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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの皐月賞【回顧】

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経済コースを通った勝ち馬は別にして、2着ワールドシップから9着モンストールまでが、わずか0.5秒差。
16着マイネルロブストまでが、ワールドシップから1.0秒圏内でゴール板を通過しており、ペースや距離ロスなどが極端なレースだったわりに、意外と各馬の着差はそれほど開かなかった。
これは裏を返せば、1.0秒圏内で接戦した2〜16着馬以外は、まったく別の競馬をしていたことを意味している。
つまり、2着以下を0.6秒突き放して勝ったゴールドシップと、16着マイネルロブストから0.8秒差でゴールしたゼロスだ。

[全体ラップ]
12.4−11.1−12.3−11.9−11.4−11.6−12.2−12.7−13.6−12.1

[前後半3、5F]
35.8−59.1 → 62.2−38.4

メイショウカドマツとゼロスが競り合いながらペースを刻み、前半3ハロン通過35.8秒。
馬場を考慮すれば、そこそこ速いラップではあったが、それよりも4〜6ハロン目の11.9−11.4−11.6が速すぎた。
直後の最終レースに行われた、古馬準オープンの芝マイル戦でさえ5ハロン通過が58.8秒なのだから、2000メートル戦で59.1秒は明らかな暴走ペースだ。
さすがに付き合えないと思ったか、メイショウカドマツは1000メートルを通過したあたりから徐々にペースダウンしたが、ゼロスはそのまま速いラップを刻み続けた。

[自身前後半5F(推定)]
62.8 → 58.5 2.01.3 ゴールドシップ
62.8 → 58.9 2.01.7 ワールドエース
61.0 → 60.8 2.01.8 ディープブリランテ
62.6 → 59.4 2.02.0 グランデッツァ

5ハロン通過時点で、逃げる2頭から大きく離された3番手以降の後続馬群までが約2.0秒差、そこから最後方のゴールドシップまでが約2.0秒差といったところか。
つまり、実質的に後続16頭を引っ張っていた3番手のディープブリランテは、前半5ハロンを61.0秒前後で折り返していたことになる。
ディープブリランテの走破タイムは2分01秒8なので、彼自身の前後半5ハロンは推定でおよそ61.0→60.8秒。
後続馬群がミドルペースを刻んでいたのなら、ペースとしてはそれほど過酷ではない。決して楽ではないが、一気に失速するほどのペースではない。

ミドルペースで馬群が縦長だったのなら、直線の短い中山内回りではどちらかと言うと先行有利ではなかろうか。
だとすれば、後続馬群の先頭を形成していたディープブリランテやコスモオオゾラが上位に残ったのも頷ける。
それと同時に、最後方から外を回して追い込んだグランデッツァが、コスモオオゾラを差し切れなかったのも何となく理解できよう。
結局、先行した2頭(ディープブリランテとコスモオオゾラ)を裏技を使うことなく、正攻法で差し切ったのはワールドエースだけなのだ。

[自身7F通過、上がり]
86.7 → 34.6 ゴールドシップ
86.8 → 34.9 ワールドエース
86.6 → 35.4 グランデッツァ

そして、今さらここで改めて書くまでもないが、3〜4コーナーでの明暗。
内を突いたゴールドシップが走った距離と、大外を回したワールドエースが走った距離の差。
実際、それが何メートルだったのかは分からないが、もはや同じレースと言うのも憚られるほどの差だったことは間違いない。

しかも、ワールドエースは4コーナーだけでなく、スタート直後でも落馬寸前の接触不利を受けている。
スタート直後に接触してリズムが崩れ、先行勢に有利(後続馬群限定)な流れを最後方から追い込み、さらに大外を回す距離ロス・・・
並の馬なら1つだけで致命的な不利を、同時に3つも被りながら、ゴールドシップ以外の16頭を直線一気に差し切ったワールドエース。

繰り返しになるが、もし皐月賞がハイペースの差し有利なレースだったと思われているのなら、それはまったく違う。
あれだけ外を回し、最後方から上がり34秒台で先行勢をゴール前でかわしたワールドエースは別格。
さらに、差し損ねはしたが掲示板を確保できたグランデッツァも、まったく評価を下げる必要はまったくない。

道中、最後方に待機していたゴールドシップ。
鞍上が手綱をシゴいて加速を開始したのは、1分17秒を計時した1300メートル通過付近。
つまり、ゴールドシップはそこからゴールまでの約700メートルの間、ずっと加速し続けていたのである。
4角でショートカットしたとはいえ、重に近い稍重馬場でのロングスパートで、ラスト1ハロンを12.1秒でまとめたのだから、やはりこの馬の持続力は世代屈指だ。

コメント(4)

>いっちゃんさん

ゼロスはマイル戦と同じぐらいのペースで緩めず走ってましたからね。
文字通り、1マイルを走破する8ハロン目で12.7秒まで失速し、そのあとは完全に歩いていましたから、まったく別のレースをしていたようなものです。

ディープブリランテが引率した後続馬群は、ゼロスよりも遥かに楽なラップを刻んでおり、おそらく後半5ハロンも一貫した持続ラップを刻んでいたと思われます。
ショートカットという裏ワザを使ったゴールドシップが、直線で早々と先頭に立ってしまったせいで、ディープブリランテとコスモオオゾラの存在がボヤけていますが、まともなら先行していたあの2頭があわや押し切るか!? というレースだったわけですよね。
したがって、今年の皐月賞はハイペースでも何でもなく、むしろ4角最後方から外を回して掲示板を確保したワールドエース、グランデッツァを評価すべきではないか、というのが私の現段階での見立てです。
あとは、コミュの皆さんやマイミクさんから、いろいろとアドバイスを頂きながら、柔軟に考えを変化させていこうかと思っています。
>シーエス4号 さん

おぉ、最終レースはこんな決着だったんですか。
内ラチ沿いを逃げるロイヤルクレストが2着、大外を回して追い込んだミヤビファルネーゼが突き抜けて1着。
確かに、これは面白いですね。

ゴールドシップとワールドエースは、15〜20メートルの距離差があったんですか。
いずれにしても、4角最後方にいたあのズブい馬が、直線入り口で先頭付近まで浮上しているんですから、その影響力は大きかったでしょう。
さらに、ゴールドシップが通った内側は、進路を邪魔したり重圧をかけてくる他馬が一切いない無人の荒野でしたが、ワールドエースが選んだ外は馬群がごった返していました。
単に実走距離の差だけでなく、他にも様々な不利をワールドエースは被っていたのではないかと、勝手に妄想しています(笑)

皐月賞だけを考えたら、ゴールドシップが一番楽な競馬でしたよね。
何しろ、最後方であれだけのんびりしていた馬が、近道して直線入り口では先頭に立ってるんですから。
他の馬にしたら、やってらんないですよ。
しかし、皐月賞をダービーの前哨戦と考えるなら、余力は残せるだけ残しておいたほうがいいのは当然です。
そういう意味では、余裕のあるローテーションから、楽な競馬で1冠をもぎ取ったゴールドシップはこれ以上ないぐらい理想的な臨戦過程を踏んでますね。
ただし、これがダービーで余計な人気を集める要因にもなってしまうのですが・・・。

NHKマイルで、ヒストリカルがどれだけ圧倒的なパフォーマンスで圧勝してくれるか。
それによって、もしかするとゴールドシップは1番人気の呪縛から逃れられるかもしれません。

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