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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのジャパンカップ【3】/今回は特に長いです

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◆天皇賞・秋

今年の天皇賞秋は、最後の直線で有力馬の着順に大きな影響を及ぼすほどのアクシデントが発生し、横の比較が困難な結果となった。
有力馬の中では、唯一と言っていいほど不利とは無縁の位置で競馬をし、見事春秋連覇を達成したメイショウサムソンは、このレースでいったいどれだけのレベルを示したのだろうか。

2003年 56.9 → 61.1 − 49.3 − 37.1(33.1/2着) 1.58.0 良 シンボリクリスエス
2004年 60.1 → 58.8 − 47.0 − 35.1(34.4/1着) 1.58.9 稍 ゼンノロブロイ
2005年 62.4 → 57.7 − 45.4 − 33.6(32.7/1着) 2.00.1 良 ヘヴンリーロマンス
2006年 58.8 → 60.0 − 47.9 − 35.6(34.2/3着) 1.58.8 良 ダイワメジャー
2007年 59.6 → 58.8 − 46.9 − 35.0(34.4/4着) 1.58.4 稍 メイショウサムソン

上表は、今年も含めた過去5年に行われた、秋天のラップ詳細だ。
左から、前半5ハロン通過 → 後半5ハロン − 上がり4ハロン − 上がり3ハロン(上がり最速/最速馬の着順)、勝ちタイム、馬場状態、勝ち馬を表わしている。

同じ稍重ということもあってか、今年のラップ構成は2004年のそれに酷似。
前半5ハロン通過が0.5秒差、後半はまったく同じ58.8秒を計時し、レースの質感が重なる。
ご存知の通り、2004年の勝ち馬ゼンノロブロイは、この後JC、有馬記念を制し、秋の古馬G1完全制覇を成し遂げた。
今年と2004年の馬場に大きな差がないという裏づけが得られれば、メイショウサムソンのJC制覇の可能性を強く後押しできるのだが・・・。

芝2000/古馬1000万下
2004年 62.1 → 35.3 2.01.8
2007年 61.3 → 34.8 2.00.1

芝1400/2歳500万下
2004年 46.7 → 36.2 1.22.9
2007年 48.6 → 34.3 1.22.9

上表は、2004年と今年の秋天当日に行われた、同条件レースのラップを比較したものだ。
前後半の時計差や勝ちタイムの時計差にバラつきがあり、一目で比較するのは難しいので、いくつかのアプローチから馬場差を検証してきたい。

まず、両レースで最速を計時したラップタイムを比較してみよう。
芝2000戦では、2004年がラスト2ハロン目の11.2秒、今年がラスト3ハロン目の11.0秒。
芝1400戦では、2004年がラスト3ハロン目の11.4秒、今年がラスト3ハロン目の11.4秒。
最速ラップが刻まれたタイミング、数字ともに両者とも似ている。

次に、上がり最速タイムに注目してみた。
芝2000戦では、2004年が34.3秒、今年が34.3秒。
芝1400戦では、2004年が34.2秒、今年が34.0秒。
まったくと言っていいほど、同じ数字を示した。
以上のことから、1000万条件の芝2000戦で生じた勝ちタイムの1.7秒差は、馬場差によるものではなく、ペース差の影響が原因だったと考えられる。

ここまでの検証で、2004年と今年は道中のラップ、勝ちタイムが酷似していて、馬場による時計の出方にも大きな差がないことは分かった。
では、最後に上位に入った馬たちのレベルを確認してみたい。

2004年
1着 ゼンノロブロイ…………JC1着
2着 ダンスインザムード……マイルCS2着
3着 アドマイヤグルーヴ……エリザベス女王杯1着

2007年
1着 メイショウサムソン……???
2着 アグネスアーク…………マイルCS4着
3着 カンパニー………………マイルCS5着

2004年の2着馬ダンスインザムードは、次走のマイルCSでデュランダルから0.3秒差の2着。
それに対して、今年は2、3着馬がマイルCSに参戦し、ともに掲示板を確保するも連対からは外れた。
単純にマイルCSの着順だけで比較してしまうと、わずかな差ではあるが2004年のほうが高いレベルを示していたと言わざるを得ないだろう。

ただし、走破タイムでの比較では話が変わってくる。
2004年のダンスインザムードが1分33秒3だったのに対して、アグネスアークは1分32秒8、カンパニーが1分33秒0であった。
両馬が秋天でマークした走破タイム1分58秒8が、ゼンノロブロイより0.1秒早かったことを考えると、計算上この時計差は辻褄が合うのだ。

当コミュの結論としては、今年の秋天でメイショウサムソンが示した内容は、2004年のゼンノロブロイをわずかに超えるレベルだったと判断。
だが、もうひとつ重大な問題がある。JCで迎え撃つ相手関係だ。

2004年のJC出走馬中、ロブロイ以外のG1馬はヒシミラクルとデルタブルースの2頭だけで、その後国内でG1を勝った馬は、この頃まだ本調子ではなかった10着ハーツクライのみであった。
それに比べて今年のメンバーは、宝塚記念でサムソンを下したアドマイヤムーン、ダービー馬ウオッカ、昨年の女王で今年も2着に健闘したフサイチパンドラ、皐月賞馬ヴィクトリー、さらにディープインパクトの2着歴を持つインティライミとドリームパスポートなど、層の厚さは比べるまでもない。
今回、圧倒的な人気を背負いそうなサムソンだが、ロブロイほどたやすく王道G1連勝ができるような甘い状況ではなさそうだが・・・。



◆宝塚記念

現役最強クラスが顔を揃えた究極の持久戦ということで、近年最高レベルの戦いだったと高評価を得ている今年の宝塚記念。
渋った馬場ながら、前半5ハロン通過がマイルCSより0.5秒も速い57.5秒をマークし、数字上はかなり過酷な戦いだったはずだが、果たして本当にそうだったのだろうか?

2003年 59.4 → 60.6 − 48.8 − 36.9(35.6) 2.12.0 良
2004年 58.5 → 60.1 − 48.2 − 36.1(34.5) 2.11.1 良
2005年 59.9 → 59.8 − 47.8 − 36.1(35.2) 2.11.5 良
2006年 60.2 → 60.1 − 47.7 − 35.8(34.9) 2.13.0 稍重
2007年 57.5 → 62.6 − 49.9 − 36.9(36.2) 2.12.4 稍重

上表は、過去5年間の宝塚記念のラップ比較だ。
左から、前半5ハロン通過 → 上がり4ハロン − 上がり3ハロン(上がり最速)、勝ち時計、馬場状態を表わしている。
京都開催だったとはいえ、ディープインパクトが圧勝した昨年も朝から雨が降り続く中での稍重馬場だったが、今年は1000メートル通過で2.7秒、勝ち時計で0.6秒上回っていた。
良馬場だった他の年と比べてみても、前半5ハロン通過は今年が圧倒的に早く、それでいて勝ち時計にそれほど大きな差がないということは、それだけのレベルを示したことにはなるのだが・・・。
例によって、当日に行われたレースの比較から、馬場状態を確認してみよう。

芝1200/古馬1000万下
2003年 34.2 → 35.4 1.09.6 良
2004年 34.0 → 35.3 1.09.3 良
2005年 33.8 → 35.6 1.09.4 良
2006年 34.8 → 35.3 1.10.1 稍
2007年 34.5 → 35.1 1.09.6 稍

芝1600/古馬500万下
2003年 46.9 → 35.8 1.34.6 良
2004年 48.0 → 35.1 1.34.9 良
2005年 47.5 → 35.5 1.35.0 良
2006年 47.2 → 35.8 1.34.6 良
2007年 46.7 → 35.4 1.34.1 稍

宝塚記念当日に、比較サンプルとして共通の条件を満たすレースがなかったため、翌週や前週にスライドしてはいるが、過去5年の時計傾向に大きな変化はない。
それどころか、古馬500万条件の芝1600戦の比較では、他のサンプルレースがすべて良馬場であるにも関わらず、稍重の今年は過去5年で最速の時計をマークしているのだ。
つまり、今年の宝塚記念は稍重ではあったが、良馬場並に時計が出やすい馬場状態だったことを意味している。

さらに、同じ稍重だった昨年との比較に関しても、サンプル2レースでともに0.5秒の時計差が生じていることから、今年と昨年の走破タイム0.6秒差は、馬場差がもたらしたタイム差であると言えよう。
従って、今年の宝塚記念は馬場差による時計の補正を加えず、数字通り比較するのが妥当だ。
となれば、今年の宝塚記念はレベル的に大したことがない・・・? そう結論づけるのは早い。

2003年 3着(0.2秒差)、5着(0.3秒差)、11着(1.5秒差)、15着(2.0秒差)、16着(2.5秒差)
2004年 1着(0.3秒先)、2着(0.3秒差)、7着(1.3秒差)、10着(1.6秒差)、14着(2.8秒差)
2005年 3着(0.2秒差)、7着(1.2秒差)、12着(1.5秒差)、13着(1.8秒差)、15着(2.0秒差)
2006年 3着(0.8秒差)、4着(1.1秒差)、7着(1.6秒差)、8着(1.8秒差)、12着(2.1秒差)
2007年 14着(3.6秒差)、15着(4.9秒差)、16着(5.1秒差)、17着(5.8秒差)、18着(8.2秒差)

上表は、過去5年の宝塚記念で、3角5番手以内にいた馬たちの着順と着差を並べたものである。
例年、先行馬のうちどれか1頭は馬券圏内に残るレースなのだが、今年は大惨敗。
その着差も、過去5年間の先行馬で最低着順だった馬の平均着差2.3秒差から、さらに1秒以上の開きがある有様だ。
ではなぜ、先行勢が揃ってこれだけ大敗したのかと言えば、それだけ前にとって厳しい流れだったからであろう。

数字だけでは分からない過酷さ、それが今年の宝塚記念には間違いなくあった。
レース終盤で面白いように前が崩れていく展開、仕掛けを遅らせれば遅らせるほど有利だった今年の宝塚記念において、3角11番手→4角2番手のメイショウサムソン、3角13番手→4角6番手のアドマイヤムーンは、現役最強たる仕事を十分にこなしたと言える。
4角11番手のポップロック、4角14番手のアドマイヤフジ、ファストタテヤマとは、着差以上のレベル差があると考えるべきだろう。

時計は平凡ではあったが、今年の宝塚記念は近年屈指の過酷なレース。
そこで、サムソンとの叩き合いを制したアドマイヤムーンが、200メートルの距離延長と府中を苦手とする鞍上だけが理由で人気落ちするとしたら、それは過小評価ではないだろうか。


今回は、慎重になりすぎるあまり、いつにも増して長くなってしまい、申し訳ございません。
文章まとめるのが下手なので、次からはコンパクトにまとめられるよう努力いたします。
って、いつもこんなん言ってますけど。

コメント(4)

・JCダート
◎ヴァーミリアン

・JC
◎アドマイヤムーン


両方ともに複勝。


久々、店長から頼まれた3連単。
ノム予定ですが・・

JCダート
8マルチ
1,4,6,12,14流しの60点。



>びっくらこい太さん

いつも、参考になる見解ありがとうございます。

確かにポップは、前走出遅れが痛かったですよね。
スタートで前につけて粘り込む形に持っていかないと、あの距離であの位置では競馬にならなかったでしょう。
距離伸びて条件好転、怖い1頭ではありますが、究極の持久戦となった宝塚記念で案外だったのが気になるところ。
あのときの上位陣で最も長距離適正があるはずだったポップが、最後あの脚しか使えなかったのは、意外とスタミナ型ではない?
目黒記念も昨年の有馬も、すべてスローからの瞬発力勝負。
今年は、こい太さんのおっしゃる通り、昨年よりも早い流れになるとボクも思っているので、切ることにしました。

アドマイヤムーンは、ダービー時のオーラの位置で競馬をするってことないですかね?
ちょうどサムソンを見ながら、それでいて前すぎず、後ろすぎず。
あのときの岩田は、向こう正面からすでにちょっとずつ脚を溜めてました。
その通過順位が05-06-07-09であり、オーラに2400は長すぎることを知ってたんですね。
今回のムーンも、このメンバーを相手に2400は厳しい。
宝塚のときのように、サムソンの仕掛けを見ながら、ワンテンポ遅らせて追い出しを開始するはずです。このタイミングは、早すぎても遅すぎてもダメ。
テン乗りの宝塚でそのタイミングが分かったのだから、今回も大丈夫でしょう。
つか、岩田は府中が苦手ってよく聞きますが、本当にそうなんですか?


>DEPTさん

どっちも堅そうな馬ですが、意外と複勝つくかもですね。
特にムーンは、距離延長が嫌われてるのか、今年唯一サムソンを下した馬なのに人気ないですよね。
宝塚であんだけ強い競馬ができた馬だから、同じコーナーを4つ回る府中の2400は十分こなせるはずです。
府中は2回しかコーナリングのないマイルが一番過酷で、意外と2400は距離適正が2000前後の馬でも馬券に絡んできますからね。

店長はトウコン軸ですか。
ボクは切りましたが、JBCクラシックの負け組よりは買える馬ではないでしょうか?
まずはダートから。
◎フィールドルージュ
○ヴァーミリアン
▲エイシンロンバード
△フリオーソ
△ドラゴンファイヤー
注フサイチホウオー

こちらには書いてないウマを切った理由を。
メイショウトウコン:東京に相性が悪すぎ。
幸四郎の人気ウマは飛びの危険性大。
サンライズバッカス:フェブラリーSは外の偶数番、オレハらが造ったハイペース、絶好調だったアンカツ、全てのファクターが味方して勝ち取ったもの。今回はアンカツしかない。厳しすぎる。
ワンダーの2頭は騎手で切り(笑)

そんなところっす。

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