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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの中山大障害【1】/結論

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もともと中山大障害は、日本ダービーに匹敵する競走を中山競馬場でも開催するため、イギリスのグランドナショナルにならって創設されたレースである。
『大障害特別』の名で開催された第1回から、今年で80年の歴史を積み重ねてきた。
しかし、残念ながら中山大障害は日本ダービーに並ぶどころか、年々賞金額が減らされ、今や平地G2より低い金額となってしまった。

これだけ迫力ある障害コースを有しながら、なぜ日本は障害レースが軽視されてしまうのか。
その要因の一つに、平地の一流ジョッキーが障害レースを敬遠していることが挙げられるだろう。
身一つで生活費を稼がなくてはいけない騎手にとって、落馬負傷の確率が平地より格段に高い障害レースは確かにリスキーである。
普段から障害レースを経験していなければ、そのリスクはより高くなるため、ますます障害レースから遠ざかっていくという悪循環に陥っているのかもしれない。

欧州ではスミヨン騎手やペリエ騎手など、世界中のG1を何度も制しているトップジョッキーが、障害レースでも積極的に手綱をとっている。
彼の地では障害レースの人気が非常に高く、例えばイギリスのグランドナショナルは、馬券の売り上げ額でダービーを上回るほどの盛況ぶりだ。
障害レースの最高峰と言われるだけあって、7242メートルもの距離を40頭立てで競うグランドナショナルの過酷さは凄まじい。
完走馬が10頭を切ることも珍しくない危険なレースでありながら、世界的なトップジョッキーがすすんで騎乗するのは、それだけ注目度が高いからであろう。

純粋なレースとしての面白さで言えば、中山大障害もグランドナショナルに負けないほどの見応えは十分にある。
それが馬券の売り上げに繋がらないのは、JRAの宣伝の仕方をはじめ、まだまだ改善しなくてはいけない余地が残されているということか。
障害レースの面白さや歴史の深さをもっと知ることができれば、日本でも障害レースの注目度が上がり、馬券の売り上げも向上するだろう。
そうなれば、グランドナショナルの舞台で日本調教馬が飛翔する姿を見るという私の夢も、そう遠くない未来で実現できるかもしれない。



■過去の傾向

[中山障害実績]
11年1人気1着 マジェスティバイオ…【0.1.0.0】 イルミJS2着
11年3人気2着 ディアマジェスティ…【1.0.0.0】 イルミJS1着
11年4人気3着 ドングラシアス………【0.0.0.1】
12年3人気1着 マーベラスカイザー…【0.0.0.0】
12年2人気2着 バアゼルリバー………【0.1.0.0】 中山GJ2着
12年1人気3着 マジェスティバイオ…【4.1.0.0】 中山GJ1着、中山大障害1着
13年5人気1着 アポロマーベリック…【1.0.1.0】 障害未勝利1着
13年8人気2着 ハッピーティア………【1.0.1.0】 イルミJS3着
13年2人気3着 メイショウブシドウ…【1.0.0.0】 イルミJS1着
14年4人気1着 レッドキングダム……【1.0.0.0】 イルミJS1着
14年1人気2着 アポロマーベリック…【4.0.1.0】 中山大障害1着
14年3人気3着 サンレイデューク……【2.1.0.6】 オープン1着

過去4年の3着以内馬12頭中、中山障害コースで馬券になったことがあったのは10頭。
そのうち、オープン特別以上のレースで好走歴を持っていたのは、実に9頭である。
国内でも群を抜いて過酷な障害コースだけに、中山での実績はきわめて重要なポイントだ。

中山障害を一度も走ったことがなかった12年1着のマーベラスカイザーは、全障害成績【2.1.2.0】で複勝率パーフェクト。
11年3着のドングラシアスは、阪神障害【1.3.2.3】で、着外3回のうち4着が2回と、阪神障害コースで安定した成績を残していた。

[障害距離実績]
11年1人気1着 マジェスティバイオ……イルミJS2着
11年3人気2着 ディアマジェスティ……イルミJS1着
11年4人気3着 ドングラシアス…………三木ホース3着
12年3人気1着 マーベラスカイザー……京都ハイJ3着
12年2人気2着 バアゼルリバー…………中山グラJ2着
12年1人気3着 マジェスティバイオ……中山グラJ1着
13年5人気1着 アポロマーベリック……3500メートル以上の経験なし
13年8人気2着 ハッピーティア…………イルミJS3着
13年2人気3着 メイショウブシドウ……イルミJS1着
14年4人気1着 レッドキングダム………3500メートル以上の経験なし
14年1人気2着 アポロマーベリック……中山大障害1着
14年3人気3着 サンレイデューク………3500メートル以上で好走歴なし

過去4年の3着以内馬12頭中、3500メートル以上の障害レースで馬券になったことがあったのは9頭。
そのほとんどが中山障害コースでの実績であり、例外となるドングラシアスとマーベラスカイザーは、ともに3900メートル以上の障害レースで好走歴を持っていた。
昨年は3500メートル以上の距離で実績のない2頭が馬券に絡んだが、4100メートルという長丁場で行われる中山大障害は、やはり本番に近い距離を経験し、なおかつ結果を残している馬を警戒しておきたい。

[上位馬の人気と馬齢]
11年 1着 1人気(4歳) 2着 3人気(5歳) 3着 4人気(7歳)
12年 1着 3人気(4歳) 2着 2人気(6歳) 3着 1人気(5歳)
13年 1着 5人気(4歳) 2着 8人気(5歳) 3着 2人気(4歳)
14年 1着 4人気(5歳) 2着 1人気(5歳) 3着 3人気(6歳)

平地同様に4〜5歳馬の活躍が目立つレースで、高齢馬はよほど高い能力を持っていないと好走は難しい。
13年まで4歳馬が3連勝中だったが、昨年は4歳馬の登録がなかったので、最年少となる5歳世代がワンツーを決めた。
今年は4歳馬が2頭、5歳馬が5頭エントリー。この中から勝ち馬が出るのか、あるいは久々に高齢馬が突き抜けるのか、興味深い一戦となりそうだ。



■結論

今年のイルミネーションJSは、勝ちタイム3分58秒2のレコード決着。
馬場差がどうだったのかは分からないが、ペースを引っ張った逃げ馬自身がこの時計を叩き出したのだから、それなりに価値は高いのだろう。
時計の速さと同時に着目すべきは、各馬同士の着差である。

勝ち馬から2着馬までが5馬身、2着馬から3着馬までが2馬身半、そしてそこから4着馬までがさらに3馬身。
障害レースは長距離戦なので、基本的に着差が開きやすいレースではあるのだが、それでも上位馬同士がこれだけ離れるのも珍しい。
競馬はスローの瞬発力勝負であるほど着差は詰まり、持久戦になるほど着差が開くというのが私の持論。
つまり、今年のイルミネーションJSは、相当過酷な持久力勝負だったことになり、それを逃げて圧勝したサナシオンはまず堅軸だ。

とは言え、春の中山GJ覇者を差し置いて、単勝1倍台の圧倒的1番人気に支持されるほど抜けた能力の持ち主かと言うと・・・。
ここもあっさり勝ってしまうかもしれないが、あえて伏兵の台頭に期待してみたい。

本命は、アシュヴィン。

中山障害は2戦して【1.1.0.0】。
この大一番で、主戦の林満明騎手が乗り替わってしまうのは大きなマイナス材料だが、前走サナシオンに最後まで食らいついた根性は魅力だ。
相手は、サナシオンと暫定王者のアップトゥデイト。


◎アシュヴィン
○サナシオン
▲アップトゥデイト

コメント(4)

ミルコなんかソリのレースなんかにも乗ったりしてね。彼らが日本の障害にも乗ったら注目されるんだけど。

それでバンバン勝ってしまったらまたムカつくんだろうな(爆笑)
>>[001]

いや、実際彼らの活動の幅広さには、いちいち驚かされますよ。
外国人騎手が日本人騎手に比べて、技術的に巧いかどうかは私には分かりませんが、引き出しは桁違いに多い。
それも、色々な競馬を経験していく中で培われたものなんでしょうね。

外国人騎手に騎乗してもらうという発想は盲点でした。
日本のトップジョッキーに乗ってもらうより、遥かに現実的かつ効果的ですよね。
障害G1の1着賞金が1億円だったら、ミルコ騎手も乗ってくれるかもしれません。
いやー、ミルコ騎手やスミヨン騎手が乗る中山大障害は見てみたいなー。
外人乗ったら注目度あがりますね!
もう少し、障害Rの数を増やして欲しいなぁと・・・

マキオボーラーから買いたいと思いますexclamation
>>[003]

外国人騎手の絶大な影響力を逆に利用して、障害レースを盛り上げるという切り口には膝を叩きました。
強力な外国人騎手を相手に、障害一筋の職人ジョッキーがJG1を制するシーンを見てみたいですね。
今日は馬券こそ外してしまいましたが、迫力ある中山大障害を堪能できて満足です。

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