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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのスプリンターズS【2】/今年最もハイレベルだったスプリント戦は?

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■どの前哨戦が強かったか(1)

まず、ひとつひとつのレースを検証していく前に、結論だけ述べておきたい。
こと競走馬の総合力が問われたレースという点において、今年最もハイレベルだったスプリント重賞は、高松宮記念とCBC賞である。
高松宮記念については、安田記念の下りでも書いたので、今回はそのときの一文を、そのまま転載したい。


◆高松宮記念

今年の高松宮記念は、電撃のG1の名にふさわしい超ハイペース。
走破タイムこそ、高松宮記念が3月に施行されてから最も遅いタイムだが、今年は重馬場だったため、例年と比較するには時計の補正が必要。
幸い、今年の出走馬の中には、昨年の高松宮記念にも出走している馬が4頭いるので、京王杯SCのときのように、これら4頭で比較をしてみよう。

1.09.3 - 35.1 3着    1.08.3 - 34.4 4着  +1.0 プリサイスマシーン
1.09.5 - 35.5 5着    1.08.0 - 33.9 1着  +1.5 オレハマッテルゼ
1.09.6 - 35.5 8着    1.08.3 - 34.4 3着  +1.3 シーイズトウショウ
1.09.6 - 34.9 10着    1.08.6 - 33.7 9着  +1.0 タマモホットプレイ

左表が今年の走破タイム、上がりタイム、着順。
右表が昨年の走破タイム、上がりタイム、着順、そして昨年と今年のタイム差だ。

4頭の平均タイム差は1.2秒なので、このまま補正を加えると、今年の走破タイムは1分07秒7となり、一気に過去8年で最速の時計に。
いくら何でも、これは補正しすぎでは? と思うかもしれないが、前半と後半3ハロンのタイムを比較してみると、今年のレベルの高さが浮き彫りになる。

2007年 33.8 → 35.1 1.08.9 重
2006年 33.7 → 34.3 1.08.0
2005年 33.3 → 35.1 1.08.4
2004年 32.9 → 35.0 1.07.9

近年の高松宮記念で、最もハイレベルだったのは、サニングデール、デュランダル、キーンランドスワン、ギャラントアロー、シーイズトウショウが上位に入った2004年。
今年は、重馬場という悪条件でありながら、前半3ハロンは昨年とほぼ同タイム、上がり3ハロンは2004年と同タイムで走っている。
平坦なコースながらも、最後までスピードの持久力が試された一戦で、ゴール前に坂がある中山のスプリント戦で問われる資質が、そのまま表れたと言ってもいいだろう。



◆CBC賞

高松宮記念と同じ、中京芝1200メートル、開催8日目のBコースで行われるCBC賞だが、奇しくも今年は馬場状態まで同じ重馬場。
高松宮記念のときは、当日こそ降雨はなかったものの、前日の第6レースから小雨がパラつき、その後に振り出した雨水によって、ダートは不良、芝は重にまで悪化した。
対して、CBC賞当日は朝から雨が降っており、第7レースあたりから晴れ出したものの、金曜、土曜と降雨だったため、芝の状態は相当ひどかったに違いない。

両者の条件は、ほぼ同じ状態だったと考えて差し支えないだろう。
この前提事項を確認したうえで、春のスプリント王決定戦たる高松宮記念と、昨年からG3に降格となったCBC賞を比較してみたい。

33.9 → 35.2 1.09.1 CBC賞
33.8 → 35.1 1.08.9 高松宮記念

前半3ハロン、後半3ハロン、そして走破タイムともに、まるで同じレース。
これはつまり、高松宮記念で問われた資質が、そのままCBC賞でも必要だったことを示している。

では、高松宮記念で2着に好走したペールギュントは、なぜ格が下がったCBC賞で6着に敗れたのか?
答えは簡単。高松宮記念、CBC賞ともに、ペールギュントの走破タイムは1分09秒3。
着順こそ落ちたが、自分の時計だけはしっかり走っているのだ。

これを逆に考えれば、CBC賞でペールギュントに先着した馬のすべてが、高松宮記念で2着争いが可能だったことになる。
特に、4角15番手から上がり34.1秒の末脚で4着にまで追い込んだミスティックエイジは、ともすればスズカフェニックスをも差し切れるのでは? と思えるほど期待値が高かったのだが、残念ながら今回は登録がない。
しかしながら、高松宮記念のスズカフェニックスと比較して、逆転の目がありそうな馬は、この組には何頭かいる。

34.3 → 34.6 1.08.9 スズカフェニックス(高松宮記念)
34.3 → 34.8 1.09.1 ブラックバースピン
34.3 → 34.9 1.09.2 アグネスラズベリ
34.0 → 35.2 1.09.2 ナカヤマパラダイス
34.9 → 34.4 1.09.3 アルーリングボイス

高松宮記念時のスズカフェニックスは、前半34.3秒、上がり34.6秒だった。
CBC賞好走馬で、これと同じ前半3ハロン通過タイムだったのが、ブラックバースピンとアグネスラズベリである。
ブラックバースピンは、上がり34.8秒でスズカとはわずか0.2秒差、アグネスラズベリは、上がり34.9秒の0.3秒差で、ともに春のスプリント王に肉迫する数字だ。

他にも、前半通過がスズカより0.3秒速く、上がりで0.6秒劣ったナカヤマパラダイスや、前半通過がスズカより0.6秒劣ったかわりに、上がりで0.2秒上回ったアルーリングボイスなど、とにかく今年のCBC賞はどの数字を見てもハイレベル。
それは、この後に行われた夏のスプリント戦線で、いかにこの組が活躍したかを見れば一目瞭然だ。

1着・ブラックバースピン/ 函館スプリント3着、キーンランド4着
2着・ナカヤマパラダイス/ アイビスサマーダッシュ2着
3着・アグネスラズベリ / 函館スプリント1着、キーンランド2着
5着・アルーリングボイス/ 北九州記念2着、セントウル4着

今年の秋競馬は、馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れた休養馬の調整に、大きな焦点が集まっている。
本来なら、一戦叩いてからこの舞台に臨みたかったのに、直行せざるを得なかった有力馬が何頭かいるのだ。
高松宮記念で連対した、スズカフェニックス、ペールギュントも例外ではない。

ならば、今年は調整に苦労している高松宮記念上位陣よりも、それと同じレベルを示して、かつ順調に調整されているCBC賞組を狙うのが得策ではあるまいか?

ただ、非常に残念なことがひとつ。
現在のところ、CBC賞で掲示板に載った馬の中で、除外対象じゃないのは、アグネスラズベリただ1頭だけなのだ。
ナカヤマパラダイスは、キャンセル待ち3番目。
ブラックバースピンが、キャンセル待ち6番目。
アルーリングボイスに至っては、12番目でほぼ絶望的。

こうなれば、1頭でも多く出走がかなうことを祈るばかりである。

コメント(2)

去年のスプリンターズs。
なぜに3着にタガノバスティーユが入ったのか・・・
そこを突き詰めていきたいんですよね。
香港馬がいない今回、どのような展開になるかをじっくり考えるとしますね♪
なるほど!
確かに、それもひとつの大きなポイントですよね。
これは、目からウロコな一言!

昨年の1〜5着馬のうち、タガノバスティース以外は、すべて4角4番手以内の先行馬。
まさにバスティースだけが、ほぼ最後方から唯一飛んできた馬。
前走の北九州記念とて、決して本番での好走が期待できる内容ではなかったですもんね。
そしてこれ以降、バスティーユの成績はまったく精彩を欠いている。

う〜ん・・・これは難問ですが、挑んでみる価値はありますね。
もしかすると、今年のレースばかりに目を奪われてると、痛い目に遭いそうな気がします。
昨年のスプリンターズSにこそ、今年のヒントが隠されているのかも。

大きなアドバイス、ありがとうございました!

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