去年のレース後にカノヤザクラで間違いないじゃん
っては感じましたけど斤量57?かー
とにかく牝馬のレースですよね
まずは、昨年の当該レーストピックで私が書いた、直千競馬論を今一度振り返ってみたい。
―――――――――――――――――――
■直千競馬の特徴
01年 12.0−10.0−10.3−09.8−11.8 0.53.9
02年 12.0−09.8−10.2−09.6−12.1 0.53.7
03年 11.8−10.0−10.4−10.0−12.0 0.54.2
04年 11.9−10.1−10.2−10.5−11.2 0.53.9
05年 11.7−10.0−10.7−10.2−11.4 0.54.0
06年 11.8−10.2−10.8−10.3−12.6 0.55.7
07年 11.9−09.9−10.7−10.5−12.1 0.55.1
08年 11.8−09.9−10.4−10.5−11.6 0.54.2
アイビスサマーダッシュが、２回新潟の開幕週に移行したのは2006年。
それまでの2001〜2005年は連続開催となる３回４日目に行われていたが、なぜか馬場が傷んでいるはずの2005年以前のほうが、開幕週の近３年より勝ちタイムが早い。
ほとんどの馬が、無傷の外ラチ沿いを通ってくるからだろうか？
アイビスサマーダッシュのラップで注目すべき点は、全体時計でも上がり３ハロンでもなく、３ハロン目から４ハロン目にかけての落差である。
過去８回中４回で、３→４ハロンに0.5秒の加速ラップが入っていた。
スタートしてから２ハロン目で10.0秒前後の早いラップが刻まれたあと、３ハロン目でどこまでペースが緩むのかがひとつのポイント。
2005年は、２→３ハロンで0.7秒減速し、３→４ハロンで0.5秒加速。
2006年も、２→３ハロンで0.6秒減速したあと、３→４ハロンで0.5秒の加速ラップが入った。
どちらの年も、勝ったのは軽量51キロの逃げ馬である。
ボクはこのコミュで、『ハンデ差が最も影響するのは、瞬発力を駆使したとき』であると書いてきた。
重い荷物を台車に積んで運ぶことをイメージしたとき、積荷の重量を最も感じるのは、止まっている状態から台車を動かそうとするときである。
いったんスピードに乗ってしまえば、意外と台車を押すのに苦労はしない。自転車に荷物を乗せてペダルを漕ぐときも同じだ。
だからボクは、持久戦よりも瞬発力が要求されるレースのほうが、ハンデ差の影響が出やすいだろうという仮説を立てた。
よく『牝馬は切れる』と言われているが、あれは牝馬が持つ肉体構造の問題ではなく、単純に牡馬より２キロ軽い斤量が影響しているとボクは考えている。
過去、Ｇ１の大舞台で牡馬の一線級と互角に渡り合ってきた歴史的名牝を思い浮かべてみれば、ヒシアマゾンやエアグルーヴ、ウオッカなど切れ味自慢が多かったことに気づく。
カワカミプリンセスなどの持久戦を得意とする牝馬は、斤量差の恩恵があまりないので、牡馬混合戦では不振なのだろう。
しかし、重い積荷を搭載した台車を操るとき、動き出すのと同じぐらい積荷の重量感を味わう場面がある。
コーナーリングと、ブレーキングの瞬間だ。
科学は得意ではないので専門的な説明はできないが、方向転換するときは力の作用する方向が変化するので、いったん重力がプラマイゼロの位置に戻ろうとして、積荷の重さがそのまま台車を押す手に伝わるのではなかろうか。
それと同じ理由で、動いている台車を停止させるときも、前方に逃げていた重力が再び元の位置（垂直方向）へ戻ってくるので、積荷の負担がモロに伝わってくるのだと思われる。
このボクの仮説が正しければ、コーナーリングがない直千競馬において、方向転換による重力の変化はない。
あるとすれば、急加速とブレーキングによる重力負担だけだ。
例えば、2007年は２→３ハロンで0.8秒も減速しているのだが、このとき逃げていたのも、51キロのクーヴェルチュールであった。
その一方で、56キロのサープラスシンガーが逃げた昨年は、２→３ハロンの落差は0.5秒に留まっている。
これだけ見ても、いかに軽量馬が加速と減速を自在に操れるかが分かるであろう。
つまり、アイビスサマーダッシュというレースは、大雑把に分けて２つのパターンしかない。
ひとつは、２→３ハロンでラップが緩み、３→４ハロンで再加速が入る2005年や2006年のようなパターン。
もうひとつは、昨年のように再加速が入らず、徐々に落ち込んでいくだけのパターン。
以前のトピックで、短距離戦はスタミナ切れを起こしにくいため、中盤でペースを緩めずに行き切ったほうが先行馬が残りやすいと書いた。
しかし、直千競馬で刻まれるような１ハロン９〜10秒台の究極ラップを、５ハロンも継続させることはさすがに厳しいようである。
したがって、アイビスサマーダッシュで逃げ馬が残るには、2005年や2006年のような中盤で緩急が入るラップ構成が望ましいのだが、今年はどうだろうか。
―――――――――――――――――――
重い荷物を積んだ台車に例えているあたり、思わぬところで仕事が活かされてますね（笑）
これに対して、昨年のレース後に回顧として書いたのが、以下である。
―――――――――――――――――――
11.9−10.2−11.0−10.3−12.8 0.56.2
２→３ハロンで0.8秒減速し、３→４ハロンで0.7秒の加速ラップ。
アイビスサマーダッシュ史上、最も緩急が激しいラップ構成となった。
スタート後、２ハロン通過まで先団を形成していたのは、サチノスイーティとアルティマトゥーレ、そしてエイシンタイガーか。
すべて54キロ以下の連中だ。
こいつらなら、中盤でラップを緩めることができるだろう。
やはり、重ハンデ馬はスタートダッシュで行き脚がつかない。
発馬は五分でも、その次のひと押しで置いていかれる。
ハンデ差が最も影響されるのは瞬発力を駆使するときであり、直千競馬においてそれはスタートダッシュである、と自らが書いておきながら、実に間抜けな展開予想をしてしまった。
中盤で急激にペースが落ちたところに、ようやくスピードに乗った重量馬カノヤザクラが先頭に追い付く。
アポロドルチェが、中盤からグイグイ加速してきたのには驚いたが、トラックバイアスの恩恵と、あとは『ブレーキングを必要としない差し馬は、同じ重ハンデなら先行馬より有利』の仮説に該当したのかもしれない。
このへんは、まだ確証がないので保留か。
終わってみれば、何の不思議もないレースだった。
自分が積み上げてきたロジックに、外枠有利という一般論を素直に乗せれば、導き出せた結末であろう。
今さら悔やんでも仕方ない。
また来年、アイビスサマーダッシュは開催される。
そのときまで、今日の教訓を覚えておこう。
―――――――――――――――――――
果たして、今年の私は昨年の私から託された教訓を活かすことが出来るのでしょうか（笑）
―――――――――――――――――――
■直千競馬の特徴
01年 12.0−10.0−10.3−09.8−11.8 0.53.9
02年 12.0−09.8−10.2−09.6−12.1 0.53.7
03年 11.8−10.0−10.4−10.0−12.0 0.54.2
04年 11.9−10.1−10.2−10.5−11.2 0.53.9
05年 11.7−10.0−10.7−10.2−11.4 0.54.0
06年 11.8−10.2−10.8−10.3−12.6 0.55.7
07年 11.9−09.9−10.7−10.5−12.1 0.55.1
08年 11.8−09.9−10.4−10.5−11.6 0.54.2
アイビスサマーダッシュが、２回新潟の開幕週に移行したのは2006年。
それまでの2001〜2005年は連続開催となる３回４日目に行われていたが、なぜか馬場が傷んでいるはずの2005年以前のほうが、開幕週の近３年より勝ちタイムが早い。
ほとんどの馬が、無傷の外ラチ沿いを通ってくるからだろうか？
アイビスサマーダッシュのラップで注目すべき点は、全体時計でも上がり３ハロンでもなく、３ハロン目から４ハロン目にかけての落差である。
過去８回中４回で、３→４ハロンに0.5秒の加速ラップが入っていた。
スタートしてから２ハロン目で10.0秒前後の早いラップが刻まれたあと、３ハロン目でどこまでペースが緩むのかがひとつのポイント。
2005年は、２→３ハロンで0.7秒減速し、３→４ハロンで0.5秒加速。
2006年も、２→３ハロンで0.6秒減速したあと、３→４ハロンで0.5秒の加速ラップが入った。
どちらの年も、勝ったのは軽量51キロの逃げ馬である。
ボクはこのコミュで、『ハンデ差が最も影響するのは、瞬発力を駆使したとき』であると書いてきた。
重い荷物を台車に積んで運ぶことをイメージしたとき、積荷の重量を最も感じるのは、止まっている状態から台車を動かそうとするときである。
いったんスピードに乗ってしまえば、意外と台車を押すのに苦労はしない。自転車に荷物を乗せてペダルを漕ぐときも同じだ。
だからボクは、持久戦よりも瞬発力が要求されるレースのほうが、ハンデ差の影響が出やすいだろうという仮説を立てた。
よく『牝馬は切れる』と言われているが、あれは牝馬が持つ肉体構造の問題ではなく、単純に牡馬より２キロ軽い斤量が影響しているとボクは考えている。
過去、Ｇ１の大舞台で牡馬の一線級と互角に渡り合ってきた歴史的名牝を思い浮かべてみれば、ヒシアマゾンやエアグルーヴ、ウオッカなど切れ味自慢が多かったことに気づく。
カワカミプリンセスなどの持久戦を得意とする牝馬は、斤量差の恩恵があまりないので、牡馬混合戦では不振なのだろう。
しかし、重い積荷を搭載した台車を操るとき、動き出すのと同じぐらい積荷の重量感を味わう場面がある。
コーナーリングと、ブレーキングの瞬間だ。
科学は得意ではないので専門的な説明はできないが、方向転換するときは力の作用する方向が変化するので、いったん重力がプラマイゼロの位置に戻ろうとして、積荷の重さがそのまま台車を押す手に伝わるのではなかろうか。
それと同じ理由で、動いている台車を停止させるときも、前方に逃げていた重力が再び元の位置（垂直方向）へ戻ってくるので、積荷の負担がモロに伝わってくるのだと思われる。
このボクの仮説が正しければ、コーナーリングがない直千競馬において、方向転換による重力の変化はない。
あるとすれば、急加速とブレーキングによる重力負担だけだ。
例えば、2007年は２→３ハロンで0.8秒も減速しているのだが、このとき逃げていたのも、51キロのクーヴェルチュールであった。
その一方で、56キロのサープラスシンガーが逃げた昨年は、２→３ハロンの落差は0.5秒に留まっている。
これだけ見ても、いかに軽量馬が加速と減速を自在に操れるかが分かるであろう。
つまり、アイビスサマーダッシュというレースは、大雑把に分けて２つのパターンしかない。
ひとつは、２→３ハロンでラップが緩み、３→４ハロンで再加速が入る2005年や2006年のようなパターン。
もうひとつは、昨年のように再加速が入らず、徐々に落ち込んでいくだけのパターン。
以前のトピックで、短距離戦はスタミナ切れを起こしにくいため、中盤でペースを緩めずに行き切ったほうが先行馬が残りやすいと書いた。
しかし、直千競馬で刻まれるような１ハロン９〜10秒台の究極ラップを、５ハロンも継続させることはさすがに厳しいようである。
したがって、アイビスサマーダッシュで逃げ馬が残るには、2005年や2006年のような中盤で緩急が入るラップ構成が望ましいのだが、今年はどうだろうか。
―――――――――――――――――――
重い荷物を積んだ台車に例えているあたり、思わぬところで仕事が活かされてますね（笑）
これに対して、昨年のレース後に回顧として書いたのが、以下である。
―――――――――――――――――――
11.9−10.2−11.0−10.3−12.8 0.56.2
２→３ハロンで0.8秒減速し、３→４ハロンで0.7秒の加速ラップ。
アイビスサマーダッシュ史上、最も緩急が激しいラップ構成となった。
スタート後、２ハロン通過まで先団を形成していたのは、サチノスイーティとアルティマトゥーレ、そしてエイシンタイガーか。
すべて54キロ以下の連中だ。
こいつらなら、中盤でラップを緩めることができるだろう。
やはり、重ハンデ馬はスタートダッシュで行き脚がつかない。
発馬は五分でも、その次のひと押しで置いていかれる。
ハンデ差が最も影響されるのは瞬発力を駆使するときであり、直千競馬においてそれはスタートダッシュである、と自らが書いておきながら、実に間抜けな展開予想をしてしまった。
中盤で急激にペースが落ちたところに、ようやくスピードに乗った重量馬カノヤザクラが先頭に追い付く。
アポロドルチェが、中盤からグイグイ加速してきたのには驚いたが、トラックバイアスの恩恵と、あとは『ブレーキングを必要としない差し馬は、同じ重ハンデなら先行馬より有利』の仮説に該当したのかもしれない。
このへんは、まだ確証がないので保留か。
終わってみれば、何の不思議もないレースだった。
自分が積み上げてきたロジックに、外枠有利という一般論を素直に乗せれば、導き出せた結末であろう。
今さら悔やんでも仕方ない。
また来年、アイビスサマーダッシュは開催される。
そのときまで、今日の教訓を覚えておこう。
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果たして、今年の私は昨年の私から託された教訓を活かすことが出来るのでしょうか（笑）
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コメント(30)
＞カズマッチョーさん
06年 11.8−10.2−10.8−10.3−12.6 0.55.7
07年 11.9−09.9−10.7−10.5−12.1 0.55.1
08年 11.8−09.9−10.4−10.5−11.6 0.54.2
09年 11.9−10.2−11.0−10.3−12.8 0.56.2
06年 10.2 → 10.8 ＋0.6秒
07年 09.9 → 10.7 ＋0.8秒
08年 09.9 → 10.4 ＋0.5秒
09年 10.2 → 11.0 ＋0.8秒
開幕週に移行した近４回のアイビスサマーＤは、例外なく２→３ハロンで0.5秒以上ペースダウンしています。
06年と09年は、その直後に0.5秒、0.7秒の再加速ラップが入って、ラスト１ハロンが12秒台後半まで落ち込んだ。
直線だけの競馬だからと言って、必ずしも緩急のないワンペースとは限らないんですね。
いや、むしろ開幕週に移行してからは、こちらのほうが定番であるとも言えます。
そして、この中盤３ハロン目のペースダウンがあるからこそ、出脚の悪いカノヤザクラでも間に合ったのではないか。
つまり、緩急がないワンペース競馬では、カノヤザクラは差してこれない。
ただ、今年もやはり３ハロン目は緩むだろうし、カノヤザクラはいつものようにワンテンポ遅れてスタートすると思います。
ワンテンポ遅れて徐々に加速していけば、中盤で急減速をする必要がありません。減速しなければ再加速の必要もない。
すなわち、昨年より２キロ重いハンデが殆ど影響しない競馬になるということですね。
06年 11.8−10.2−10.8−10.3−12.6 0.55.7
07年 11.9−09.9−10.7−10.5−12.1 0.55.1
08年 11.8−09.9−10.4−10.5−11.6 0.54.2
09年 11.9−10.2−11.0−10.3−12.8 0.56.2
06年 10.2 → 10.8 ＋0.6秒
07年 09.9 → 10.7 ＋0.8秒
08年 09.9 → 10.4 ＋0.5秒
09年 10.2 → 11.0 ＋0.8秒
開幕週に移行した近４回のアイビスサマーＤは、例外なく２→３ハロンで0.5秒以上ペースダウンしています。
06年と09年は、その直後に0.5秒、0.7秒の再加速ラップが入って、ラスト１ハロンが12秒台後半まで落ち込んだ。
直線だけの競馬だからと言って、必ずしも緩急のないワンペースとは限らないんですね。
いや、むしろ開幕週に移行してからは、こちらのほうが定番であるとも言えます。
そして、この中盤３ハロン目のペースダウンがあるからこそ、出脚の悪いカノヤザクラでも間に合ったのではないか。
つまり、緩急がないワンペース競馬では、カノヤザクラは差してこれない。
ただ、今年もやはり３ハロン目は緩むだろうし、カノヤザクラはいつものようにワンテンポ遅れてスタートすると思います。
ワンテンポ遅れて徐々に加速していけば、中盤で急減速をする必要がありません。減速しなければ再加速の必要もない。
すなわち、昨年より２キロ重いハンデが殆ど影響しない競馬になるということですね。
＞たおるさん
06年 牝３ → 牝３ → 牝５
07年 牝５ → 牡４ → 牝３
08年 牝４ → 牡６ → 牡３
09年 牝５ → 牡４ → 牝５
開幕週に移行した近４年の３着以内馬12頭中、実に８頭が牝馬という極端さ。
確かに高齢馬はあまり活躍してませんねぇ。
06年 51 → 51 → 54
07年 54 → 56 → 51
08年 54 → 57 → 53
09年 55 → 56 → 54
斤量面でも、12頭中８頭が55キロ未満なので、やはり軽量のアドバンテージが活きる質感のレースになりやすいんだと思います。
ただ、今年はあまり斤量差がなさそうなので、過去のデータだけで牝馬有利と決めつけてしまうのは危険かもしれませんね。
06年 牝３ → 牝３ → 牝５
07年 牝５ → 牡４ → 牝３
08年 牝４ → 牡６ → 牡３
09年 牝５ → 牡４ → 牝５
開幕週に移行した近４年の３着以内馬12頭中、実に８頭が牝馬という極端さ。
確かに高齢馬はあまり活躍してませんねぇ。
06年 51 → 51 → 54
07年 54 → 56 → 51
08年 54 → 57 → 53
09年 55 → 56 → 54
斤量面でも、12頭中８頭が55キロ未満なので、やはり軽量のアドバンテージが活きる質感のレースになりやすいんだと思います。
ただ、今年はあまり斤量差がなさそうなので、過去のデータだけで牝馬有利と決めつけてしまうのは危険かもしれませんね。
＞カズマッチョーさん
２→３Ｆ
01年 10.0 → 10.3 ＋0.3秒
02年 09.8 → 10.2 ＋0.4秒
03年 10.0 → 10.4 ＋0.4秒
04年 10.1 → 10.2 ＋0.1秒
05年 10.0 → 10.7 ＋0.7秒
06年 10.2 → 10.8 ＋0.6秒
07年 09.9 → 10.7 ＋0.8秒
08年 09.9 → 10.4 ＋0.5秒
09年 10.2 → 11.0 ＋0.8秒
３→４Ｆ
01年 10.3 → 09.8 −0.5秒
02年 10.2 → 09.6 −0.6秒
03年 10.4 → 10.0 −0.4秒
04年 10.2 → 10.5 −0.3秒
05年 10.7 → 10.2 −0.5秒
06年 10.8 → 10.3 −0.5秒
07年 10.7 → 10.5 −0.2秒
08年 10.4 → 10.5 ＋0.1秒（２Ｆ以降で加速ラップなし）
09年 11.0 → 10.3 −0.7秒
スプリンターズＳなんかもそうですが、短距離戦は中盤で緩んだほうが後ろが届きやすい感触があります。
もっとも、アイビスサマーＤの場合は緩むと言っても、あくまで10秒台の中での緩急なので、緩む＝スローとは少し意味合いが違うかもしれません。
開催時期が移行する以前から、このレースは毎年２→３ハロン目でペースが緩み、次の３→４ハロン目で再加速する傾向にあります。
そのラップ差をまとめたのが上表ですが、昨年は２→３ハロン目の緩み方も、３→４ハロン目の再加速も一番落差が大きかったんですね。
昨年ほどではないにせよ、同じように２→３ハロン目の緩み方と３→４ハロン目の再加速が激しかったのは、05年（＋0.7秒→−0.5秒）と06年（＋0.6秒→−0.5秒）でしょうか。
05年
１着 0.54.0 51.0キロ テイエムチュラサン
２着 0.54.0 54.0キロ ウェディングバレー
３着 0.54.4 56.0キロ スピニングノアール
４着 0.54.5 59.0キロ カルストンライトオ
06年
１着 0.55.7 51.0キロ サチノスイーティー
２着 0.56.2 51.0キロ マリンフェスタ
３着 0.56.6 54.0キロ レイズアンドコール
５着 0.57.0 56.0キロ ダイワメンフィス
05年の勝ち馬は斤量51キロのテイエムチュラサンで、このとき59キロを背負った１番人気のカルストンライトオは何と0.5秒も突き放されています。
同じく06年を制したのも、斤量51キロのサチノスイーティーでしたが、この年は２着にも51キロのマリンフェスタが浮上し、56.0キロの１番人気ダイワメンフィスは、勝ち馬から遅れること実に1.3秒でした。
つまりは、そういうことなんだと思います。
２→３Ｆ
01年 10.0 → 10.3 ＋0.3秒
02年 09.8 → 10.2 ＋0.4秒
03年 10.0 → 10.4 ＋0.4秒
04年 10.1 → 10.2 ＋0.1秒
05年 10.0 → 10.7 ＋0.7秒
06年 10.2 → 10.8 ＋0.6秒
07年 09.9 → 10.7 ＋0.8秒
08年 09.9 → 10.4 ＋0.5秒
09年 10.2 → 11.0 ＋0.8秒
３→４Ｆ
01年 10.3 → 09.8 −0.5秒
02年 10.2 → 09.6 −0.6秒
03年 10.4 → 10.0 −0.4秒
04年 10.2 → 10.5 −0.3秒
05年 10.7 → 10.2 −0.5秒
06年 10.8 → 10.3 −0.5秒
07年 10.7 → 10.5 −0.2秒
08年 10.4 → 10.5 ＋0.1秒（２Ｆ以降で加速ラップなし）
09年 11.0 → 10.3 −0.7秒
スプリンターズＳなんかもそうですが、短距離戦は中盤で緩んだほうが後ろが届きやすい感触があります。
もっとも、アイビスサマーＤの場合は緩むと言っても、あくまで10秒台の中での緩急なので、緩む＝スローとは少し意味合いが違うかもしれません。
開催時期が移行する以前から、このレースは毎年２→３ハロン目でペースが緩み、次の３→４ハロン目で再加速する傾向にあります。
そのラップ差をまとめたのが上表ですが、昨年は２→３ハロン目の緩み方も、３→４ハロン目の再加速も一番落差が大きかったんですね。
昨年ほどではないにせよ、同じように２→３ハロン目の緩み方と３→４ハロン目の再加速が激しかったのは、05年（＋0.7秒→−0.5秒）と06年（＋0.6秒→−0.5秒）でしょうか。
05年
１着 0.54.0 51.0キロ テイエムチュラサン
２着 0.54.0 54.0キロ ウェディングバレー
３着 0.54.4 56.0キロ スピニングノアール
４着 0.54.5 59.0キロ カルストンライトオ
06年
１着 0.55.7 51.0キロ サチノスイーティー
２着 0.56.2 51.0キロ マリンフェスタ
３着 0.56.6 54.0キロ レイズアンドコール
５着 0.57.0 56.0キロ ダイワメンフィス
05年の勝ち馬は斤量51キロのテイエムチュラサンで、このとき59キロを背負った１番人気のカルストンライトオは何と0.5秒も突き放されています。
同じく06年を制したのも、斤量51キロのサチノスイーティーでしたが、この年は２着にも51キロのマリンフェスタが浮上し、56.0キロの１番人気ダイワメンフィスは、勝ち馬から遅れること実に1.3秒でした。
つまりは、そういうことなんだと思います。
＞たおるさん
06年
３歳馬……３頭
４歳馬……２頭
５歳馬……５頭
６歳馬……１頭
７歳上……５頭
07年
３歳馬……２頭
４歳馬……３頭
５歳馬……５頭
６歳馬……５頭
７歳上……３頭
08年
３歳馬……３頭
４歳馬……３頭
５歳馬……４頭
６歳馬……４頭
７歳上……４頭
09年
３歳馬……２頭
４歳馬……４頭
５歳馬……６頭
６歳馬……２頭
７歳上……４頭
それぞれの年における、各世代の出走頭数を調べてみました。
５歳馬はどの年でも出走頭数が一番多い（もしくは最多タイ）んですが、６歳以上と比べて圧倒的な差があるわけでもありません。
やはり、このレースは古馬になって斤量差が生じなくなっても、若ければ若いほど好走しやすいんでしょうか？
牝馬が授かる２キロの恩恵は、間違いなく有利ですよね。
あとは、絶対能力もさることながら、馬格も少なからず影響している感じがします。
基本的にアイビスサマーＤは、筋肉量にモノを言わせてダンプカーのようにパワフルな加速をする重量級に有利なレース。
しかしながら、ラップの緩急が激しかった05年と06年は、その重量級が470キロ未満の馬に先着を許しているんですね。
06年に至っては、498キロの馬格を誇る１番人気のダイワメンフィスが、430キロ台の小柄な馬２頭に出し抜かれました。
が、ここで矛盾が生じます。
過去最も緩急のラップ差が激しかった昨年は、大型馬がきちんと勝ったじゃないか、と。
昨年にしても07年にしても、これは重馬場だったことが関係してると思います。
アイビスサマーＤは、枠順はもちろんのこと、当日の馬場状態もしっかりチェックする必要がありますね。
06年
３歳馬……３頭
４歳馬……２頭
５歳馬……５頭
６歳馬……１頭
７歳上……５頭
07年
３歳馬……２頭
４歳馬……３頭
５歳馬……５頭
６歳馬……５頭
７歳上……３頭
08年
３歳馬……３頭
４歳馬……３頭
５歳馬……４頭
６歳馬……４頭
７歳上……４頭
09年
３歳馬……２頭
４歳馬……４頭
５歳馬……６頭
６歳馬……２頭
７歳上……４頭
それぞれの年における、各世代の出走頭数を調べてみました。
５歳馬はどの年でも出走頭数が一番多い（もしくは最多タイ）んですが、６歳以上と比べて圧倒的な差があるわけでもありません。
やはり、このレースは古馬になって斤量差が生じなくなっても、若ければ若いほど好走しやすいんでしょうか？
牝馬が授かる２キロの恩恵は、間違いなく有利ですよね。
あとは、絶対能力もさることながら、馬格も少なからず影響している感じがします。
基本的にアイビスサマーＤは、筋肉量にモノを言わせてダンプカーのようにパワフルな加速をする重量級に有利なレース。
しかしながら、ラップの緩急が激しかった05年と06年は、その重量級が470キロ未満の馬に先着を許しているんですね。
06年に至っては、498キロの馬格を誇る１番人気のダイワメンフィスが、430キロ台の小柄な馬２頭に出し抜かれました。
が、ここで矛盾が生じます。
過去最も緩急のラップ差が激しかった昨年は、大型馬がきちんと勝ったじゃないか、と。
昨年にしても07年にしても、これは重馬場だったことが関係してると思います。
アイビスサマーＤは、枠順はもちろんのこと、当日の馬場状態もしっかりチェックする必要がありますね。
＞カズマッチョーさん
05年
１着 ← 1600万下・６着 ← 1600万下・６着
２着 ← 1600万下・２着 ← 1000万下・１着
３着 ← 1000万特・３着 ← 1000万下・１着
06年
１着 ← 1000万下・１着 ← 500万下・１着
２着 ← オープン・４着 ← 1000万下・２着
３着 ← 1000万下・１着 ← 1000万下・１着
07年
１着 ← オープン・12着 ← 重賞Ｇ３・12着
２着 ← 重賞Ｇ３・２着 ← 1600万下・１着
３着 ← オープン・１着 ← 重賞Ｇ１・12着
08年
１着 ← 重賞Ｇ３・５着 ← オープン・12着
２着 ← 重賞Ｇ３・７着 ← オープン・４着
３着 ← オープン・１着 ← 重賞Ｇ３・３着
09年
１着 ← 重賞Ｇ３・11着 ← 重賞Ｇ２・９着
２着 ← オープン・８着 ← オープン・15着
３着 ← 1600万下・１着 ← 重賞Ｇ２・10着
言われてみれば、軽量馬が勝った05年と06年は、上位馬の殆どが前走、前々走ともに1000万クラスや準オープンだった馬。
で、54キロ以上の馬が揃って連対を果たした近３年は、前走か前々走いずれかで重賞を走っていた馬が馬券になっています。
軽量馬自身だけでなく、一緒に好走した他の馬までもが同じような臨戦過程を踏んでいるというのは面白いですね。
それとは関係ないと思いますが、私は軽量馬が勝った年に生じた着差が気になりました。
05年
１着 0.54.0 51.0キロ テイエムチュラサン
２着 0.54.0 54.0キロ ウェディングバレー
３着 0.54.4 56.0キロ スピニングノアール
４着 0.54.5 59.0キロ カルストンライトオ
06年
１着 0.55.7 51.0キロ サチノスイーティー
２着 0.56.2 51.0キロ マリンフェスタ
３着 0.56.6 54.0キロ レイズアンドコール
５着 0.57.0 56.0キロ ダイワメンフィス
07年
１着 0.55.1 54.0キロ サンアディユ
２着 0.55.2 56.0キロ ナカヤマパラダイス
３着 0.55.2 51.0キロ クーヴェルチュール
08年
１着 0.54.2 54.0キロ カノヤザクラ
２着 0.54.3 57.0キロ シンボリグラン
３着 0.54.3 53.0キロ アポロドルチェ
09年
１着 0.56.2 55.0キロ カノヤザクラ
２着 0.56.4 56.0キロ アポロドルチェ
３着 0.56.5 54.0キロ アルティマトゥーレ
近５年以内に限定すると、54キロ以上の馬がワンツーした年は、あまり勝ち馬と後続との間に着差が生じませんが、軽量馬が勝った年は着差が大きく開いている気がします。
例えば05年は、１着馬と２着馬の間こそタイム差なしでしたが、56キロの３着馬とは0.4秒差が生じた。
さらに06年は、勝ち馬と２着馬との間に0.5秒、さらに２着馬と３着馬の間にも0.4秒の開きがあり、勝ち馬と３着馬との着差は実に0.9秒です。
それに対して、54キロ以上の馬が揃って連対している近３年は、あまり着差が広がっていません。
これだけを見ても、このレースにおいてハンデが軽いということがいかに有利かが分かりますね。
05年
１着 ← 1600万下・６着 ← 1600万下・６着
２着 ← 1600万下・２着 ← 1000万下・１着
３着 ← 1000万特・３着 ← 1000万下・１着
06年
１着 ← 1000万下・１着 ← 500万下・１着
２着 ← オープン・４着 ← 1000万下・２着
３着 ← 1000万下・１着 ← 1000万下・１着
07年
１着 ← オープン・12着 ← 重賞Ｇ３・12着
２着 ← 重賞Ｇ３・２着 ← 1600万下・１着
３着 ← オープン・１着 ← 重賞Ｇ１・12着
08年
１着 ← 重賞Ｇ３・５着 ← オープン・12着
２着 ← 重賞Ｇ３・７着 ← オープン・４着
３着 ← オープン・１着 ← 重賞Ｇ３・３着
09年
１着 ← 重賞Ｇ３・11着 ← 重賞Ｇ２・９着
２着 ← オープン・８着 ← オープン・15着
３着 ← 1600万下・１着 ← 重賞Ｇ２・10着
言われてみれば、軽量馬が勝った05年と06年は、上位馬の殆どが前走、前々走ともに1000万クラスや準オープンだった馬。
で、54キロ以上の馬が揃って連対を果たした近３年は、前走か前々走いずれかで重賞を走っていた馬が馬券になっています。
軽量馬自身だけでなく、一緒に好走した他の馬までもが同じような臨戦過程を踏んでいるというのは面白いですね。
それとは関係ないと思いますが、私は軽量馬が勝った年に生じた着差が気になりました。
05年
１着 0.54.0 51.0キロ テイエムチュラサン
２着 0.54.0 54.0キロ ウェディングバレー
３着 0.54.4 56.0キロ スピニングノアール
４着 0.54.5 59.0キロ カルストンライトオ
06年
１着 0.55.7 51.0キロ サチノスイーティー
２着 0.56.2 51.0キロ マリンフェスタ
３着 0.56.6 54.0キロ レイズアンドコール
５着 0.57.0 56.0キロ ダイワメンフィス
07年
１着 0.55.1 54.0キロ サンアディユ
２着 0.55.2 56.0キロ ナカヤマパラダイス
３着 0.55.2 51.0キロ クーヴェルチュール
08年
１着 0.54.2 54.0キロ カノヤザクラ
２着 0.54.3 57.0キロ シンボリグラン
３着 0.54.3 53.0キロ アポロドルチェ
09年
１着 0.56.2 55.0キロ カノヤザクラ
２着 0.56.4 56.0キロ アポロドルチェ
３着 0.56.5 54.0キロ アルティマトゥーレ
近５年以内に限定すると、54キロ以上の馬がワンツーした年は、あまり勝ち馬と後続との間に着差が生じませんが、軽量馬が勝った年は着差が大きく開いている気がします。
例えば05年は、１着馬と２着馬の間こそタイム差なしでしたが、56キロの３着馬とは0.4秒差が生じた。
さらに06年は、勝ち馬と２着馬との間に0.5秒、さらに２着馬と３着馬の間にも0.4秒の開きがあり、勝ち馬と３着馬との着差は実に0.9秒です。
それに対して、54キロ以上の馬が揃って連対している近３年は、あまり着差が広がっていません。
これだけを見ても、このレースにおいてハンデが軽いということがいかに有利かが分かりますね。
０８（良）
カノヤザクラ ５４ｋｇ→５４．２ １着
アポロドルチェ ５３ｋｇ→５４．３ ３着
０９（重）
カノヤザクラ ５５ｋｇ→５６．２ １着
アポロドルチェ ５６ｋｇ→５６．４ ２着
１０（？）
カノヤザクラ ５７ｋｇ→？ ？着
アポロドルチェ ５６ｋｇ→？ ？着
この２頭だけを比較するとやはり５７ｋｇのカノヤザクラよりアポロドルチェを買いたくなるのは素人なのでしょうか？
新潟千直経験の有るサープラスシンガー、シンボリグラン、ケイティラブ、テイエムカゲムシャ、パッションローズ、シャウトライン、キリシュブリューテ、ウエスタンビーナス、メジロシリング、マルブツイースター、アンバージャック見ていたのですが斤量・タイム・年齢等を考えると？
サープラスシンガー、パッションローズの２頭とシンボリグランぐらいかと．．．（素人感覚です）
よりもダート経験馬のショウナンカザン、エーシンエフダンズ、メリッサあたりに期待したい！（出てくればですが？）
また出走馬決まればコメントします！（いらないか？）
カノヤザクラ ５４ｋｇ→５４．２ １着
アポロドルチェ ５３ｋｇ→５４．３ ３着
０９（重）
カノヤザクラ ５５ｋｇ→５６．２ １着
アポロドルチェ ５６ｋｇ→５６．４ ２着
１０（？）
カノヤザクラ ５７ｋｇ→？ ？着
アポロドルチェ ５６ｋｇ→？ ？着
この２頭だけを比較するとやはり５７ｋｇのカノヤザクラよりアポロドルチェを買いたくなるのは素人なのでしょうか？
新潟千直経験の有るサープラスシンガー、シンボリグラン、ケイティラブ、テイエムカゲムシャ、パッションローズ、シャウトライン、キリシュブリューテ、ウエスタンビーナス、メジロシリング、マルブツイースター、アンバージャック見ていたのですが斤量・タイム・年齢等を考えると？
サープラスシンガー、パッションローズの２頭とシンボリグランぐらいかと．．．（素人感覚です）
よりもダート経験馬のショウナンカザン、エーシンエフダンズ、メリッサあたりに期待したい！（出てくればですが？）
また出走馬決まればコメントします！（いらないか？）
素晴らしいですね。
去年の書き込みもキッチリ管理。
仕事の出来る男って感じです。
取り敢えず私は、
ウエスタンビーナス
に印をうっておこうと思います。
去年末に惨敗してからズブくなっとと思われたのか？
距離延長しても成果でず。
前での競馬はそのままで、距離を短く戻した前走でイキナリの１着
斤量が軽かったせいもあるし、前走のメンバーは強いとはいえない。
OPとはいえ、そんなに評価もできない。
ですがタイムは悪くない。
７歳にして、1200mにおける自己最短記録。
斤量が2KgUpしますが、勝ってからの１ケ月後だし上積みもあるかな？
なにげに・・ 去年の４着馬。
僅差とはいえ、エイシンタイガーより先着した粘りに期待したい。
去年の書き込みもキッチリ管理。
仕事の出来る男って感じです。
取り敢えず私は、
ウエスタンビーナス
に印をうっておこうと思います。
去年末に惨敗してからズブくなっとと思われたのか？
距離延長しても成果でず。
前での競馬はそのままで、距離を短く戻した前走でイキナリの１着
斤量が軽かったせいもあるし、前走のメンバーは強いとはいえない。
OPとはいえ、そんなに評価もできない。
ですがタイムは悪くない。
７歳にして、1200mにおける自己最短記録。
斤量が2KgUpしますが、勝ってからの１ケ月後だし上積みもあるかな？
なにげに・・ 去年の４着馬。
僅差とはいえ、エイシンタイガーより先着した粘りに期待したい。
- mixiユーザー
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