競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの日本ダービー【１】／結論

東京2400（Ｇ１）
5月27日　15:40発走

■結論

ダービーウィークだというのに、まったく高揚してこない。
競馬熱が冷めているときはこれまでに何度もあったけれど、ダービーが近づいてくれば自然と気持ちが昂ってきていた。
今年はついにそれもなくなってしまった。

過疎化著しいmixiとはいえ、仮にもこういう形で競馬のコミュニティを運営させて頂いている立場。
最近はサボりがちになっている予想ではあるが、ダービーについて何も触れないのはさすがにまずいだろう。
かくなる上は、無理やりにでも盛り上げる何かを探すしかない。

言わずもがな、ダービーは競馬の祭典。
すべてのホースマンが夢見る舞台なので、やはりドラマ性を期待する高め方が手っ取り早いのではないか。
競馬でドラマ性を感じるワードと言えば？

つい数週間前のＮＨＫマイルＣは、藤岡佑介騎手がキャリア15年目にして、ついに悲願のＧ１初制覇を果たすというドラマチックな決着となった。
残念ながら、藤岡佑介騎手はダービーに騎乗することができなくなってしまったが、ベテラン勢の中にも未だダービーの栄冠を手にしていないジョッキーはいる。

あの武豊騎手でさえ、10度目の挑戦にしてようやく届いた最高峰の頂。
簡単には到達できない場所だからこそ、七難八苦の末に初めてそこへ辿り着けたときに広がる風景は、人智を越えた美しさなのだろう。

『悲願のダービー初制覇』

うん、いい響きだ。
感動するかどうかは分からないけれど、こういう馬券を買ってレースに臨めば、否が応にも心拍数が上がるに違いない。
言うまでもなく、『初制覇』に賭けるのだから、購入する馬券は単勝一点である。
問題は、どの騎手のダービー初制覇に賭けるか。

まず、すでにダービーを勝ったことがある騎手は除外。
内枠から、川田騎手、内田騎手、デムーロ騎手、池添騎手、横山典騎手、武豊騎手、岩田騎手、ルメール騎手の８人が消える。
何とこの時点で、１番人気のダノンプレミアム、２番人気ブラストワンピース、３番人気キタノコマンドールが買えなくなってしまった。

残った騎手は、藤岡康太騎手、丸山騎手、蛯名騎手、石橋騎手、北村騎手、戸崎騎手、ボウマン騎手、田辺騎手、福永騎手、浜中騎手の10人。
どのジョッキーにも勝ってほしいところだが、ここはよりドラマ性を高めるため、過去にダービーの栄冠まであと少しというところまで迫りながら、涙を呑んだ経験を持つ騎手に託したいと思う。

天才の名を欲しいままにしながらも、ついに果たせぬままターフを去った父の悲願でもあるダービー制覇。
福永祐一騎手も、これまでアサクサキングス、エピファネイアで２着を２回経験しており、初制覇の資格は十分有している。
今年でダービー挑戦も19回目なら、そろそろ親子２代越しの悲願を果たしてもおかしくないが・・・

本命は、ゴーフォザサミット。

福永騎手をさらに上回る、25回目のダービーチャレンジとなる蛯名騎手。
ダービーに対する想いは誰よりも強いだろう。
しかし、その想いとは裏腹に、前日の土曜日は東京ではなく京都へ遠征しているあたり、程よくガスが抜けている感じがして好感。
過去２着は幾度とあるも、未だダービー制覇を果たせていない青葉賞馬。そろそろ頂点に届いていい頃合いかもしれない。

５ハロン通過60.8秒。
ラスト５ハロン12.2－12.0－11.6－11.1－11.7。
超高速馬場だった今年の青葉賞。

好発からすんなり折り合い、すぐさまインへ切り込んで好位追走。
直線で追い出されるや、粘り込みを謀る先頭集団を捉え、ラスト１ハロンで一気に突き放した切れ味と持続力。
このときと同じような馬場で、仮に横山典騎手がペースを握るなら、おそらく５ハロン通過は60秒前後。
ラスト４～５ハロンのロングスパート合戦になるなら、今年のダービーでワンアンドオンリーやディープブリランテをやるのは、蛯名騎手ではあるまいか。

おぉ、気付けば書きながら気分がすっかり高揚している。
熱しやすく冷めやすい性格なので、気持ちが沸点をキープしているうちに、さっさと馬券を買ってしまおう。
これで今年のダービーも楽しめそうだ。
それでは皆さん、よい東京優駿を！

◎ゴーフォザサミット