競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの北九州記念【１】／結論

■結論

[前後半３Ｆ]
10年　32.1 → 35.0　1.07.1　良
11年　32.4 → 34.8　1.07.2　良
12年　32.2 → 34.7　1.06.9　良
13年　32.2 → 34.5　1.06.7　良
14年　33.1 → 34.4　1.07.5　良

小倉芝1200メートルは、とにかく序盤から激流になりやすい。
北九州記念も、前半３ハロンは例年32秒台前半をマークしている。
スプリント戦といえども、さすがにここまでハイペースになると前で押し切るのは至難の業で、差し追い込み馬の台頭が著しい。
近走で差し届かず敗退してきた馬の逆襲には警戒しておきたい。

[小倉２歳Ｓ好走馬の成績]
10年小倉２歳３着 → 12年北九州８人気１着　スギノエンデバー
10年小倉２歳２着 → 11年北九州11人気14着　シゲルキョクチョウ
11年小倉２歳１着 → 12年北九州６人気３着　エピセアローム
12年小倉２歳１着 → 13年北九州３人気７着　マイネルエテルネル
13年小倉２歳２着 → 14年北九州２人気６着　ベルカント

同時期、同舞台で行われる２歳重賞、小倉２歳Ｓとの関連性に着目してみた。
10年以降の小倉２歳Ｓで馬券になった馬が、北九州記念に初出走した例は上記５頭。
その成績は【１.０.１.３】、勝率20％、複勝率40％、単勝回収率288％、複勝回収率180％となかなかの数字である。

[小倉２歳Ｓの内容／好走]
10年３着　1.08.8（35.1／２位）　08-07　スギノエンデバー
11年１着　1.08.8（35.0／３位）　07-04　エピセアローム

[小倉２歳Ｓの内容／凡走]
10年２着　1.08.7（35.6／４位）　01-01　シゲルキョクチョウ
12年１着　1.07.9（34.8／５位）　06-07　マイネルエテルネル
13年２着　1.09.0（35.9／６位）　01-01　ベルカント

北九州記念で馬券になった２頭と、馬券圏外に大敗した３頭の相違点を探ってみよう。
好走２頭に共通しているのは、中団待機から上がり３位以内の末脚で差してきているという点か。
それに対し、凡走３頭のうち２頭は小倉２歳Ｓで逃げており、残る１頭もメンバー中５位の上がりであった。

北九州記念は、ハイペースからの差し追い込み競馬になりやすいレース。
持久戦で速い上がりを使える資質を示していることが重要なのかもしれない。
今回が北九州記念初出走となる小倉２歳Ｓ好走馬は、オーミアリスとレオパルディナの２頭。

14年１着　1.08.4（34.3／１位）　13-12　オーミアリス
14年２着　1.08.4（35.1／４位）　03-03　レオパルディナ

両馬とも、昨年の小倉２歳Ｓで連対を果たした馬だ。
過去の好走パターンに照らし合わせれば、より期待できそうなのは上がり最速で突き抜けたオーミアリスのほうか。
振り返ってみれば、スギノエンデバーもエピセアロームも、北九州記念では大外８枠から追い込んでの激走だった。
休養明け初戦だけに、ここは単なる叩き台という可能性も大いにあるが、今回も人気がないので気楽に狙ってみたい。

◎オーミアリス