ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの毎日王冠【1】/過去のラップ傾向と出走馬の解析

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■ラップ検証

1998年 46.0 → 47.2(−1.2) 1.44.9
1999年 47.4 → 46.8(+0.6) 1.45.8
2000年 47.7 → 46.5(+1.2) 1.46.1
2001年 46.7 → 47.0(−0.3) 1.45.3
2003年 46.8 → 47.0(−0.2) 1.45.7
2004年 47.5 → 46.3(+1.2) 1.46.0
2005年 49.2 → 45.3(+3.9) 1.46.5
2006年 46.7 → 46.7(±0.0) 1.45.5
2007年 45.9 → 46.7(−0.8) 1.44.2
2008年 47.7 → 45.3(+2.4) 1.44.6

上表は、中山で行われた2002年を除く、過去10回の前後半4ハロンラップと勝ちタイムだ。
( )内の数字は前半と後半の時計差で、+は後傾、−は前傾ラップを表している。
異例のスローペースだった2005年を除くと、前後半の時計差は例年1.0秒以内に納まっており、極端なラップが刻まれるレースではない。
こういうレースは、前後半4ハロンのラップだけを眺めていても、なかなか傾向が見えてこないもの。
そこで今回は、全体のラップを3ハロンずつに分解し、前半、中盤、上がりの3つに区切ってみた。

1998年 34.6 − 35.2 − 35.1
1999年 35.6 − 35.1 − 35.1
2000年 35.6 − 35.9 − 34.6
2001年 35.0 − 35.0 − 35.3
2003年 35.2 − 35.4 − 35.1
2004年 35.1 − 36.5 − 34.4
2005年 36.9 − 36.0 − 33.6
2006年 34.7 − 36.2 − 34.6
2007年 34.4 − 35.0 − 34.8
2008年 35.8 − 35.0 − 33.8
平均値 35.3 − 35.5 − 34.6

東京芝1800メートルは、テンの3ハロンが2角〜向こう正面、中盤3ハロンが3角手前〜4角、上がり3ハロンが最後の直線という構造。
前半3ハロンの平均タイムは35.3秒だが、これより1.0秒以上の時計差が生じた年は、2005年の36.9秒だけ。
2005年の超スローを例外とすれば、超高速馬場だった昨年の34.4秒から、1999年の35.6秒までの間で落ち着いている。

ちなみに、中盤3ハロンで刻まれたラップは35.0秒〜36.5秒でラップ幅は1.5秒、上がり3ハロンは33.6秒〜35.3秒でラップ幅は1.7秒。
レースの質感は、中盤3ハロン以降から徐々に変化していくようだ。

いずれにしても、確たる逃げ馬が不在で、昨年と同じようにウオッカがハナを叩きそうなメンバー構成。
水捌けのいい東京競馬場。週中に台風の影響があったとはいえ、金曜から日曜にかけて快晴ならば馬場も昨年と同じぐらい絶好のコンディションであろう。
同じような馬場で同じような展開が予測されるなら、やはり昨年のラップ構成を重視するのが筋か。



■カンパニー

57.7 → 11.5−11.7−11.9(35.1) 59.4 → 33.6 13-13-13 0.2差4着 08年東京新聞杯
59.7 → 12.2−11.5−11.6(35.3) 60.2 → 34.9 02-02-02 0.3先1着 08年中山記念
58.8 → 11.2−11.2−12.4(34.8) 59.3 → 34.3 05-05-06 0.0先1着 08マイラーズ
58.7 → 11.3−11.3−12.6(35.2) 61.4 → 33.5 16-16-16 0.0差4着 08年天皇賞秋
61.9 → 12.0−11.3−11.8(35.1) 63.2 → 34.9 02-02-02 0.0先1着 09年中山記念
60.2 → 11.0−11.0−11.7(33.7) 60.9 → 33.0 07-07-06 0.0差2着 09年マイラーズ

60.6 → 12.2−12.2−12.9(37.3) 61.0 → 37.9 03-03-04 0.9差8着 08年宝塚記念
59.3 → 10.5−11.3−12.0(33.8) 60.5 → 33.2 09-09-09 0.5差5着 08年毎日王冠
57.9 → 11.4−11.6−11.7(34.7) 58.8 → 34.1 13-13-13 0.3差4着 08年マイルCS
57.4 → 12.1−11.6−12.4(36.1) 58.3 → 35.5 14-14-14 0.3差4着 09年安田記念
59.0 → 12.7−12.3−12.1(37.1) 60.7 → 35.1 03-04-02 0.4差4着 09年宝塚記念

上は、カンパニーが2008年以降に出走した芝レース11鞍の詳細である。
上段6レースが勝利したか、あるいは着差0.2秒以内の好走レースで、下段5レースが0.3秒差以上負けた凡走レースだ。
左から、レースラップの5F通過、ラスト3ハロンの内訳、レース上がり、自身5F通過ラップ、自身上がり、通過順、着差と着順、レース名を表している。

2008年以降、カンパニーが出走した11レース中、0.3秒差以上負けたのは5レース。
そのうち4レースがG1で、G2以下は昨年の毎日王冠(0.5秒差5着)のみである。
メンバー構成が弱くなる、あるいはトップクラスが全力で仕上げてこないG2までなら、いかなるラップ構成のレースでも常に僅差の上位争いをしているカンパニーだが、昨年の毎日王冠だけはG2にも関わらず、勝ち馬から0.5秒も突き放された。

毎日王冠
59.3−70.8 → 33.8 1.44.6 01-01-01 ウオッカ
60.5−71.9 → 33.2 1.45.1 09-09-09 カンパニー

天皇賞秋
60.0−82.8 → 34.4 1.57.2 07-07-07 ウオッカ
61.4−83.7 → 33.5 1.57.2 16-16-16 カンパニー

ウオッカを基準に考えてみよう。
毎日王冠では、前半5ハロン通過がウオッカより1.2秒遅く、上がりが0.6秒早かったので、その時計差は0.6秒。
天皇賞秋では、前半5ハロン通過がウオッカより1.4秒遅く、上がりが0.9秒早かったので、その時計差は0.5秒。
前半で刻んだ自身ラップと上がりの時計差は、両レースともほとんど同じである。
決定的に違うのは、前半5ハロン通過から残り3ハロン地点に至るまでの中盤で使った脚だ。

毎日王冠
59.3−70.8 → 33.8 1.44.6 01-01-01 ウオッカ
60.5−71.9 → 33.2 1.45.1 09-09-09 カンパニー

天皇賞秋
60.0−82.8 → 34.4 1.57.2 07-07-07 ウオッカ
61.4−83.7 → 33.5 1.57.2 16-16-16 カンパニー

毎日王冠では、残り3ハロン地点に差し掛かる時点での両馬のラップ差は1.1秒であり、前半5ハロン通過時の1.2秒差とそれほど変わっていない。
しかし、天皇賞秋の残り3ハロン地点での両馬のラップ差0.9秒は、前半5ハロン通過時の1.4秒差より0.5秒詰まっている。
毎日王冠のカンパニーは、ウオッカより1.2秒も後方にいながら、同じぐらいギリギリまで脚を溜めていたが、天皇賞秋ではウオッカより早く加速し始めているのだ。

これはつまり、昨年の毎日王冠の位置関係ではウオッカを捕らえることはできないということを、主戦の横山典はすでに理解しているはず。
2008年以降は先行策からしか勝利していない点も含めると、昨年の中山記念で初騎乗にも関わらず思い切った脚質転換から勝利に導いた横山典である。
カンパニーも、ウオッカ同様に持ち前の切れ味を駆使すれば、難なくスタートダッシュを決めることが可能な馬。
今年は積極的に前へ行く可能性もあるが、理想はやはり好位追走か。



■ヤマニンキングリー

60.8 → 12.1−11.8−12.0(35.9) 62.4 → 34.6 11-11-11 0.1差3着 08年きさらぎ賞
61.4 → 11.3−11.3−11.8(34.4) 61.9 → 34.0 06-05-03 0.0先1着 08年中日新聞杯
59.7 → 11.7−11.5−12.6(35.8) 60.5 → 35.0 08-09-07 0.0差2着 09年中山金杯
58.4 → 11.7−11.4−11.8(34.9) 59.3 → 33.9 06-06-05 0.1差2着 09年小倉大賞典
59.2 → 12.5−12.0−12.4(36.9) 59.9 → 36.7 07-03-03 0.1差2着 09年中京記念
60.2 → 11.9−11.8−12.5(36.2) 60.8 → 35.8 04-03-03 0.0先1着 09年札幌記念

58.3 → 11.9−11.3−12.0(35.2) 58.8 → 36.0 03-07-06 1.3差7着 07年朝日杯FS
59.0 → 11.8−11.3−12.2(35.3) 59.6 → 35.4 08-08-09 0.6差4着 08年毎日杯(鼻出血)
61.3 → 11.2−11.9−12.6(35.7) 62.1 → 35.6 07-09-07 0.7差8着 08年神戸新聞杯
58.8 → 11.5−12.1−11.7(35.3) 62.2 → 35.9 10-06-07 1.1差9着 08年菊花賞

上は、ヤマニンキングリーが2008年以降に出走した芝レース10鞍の詳細である。
上段6レースが馬券圏内に好走したレース、下段が0.6秒差4着以下に敗れた4レースだ。
左から、レースラップの5F通過、ラスト3ハロンの内訳、レース上がり、自身5F通過ラップ、自身上がり、通過順、着差と着順、レース名を表している。

これらを見る限り、レースラップや自身ラップに明確な好走、凡走パターンが見当たらない。
ラストが落ち込む質感のレースでも、早いラップが連発してフィニッシュするレースでも安定した成績を残している。
この馬の場合、好走と凡走の境目はレースの後半5ハロンで刻まれた加速ラップにあるようだ。

12.1 → 11.8 0.3秒 0.1差3着 きさらぎ賞
11.7 → 11.3 0.4秒 0.0先1着 中日新聞杯(最加速は5→6Fで入った13.0→12.0の1.0秒)
11.7 → 11.5 0.2秒 0.0差2着 中山金杯(最加速は5→6Fで入った12.1→11.4の0.7秒)
11.7 → 11.4 0.3秒 0.1差2着 小倉大賞典
12.5 → 12.0 0.5秒 0.1差2着 中京記念
12.1 → 11.9 0.2秒 0.0先1着 札幌記念

11.9 → 11.3 0.6秒 1.3差7着 朝日杯FS
11.8 → 11.3 0.5秒 0.6差4着 毎日杯
12.4 → 11.9 0.5秒 0.7差8着 神戸新聞杯
12.9 → 12.0 0.9秒 1.1差9着 菊花賞

凡走4レースの加速ラップが0.5〜0.9秒だったのに対して、好走6レースは0.2〜0.5秒の加速に留まっている。
好走レースの中で唯一、0.5秒の加速ラップが入った中京記念も、ラスト3ハロンの推移は12.5−12.0−12.4の持久戦。
以上のことから、ヤマニンキングリーの好走と凡走を占う基準は、前半のラップや上がりの早い遅いではなく、レース後半で急加速を必要とするラップ構成だったかどうか、にあるようだ。
昨年のような、11.5→10.5という1.0秒もの急加速ラップが入るような展開になると厳しいか。



■スマイルジャック

60.8 → 12.1−11.8−12.0(35.9) 62.0 → 35.0 06-06-04 0.1差3着 08年きさらぎ賞
60.8 → 12.0−11.6−12.0(35.6) 61.0 → 35.4 01-02-02 0.0先1着 08年スプリングS
60.8 → 11.8−12.2−12.4(36.4) 61.2 → 35.5 03-03-03 0.2差2着 09年日本ダービー
60.2 → 11.0−11.0−11.7(33.7) 60.5 → 33.4 03-03-03 0.0差3着 09年マイラーズ
59.0 → 11.3−10.7−11.7(33.7) 60.2 → 32.5 12-12-14 0.2先1着 09年関屋記念

61.4 → 11.2−11.5−12.5(35.2) 61.7 → 35.8 03-02-03 0.9差9着 08年皐月賞
61.3 → 11.2−11.9−12.6(35.7) 61.5 → 36.4 02-02-02 0.8差9着 08年神戸新聞杯
58.8 → 11.5−12.1−11.7(35.3) 61.7 → 38.4 03-02-01 3.2差16着 08年菊花賞
57.9 → 11.4−11.6−11.7(34.7) 58.3 → 34.9 05-05-05 0.6差11着 08年マイルCS
57.4 → 12.1−11.6−12.4(36.1) 58.3 → 36.4 16-16-14 1.2差9着 09年安田記念

12.1 → 11.8 0.3秒 0.1差3着 08年きさらぎ賞
12.5 → 12.0 0.5秒 0.0先1着 08年スプリングS
12.2 → 11.8 0.3秒 0.2差2着 09年日本ダービー(最速は6→7Fの12.8→12.3)
11.9 → 11.0 0.9秒 0.0差3着 09年マイラーズ
12.1 → 11.3 0.8秒 0.2先1着 09年関屋記念

12.3 → 11.2 1.1秒 0.9差9着 08年皐月賞
11.6 → 11.2 0.4秒 0.8差9着 08年神戸新聞杯
12.9 → 12.0 0.9秒 3.2差16着 08年菊花賞
11.6 → 11.4 0.2秒 0.6差11着 08年マイルCS(最速は4→5Fの11.9→11.6)
12.1 → 11.6 0.5秒 1.2差9着 09年安田記念

加速ラップ1.1秒の皐月賞、0.9秒の菊花賞で大敗したのに対し、加速ラップ0.3秒のダービーでは2着に踏ん張っているように、昨年までは瞬発力勝負よりも持続ラップを得意としていた。
しかし、今年に入ってからはそれが逆転し、加速ラップ0.9秒のマイラーズCでタイム差なし3着、0.8秒の関屋記念でヒカルオオゾラを0.2秒突き放すなど、切れ味勝負にも対応できるようになっている。

馬体のことは詳しくないのだが、馬というのは基本的に前肢から先に発達し、後肢は時間をかけて徐々に成長していくらしい。
昨年の皐月賞を特集した雑誌に書かれていたスマイルジャックの馬体評を読むと、『他馬より後躯の面積が広く、全体的に均整のとれた作り』とある。
この広い面積を有する後躯の筋肉が成長していくに伴って、徐々に切れ味が搭載されていったとすれば?

実際、後肢の急発達によって、持続型から瞬発力タイプにシフトする馬が存在するかどうかは分からないが、昨年と今年のレース内容を見る限り、スマイルジャックのスペックに変化が生じているのは明らか。
今のスマイルジャックなら、昨年のような瞬発力勝負になっても対応できそうではあるが・・・

60.8 → 35.9(62.0 → 35.0) 0.1差3着 08年きさらぎ賞
60.8 → 35.6(61.0 → 35.4) 0.0先1着 08年スプリングS
60.8 → 36.4(61.2 → 35.5) 0.2差2着 09年日本ダービー
60.2 → 33.7(60.5 → 33.4) 0.0差3着 09年マイラーズ
59.0 → 33.7(60.2 → 32.5) 0.2先1着 09年関屋記念

61.4 → 35.2(61.7 → 35.8) 0.9差9着 08年皐月賞
61.3 → 35.7(61.5 → 36.4) 0.8差9着 08年神戸新聞杯
58.8 → 35.3(61.7 → 38.4) 3.2差16着 08年菊花賞
57.9 → 34.7(58.3 → 34.9) 0.6差11着 08年マイルCS
57.4 → 36.1(58.3 → 36.4) 1.2差9着 09年安田記念

ただし、気がかりな点がひとつ。
これまで、スマイルジャックが好走してきたレースは、すべて自身ラップの前半5ハロン通過が60秒以上かかっているのだ。

前半5ハロンを60.5秒で折り返したマイラーズCでは、スーパーホーネットやカンパニーらG1級を相手にタイム差なしの3着に健闘したのに対し、前半5ハロン通過58秒台を余儀なくされた昨年のマイルCSや今年の安田記念では、見せ場なく大敗を喫している。
G2とG1の違いがあるとは言え、もし仮にスマイルジャックがマイラーズCや関屋記念で見せた切れ味を駆使するために、前半5ハロンで60秒以上の溜めが必要なのだとしたら、開幕週で行われる毎日王冠においては致命的な弱点となってしまう。

なぜなら、昨年の毎日王冠でスーパーホーネットを凌ぐ上がり33.2秒で追い込むも、まったく届かなかったカンパニーの自身5ハロン通過ラップが60.5秒。
これと同じぐらい溜めないと切れない脚なら、昨年のカンパニー同様、逃げ馬を捕らえるのは至難の業だが。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

競馬・ダメ予想家のダメダメ理論 更新情報

競馬・ダメ予想家のダメダメ理論のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング