競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのプロキオンＳ【１】／結論

『よし、そろそろ大便と小便を噴出だ』

これは、土曜日の昼間に私がボイスで呟いた一言である。
落ち着いて用を足す時間すらないほどの忙しさの中、私はどのタイミングでトイレに行くべきかばかりを一日中考えていた。
正直、競馬どころではなかった。
しかし、私は今週も予想を続ける。そこにレースがある限り・・・



■過去の傾向

05年　12.2−10.6−11.1−11.7−11.9−12.1−12.3
06年　12.0−11.0−11.5−11.7−11.6−12.0−12.2
07年　12.3−10.1−11.0−11.9−12.1−12.4−12.9
08年　12.0−11.0−11.6−11.8−11.6−11.7−12.3
09年　12.3−10.8−11.5−11.8−12.1−11.8−12.4

05年　33.9 → 11.7−11.9−12.1−12.3（36.3）　1.21.9
06年　34.5 → 11.7−11.6−12.0−12.2（35.8）　1.22.0
07年　33.4 → 11.9−12.1−12.4−12.9（37.4）　1.22.7
08年　34.6 → 11.8−11.6−11.7−12.3（35.6）　1.22.0
09年　34.6 → 11.8−12.1−11.8−12.4（36.3）　1.22.7

過去５年の平均前半３ハロンは34.2秒、上がり３ハロンの平均が36.2秒。
２コーナーポケットからの芝スタート、さらには２〜６ハロン目まで緩やかな下り坂が続くコース形態のためか、テンから早いラップが刻まれやすい。
そのわりに、ラストはそれほど極端に落ち込まず、前半３ハロンを33.4秒という早さで折り返した07年以外は、すべてラスト１ハロンを12秒台前半でまとめている。

05年　１着 05-02　２着 02-02　３着 07-05　　16頭
06年　１着 03-03　２着 05-05　３着 01-01　　16頭
07年　１着 10-11　２着 08-08　３着 07-05　　16頭
08年　１着 03-03　２着 09-09　３着 11-11　　13頭
09年　１着 03-03　２着 02-02　３着 05-05　　16頭

前傾ラップが定番のレースではあるが、過去の好走馬を見ると先行馬の好走率が高いことに気づく。
テンが早いので馬群が縦長になりやすく、先団がセーフティリードを保ったまま押し切ってしまうため、どうしても後方からでは届かないのだろう。
ラスト１ハロンが12.9秒まで落ち込んだ07年は、さすがに差し馬の餌食となったが、ここまで先行勢の脚が止まることは極めて稀である。

追い込み馬が２、３着に浮上してきた08年は、前半３ハロン通過34.6秒という緩めのペースだったせいか、馬群が例年ほど縦長にはならなかった。
先行馬のセーフティリードが十分でなかった上に、13頭の少頭数だったおかげで後方待機勢も大きく外を回らされなかったことが差し馬台頭の要因か。
いずれにせよ、多少ペースが早くなっても先行馬が残ってしまうコースだけに、先行力のない馬はよほど展開の恩恵がないと厳しそうだ。

１枠【０.０.１.16】 勝率 00.0％　連対率 00.0％　複勝率 05.9％
２枠【１.１.０.16】 勝率 05.6％　連対率 11.1％　複勝率 11.1％
３枠【０.０.１.17】 勝率 00.0％　連対率 00.0％　複勝率 05.6％
４枠【２.０.１.17】 勝率 10.0％　連対率 10.0％　複勝率 15.0％
５枠【０.０.３.17】 勝率 00.0％　連対率 00.0％　複勝率 15.0％
６枠【１.１.１.17】 勝率 05.0％　連対率 10.0％　複勝率 15.0％
７枠【４.３.１.12】 勝率 20.0％　連対率 35.0％　複勝率 40.0％
８枠【２.５.２.11】 勝率 10.0％　連対率 35.0％　複勝率 45.0％

また、上表を見ても分かる通り、このレースは外枠の好走率が異常に高い。
過去10年中、７枠８枠から６頭の勝ち馬が出ており、両枠ともに複勝率４割超をキープ。
それに対して、１〜３枠は２頭の連対馬しか輩出していないばかりか、複勝率でさえ11.1％がやっとである。
近３年の枠連がすべて７−８で決着している点も偶然ではあるまい。

00年１着　←　05.04 かきつばた １着　←　02.20 フェブラリ ２着
00年２着　←　05.14 栗東ステー ２着　←　04.01 コーラルＳ １着
01年１着　←　05.03 かきつばた １着　←　01.29 根岸ステー ３着
01年２着　←　05.26 欅ステーク ３着　←　05.05 群馬記念＿ ２着
02年１着　←　05.25 欅ステーク １着　←　05.06 かきつばた ２着
02年２着　←　05.06 かきつばた 10着　←　12.16 阪神牝馬Ｓ 14着
03年１着　←　06.04 かしわ記念 １着　←　05.01 かきつばた ２着
03年２着　←　05.31 欅ステーク 11着　←　05.11 サウジアラ ３着
04年１着　←　05.29 欅ステーク ２着　←　05.09 サウジアラ ３着
04年２着　←　05.09 サウジアラ １着　←　04.03 コーラルＳ ２着
05年１着　←　05.15 栗東ステー １着　←　04.16 京葉ステー ２着
05年２着　←　05.28 欅ステーク ３着　←　05.15 栗東ステー ２着
06年１着　←　05.27 欅ステーク 12着　←　12.19 阪神牝馬Ｓ ２着
06年２着　←　06.15 北海道ＳＣ ２着　←　05.20 立夏ステー １着
07年１着　←　04.22 アンタレス １着　←　03.31 コーラルＳ １着
07年２着　←　05.30 さきたま賞 ５着　←　05.03 かきつばた ３着
08年１着　←　05.31 欅ステーク ２着　←　05.18 栗東ステー ７着
08年２着　←　05.05 かしわ記念 ３着　←　02.24 フェブラリ ３着
09年１着　←　05.10 オアシスＳ ５着　←　03.29 マーチステ ９着
09年２着　←　06.27 安芸ステー １着　←　05.17 栗東ステー ３着

過去10年間の連対馬20頭のうち、前走が４月以前だったのは07年１着のワイルドワンダーのみ。
さらに、５月以降（つまり近２ヶ月以内）のレースで一度も馬券になっていなかったのは、02年２着のヤマカツスズランと06年１着のメイショウバトラー、そして昨年１着のランザローテの３頭しかいない。
前走が４月以前からの臨戦馬や、近２ヶ月以内に好走歴がない馬などは割り引きが必要か。
今年該当するのは、メイショウシャフト、セレスハント、トウホウアタック、ケイアイガーベラの４頭だが・・・



■結論

ここで今一度、冒頭で書いた私のボイスを思い出して頂きたい。
『よし、そろそろ大便と小便を噴出だ』

大便と小便を噴出・・・
大と小を噴出・・・
ダイショウ噴出・・・
本命は、ダイショウジェット。

07-08-04　16頭　中山1800　0.2差２着　09年マーチ
03-03-03　16頭　京都1800　0.4差５着　09年アンタレス
03-03-03　16頭　東京1400　0.5先１着　09年欅Ｓ
09-09-09　16頭　東京1600　0.3差２着　09年武蔵野Ｓ
07-08-08　16頭　阪神1800　1.3差10着　09年ＪＣＤ
06-05-05　13頭　京都1800　0.7差４着　10年平安Ｓ
05-05-03　16頭　東京1600　2.1差６着　10年フェブラリー
05-05-05　16頭　東京1600　0.0先１着　10年オアシス
08-06-07　16頭　京都1900　0.8差５着　10年東海Ｓ

上表は、ダイショウジェットに柴山が騎乗したときの詳細データだ。
左から通過順、出走頭数、舞台、着差と着順、レース名を表している。
差し馬のイメージが強いダイショウジェットではあるが、柴山が騎乗したときは意外にも先行策を採っていることが多い。
ただし、1400メートルでも先行しているとは言え、太秦Ｓ（通過順07-06）の前半３ハロン通過が34.8秒、霜月Ｓ（通過順04-02）が34.7秒、ポラリスＳ（通過順03-02）が35.0秒、欅Ｓ（通過順03-03）が35.5秒だったので、平均前半３ハロン34.2秒のプロキオンＳで果たしてどこまで追走できるか。
1400メートルへの距離短縮が爆発することを祈りたい。


◎ダイショウジェット
○グロリアスノア
▲ナムラタイタン
△ティアップワイルド

３連単
◎→○▲→○▲△
○▲→◎→○▲△
○▲→○▲△→◎
１２点　各１００