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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのダービー卿CT【1】/非常識になろう

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ダービー卿CTは、非常識なレースである。
ハンデ戦となった2002年以降、近7回の勝ち馬は2、7、11、3、7、7、4番人気。
それに対して、1番人気馬の成績は10、6、3、5、11、7、8着で、一度も連対できていないのだ。
ここまで馬券購入者の支持率と結果が直結しないということは、一般的な解釈や常識的な切り口では通用しないということであろう。

非常識なレースを攻略するには、常識をいったん捨てる必要がある。
ただし、常識を覆して非常識になるには、誰よりも常識を知っていなければならない。

な〜んて、人一倍常識知らずかつ無神経な私が、また偉そうなことをのたまっちゃいました。
まぁ今週は、とにかく慎重に、かつ丁寧に検証を重ねていこうと言うことで。



■ラップと上がり

2002年 34.4 − 22.7 − 35.3(34.7/8着) 1.32.4【−1.1】 良
2003年 34.8 − 22.9 − 36.2(35.4/4着) 1.33.9【±0.0】 重
2004年 34.2 − 22.7 − 36.5(35.1/2着) 1.33.4【−1.1】 良
2005年 34.9 − 22.9 − 34.5(34.0/2着) 1.32.3【−0.9】 良
2006年 35.1 − 23.0 − 34.3(33.1/5着) 1.32.4【−0.9】 良
2007年 35.0 − 22.7 − 35.4(34.5/3着) 1.33.1【−0.9】 良
2008年 36.0 − 23.6 − 34.6(33.6/8着) 1.34.2【−0.6】 良
平均値 34.9 − 22.9 − 35.2

上表は、ハンデ戦で行われるようになった2002年以降のラップだ。
左から、前半3ハロン、中盤2ハロン、上がり3ハロン、上がり最速、最速馬の着順、勝ちタイム、馬場差補正値、馬場状態を表している。

冒頭でも述べたように、ダービー卿CTは荒れる重賞として有名だが、その理由のひとつにレースの質感が毎年違う、ということが挙げられるだろう。
例えば、35.0 → 35.4のイーブンペースに流れた一昨年に対して、2004年は34.2 → 36.5という前後の時計差2.3秒の前傾ラップ。
そうかと思えば、昨年は36.0 → 34.6の後傾ラップであった。
勝ち時計も、2006年が1分32秒4、2007年が1分33秒1、そして昨年が1分34秒2と、近3回だけでも約1秒ずつの差異が生じているのだ。
馬場差が影響していることも考え、直近レースの時計を比較してみたが、それほどの時計差はなかった。
そのせいか、前年の好走馬が不振なのもこのレースの特徴で、2005年の1番人気マイネルソロモンを筆頭に、ことごとくリピーターが馬群に沈んでいる。

前半と上がりが年によって変化しているのに対して、中盤2ハロンのラップは毎年22.7〜23.0秒で安定しており、1ハロン平均は11.2〜11.5秒。
昨年だけは、異例の23.6秒が刻まれたが、これはあくまでイレギュラー。
中盤2ハロンは、基本的に22秒台で駆け抜けていくと考えておいて問題はないだろう。
中山芝1600メートル(外回り)は、スタートから4コーナー手前(残り600メートル地点)までの間に、約2メートルの坂を下ってくる構造だが、その傾斜が最も大きくなるのは2〜3ハロン地点。
ここでラップは最速を計時し、その勢いのまま中盤2ハロンに突入していくため、道中で息が入りにくく、1000メートル通過ラップは毎年57秒台を刻む。
基本的には前傾ラップになりやすいコースで、平均タイム35.3秒が示す通り、上がりも時計がかかる傾向だ。

2002年 34.4 → 35.3 1着 35.0(4位) 2着 35.2(7位) 3着 35.0(4位)
2003年 34.8 → 36.2 1着 35.8(2位) 2着 35.9(6位) 3着 35.8(2位)
2004年 34.2 → 36.5 1着 35.8(3位) 2着 35.1(1位) 3着 36.2(7位)
2005年 34.9 → 34.5 1着 34.5(5位) 2着 34.0(1位) 3着 34.5(5位)
2006年 35.1 → 34.3 1着 33.2(2位) 2着 33.7(7位) 3着 33.8(9位)
2007年 35.0 → 35.4 1着 34.6(2位) 2着 34.7(3位) 3着 34.5(1位)
2008年 36.0 → 34.6 1着 34.6(13位) 2着 34.2(6位) 3着 34.6(13位)

上表は、過去7年の3着以内馬の上がりと、上がり順位を比較したもの。
上がり1位が勝ったことは一度もなく、連対も7回中わずか2回だけで、基本的に切れ味自慢にはつらいレースだ。
だが、上がり1〜2位が揃って馬券圏から消えたのは2002年と2008年のみで、過去7回の連対馬14頭のうち8頭は、上がり最速から0.5秒以内の上がりを示していた。
このことからも、前半の先行争いでそれなりの位置取りを確保することができ、かつ上がりでも早い脚が使える平均ラップ型の馬が最も理想的だ。
ラップバランスがテンや上がりに傾く極端なタイプは割引きが必要かもしれない。



■通過順位と枠順

2002年 1着 03-05-04 2着 03-02-01 3着 07-08-07 15頭
2003年 1着 06-07-04 2着 02-04-07 3着 06-08-07 14頭
2004年 1着 09-09-05 2着 14-14-13 3着 06-04-05 15頭
2005年 1着 04-02-02 2着 13-12-13 3着 04-05-03 16頭
2006年 1着 10-08-07 2着 06-05-04 3着 03-03-02 16頭
2007年 1着 08-09-07 2着 08-10-10 3着 13-15-15 15頭
2008年 1着 03-01-01 2着 02-04-03 3着 10-02-02 16頭

上表は、過去7年の3着以内馬の通過順位だ。
逃げ馬の台頭は一度もなく、3角5番手以内の先行馬が全21頭中11頭。
3角6〜10番手の差し馬が7頭、3角11番手以降の追い込み馬が3頭となっており、全体の半数を先行馬が占めている。

次に、枠順の好走率を見てみよう。
一般的に中山芝マイル戦は、終始コーナーを回るような構造をしているため、内枠が絶対的に有利と言われている。
事実、朝日杯FS近5回の1〜3着馬の枠順は、4→4→1、6→3→4、2→5→6、1→2→4、2→6→3で、外枠はまったく出番がない。
京成杯オータムHも、7→1→2、2→4→7、4→3→7、1→2→3、8→2→2と、わずかに外枠も健闘しているとはいえ、やはり内枠の好走率が目立つ。
さらにニュージーランドTは、2→1→3、4→6→5、1→7→6、3→2→6、2→6→4で決着しており、5枠より外枠から勝ち馬は出ていない。
では、これらのレースと同舞台のダービー卿CTも同様に、内枠が毎年好走しているかと言うと・・・

1999年 4枠 → 7枠 → 3枠
2000年 7枠 → 6枠 → 4枠
2001年 5枠 → 6枠 → 8枠
2002年 4枠 → 7枠 → 7枠
2003年 7枠 → 2枠 → 8枠
2004年 6枠 → 7枠 → 2枠
2005年 3枠 → 7枠 → 1枠
2006年 6枠 → 5枠 → 3枠
2007年 6枠 → 2枠 → 1枠
2008年 8枠 → 3枠 → 7枠

1枠【0.0.2.11】
2枠【0.2.1.15】
3枠【1.1.2.16】
4枠【2.0.1.19】
5枠【1.0.0.17】
6枠【3.2.0.14】
7枠【2.4.2.12】
8枠【1.0.2.16】

上は、ダービー卿CT過去10回の1〜3着馬の枠順と、枠順別成績である。
3着以内馬30頭中、有利なはずの4枠より内側の枠だったのは、わずか12頭しかいない。
残る過半数の18頭は、5枠より外側の枠であり、特に6枠と7枠の連対率は極めて優秀だ。
内枠がまったくダメと言うわけではないが、他の中山芝マイル重賞と比べると、明らかに外枠の好走率が跳ね上がっているのが分かる。

この原因については、まだ明確な解答を発見できていないのだが、昨年の回顧で書いたように、AコースからBコースへの移行が影響しているのではあるまいか。
つまり、芝コースは内側から踏み荒らされていき、開催が進むごとにそれが徐々に外へとスライドしていく。
Aコースも4週目に入ると、ほとんどの騎手が内側を走ろうとしなくなり、3〜4頭分ほど外側を選ぶようになるのだ。
こうして、馬場は最内から真ん中へ向かって荒れてくるわけだが、この前提事項を踏まえて、仮柵が3メートル外側に移動したとすれば、芝が最も無傷な状態を保っているのは馬場の大外ということになる。

ただし、最後の直線では全馬が横一線に広がるため、言われるほど馬場の荒れ方に内外の差はない。
内と外の馬場状態に最も差が生じるポイントは、実は向こう正面である。
向こう正面は、馬群が最も縦長になる箇所であり、それだけ内を通る馬の数がホームストレッチより多くなるのだ。
特に、中山外回りの向こう正面はほとんどカーブ状の形態をしているので、わざわざ距離ロスをしてまで外を通るバカはいない。
すなわち、それだけ向こう正面の外側は、ほとんど無傷の状態を維持しているとは考えられないだろうか。

ダービー卿CTが、なぜ中山のマイル戦でありながら外枠の好走率が高いのか・・・。
昨年の回顧で、ボクはひとつの仮説を立てた。

『スタートしてすぐ向こう正面を迎える中山マイル戦は、開催が進んで馬場の内が荒れ始めると、最初の先行争いで無傷の外側を通れる馬が有利である』

コーナーリングで多少の距離ロスがあったとしても、圧倒的に綺麗な馬場を通ってこれる外枠のほうが負担が少ないのではないか、という一応の常識を踏まえた上での非常識な理論だ。
果たして、正しいのか否か・・・今回は、ツッコミどころ満載の検証になりそうだなぁ。

コメント(13)

毎年2、よく高配当=上位人気馬が絡みにくいレースって、毎回なんでそのような結果になるんだろ?と、疑問に思ってました。
単純にメンツにハンデ差くらいで何故毎年2荒れるのかと‥。
素人目線の僕がバカな盲点で思ったことですが、メンツやハンデ差も重要だと思ってますが、なんでこの時期に行われるダービー卿が?とか。あせあせ(飛び散る汗)
時期やこの時期の馬の体調?たらーっ(汗)
次週からゎ大きなレースが控えてるからJRAの企みか〜とか。あせあせあせあせ

などという、くだらない点を考えたりもしてました考えてる顔あせあせ(飛び散る汗)

なるほど電球
馬場が重要なことかもしれませんね。
ノブ屋さんがおっしられてる外枠説ぴかぴか(新しい)

参考になりますウインク

中山のコースってゎなにかしら難しい過酷なコースですよね。
>みっちさん

外枠有利説は、あくまで仮説にすぎないですから。
ただ、ダービー卿だけが顕著に数字に顕れているのは、何か理由があるからでしょうね。
>タクティクスさん

そうですね。
東風S組は好走率が高いレースです。
しかも、上位争いした馬ばかりでなく、惨敗から巻き返してくる馬も多いので、今年も注目ですね。
□1枠 1番 [逃先・・]
 ウマショウワモダン
   牡5 鹿毛
 騎 蛯名正義(56.0kg)
 調 杉浦宏昭[東]

□1枠 2番 [・先差・]
 ウママイネルスケルツィ
   牡6 鹿毛
 騎 松岡正海(56.0kg)
 調 稲葉隆一[東]

■2枠 3番 [・先・・]
 ウママヤノツルギ
   牡5 黒鹿
 騎 中舘英二(56.0kg)
 調 梅内忍[西]

■2枠 4番 [・・差追]
 ウマタケミカヅチ
   牡4 鹿毛
 騎 柴田善臣(56.0kg)
 調 大江原哲[東]

■3枠 5番 [・先差・]
 ウママヤノライジン
   牡8 鹿毛
 騎 藤田伸二(56.0kg)
 調 梅内忍[西]

■3枠 6番 [・・差追]
 ウマトウショウヴォイス
   牡7 黒鹿
 騎 小林淳一(53.0kg)
 調 小桧山悟[東]

■4枠 7番 [・先差・]
 ウマリザーブカード
   牡6 鹿毛
 騎 内田博幸(56.5kg)
 調 栗田博憲[東]

■4枠 8番 [・・差・]
 ウマレオマイスター
   牡4 栗毛
 騎 北村宏司(53.0kg)
 調 古賀慎明[東]

■5枠 9番 [逃先・・]
 ウママイネルレーニア
   牡5 栗毛
 騎 三浦皇成(58.0kg)
 調 西園正都[西]

■5枠10番 [・・差追]
 ウマドリームシグナル
   牡4 栗毛
 騎 石橋脩(54.0kg)
 調 西園正都[西]

■6枠11番 [・・差追]
 ウマキャプテンベガ
   牡6 黒鹿
 騎 吉田豊(56.0kg)
 調 松田博資[西]

■6枠12番 [逃先・・]
 ウママイネルファルケ
   牡4 鹿毛
 騎 津村明秀(54.0kg)
 調 萱野浩二[東]

■7枠13番 [・先差・]
 ウマサイレントプライド
   牡6 栗毛
 騎 後藤浩輝(58.0kg)
 調 国枝栄[東]

■7枠14番 [・先・・]
 ウマレッツゴーキリシマ
   牡4 鹿毛
 騎 幸英明(55.0kg)
 調 梅田康雄[西]

■8枠15番 [・先差・]
 ウマショウナンアルバ
   牡4 鹿毛
 騎 吉田隼人(55.0kg)
 調 二ノ宮敬[東]

■8枠16番 [・・差・]
 ウマニホンピロリビエラ
   牡7 鹿毛
 騎 柴山雄一(54.0kg)
 調 大橋勇樹[西]



枠順が確定しました。
ひゃ〜、こりゃすごい好枠に入ったなぁ。

>かぷさん

外枠有利説は仮説だし、数ある波乱要因のひとつにすぎませんから、それほど重視しなくてもいいかもしれません。
つまり、すごく気になる馬がいて、仮にその馬が最内枠に入ってしまったからと言って、大きく評価を下げる必要はないと思います。

詳しくは【2】で書きますが、かぷさんがおっしゃった時期。
これも重要な波乱要因のひとつみたいですね。
>ブラぺにぃさん

前回に引き続き、ナニ様だよって話ですよね。
どうも、酒が入った夜に書く文章は気ばかりが大きくなってダメです。
重ね重ねですが、どうかこれは忘れて下さい。

ボクも常識をろくに学んでこなかったので、行き当たりばったりの非常識しか出来ません。
だから、開き直って堂々と狂気の◎を打とうと思ったんですが・・・・・・

東スポの印を見る限り、ボクが狙ってる馬はどうも人気になるみたいです考えてる顔
嘘だろ〜、絶対に無印だと思ったのに。

本当にこの印通りの人気になるのなら、リピーターを狙うのもアリ?
いやぁ、今回はさすがに難しい。
>ブラぺにぃさん

そう言って頂けると救われます。
いつも、ここで言い放った言葉を、いちいち後悔してる小心者のナニ様なんで・・・考えてる顔

昨年が異例のスローペースでしたからね。
今年は、レッツゴーキリシマ、マイネルファルケ、サイレントプライドらが揃って外枠を引いたばかりでなく、最内枠のショウワモダンは2角で包まれるのを嫌うでしょうから、テンから押して行くはずです。
まぁ、蛯名だから出遅れて一巻の終わり・・・という可能性はありますが、多少出負けしても二の脚で前に出すだけの先行力はたぶんありますよね。

ショウワモダンがある程度早く出していくとなれば、それに被せて逃げようとするレーニアは、さらに早いラップを刻む?
このあたりの出入りは分かりませんが、ボクもハイペースを想定しています。

となれば、NHKマイルでボクが◎を打ったあいつとかはどうかなぁ? ダメかなぁ。

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