競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの西部保宏生誕３８年あんたが大賞【回顧】

■11月12日　名古屋競馬　
　第７レース　1600メートル　定量

レース映像
http://nar.chihoukeiba.jp/Nagoya/?live=1

レース結果
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/OddsTanFuku?k_raceDate=2012%2f11%2f12&k_raceNo=7&k_babaCode=24

[競走成績]
１着　1.41.2（36.8）　56.0キロ　01-01-01　ノゾミカイソク
２着　1.41.4（36.7）　56.0キロ　04-02-02　リバルドホープ
３着　1.42.6（38.0）　56.0キロ　03-02-02　アドマイヤクリス

[前後半４Ｆ]
51.4 → 49.8　1.41.2

名古屋競馬場は、直線が日本最短の194メートルしかない。
さらに、1600メートルはスタート直後でコーナーに差しかかるため、内枠が有利と言われている。
今日行われた西部保宏生誕38周年あんたが大賞も、外枠のテイエムセキトバが好発からハナを主張するも、内枠を利してノゾミカイソクがペースを握った。
２番手はテイエムセキトバ、３番手集団にアドマイヤクリス、リバルドホープらが続く隊列。

３コーナー手前で、内からリバルドホープ、外からアドマイヤクリスが徐々に上がっていき、テイエムセキトバは後退。
４コーナーに差しかかる頃には、アドマイヤクリスも置いていかれ、直線はノゾミカイソクとリバルドホープの２頭が完全に抜け出す。
直線入り口で保っていた２～３馬身のリードは、194メートルの短い直線では詰め切ることができず、最終的には１馬身半差でノゾミカイソクが逃げ切った。

内枠＋先行有利のデータ通り、終わってみれば１、２枠２頭が?着以下を1.2秒突き放し、序盤からペースを握った馬が凌ぎ切る結末。
逃げ切った勝ち馬の自身上がりが36.8秒だったのに対し、?着アドマイヤクリスは38.0秒、さらに?着馬は39.0秒。これでは捕まえられるわけがない。
全体的なラップ構成は、前後半４ハロン51.4→49.8秒の後傾ラップで、おそらく後半は落ち込みのない持続ラップで押し切られたのではないかと思われる。
このレース内容だけで判断する限り、?着以下がノゾミカイソクを負かすシーンは想像し難いが、リバルドホープなら展開次第で逆転可能だろう。

上位３頭の複勝がすべて100円元返し、３連複の配当ですら130円というガチガチの決着ではあったが、１番人気を競い合ったアドマイヤクリスが?着に沈んだため、連単系の馬券はそこそこ配当がついたようだ。
地方競馬があればこそ、中小生産牧場や中小馬主も何とか食いつないでいける。
競馬はＪＲＡと社台がすべてではなく、むしろそのＪＲＡからこぼれ落ちた（勝てずに在籍できなくなった）馬たちの受け皿として、地方競馬が日本競馬を支えてきたと言っても過言ではないだろう。
地方競馬のメイン以外のレースを、当コミュで取り上げたとて罰は当たるまい。