1のそれよりも速い。
近3年の高松宮記念で刻まれた、テン1→2ハロン目の平均加速は1.6秒、スプリンターズSが1.4秒であることを考えれば、アイビスサマーダッシュの平均加速1.8秒がいかに速いかが分かるであろう。

馬も自動車も、急加速は非常に燃費が悪い。
淡々と一定のスピードを保って走るよりも、瞬発力を駆使して急加速するほうが、スタミナは一気に消耗されてしまう。
序盤で究極レベルの瞬発力を要求されたあと、残り800メートルを走破しなくてはいけない点に、このレースの過酷さが示されていると言えよう。

私はこのコミュで、『ハンデ差が最も影響するのは、瞬発力を駆使したとき』であると書いてきた。
重い荷物を台車に積んで運ぶことをイメージしたとき、積荷の重量を最も感じるのは、止まっている状態から台車を動かそうとするときである。
いったんスピードに乗ってしまえば、意外と台車を押すのに苦労はしない。自転車に荷物を乗せてペダルを漕ぐときの感触も同じはずだ。
よく『牝馬は切れる』と言われているが、あれは牝馬が持つ肉体構造の問題もあるだろうが、牡馬より2キロ軽い斤量が影響していると私は考えた。

しかし、重い積荷を搭載した台車を操るとき、動き出すのと同じぐらい積荷の重量感を味わう場面がある。
コーナーリングと、ブレーキングの瞬間だ。
科学は得意ではないので専門的な説明はできないが、方向転換するときは力の作用する方向が変化するので、いったん重力がプラマイゼロの位置に戻ろうとして、積荷の重さがそのまま台車を押す手に伝わってくる。
それと同じ理由で、動いている台車を停止させるときも、前方に逃げていた重力が再び元の位置(垂直方向)へ戻ってくるので、積荷の負担がモロに伝わってくるのだ。

この仮説が正しければ、コーナーリングがない直千競馬において、方向転換による重力の変化はない。
あるとすれば、急加速とブレーキングによる重力負担だけだ。
前述したように、アイビスサマーダッシュはラップの緩急が激しいレース。
重力負担を感じるポイントが多いため、斤量面でアドバンテージがある牝馬の活躍が目立つのであろう。



■好走馬の近走

07年 重
1着 サンアディユ
11.8−22.0−32.7 02-06 3.1差?着 中山ダ1200 不 ガーネットS
11.9−22.5−33.3 02-03 1.3差?着 中山ダ1200 重 京葉S
2着 ナカヤマパラダイス
12.0−22.4−33.2 ----- 0.2先?着 新潟芝1000 良 駿風S
12.0−22.6−33.9 02-03 0.1差?着 中京芝1200 重 CBC賞
3着 クーヴェルチュール
11.7−21.6−31.8 03-03 0.0先?着 福島芝1200 良 バーデンBC

08年 良
1着 カノヤザクラ
12.1−22.4−33.4 14-14 0.7差?着 中京芝1200 良 テレビ愛知
12.0−22.6−34.0 12-12 0.4差?着 中京芝1200 良 CBC賞
2着 シンボリグラン
12.0−22.5−33.3 07-07 0.2差?着 新潟芝1400 良 谷川岳S
11.7−21.9−32.8 09-10 0.7差?着 函館芝1200 良 函館SS
3着 アポロドルチェ
12.3−23.3−34.5 04-04 0.2先?着 福島芝1200 重 バーデンBC

09年 重
1着 カノヤザクラ
12.0−22.5−33.7 10-09 0.7差?着 中京芝1200 良 CBC賞
2着 アポロドルチェ
12.1−22.6−33.8 03-03 0.9差?着 中山ダ1200 良 京葉S
12.0−22.5−33.3 06-06 0.4差?着 福島芝1200 良 バーデンBC
3着 アルティマトゥーレ
12.2−23.1−34.1 01-01 0.4先?着 福島芝1200 良 テレビユー福島

10年 良
1着 ケイティラブ
11.8−21.9−32.7 02-02 0.1差?着 新潟芝1000 良 駿風S
12.1−22.4−33.1 01-01 0.3差?着 福島芝1200 良 テレビユー福島
2着 ジェイケイセラヴィ
12.2−22.5−33.2 08-08 0.0先?着 福島芝1200 良 福島民友C
11.8−22.1−32.7 03-03 0.7差?着 福島芝1200 良 バーデンBC
3着 マルブツイースター
12.0−22.5−33.3 01-02 0.4差?着 福島芝1200 良 09年バーデンBC
12.1−22.8−33.6 11-12 0.6差?着 京都芝1200 良 淀短距離S

11年 良
1着 エーシンヴァーゴウ
12.1−22.4−33.1 02-02 0.0先?着 小倉芝1200 良 オラシオンS
12.0−22.2−32.9 01-02 0.1先?着 新潟芝1000 重 ルミエール
2着 エーブダッチマン
11.9−22.4−33.3 02-02 0.2差?着 中山芝1200 稍 バーデンBC
3着 アポロフェニックス
11.9−22.4−33.3 02-02 0.5差?着 中山芝1200 稍 バーデンBC

06年以降の近4回で3着以内に好走した馬が、近走の短距離戦(芝・ダート1000〜1200)でどういうラップを刻んでいたかを振り返ってみたい。
上表は、左から前半3ハロンの推移と、通過順、着差と着順、舞台、馬場状態、レース名を表している。

まず、07年を制したサンアディユは、芝未経験で近2走ともダートで大敗を喫していたが、いずれもダートながら前半3ハロンが32.7〜33.3秒という高速ラップ。
07年2着のナカヤマパラダイスは、重馬場の前走(CBC賞)こそ前半3ハロン33.9秒だったが、33.2秒で推移した直千競馬の前々走(駿風S)を快勝。
07年3着クーヴェルチュールも、前半3ハロン31.8秒の激流となった前走(バーデンBC)を3番手から勝ち切っている。

08年1着のカノヤザクラは、前走(CBC賞)が前半3ハロン34.0秒、前々走(テレビ愛知)も33.4秒と決して速い流れではなかった。
これを先行したのならともかく、いずれも12番手以降からの競馬だったので、自身はさらに遅いラップを刻んでいたはずだ。
08年3着アポロドルチェの前走(バーデンBC)も、重馬場だったとはいえ、1分10秒2で決着したことを考えれば前半3ハロン34.5秒は緩め。
この2頭が、3ハロン通過32.1秒→勝ちタイム54秒2の本番に対応できたのは、この年のアイビスサマーDで刻まれたラップに秘密がある。

[前半3F、勝ちタイム]
04年 32.2 → 53.9 カルストンライトオ
05年 32.4 → 54.0 テイエムチュラサン
06年 32.8 → 55.7 サチノスイーティー
08年 32.1 → 54.2 カノヤザクラ

[全体ラップ]
04年 11.9−10.1−10.2−10.5−11.2
05年 11.7−10.0−10.7−10.2−11.4
06年 11.8−10.2−10.8−10.3−12.6
08年 11.8−09.9−10.4−10.5−11.6

前述したように、アイビスサマーDは単純なワンペース競馬ではなく、3ハロン目で若干ペースが緩むのが定番。
しかし、08年は中盤で緩むことなく前半3ハロンを32.1秒の速さで通過した。
これは、04年にカルストンライトがマークした32.2秒より速く、外枠を利して逃げたサープラスシンガーでさえ最後失速してしまうほどの流れである。
カノヤザクラを含めた上位3頭が中団以降から脚を伸ばしてきたことからも分かるように、テンの速さよりも末脚重視のレースだったと言えよう。

09年の上位3頭も、近走は決して速い流れと言えるレースではなかったが、それでも本番に対応できたのは馬場が渋ったおかげか。
事実、09年に刻まれた2ハロン目の10.2秒、さらに3ハロン目の11.0秒は、ともに01年以降の過去9回で最も緩いラップ。
08年とは裏腹に、今度は中盤で大きな緩急が入ったことによって、馬群は終始横一線となり、必然的に枠順の有利不利が大きく出る結果となったわけだ。

10年は、前半3ハロン通過32.7秒の駿風Sを2番手から好走、続くテレビユー福島賞でも前半3ハロン33.1秒を自ら刻んで粘走したケイティラブが勝利。
2着のジェイケイセラヴィも、前半3ハロン通過32.7秒のバーデンBCを3番手から追走しており、アイビスサマーダッシュ級の忙しさには対応済みであった。
11年の覇者エーシンヴァーゴウも、重馬場ながら前半3ハロンを32.9秒で通過した新潟直千のルミエールSを、1〜2番手で押し切っている。
つまり、08年のような例外的なハイペースにならない限り、良馬場で行われるアイビスサマーDは、基本的に『近走で33秒台前半より早い流れを先行している馬の好走率が高い』のである。


コメント(10)

このレースの良い所はサンデー天国、社台天国では無い所ですね。
◎3歳牝馬(51キロ)

馬柱をよく見たら、前走テイエムオオタカに完勝してる。

これは人気でも仕方ないでしょうね〜。

アポロフェニックスとかシャウトラインなど、おっさんが穴かな?
牝馬3頭で買ってみようかと。

ジュエルナイル、ビウイッチ、ヴァーゴウ。
そんな簡単なわけないよなぁ・・・

牡馬ならアフォードかなぁ?

昨年はバーデンバーデンで道中5番手以内だった馬ってことで
2着は当たったが3着までは抑えてなかった記憶。
>ふくうまさん

この舞台で社台系のエリート達が奮わないのは、瞬発力より持続力が重要なレースだからでしょうか?
春か秋のスプリントG1は、新潟直線にすべきだと思います。
実際、アイビスサマーを勝った馬は、スプリンターズでも好走してますからね。
>ふくうまさん

確かに、牝馬の活躍が目立ってますよね。
過去に牡馬でこのレースを制したのは、後のG1馬カルストンライトオのみ。
素直に入るなら、やはり牝馬からでしょう。

カノヤザクラやアポロドルチェなど、リピーターが多いレースではありますが、同時に前年大敗馬の巻き返しも少なくありません。
リピーターを狙うなら、バーゴゥの連覇?
新潟の福永騎手は侮れませんからね。
>たおるさん

時計が速いという点において、夏季の福島と新潟は共通してますよね。
高速馬場に加えて、極端な前傾ラップになりやすいバーデンBCは、究極のスピードが要求されるアイビスサマーダッシュに向けて、絶好の試走なんだと思います。

しかし、バーデンBCにはコーナーがある。
しかも、カーブがきつい小回り。
馬格の大きい馬は、コーナリングの際、遠心力で外へ振られてしまいます。
そういうコーナーでの不利によって着順を落とした大型馬が、今度は体躯の大きさが不利にならない直線競馬で巻き返す・・・。
私は、そんなイメージでバーデンBCとアイビスサマーを関連づけています。
アポロフェニックスが13番に入ったら買います
>ゲンさん

去年はそれ、本当に来たんですよね(笑)
さすが、ゲンさんの出目予想、恐るべし!
1枠1番アポロフェニックス


死に目に入りました…。



10枠より外のボックスで軽く当たりそう(笑)
>ふくうまさん

今回はもう結論を書きました。
枠順確定と同時に決まりましたね。
今年こそあの馬でしょう。

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